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【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ5【友人・知人】

1 :本当にあった怖い名無し:2008/08/19(火) 21:06:09 ID:3CK9TmjL0
シリーズ物、霊感の強い人にまつわる話を集めるスレです。
考察や、好きな話について語り合いましょう。

・投下歓迎。実話、創作不問。新作も歓迎。
・作品投稿者はトリップ(名前欄に#任意の文字列)推奨。
・話を投下する際はなるべくまとめてから投下しましょう
・sage進行、荒らし煽りはスルーでお願いします。
・他スレへの迷惑が掛かるような過度の勧誘やはご遠慮下さい。


2chオカ板シリーズ物総合倉庫        まとめサイトその2
http://occult.nobody.jp/           http://www35.tok2.com/home/ganbanbee/index.html

洒落コワ投稿掲示板(煽りは嫌、洒落コワまとめに載りたい!と言う人はこちらへ)
http://jbbs.livedoor.jp/study/9405/

前スレ
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/occult/1216318669/

2 :本当にあった怖い名無し:2008/08/19(火) 21:11:04 ID:3CK9TmjL0
前スレが容量オーバーだったので急遽立て。
コピペ荒らしって意外と洒落にならんのね。
コピペシリーズ(自称)をスレ違い(荒らし)と明確にする為にも、シリーズ物の定義をはっきりさせる必要があると思われます。

3 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:31:26 ID:fkpUHwKQ0
>>1->>2
乙。
ageとく。

前スレの
>>879
ありがとうww

>>881
そう。昔の話だ。

さっそく馴れ合いで使ってスマン。

4 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:32:32 ID:fkpUHwKQ0
<整理−1>
翌日、出版社に顔を出し、H先輩に経緯を説明した。先輩は「寺じゃなくて病院を紹介したほうがよかったか」と呆れた。
俺はノイローゼなんかじゃないんだがww
「霊なんてものを信じるヤツは、みんなおかしい」と断言するクソH。実証してやるとばかりに、俺の体験を合理性で解読し始めた。

H「まず、いいか?カリノを見たなんてのはその典型だ。お前は俺から事前に情報を得ていたんだから、具体的にカリノの焼死現場を妄想することは難しくなかったろ?その証拠に、与えなかった情報については何も見てこなかったじゃないか」
俺「見えはしなかったけど、カリノが入れあげてた女性の存在はなんとなく感じましたよ」
H「そのオンナは生きてるか死んでるかもわからないんだぜ。もし生きてたら?お前の霊感とやらがいかに似非か証明されることになるぞw」
相変わらず気に触る言い方で、カリノの件は一蹴されてしまった。

5 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:33:36 ID:fkpUHwKQ0
<整理−2>
俺「それじゃあ白骨のヤツは?俺は、あのトンネルでバラバラ遺体が発見されてたことも知らないうちに、巡査や由香さんのパーツを集め始めたんですが」
H「フラストレーションを発散させるのに、その手の妄想に浸るヤツは珍しくない。お前は一見暴力とは無縁そうだが、内在してる嗜好まではわからんさ」
うーん。。。反論できないな。。。
H「特に馬鹿女のほうは昔の恨みでも引きずってたんだろ。コンビニの店員仲間と話題にしたことによって、リアルに悪感情を思い出したんじゃないのか?」
俺「そこまで激烈な恨みなんか持っていませんよ。ただ、生理的に受け付けなくなっているだけです」
母親と姉を軽蔑している俺は、男に対して誠実にふるまえない由香さんに対しても、同じような感情を抱いてしまうんだ。
H「ま、あの馬鹿女は殺したって死なないから、せいぜいズリネタにでもしてやれ」
歯をむき出して笑うクソHを、俺はまた怒鳴りつけそうになった。

6 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:34:47 ID:fkpUHwKQ0
<整理−3>
H「案外、巡査っていうのにも心当たりがあったりしないか?」
H先輩の突っ込みに、俺は苦笑いしながら頭を掻いた。
俺「実は。。。と言っても、ガキのころのたわいのない話なんですが」
中学生のとき、俺はどちらかといえば悪ガキだった。学校の備品盗んだり、連れを用水に突き落としたり。田舎のノリの範疇だったけど、大人からは煙たがられてた。
ある日、学校からの帰り道に警官の巡回に出くわした。特に悪さはしていなかったと思うが、その巡査は俺のこと知ってたんだろうね。「あんまりふざけたことしたら撃ち殺すぞ」って言って、本当に拳銃を構えてきたんだ。まあ、いま思うと、これもある種のノリだったな。
思いっきり逃げたww いい薬になったよ。

H「お前が腕を引き抜いたのは、その巡査だったのか?」
俺「もっとガタイのいい人だった気がしますが、俺自身が中学から成長してますから。まあ、あんな感じだったかも」
結局、これも説明がついちまったようだ。

7 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:36:06 ID:fkpUHwKQ0
<整理−4>
「じゃあ最後に昨日の件だが」
H先輩は自分のPCのメールボックスを開きながら言った。
「お、来てる来てる。ちょうど俺んとこの顧客だったらしくってな。不審死なんで、担当者が事情を詰めてたとこだったんだ」
着信したメールには『原田園恵の死亡原因について』とタイトルが入っていた。

先輩がクライアントからの出向だっていうのは前述したが、そのクライアントは生命保険会社なんだ。大手の生保は自社で調査部署を持ってて、不自然な請求があると徹底して調べることになってるらしい。
原田園恵は数年前に先輩の会社の終身保険に加入していた。特異な死に方ではあったが、メールには『いたって自然な理由による自殺』と書かれていた。

俺「自然な理由ってなんすか?腹に子どももいたっていうのに」
H「マタニティブルーって知ってるか?俺の嫁もひどかったが、妊娠中はホルモンのバランスが崩れてウツになることがあるんだぜ」
俺「先輩の奥さんがウツになったのは、妊娠のせいじゃなくて。。。」
言い終わらないうちにスリッパが飛んできた。
H「原田園恵にはその兆候が強かった。自殺してもおかしくないほどな。だから『自然な自殺』と報告が来たんだろうよ」

8 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:36:47 ID:fkpUHwKQ0
<整理−5>
。。。見事にこじつけられた。数年前の俺だったら、H先輩の言葉を信じただろうな。
でも違うんだよ。うまく説明できないけど、俺は妄想に浸ってるわけじゃないんだ。だって、今までの霊現象のほとんどは沙耶ちゃんも一緒に体験してるんだから。
沙耶ちゃんは信じる。H先輩はあの世界を知らないだけだと思えちまう。
俺は反論をやめて「あんまり気にしないようにしますわ」と先輩をあしらった。

9 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:37:50 ID:fkpUHwKQ0
<整理−6>
仕事が終わってバイトまで時間があったので、不眠覚悟で沙耶ちゃんのアパートを訪ねた。
実は、昨日、あの駅から帰ってきて居座った先は彼女のアパートだったんだ。意識のハッキリしなかった俺に、一晩中沙耶ちゃんが話しかけてくれたおかげで、こうやって日常に戻ってこれたってわけ。
あの子はもうすぐバイトに出るはずだ。顔だけ見て自宅に帰ろう。そう思ってインターホンを鳴らす。
。。。出ない。留守か。それとももうコンビニに行っちまったか。
まあ、いいや。どうせ後で会えるんだ。急ぐこともない。

水戸黄門がなぜ1話完結にしてあるか知ってるか?視聴者に年寄りが多くて次週まで健在でいる保証がないから、って理由らしい。
俺はいま連続投稿という形で話をぶつ切りにしている。時間の制約があるから仕方がないんだが、でも、実はすごく心苦しい。明日は保証されないからね。

『後で会える』なんて、なぜこのとき思ったんだろう。
店まで10分の距離を歩いて沙耶ちゃんの姿を確認することを、なぜ惜しんでしまったんだろうか。

10 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:40:28 ID:fkpUHwKQ0
終わりです。明日から少し間が空く。
割り込みすんません。

11 :本当にあった怖い名無し:2008/08/20(水) 00:25:08 ID:dQR0fO2X0
まこと乙。
前スレ容量オーバーなのかよ。
普通に荒らし認定可能だな。

12 :本当にあった怖い名無し:2008/08/20(水) 08:33:08 ID:fGt16Mlg0
>>1
まこと乙
age

13 :本当にあった怖い名無し:2008/08/20(水) 18:10:32 ID:m9T3DsA40
>>1

>>10待ってる。

14 :本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 01:25:42 ID:V1/R7xrL0
age

15 :本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 03:50:29 ID:y1W5HURrO
>>1、乙
前スレのやりとりをログごと持ってって通報すりゃ、一発でアク禁じゃん
嵐の詭弁に騙されるほど削除人はバカじゃないよ


16 :本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 05:38:49 ID:kEdP4vm10
通報とかやめろ
もし俺と同地域で同プロバだったら洒落にならん
まあないだろうが

17 :本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 16:34:16 ID:bt6C1rofO
保守age

18 :本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 19:04:02 ID:Afph3IDY0
>>15
それこそアク禁になるわけない。
お前ら感情的になってるから分からないだろうけど、前スレのやり取りで荒らし扱いは絶対されない。
第1に、スレに沿った話題をしている。それが元で荒れたのは事実だが、奴の言動そのものが規定に反している訳じゃない。

第2にそれに反応している点でアク禁対象から外れる。
「荒らしに反応するのも荒らし」という大前提があるからね。だから「荒しはスルー」というテンプレがあるのに誰も守らない。

あと、>>2>>11

そう言う理由なら大量投下のウニも該当するぞ。というより、ウニの投下量の方が奴より多い。何故その可能性を考えない?
少しは考えて発言した方が良い


19 :本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 20:24:02 ID:KZS+rkYh0
>>18
何というか・・・自分も少しは考えてから発言したほうが良いと思うぞ?

20 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 02:43:42 ID:gQUgMYHJ0
>>18
>スレに沿った話題をしている

ど こ が ?

>反応している点でアク禁対象から外れる

あれ?おまえ荒らしって認めてなくね?w

21 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 07:41:21 ID:Yj/5+Z9B0
ウダウダ言ってねーでさっさと通報しろよ
どこで通報すればいいかもしらんから俺はしねえが、誰か絶対しろ

22 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:29:47 ID:pj0PbAe50
1/7
ここは田舎の一軒家。悪霊が住む家。俺のことだ。
いつからここに居るのか、何でここに居るのか、俺は分からない。
訪れる人間に恐怖と呪いを与える。それだけ。とても楽しい。
危険な場所と分かっている筈なのに、ここに来る人間は後を絶たない。
ん?誰か来たな。こんな昼間に。昼なら安全とでも思ったか?
バカなヤツだ。

女が1人。死にたいみたいだな。安心しろ、ちゃんと殺してやるから。
部屋に入ってきた。逃がさない・・・即座に襲い掛かる。
手を伸ばし、その身を・・・掴ん・・・ん、なんだ?手が止まるのはなぜだ?

あぁ、来たのか。来られたのか。よかった。ほんとによかった?何のことだ?
女が何か言っている。約束?誰との?俺は知らない。
いつも通り、殺すだけ。既に気が狂っているだけか?何だろう、何だか・・・気分が悪い。


23 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:31:48 ID:pj0PbAe50
2/7
手を伸ばして掴む。削り取る。引き千切る。笑いが止まらない。

いつも通りそうしたいのに、なぜ届かない?まだ俺を止める気か?消えろ。
あぁ、気分が悪い。何か言っている・・・俺に話しかけるな。ダメだ。逃げてくれ。
俺の名?思い出せ?何を言っているんだ。表札にあるだろ?寺坂だ。
何を調べたって?ここのこと?俺のこと?それが何だって言うんだ。早く・・・。

俺を知っているのか?俺の名を・・・?
ダメだ、言うな。俺・・・名前は?名前は・・・牧・・・村?
何をバカな。俺は俺だ。俺だろ?誰だよ。俺の名じゃ・・・ない・・・?

・・・・・・!!
あぁ!違う!違うんだ。俺なんだ。俺の名前なんだ。分かった。お前じゃない。俺なんだ。
あぁぁぁぁ思い出した。でもダメなんだ。ダメだダメだ。俺には出来ないんだ。
ダメだったんだ。なんてことだ。意味が無い。思い出したって、こんなこと、意味が無い。


24 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:32:45 ID:pj0PbAe50
3/7
俺は過信していた。自分を。
霊感が強かった。除霊も出来た。俺は優れた霊能力者だと言われた。
その道じゃ少し有名になった。

でも違った。優れていたのは使っていた道具だ。洗礼された道具だ。
俺自身は弱かった。ここに来て分かった。こいつに直接触れられて分かった。
俺には何も出来なかった。情けない。俺は震えた。怖かった。
結果、この通り、殺された。

そして、あぁ最悪だ。俺は取り込まれた。全てを奪われた。
優れた、しかし本当は無能な霊能力者は行方不明になった。タチの悪い悪霊になった。
意識は残ったが、徐々にそれも奪われて・・・こんな有り様だ。


25 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:34:00 ID:pj0PbAe50
4/7
頼む、逃げてくれ。死なせたくない。もうあの時とは違う。
こいつは更に力を増した。本気で動き出した。これ以上止められない。
手が届くぞ。動けないのか?もう?あぁぁぁ・・・届く・・・掴ん・・・だ。
くそっ・・・やらせる・・・ものか・・・!固まれ・・・!!

・・・何か聞こえる。直接全身に響いてくる。
何だろう、これは・・・?聞いたことが・・・ある気がする。
こいつに向けて響いている。苦しんでいるのが分かる!どこからだ?
人の言葉じゃない・・・呪言か?
手からだ。掴んでいる手。俺が固めている手から響いてくる。先に何がある?
その・・・なんてことを。刻んで来たのか。その身に、呪いの言葉を。


26 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:34:59 ID:pj0PbAe50
5/7
しかし何故だ。どうやってそれを。あぁ、そうか、病気か。前に言っていたな。
不治と言われた病・・・生死の境まで行って、それでも戻ってきたのか。
そのとき持ち帰ってきた訳か・・・死者の業を。

あんた、強いな。そんな業を背負って生きていられるのだから。
そうだよな。大事なのは、意志の力だよな。病気にも勝てた訳だ。
あぁ、苦しんでいる。消えていく。ここに住んでいた奴。昔から居た奴。
ただ人を殺すだけが目的の、悪霊。取り込んでいた俺が離れて、呪言を受けて、消えていく。


27 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:35:58 ID:pj0PbAe50
6/7
・・・終わったな。あぁ、光が見える・・・俺も消えるのか。
その前に、君に何かしてあげたいな。
それ、持っていってやるよ。苦しいだろ?その業は。なんでわざわざ持ってきたんだ?
ん?俺を?ハハ・・・照れるな。でも俺、何もしてないぜ?

いや、君の力さ。病気に勝てたのは。頑張ったんだな。嬉しいよ。本当に嬉しい。
また会いたかったんだ。出来れば、俺が生きているうちに会いたかったけどな。
あぁ、光が広がっていく・・・もう消えそうだ。ありがとう・・・助かったよ。
あぁ、こちらこそ。・・・もっと話がしたかった。


28 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:37:00 ID:pj0PbAe50
7/7
・・・えぇと、最後に、やっぱりこう言わないとな。
また、会おう、な。いつか会えると思うんだ。
あぁ、そうだな。
その業は、いいのか?そうか、背負っていくのか。
どこかで誰かを救う、か。君なら出来るよ。
俺とは違う・・・。

そうだ、名前は?・・・まい、か。舞うの舞。良い名前だな。
覚えておく。忘れないよ。

ありがとう。それじゃ、また会える時まで。元気でな。
本当に・・・ありがとう。

さようなら・・・



29 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 11:27:08 ID:LEQ+1ieA0

もう終わりかよ
あと2〜3小話を挟んで欲しかったな
小難しい設定とか無いから読みやすかった

30 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 15:51:46 ID:OV2hEx7U0
前スレ容量オーバーに全く気づかなかった

31 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 19:31:59 ID:rowDo+0T0
スレが容量オーバーってどういう事?よく分からん。なにが原因なの?

32 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 21:28:45 ID:+BmN38d+O
>>31
スレの容量は512kバイト。それを越えると書き込みができなくなる。
過去にも長文コピーを大量投下して容量オーバーを狙う荒らしはいたよ。
対策は早めの次スレ立て。700を越えたあたりで検討するのがいいかも。

33 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 22:05:52 ID:6CeoIqz80
投稿者乙。

>>32
様子見ながら、ですね。

34 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 01:20:46 ID:64z/BQczO
つか、前スレでもコピペ荒らしが出てきた時、要領に関する話題出てなかった!?
結局オーバーしちゃったんだね。

ウニはお盆の間に田舎に帰れたんだろうか。。。
結末は気になるけど終わって欲しく無いジレンマ。

35 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 05:58:43 ID:8j8I8rLOO
まとめから忍シリーズが消えているようなんですがどうしたら読めますか?

36 :名無し:2008/08/23(土) 11:18:47 ID:DHPMpUw8O
深夜の静かな校舎の、ベランダというベランダに立ち並ぶ子供達のイメージ。
微動だにせず、ただこちらを見つめている。ただそれだけなのに、そのイメージは
考えただけで背筋が薄ら寒くなる。そんなイメージを、俺に刷り込んだ奴がいた。
中学一年生の夏頃かな、昔から仲の良かった、幼なじみなんだが、
男のくせに、御幸なんていう、かわいらしい名前の奴だ。
あまり周囲に溶け込めず、かと言って、浮いてるわけではないんだが、
何だか故意に一人でいるような、陰気な奴だったのを覚えている。
そいつとは、度々、夜中にお互いに家を抜け出して、何するでもなく夜の街を歩く
という、そんな遊びをする仲間でもあった。夜の校舎、堤防、デパートの屋上、廃墟、色んなとこに行ったな。

37 :名無し:2008/08/23(土) 11:24:16 ID:DHPMpUw8O
夜の校舎。その当時はつい最近まで通っていた小学校なんだけど。何だかあまり月日も経ってないのに、
妙に懐かしく感じた。その学校の、グラウンドの鉄棒に、二人並んで背中からもたれながら、話しをしていたんだ。
不意に話しが途切れて、俺は何となく空を仰いでから、真っ正面にある校舎を眺めた。
「幽霊いんのかな」突然声をかけられて、咄嗟に「わかんない」とだけ返事をしてから御幸を見た。
御幸は真っ直ぐに暗い校舎を見てる。俺は、ふざけて「そんなに見つめると、お呼ばれしちゃうよ」
と言ってから、校舎に向き直るんだけど、なんだかその発言に酷く後悔した。
教室の窓の暗がりから、誰かが手招きをする想像をして、ゾッとした。

38 :名無し:2008/08/23(土) 11:27:11 ID:DHPMpUw8O
何だか怖くなって、場所を変えようと提案しようと、横を見たら、御幸は俺を見て笑ってた。
何?と聞くと、ごめんごめんと言いながら話し始めた。
「あの教室から、誰かが手招きしていたね。」ギクリとした。指さした教室は、つい先程の俺の想像した教室だ。
俺はあまり見ないようにした。「幽霊いたねえ」行こうか。そう言って身体を起こした。
ちょっと待ってよ。俺は歩きながら、先程の想像の話しをした。
「案外、想像も馬鹿に出来ないね」そう言ってから、何人?と聞いてきた。「?」
と思っていると、「幽霊」ボソリと俺の横で呟いた。背筋がゾワゾワした。嫌でも想像は止まらない。
俺は薄暗い校舎の、ベランダというベランダに立ち尽くす、無数の人ならざるもの達の想像をしてしまった。
皆、視線は定まらず、思い思いの方向を向いている。心なしか、寒気立つ。
「いるんだ」歩きながら、御幸はお構いなしに囁いた。厳かに、怪談を語るみたいに。
「ベランダいっぱいに」みんなこっちを見てる。あいつら何を考えているんだろう。
その瞬間、想像の中でそいつらは、一斉にこちらを見た。背中に突き刺さる、無数の視線。
その視線の意図は解らない。言うなら、まるで、底のない井戸を覗くような、
そんな不気味さと言うか、向けられた者を不安な気持ちにさせる視線。
それからは、そのイメージが頭にこびりついて離れないでいる。

39 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 15:07:13 ID:kZ2cFJWwO
新シリーズキタコレ!


40 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 19:19:03 ID:RmzaWw8E0
ウニが一番の戦犯だろ。<容量オーバー

41 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 19:54:37 ID:lvwgdT500
いいえ

42 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 21:54:11 ID:RmzaWw8E0
いいえ?お前ウニがどれだけ投下してるのか知らないのか?
客観的な判断すら信者は出来ないようだな。

>>39
新シリーズ?
何勝手認定してるんだよ?ただの単発だろ。スレ違いでしかない。
ほんとにお前ら都合の良いように解釈するよな。


>>36-38
ここはシリーズ物のみ扱ってるようです。単発モノはスレ違いですのでお引き取りを。
それ以外はどんな物でも荒し扱いらしいからもう来ない方が良いよ


43 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 22:34:27 ID:mAJtyzRS0
ウニって何?

荒らしじゃないよ派 ─┬─ ただの寿司ネタだよ派(寿司派)
               │
               ├─ 師匠シリーズの作者だよ派
               │    │
               │    ├─ あれは創作だよ派
               │    │
               │    ├─ 途中まで実話で途中から創作だよ派
               │    │    │
               │    │    └─ 途中で代が変わってるよ派
               │    │
               │    └─ 実はプロのラノベ作家だよ派(過激派)
               │
               ├─ ウニ=主人公だよ派
               │    │
               │    ├─ ウニは物語の最後には死ぬよ派(悲劇派)
               │    │
               │    └─ 師匠シリーズは実話だよ派
               │
               │
               └─ もっと世間に広まればいいよ派
                    |
                    ├─ 書籍化すれば買うよ派
                    |
                    └─ 友人達に広めまくってるよ派(ミーハー派)


44 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 22:36:12 ID:mAJtyzRS0
荒らしだよ派 ─┬─ トリップをNG登録してるよ派(見たくもない派)
             │
             ├─ 洒落コワの殿堂入りを占拠してて図々しいよね派
             │
             ├─ あまり面白くないから荒らし認定派(中立派)
             │    │
             │    └─ 断筆宣言以前は面白かったのに派(昔はよかった派)
             │
             ├─ 大量に投下しすぎてスレを圧迫してるよ派
             │
             ├─ シリーズスレじゃなくて師匠スレに投下しろよ派(本当は読みたい派)
             │
             └─ 海産物もろともまとめて荒らしだよ派(坊主憎けりゃ袈裟まで憎し派)

45 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:44:49 ID:5DwZQ5v70
>>11 >>12 >>33
d

>>13
待たせたww

長いの投下します。

46 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:45:42 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−1>
2時間ほど仮眠を取って、夜中のバイトの支度をしているところに電話が入った。親父の面倒を看てもらっている叔母(母さんの妹)からだ。
「まことくん、お父さんの容態が急変したの。もう飛行機もないでしょうけど、できるだけ急いで来てあげて」

俺はすぐに自家用車で空港まで向かった。
バイト先には途中で連絡を入れた。まだ店にいた店長は快諾してくれた。
H先輩には朝一の飛行機の時間を調べてもらった。最近思うんだが、俺はなぜこの人をあんなに毛嫌いしていたんだろう。

空港に着いたが、最終便の出た後の国内線ロビーは、当然のように閑散としている。駐車場に置いてきた車まで戻り、早朝までの充分な時間を睡眠に費やした。
なぜだろう。気は焦るが、親が死ぬという絶望感はない。きっと『親孝行ができた』と実感しているからだ。余命宣告よりずっと長生きをしてくれた親父に感謝。。。

0時を回って15分ほどした頃、沙耶ちゃんの携帯の番号を押した。「今日は送っていけなくてごめん。昨日はありがとう」と言うつもりだった。
でも彼女は出なかった。数回のコール音の後、「ただいま電話に出ることができません」とアナウンスが流れ、通話が切れた。ああ、まだ仕事中だったかな。

47 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:46:56 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−2>
夜明けの陽の光で目が覚めた。出発までは時間があったが、空港内に行って、メシと洗面を済ませた。
大丈夫。まだ親父は死んでいない。確信があった。叔母からの連絡もなかったし、夢枕にも立たなかったしww
そういえば、例の悪夢みたいな幻覚も見なかったな。このときばかりは白骨に感謝したよ。

飛行機に乗り込んで海を渡った。そこからバスで1時間。
郷里の総合病院で無事に生きてる親父と面会したよ。父さんは、自力呼吸もできないのに、酸素マスクを外して「俺はお前に孝行してやった」というようなことを言った。
そして死んだ。
わけがわからず湯灌の間に叔母に聞くと、そんなことにこだわってたのか、と笑いがこみあげるほど親父らしい考えを聞かされた。
「お父さんは、まことくんがお父さんより先に死んでしまうんじゃないかと、ずっと心配してたのよ。あなたが家を飛び出して音信不通になったときも、ずっと連絡が途切れていたときも」
「だから、お父さんが先に死んであげることがまことくんへの孝行になったの。そうしたら、まことくんは賽の河原で石を積まなくても済むでしょう」

賽の河原っていうのは、一般化してはいるが仏教思想の一つだな。親より先に死んだ子どもは、三途の川を渡れずに(転生の手続きができずに)、親が迎えに来るまで延々と石を積まなくてはならないっていう、あれ。
親父が先に死んだから、俺はもういつ死んでもいいわけだ。

「なんで俺が死ぬなんて思ってたんだよ、あの人は?」
笑いながら叔母に聞くと、叔母は、至って真面目な口調で言った。
「姉さん(俺の母親)が、そこまであんたたちの一家を追い込んだからよ」 そして謝られた。「あんなのが身内で、ごめんね」
俺がその謝罪を受け入れるわけはない。愚考に走った母さんが悪いのは確かだし、おそらく、知らず知らずのうちにその原因を作った俺と親父が悪いのも納得できる。でも叔母は関係がないからね。

48 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:47:47 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−3>
親父が歓迎されない病死(アルコール中毒を経ての肝臓癌だったんだ)だったということと、喪主の俺が遠方から来ているということで、葬儀は内内で済ませることになった。
その夜、親戚だけの簡単な通夜をしていると、玄関が開いた。読経の最中だったので目だけ上げると、母さんと姉さんがバツが悪そうに立っていた。
末席の叔母が2人を中に誘っている。(ああ、声をかけておいてくれたのか) 少し苦々しく思いながらも、久しぶりの顔が元気そうなのに安心した。

式が終わり、親類連中は帰った。叔母は俺と仏さんの番をすると言い張っていたが、1人のほうが気楽なので帰した。母と姉は町に宿を取っているという。
ビールを開け、親父の棺の横で、どうでもいいことに頭を巡らせた。
叔母の話によると、母さんは親父と結婚する前に付き合っていた相手がいたらしい。結婚してからも感情的には切れていなかったんだろう。
気持ちの冷めている親父の世話をし、親父の子どもである俺を育てているうちに、現実から逃げ出したくなったのかな。
今では、その男と充実した生活を送っているはずだ。。。
ふと、沙耶ちゃんの言葉を思い出した。『強力な守護霊に守られている人間は、努力しなくても、人生が好転するの』 羨ましい限りだね、まったく。

イライラしてきた。沙耶ちゃんの声が聞きたい。
携帯の番号を押すと、電源が入っていないとアナウンスされた。そっか。バイト中だったな。。。

49 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:48:50 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−4>
神経が昂ぶっていたが、それでもウツラウツラと眠れそうになってきた頃、玄関の戸が開いた。
挨拶のない訪問者を不審に思いながら出ると、母さんと姉さんと。。。泥だらけの子どもが立っていた。。。
「もうみんな帰った?ちょっと話があるんだけど」
母さんは、通夜の恥じ入った態度とは正反対のふてぶてしい表情で、親父の安置された部屋に上がりこんでいく。姉さんは俺と顔も合わせずに母さんの後ろについている。
坊主は、俺の隣りで止まって、そこだけ泥がはげた薄い唇を動かした。「次は頭」
全身が緊張したよ。そっか。。。そういうお膳立てなわけか。。。

冷静さを欠いちゃまずい。深呼吸を繰り返しながら自分に言い聞かせた。
母さんは、親父の死に顔に興味も見せずに切り出した。「この家とお父ちゃんの預金のこと、あんた、聞いてる?」
知るか。首を振る。
「妹(叔母)の話だと、お父ちゃん、全部あんたに遺すって遺言書いちゃってるらしいんだわ。でもね、あたしはともかく、同じ子どもなのに、お姉ちゃんに何ももらえないっていうのは、不公平すぎるからね」と母。
。。。てか、ここまで強欲だと母親扱いするのも抵抗があるわorz
「俺は遺言のことなんか知らないし、どうしようもないんだから、そんな話、持ってくんな」吐き捨てると、姉ちゃんが初めて口を開いた。「相続を放棄してくれればいいのよ。そうしたら、母ちゃんに半分、私たちには4分の1ずつ配分されて、みんな公平になるじゃない」
母親は「お姉ちゃんにだけは遺産を渡して」と繰り返す。姉は執拗に母親の権利を出張する。
なんかほんと。。。面倒。。。
「じゃあさ」俺は、自分の言葉に自覚のないまま、言った。「俺と姉さんがいなくなったらいいんじゃねーの?」

50 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:49:32 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−5>
人間の首って、こんなに激しく脈打ってるもんなんだな。姉さんの顔が紫に染まっていくのを見ながら、俺はさらに両手の力を込めた。
母さんは腰が抜けたみたいで、大声を上げることもせずに、親父の棺桶を狂ったように叩いている。
なんだか予想どおりすぎて、拍子抜けだよ。どうせ夢なんだろ、これ。もう少し俺に不利な状況にしてもいいんじゃねーの?
なあ、坊主。

姉さんが泡を吹き始めた。そろそろ死ぬかな。馬乗りになった俺が浮き上がるほどの抵抗をしてた体も、もうほとんど動かないし。
瞳孔が開いた。あー。。。なんつーか。。。気分は悪くないんだけど心残りがあるって感じだ。。。
沙耶ちゃんに連絡がついてたらなあ。。。俺、こんなことしなかったのに。。。

そう思った瞬間、こわばってた手から力が抜けた。姉さんの喉に酸素が流れる感触が現れた。
まだ生きてる!よかった!
母さんに向かって叫んだ。「誰かを呼んできてくれ!早く!!」でも、母さんは動かない。
畜生!自分の娘の緊急事態だろーが!

自力で姉から離れようとしたんだが駄目だ。脳が俺の意思を無視する。
また徐々に力が入ってきた。腕が攣るほど抵抗してるんだけど『負けてる』。
いっそ、手が動かなくなれば。。。見回すと、祭壇のでかい燭台が目に入った。ロウソクを抜けば使える!
俺は自分の肩に思いっきり噛みついた。痛みで我に返って、一瞬、体が自由になった。
祭壇に飛びつき、火のついているロウソクをねじ取って、鋭い針をむき出しにする。
そして、親父の棺桶の上に置いた自分の左手に、思いっきり突きたてた。

51 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:50:39 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−6>
母親の喚き声で集まった近所の親族が、救急車を呼んでくれた。意識の朦朧としている姉を尻目に、運ばれたのは俺のほうだったww
燭台が大きかったので、針は俺の掌を貫通して骨を砕いてた。親指と人差し指は普通に動いたが、後の3本は再起不能かもしれない。
ま、どうでもいいや。。。

治療を終えて病室で横たわっているときに、夢を見たよ。
俺は、体と右腕の再生した女の肉体を背負って、あのトンネルの脇に立っていた。女は下に続く急勾配を指差している。
指示に従いながら、ゆっくりと下りてやった。何かを探しているみたいだ。
女の指がさまよい始めた。場所が特定できないのか。「ううん。見たくないの」意外に若い声で、女は答えた。
すると、10mぐらい前方の薮が動いて、中から薄汚れた沙耶ちゃんが現れた。「何やってんの、そんなとこで?」と笑いながら聞くと、沙耶ちゃんも笑いながら、「先に来て探してたんですよお」と返す。
そして、俺の背中に向かって、足元を指差しながら、言った。「ここでずっと待ってたんだよ」

沙耶ちゃんの足元には幼児が眠っていた。女を背中から下ろしてやると、右手で幼児の頭を撫で始める。
「子どもと一緒に殺されちゃったんだよね。可哀相だったね」沙耶ちゃんも傍らにしゃがみこんで、同じように幼児を撫でる。
いつのまにか坊主が来ていて、母親の首に頭を取りつけた。あれ?姉さんは生きてるはずだが?
母親は穏やかな表情で、子どもに頬ずりをした。
俺は坊主に言った。「右腕だけじゃ子どもが抱けないから、俺の左腕をやれないかな?」坊主は黙って母親を指差した。母親は両腕で子どもを抱いていた。
そこで夢から覚めた。

医者が来て、俺の手は神経が寸断されてしまったので元どおりには動かないだろうと説明した。大きな病院でなら神経の縫合をしてもらうことができるかもしれない、とも慰められたが、俺は断った。
俺が持ってるより、あの母親にやったほうが、何倍も役に立つ腕だったからね。

52 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:51:43 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−7>
包帯だらけの手だったからか、翌日の葬儀には野暮なツッコミは入らなかったww
親戚の何人かが「あの馬鹿どもは昨日のうちに追い出してやった」と報告してくれた。田舎の団結力は頼もしいなw
火葬場に移り、骨上げ(骨が焼けること)を待っているときに、焼き場の職員から呼び出された。「とても申し上げにくいんですが。。。お父さんの頭のお骨が見当たらないんです。どうしましょうか?」
そっか。親父が姉さんの代わりに首を提供してくれたのか。。。
親族には黙っておいてくれと頼んだ。どうせ、酒びたりだった親父の骨はまともな原型を留めていなかったし。

すべての儀式を終えた後、俺は空港の待合室で久しぶりに携帯を取り出した。驚いたよ。40件近い着信が入ってる。
そのうちの30件以上を占めていた梶に電話をすると、ヤツは深刻そうに切り出した。「沙耶ちゃんってまことさんとそっちに行ってる?バイト、ずっと無断欠勤してるんだけど」

すぐに梶を切って、沙耶ちゃんにかけ直す。。。。電源が入ってない。
最後に会ったのは、踏切事故の翌日の朝だ。もう6日も経つ。その間、電話は一度も通じなかった。
『先に来て探してたんですよ』夢の中では、沙耶ちゃんはトンネルにいた。事故?嫌な想像が頭をかすめた。

53 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:52:17 ID:5DwZQ5v70
今日は終わりです。

54 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 01:28:13 ID:5qSOn8nS0
さんざん前スレが容量オーバーで落ちたのは長文投下が原因だって言われてるのに、「長いです」と前置きして
投下するのはわざとですか?
もう君はいいよ。お腹いっぱい。
もうさ、長文連投は禁止にした法がよくね?

55 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 01:41:23 ID:RDXm9qLI0
文句言うなら見なきゃいいのに

56 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 04:38:49 ID:5c3s295W0
お前のどうでもいい4行レスの方が無駄だっていう

57 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 07:17:11 ID:azYoWxlF0
>>54
お前トリ付けろよ
NGするから

58 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 09:57:08 ID:rZqaQTFnO
まこと乙

ぞわぞわ怖いな
さやちゃんが気になる!続き楽しみだー

59 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 10:17:09 ID:ZB2f/s8W0
ひとつのスレでレスが1000までないと、どうしても困るってんならともかく
シリーズ物投下というちゃんとした目的にそってやってるんだから
1000が800でも全然構わないと思う。
次のスレ立てを早めにすればいいだけだし。



60 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 11:05:03 ID:HSRihgiv0
ほんと、批判レスには容赦ないなw

61 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/24(日) 12:07:37 ID:Wh0JTQrU0
[少女]
1/5
あるところに少女がいた。
少女は公園で、いつも1人で遊んでいた。
公園で遊んでいる他の子供たちは、少女にはあまり近寄らなかった。
子供ながらに謎めいた雰囲気を持つ少女には、誰もが、子供たちの親でさえ、近寄り難かった。
少女は美しかった。

中には少女と仲良くなろうという子供も居た。
ある少年が少女に話しかけた。
「どこに住んでいるの?」
「何歳?どこの学校に行っているの?」
少女は答えた。
ここから少し歩いた所にある家に住んでいること、先月9歳になったこと、学校には行っていないこと。
少女は少し寂しそうな顔をした。魅惑的な表情だった。
少年は赤くなった。なぜか、胸が心地よく締め付けられた。


62 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/24(日) 12:08:41 ID:Wh0JTQrU0
2/5
少女は、少年が通っている学校の、どんな女の子とも違った。
公園で遊んでいる、他の女の子とも違った。
一言で言えば、大人だった。
身なりがよかった。礼儀正しかった。そして何より、子供とは思えぬ色気があった。少女はあまり気付かれない程度に、軽く化粧をしていた。とても良い香りがした。
「名前、なんていうの?おれ、健太。」
「優理。」
「ゆうりちゃん、か。」
「けんた君、ね。優理、お友達ができてうれしい。」
少女はうれしそうに微笑んだ。とても可愛らしい笑顔だ。


63 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/24(日) 12:09:36 ID:Wh0JTQrU0
3/5
少年は少女を家に誘った。
楽しいゲームがある、マンガがある。美味しいお菓子がある。
しかし少女はまた寂しそうな顔をした。
「ごめんね。優理、他の子のお家に行くとパパに怒られるの。」
「えー変なのー。そうかー、厳しいパパなの?」
「うん・・・。パパ、優理のことすぐ怒るの・・・。」
「ママは?ママも怒るの?」
「・・・優理のママ、お家にはいないの。天国にいるんだよ、ってパパが言ってた。」
少年は同情した。ママがいない、というのはちゃんと理解できなかったが、すぐ怒る怖いパパと2人きりで暮らしている、というのが可哀想に思えた。
しかし少年には何と言ったらいいか分からなかった。
すると少女は言った。
「ねぇ、けんた君。うちに遊びに来ない?」
「え、いいの?」
誘いに喜ぶ少年。
「うん。今からでも良い?そろそろ暗くなるかも知れないけど・・・」


64 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/24(日) 12:10:51 ID:Wh0JTQrU0
4/5
時刻は17時をすこし回っていた。気付けば、公園には誰も居ない。
本来なら家に帰る時間。しかしここで誘いを断る訳はなかった。
自宅の電話番号は覚えている。少女の家からでも電話をさせてもらえばいい、と少年は考えた。
「平気だよ。すこしくらい遅くなっても、大丈夫。」
「良かったぁ。じゃあ、行こー。」
こうして2人は少女の家に向かった。

15分ほど歩き、辺りが徐々に暗くなり始めてきた頃、少女の家に着いた。
少年は驚く。そこはとても立派な洋館であった。
表札にはローマ字で名前が書いてあった。少年には読むことが出来なかったが、そこには[TERASAKA]と書いてあった。
「うわぁ〜。すごいな〜。ゆうりちゃん、ここに住んでるんだ〜。」
「うんー。」
少女が玄関のカギを開けて中に入る。
中はすこし薄暗かった。そしてどことなく・・・陰鬱な空気が流れていた。
しかし少年はまったく気にしなかった。
そこら中に飾ってある珍しい装飾品の数々に、少年の心は奪われていた。


65 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/24(日) 12:12:14 ID:Wh0JTQrU0
5/5
少女は、館の一番奥の部屋を目指す。
廊下の突き当たり。重そうな扉の前に着いた。
「ここがゆうりちゃんのお部屋?」
「ううん。ここは、パパがお仕事してるお部屋。」
「パパの?」
パパに挨拶ってことなのかな?こういうときは、おじゃまします、って言うのだったけな。少年は考える。
重い扉を開けながら、優理は言う。

「パパ、また連れてきたよー。」

そして健太くんは、私の部屋に入ってきた。


食事を終えて、私の可愛い優理は、部屋に戻っていった。
美味しかったね、優理。ちゃんと歯を磨いて寝るんだよ。
また、連れておいで。


66 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 12:18:07 ID:4WfYizx0O
>>61->>65
新章?


67 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 12:35:58 ID:RDXm9qLI0
一軒家のやつの過去話的なポジションなのかな
乙。

68 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 13:39:41 ID:oSprp6eB0
Z。

69 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:00:01 ID:hlrZX5/70
ちょっと長いが、つい一昨日の話。
大学生らしく怠惰な夏休みを満喫してた俺は、格安ボロアパートの一室で寝っ転がって漫画読んでたんだわ。
そしたら、隣の部屋からホラー映画ばりの悲鳴とガッチャーンっていうなんか割れる音がしたわけ。
寄りかかってた壁のすぐ裏からもろに音が響いてきたんで、この時点で結構冷や汗もん。
十秒ぐらい経って、今度は俺の部屋のインターホンが鳴ったから、「はーい」とか言いながらドアを開けたんだわ。

ドア開けたら、ほっぺから血を垂らした隣の家の娘さんが泣きながら立ってるんだわ。
これまた冷や汗。俺も「ちょ、え?なに?どしたの?」とかきょどっちゃってさ。
とりあえずタオル持ってきて傷口に当てさせてから改めて話を聞いたら、虫にびっくりして机にごっつんしたそうな。
「処理してほしい」っていうからさ。俺もかっこいいとこ見せたいじゃん。所詮虫だろと思って退治しに行ったわけよ。

部屋の壁にムカデの群れ。冗談じゃないの。マジで群れてんの。10本ぐらい入りくねって。
ムカデってカラフルなのね。赤とか黄色とかが黒と一緒にテラテラ輝いてんの。
比較的虫耐性強くて、ゴキとかクモなら素手でいける俺も、これには流石に背筋凍った。

結局、部屋からちりとり持ってきて、全部すくって近場の土手に放り投げてきた。
三段階で背筋凍るってのもなかなかない体験だったわ。


70 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:00:55 ID:hlrZX5/70
彼氏のマンションの部屋に一緒に帰って
電気をつけ、何気にカーテンを開けた瞬間、ベランダに立ってる人と
目が合った時。
心臓止まるかと思った。
が、相手もびっくりしていた。

隣人の女が間男を連れ込み、
そこに本命男が来たので慌ててベランダ伝いにこちらに
逃げてきたらしい。
一生懸命ゼスチャーで訴えるその男の情けない姿は
忘れない。
結局、ウチの中を通して逃がしてやった。

一人の時じゃなくて良かったホントに。


71 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:02:00 ID:hlrZX5/70
都内の地下鉄のトイレで、早朝メイクを直してから出勤します。
いつも、独り言を言ってる、派手な格好した都蝶々のような
おばあさんがいました。顔は見たこと無いけど、
個室に入って、出るとき、丁度私はトイレから出て行く時間なので、
顔自体を見たことがありませんでした。ある日、いつものように
洗面台の横のスペースで(化粧専用)、メイクをしていると、その人が
突然、横に立っていてニヤニヤしながら、「ねねね、お嬢さん、このマスカラ、
昨日100円で買って今してるんだけど、どう?似合ってる?お嬢さん見たく、
私は若くて美しくないから、似合わないかしら?」と顔を近づけて言ってくる!!!
確かに、、、しわしわの目に凄い太いアイラインを目の上と下に引き、
マスカラもたっぷり。瞬きの度に皮膚に黒く色がついてる。怖くて怯えた私は、
とっさに、隣でもう一人知らないOLが化粧してたので、「このマスカラ、お似合い
だと思いませんか?ねぇ」と話を振った。彼女も「えぇ、変じゃないですよ」って
笑顔でおばあさんに答えた。おばあさんはニヤニヤしながら私たちに何度も、
「大丈夫?変じゃない?」と聞いてきて、本当オカルトでした。その後、また
ぶつぶつ言いながら個室へ。被害に巻き込まれたOLさんは、笑顔で「では、
お先に」と言って去ってしまい、私もさっさと荷物まとめて出て行きました。
あれからあのトイレは行ってない。


72 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:03:57 ID:hlrZX5/70
今住んでる賃貸マンション、夜中になるとラップ音が酷かった
昼間もみしみしいってたが夜中が特に酷かった。

旦那が冗談で何かいるかもw
と笑ってたが多分何かいた。夜中寝れなくて起きてると
背後に気配を感じることが何度かあった。
怖いので冷蔵庫の音と思うことにしていた。

ある日金縛りにあった。金縛りで夢の中で霊らしきものは
何回か見たがその日は不思議だった。
夢の中で隣で明かりつけて本読んでいる旦那が見えるのに
体が動かなかった。天井には気配がする。
夢?の中でその気配に一生懸命お前は死んでいる!死んでいるんだ!
と動かない体で必死にもがいていた。

その後意識を取り戻し、夢?から覚めたが、やはり隣で明かりをつけた
旦那が本を読んでいた。
夢なのか?なんなのかわからないまま、体が疲れてるんだと思いながら
寝てしまった。

後日、夜中になっても一切ラップ音がしないことに気づいた。

それに気づきゾッとした。


73 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:05:43 ID:hlrZX5/70
富士に行って来た。
私はこの話を思い出した。

「今日から山登りだ」
「お父さんと登るのも久々」
この夫婦には息子が一人いた。
「気を付けてね」」
息子が送った後、二人は山に入った。
「良い天気ね」
「登山日和だ」
二人は登山をつずけた
その夜、遠い方から女の悲鳴が聞こえた。
「お父さん、がんばって」
妻に励まされた父は命綱を確かめ悲鳴があった処に向かう。

ようやく辿り着いた父は命綱をだす
遭難したカップルを助け出す。
女性の方はもうぐったりしていた。
父は男性に命綱を体に巻くように指示をした。
すると男性が抱えていたのは足を滑らせ転落しそうになった恋人の上半身
その彼女の下半身が今もなお上半身を探し山をあるっている。


74 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:09:41 ID:hlrZX5/70
夜中寝てるときハエが二の腕に止まったと思って
叩いたら激痛が走った。みるとハエではなくハチだった。
当時パンツ一枚で寝てたので局部だったらと思ったら
ゾッとした。あと小学生低学年のとき
長袖の服を着て腕を袖口から外し
その袖口を自分の首にまきつけて絞めるのにはまってたこと
だんだん周りの背景が真っ白になってって眠る寸前の頭の芯から
とろけるかのような感覚が気持ちよかった。
意識が飛ぶと手元の袖口を絞る手が緩んで
意識が戻るんだけど戻る瞬間ドクンって音が頭からして
すごい衝撃が走った。
それがすごい気持ちよくて
今度友達や妹(当時まだ乳幼児)に試してやろうと思ってた。
今思うとゾッとする。


75 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:11:49 ID:hlrZX5/70
マンソン管理会社勤務
昨日滞納者宅にスペアキーで入室

ドア開けた瞬間強烈な死臭あり。
絶対死んでると思い恐る恐る室内探索。ベッドなどみたが死体なし。

おかしいなぁと思いつつ風呂場みると扉にガス発生中の貼り紙
硫化水素の自殺は初めてなんでちょっと焦った。まぁ死臭がかなりしてたのでガスの心配はなかったが…
死後3週間位だったので匂いと体液で風呂場は地獄でした

今年の夏だけで2件目。
前回のお盆前の方が酷かったが…

管理会社に勤めてると日常ではあまり遭遇しない事や物件にまつわる怖い体験をします


76 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:12:35 ID:hlrZX5/70
小学生のとき自分の部屋にやけにでかくて
飛ぶのすげえ遅いハエがいた。
この遅さなら手でやれるなと思って
ティッシュ2〜3枚持って
壁に止まったハエを捕まえようとした。

ら、軽く外し潰してしまった…
うわ〜と思ってティッシュの中見たら
ハエの腹から白いうにょうにょした
小さいウジ虫?みたいなのが
大量に出てきてた(((;゚Д゚))
壁にもちょっとついてて
まじで吐くかと思った。
全部で拭き取ってティッシュ
何重にもして窓から捨てた。

でもハエって卵から生まれるんじゃないっけ?
なんだったんだあれは…


77 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:13:30 ID:hlrZX5/70
バスの停留所でバスがくるのをボケーと待ってたら
いきなり後ろからドン!と押されてこけて、バスの前輪が
顔の真横まで来たこと

しかも、そのとき俺を押したやつは無表情で俺を見てた


78 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:16:30 ID:hlrZX5/70
以上、お馴染みのコピペシリーズでした。
荒し認定されてもの凄く悲しいですが、読んでくれる人がいるかぎり続けていきたいと思います
人が嫌がるような事書き込んでる人って何が楽しいんでしょうかね。ああいう貧しい心の持ち主にはなりたくないものです
2chなんだから気軽に楽しみましょうって!ではまた!

79 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:31:21 ID:ZB2f/s8W0
どうしようどうしよう
こまった




80 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 15:09:34 ID:TU44yVuXO
>>78
よく人から空気読めと言われない?

81 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 15:40:01 ID:hlrZX5/70
>>80
そうやって人を馬鹿にして何が楽しいんですか?

82 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 16:11:28 ID:pqhDr6+p0
まあべつにいいんじゃね?
容量オーバーったって即死するわけじゃないんだし。
でも長文連投する人はコテトリつけてほしい。いやつけてくれ。
読まずに飛ばすのも大変なんだ。

83 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 16:28:01 ID:4WfYizx0O
>>82
テンプレにもあるし、最低限のマナーだな。

84 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 17:44:55 ID:/z3isrff0
>>78
コテトリつけましょうね。
NG登録するから。

85 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 18:08:23 ID:aC7D6LX70
コピペシリーズによって、他の投稿者のモチベーションが下がらないなら生温かくヌルーでいいと思っている。
そしてコピペシリーズ投稿者はシリーズ物というのであればローカルルールにのっとりコテトリをつけて頂きたい。
NG登録するから。

86 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 20:25:56 ID:N5Dqc9nR0
推奨なのに強制する奴らって・・・
荒らしはスルーというテンプレ守れない奴らが「テンプレ守れ」だ?自分がテンプレ守れないなら人に命令するなよw

87 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 00:07:39 ID:vAC56l8G0
>>58
ありがとうw

>>61->>65
「歯を磨いて」の下りが好きだなw


そろそろ締めに入ります。<エンディング>までオカルトの要素は入れられないと思うんで、適当にスルーしてて。ごめん!

88 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 00:08:44 ID:fdz6BKAj0
<沙耶の行方−1>
夕方に空港に到着。沙耶ちゃんのアパートに直行した。
郵便受けには大量のチラシが入りっぱなしになってる。インターホンを鳴らしたが返事はなかった。
電話は相変わらず電源が切れている。
勘弁してくれよ。。。

バイト先まで歩き、店長に、帰ってきた挨拶と沙耶ちゃんの欠勤の話を聞いた。
俺が親父の危篤を聞いた夜、沙耶ちゃんはすでに出勤していなかったらしい。ただ、この日は連絡があった。
翌日の欠勤時、それまで真面目に働いていたこともあって、店長は自ら彼女のアパートへ足を運んだんだ。でも人のいる気配はなかった。
「女の子の独り暮らしだし、もしかしてと思ってね」店長は沙耶ちゃんの実家にまで電話を入れた。
父親が出て「存じません」とぶっきらぼうに切られたそうだ。

89 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 00:11:34 ID:fdz6BKAj0
<沙耶の行方−2>
「こうまで長引くと心配だね。まこちゃん、沙耶ちゃんの実家にもう一度連絡を入れてみてくれないかな。捜索願を出させたほうがいいかも」と依頼されたので、「なんで店長がやらんの?」と聞くと、「僕はあのお父さんはどうも苦手で」と頭を掻いてた。
沙耶ちゃんの履歴書から電話番号をもらってプッシュすると、平日の夕方だからだろうか、父親ではなく母親らしき女性の応答があった。

警戒心を抱かれないように、できるだけ穏やかな声で伝えてみる。
「私は沙耶さんにアルバイトに来てもらっているコンビニの責任者ですが、沙耶さんがここ数日、連絡なしに欠勤されてるんです。もしかして、そちらに帰ってらっしゃるんでしょうか?」
H先輩が聞いたら「小学校からやり直してこい」と言いそうな言葉遣いだな。
でも母親らしい女性にはちゃんと通じたようだ。あっさりと「こっちに帰ってますよ。ごめんなさいね。もうそちらには戻らないと思います」との返事をもらった。

なんだか釈然としない。っていうのも、沙耶ちゃんは以前「実家に居場所がないから1人で出てきた」と言ってたんだ。
実は、彼女は、父親とその浮気相手の子どもなんだよ。だから正妻に目の敵にされて実家にいられなくなったみたいなんだ。
そんな家に自主的に戻ったのか?それとも。。。

考えるだけ無駄なんで、店長に労いの意味でもらった今晩の休みを、沙耶ちゃんの実家行きに使うことにした。

90 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 00:13:38 ID:fdz6BKAj0
<沙耶の行方−3>
少し田舎に下るとはいえ、見事に開拓された新興住宅地の中に沙耶ちゃんの家はあった。立派な門構えとその奥の広い庭が、裕福な暮らしを示している。
沙耶ちゃんの親父さんは、従業員数百人を抱える中小企業の副社長だ。以前、興味本位に調べさせてもらった。
重役はすべて家族親類という典型的な同族会社の中で、唯一、身内外からその地位に上りつめた人だ。女癖はともかく、まあ有能なんだろう。
沙耶ちゃんにお嬢さんな雰囲気があるのも、この家で育ったんなら納得できるな。

カメラつきのインターホンを鳴らすことをためらっていると、左手の路上から人の話し声が聞こえてきた。年配の男と若い女の子の声。
「お父さん、今日は帰り遅いよ。家で待ってるのイヤなんだから、もっと早く帰ってきて」と女の子。。。。あれ。。。?
「これが普通の帰宅時間なんだぞ。今までは沙耶のために無理して帰ってたんだから」と。。。沙耶ちゃんの父親らしき人物。。。
門に取り付けられた電灯が2人の顔を照らし始めた。向こうも俺に気づいたようだった。
俺は真っ先に沙耶ちゃんに飛びつきたい衝動を押さえww、父親に頭を下げる。すると、彼から声をかけてきた。「君は?」
どの立場にするか少し思案してから、答えた。「沙耶ちゃんの友人です」

沙耶ちゃんは父親の顔を見て、それから俺を見て、首をかしげた。「わかんない。誰ですか?」
父親が「事故で名前も家族のことも忘れましてね。たぶん元には戻らないと思います」と補足した。

91 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 00:15:00 ID:fdz6BKAj0
書くのがしんどい部分なんで、細切れになって申し訳ないっす。
続きは明日。

92 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 00:53:36 ID:Hw7jqdejO
乙!!
続きが楽しみだ

93 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 19:56:14 ID:mvD1eOdA0
●東原亜希伝説
☆競馬連敗記録で38連敗という恐ろしい内容
☆本命にあげた馬が三回も骨折
☆超大本命でも東原が選ぶと惨敗
☆武豊をはじめ数々の騎手に自分が騎乗する馬は本命にしないでくれといわれる
☆二十連敗したときは新聞にまで報じられる
☆世界中でほぼ敵なし状態であった井上康生とつきうも直後アテネオリンピック四回戦敗退
☆東原が初観戦に訪れた05年1月の嘉納杯で右大胸筋断裂の大けが
☆今年入籍するもオリンピック代表からも外れ引退となる
☆K-1グランプリ 応援してた選手が全員敗退
☆かつて自身がCMキャラクターになっていた消費者金融のディックが全店舗閉鎖
☆『スーパー競馬』のレギュラーになってわずか3ヶ月後に番組終了。『スーパー競馬』20年の歴史を閉じる
☆「ウオッカ以外の全馬の名前をデスノートに書いときます」→馬インフルエンザ蔓延。中央競馬中止。ついでにウオッカも故障
☆2007年7月1日放送の『ジャンクSPORTS』に出演した際、武幸四郎騎手から「もうカンベンしてください」
 と懇願された東原は「名前いっぱい書いてやりますから!」と逆切れ。
 2ヶ月後の9月9日、武幸四郎は札幌の利尻特別で落馬。検査の結果、全身打撲、左肺挫傷、左肋骨骨折の重傷と判明
☆友人と日本−キューバ戦を観戦。星野JAPAN大事な初戦を落とす。
☆試合前日デスブログ上に名前を載せられた鈴木桂治、北京にてあえなく一本負けで初戦敗退。中澤さえも初戦敗退。
 観客席には東原の姿が・・・。フジのスタジオからその信じがたい光景を見つめていたのは、夫の康生。
☆柔道開始時間に無事間に合った東原。見事鈴木中澤両一回戦敗退の快挙を達成。
☆カワカミプリンセス秋華賞のプレゼンター→次走エリザベス女王杯1位入線降着→Vマイル惨敗→骨折長期休養
☆マラソン野口みずきを激励→故障で北京欠場
☆競泳東原北島を熱烈応援→北島、200金死守するも世界新記録を逃す
☆フェンシング太田に元気わけあたえに行きたい→決勝で破れ金逃がす
☆まだ一度も会ったことのない谷本歩は見事2大会連続のオール一本勝ちで金メダル
☆男子体操個人観戦中、内村あん馬で落下、富田吊り輪で落下。柔道会場に移動後、内村奇跡の逆転銀メダル。


94 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 19:58:06 ID:mvD1eOdA0
スレの最後のほうに「このスレのレス番○○○番台にガチでヤバい情報があるからさっさと埋めろ」とやたら煽る奴がいて
どうせハッタリだろ?と思ってその前後のレスをチェックしてみたら
たいていニュー速のタブースレなんて毎回おなじみの鮫島とかそういう定番ネタしかないんだけど
たしかにそこには他では聞いたこともない話が繰り返し出てきていた
スルーされてたけど

ヒント
・いわゆる童話武楽(仮)の成り立ち
・「在日」と言えばきまって「朝鮮人」。日本近代史を知っていれば「在日朝鮮人」がいるならなぜ「在日○○人」がいないなんて言い切れる?
・漫画などで中国人キャラは必ず「○○アル」という口調だけど、実際「○○アル」なんて喋る中国人なんて見たことない。
・じゃあ「○○アル」はどこの方言?


95 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 19:59:39 ID:mvD1eOdA0
簡単に説明すると狂牛病というのはプリオンと呼ばれるタンパク質が変異を起してしまい、
この異常プリオンが脳に蓄積されて神経細胞が破壊され脳に空洞ができてスポンジ状になる病気。
これが羊だとスクレイピー病、人間だとクロイツフェルト・ヤコブ病と呼ばれ称してプリオン病と呼ばれてる。
ただしこの説明は一般論で、まだ分からないことも多く異説もあって定説までにはいたらない。

さて、はっきりしたことは解明されてないわけだが、どうも感染するかも知れないらしい。
解明されてない今なにを言っても根拠とはならないけど関連する情報として・・・・



かつてニューギニア島では葬儀の際の食人習慣というのがあってそれにに起因するクールー病という病気もプリオン病の一つ。
こちらはちゃんと解明されてる、共食いというかカニバリズムはやばいっぽい、特に脳。

次に、狂牛病の起源はヤコブ病ではないか?というレポートがあったりあったりする。
人の死体を食べた牛がヤコブ病に感染したのが狂牛病という話。
そんなアホなことが・・・・ありうるそうなw
「崎谷博征 ヤコブ病」でぐぐれば出てきます、結構有名な話らしい。

最後に研究者達がが不審な死に方をしているという話、これも表に出てこない有名な話。
アルツハイマー病の世界的権威であった斉藤綱男博士を含むプリオン病の研究者たちが不審な死に方をしている。
ちなみに変異型クロイツフェルト・ヤコブ病とアルツハイマー病はつながりがあるかも知れないらしい。

プリオン病は潜伏期間があるから直ぐには発症しないが若くして発症する者もいる。
信用できない物を口にするのはいかがなものか、と。
自分も詳しくはわからんからこの辺で、既出だったらスマソ。


96 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:00:19 ID:mvD1eOdA0
知人が警察の人から聞いた話。

旅館のトイレで女性が喉を切られて死んだ事件があった。
ここのトイレは、客からのクレームで、覗きがあるとかで、
防犯のためにトイレの窓が映るようカメラを設置していた。
事件があったときに、カメラの映像を確認したところ、
窓から鎌を持った小さいおばあさんが入ってくるところと、
出て行くところが映っていた。

既出ですか?
知ってる人いる?


97 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:01:05 ID:mvD1eOdA0
よく、「出る」ホテルとかってあるでしょ?
これは実際に泊まった人が見て、それが噂として広まっていくのが多いんだけど、
一部は工事を請け負った関係者からのものもあるんだよね。

ラブホとか、ラブホオーナーの持つビジネスホテルとかって、経営者が893とか
同和関係とか、ちょっとダークなところだったりします
工事中に壁に死体を塗りこめる・・・というのはよく話に出てきますが、信憑性は
微妙なところ


98 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:01:52 ID:mvD1eOdA0
先日知ったのは、発注者がガチ893か童話系だったかで、今までも違法脱法が
当然のようなやり方をしてきた所の裏話
建物が完成したあと、発注者は自分のイメージと違うとか、納期がどうのこうのと
ゴネたりとかして、大工に金を支払わなかったらしいんだわ
相手が相手だけに、生真面目な大工は出るとこにも出れず泣き寝入り


99 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:02:38 ID:mvD1eOdA0
お金が入ってこなけりゃ負債だけ残ります
一生懸命仕事をしたのに、自分に非がないのにえらい仕打ちを受けました
結局その大工、自殺したそうです
同じ土建業に携わる身からすると、どんだけ落胆したろうと気の毒でなりません

そのあたりの経緯から、きっとあのホテルには出るぞ、という噂ができ始めてます
実際、竣工後に怪異な現象に逢ったという噂もチラッと聞きますよ
まあその大工も化けて出るくらいしないと、気が済まんでしょうね


100 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:04:00 ID:mvD1eOdA0
ホテルに出るのはその部屋でなくなった方だけではなく、その施主に泣かされた
かわいそうな大工だったりするのかもしれないなぁ、と
つい最近思い始めたところです

ちなみにそのホテルは営業を始めていて、かなり好評のようです
来るお客さんは上のような経緯は知らないですしね


101 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:08:44 ID:mvD1eOdA0
小ネタだけど投下。
セガサターンの「Dの食卓」ってゲームに嵌ってたんだけど、
話の佳境近く、女主人公が敵に会いに透明な階段上がる所で画面フリーズ。
仕方なしゲーム終了させて、翌日やってみたら又同じ場面で止まった。
で、機体が悪いのかと思って、友達んちに持って行って一緒にやってみたんだ。

見事に同じ場面でフリーズ。
気持ち悪くなってそれでやめてしまったんで、ラストだけ未だに見てない。
ソフトはそのまま友達の間を回って行方不明。
結局ラストまでやれた奴居なかった。バグか何かだったのかなあ。


102 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:12:32 ID:mvD1eOdA0
以上、コピペシリーズでした。
なんか、やたらと「お前コテにしろ」と言う人がいますが、コテなんて2ちゃんでは忌み嫌われる存在だし、コテにしろ
と言う理由が「NGにするから」なんてふざけた理由なので絶対しませんよ。
他の書き手もそうだと思うけど、他の人に読んで欲しいから投下してるのに、NGにするからなんて言語道断。


103 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 21:20:44 ID:+VNNVl/dO
>>91
まこと乙!
書くのがしんどいって実話設定だっけ?
細切れでも更新早いんで期待して待ってる

104 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 21:29:52 ID:fdz6BKAj0
>>92 >>103
d
そそ。実話『設定』ねwww

今日は続きが書けそうにないんで、番外だけ投下させてもらいます。
明かり消すのが楽しみだ。

105 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 21:30:27 ID:fdz6BKAj0
<番外>
あるきっかけがあって、一ヶ月ほど前から、昔の体験をここに投下させてもらっている。おかげさまで、もうすぐ完了にこぎつけそうだ。

実は、作中にも、レスの中にもまったく書いてこなかったが、この行動を始めてからすぐに、右の空間から人の気配がするようになった。この類の経験は珍しくはないので、「ああ、また回線が繋がったんだな」ぐらいにしか思っていないが。
一ヶ月間、ほぼ毎日、ラップ音と息遣いの音。たまに執筆を休んで空気をリセットするんだが、そろそろ限界の波が来ているみたいだ。

今日ははっきりと廊下を歩く黒いTシャツの子供を見た。なぜか俺の視る霊は子どもが多い。
そいつは、玄関の方向から来て、突き当たりの壁の中に消えていった。

で、いま、非常に体調が悪いwww

俺にとって、霊は『怖いもの』でも『悪いもの』でもなくて、むしろ『いてほしいもの』なんだが、俺の感応の仕方に問題があると、こういう事態を招くらしい。
久々に霊と会話ができそうで、いま、少しわくわくしている。

106 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 21:47:25 ID:UKY5vm5A0
完了か・・・名残惜しいナァ。
あ、コピペシリーズはさっさと終わってほしいw

107 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 21:50:51 ID:oOLIM9c90
同感。
一度やりだすと長いし目新しい話も無いし、ホント迷惑

108 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:32:22 ID:mvD1eOdA0
中学のとき、霊感がある子に私の守護霊を見てもらったら、
若くて綺麗で早死にした親戚の女性、と言われました。
祖母にそんな人いるかと聞いたら、暫く考えてて。
「いた!30歳過ぎくらいで無くなった、色の白くて美人だった子。
結婚も決まってたんだけど、顔のホクロを気にしてて、手術したんだけど、
そこから細菌が入って病気になって亡くなった子」と言われた。
偶然かもしれないけど、それ以降気にしてる。私は今そのくらいの年齢になり、
なぜか年とともに容姿がマシになってきた。そして、昔から顔にホクロがある。
数年前にいくつか手術したが(数が多い)、
まだ残ってる大き目ののは、その過去例が怖くて取ってない。そして、
今まで病気すらしたこと無いのに、内臓関係でちょっと怪しいかも知れない。
厄年というもあるだろうけど、怖い。死にたくない。


109 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:34:40 ID:mvD1eOdA0
子供の頃から結構雷が好きで夏とか夕立と共に
雷鳴るとテンション上がりまくりだった
 
でも数年前に雷が鳴る中歩いて帰らなきゃならなくなった
光と音がほぼ同時だったからホント真上だったんだと思う
その時はさすがに怖くて民家に這うように歩いてた(避雷針下なら安全なのかなとか思って)
 
したら爆発でも起きたかのような爆音と共に視界が真っ白になった
音も聞こえないし視界ゼロだしで何が起こったのか分からずその場でフリーズしてた
しばらくして視界が戻ってきて耳にも雨と雷の音が聞こえるようになった
 
その後なんとか無事に家に帰れたけど
あれはやっぱり近くに雷落ちたとかそういうことなのかな?
もしも自分に直撃だったらと思うと…今思い出してもゾッとします


110 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:35:50 ID:mvD1eOdA0
うちの旦那は外国人なんだけど派遣会社の社員やってる。工場や倉庫とかにバイトの人々→アフリカ系
中南米・フィリピン・タイ・東欧 を派遣しているが、社長がバイトへの給料を払わないまま倒産したので
エライことになってしまった。旦那は転職したが、給料のことで激怒の電話殺到!出ないと私の電話に
かかってくる。しばらくするとかかってこなくなったが、旦那が仕事先から頻繁に電話してきて、”変な
人がいたらスグ電話して、警察にも電話”と言う。一度変なオヤジがいたから旦那に電話したら血相変えて
帰ってきて、外国人だったかどうか聞いてきたから日本人だった、と言ったらなぜか安心してんだよ、
そしたら”外国人、悪い人もいっぱいいる、家にきたら必ず電話だよ”って。それって、バイトの人が激怒
して住所調べて家までくるかもしれないって事ぉーーっ!?社員は関係ないからと言っても通用しないし、
何してくるかわからん!自分らの国の不良外人つれてきたりしたらどーしよー!!!
怒りの電話は減ってきたけど、今でも旦那が出張で夜一人だと怖くてたまらない。ちょっと物音がしたり話
声がすると目が覚めてしまい眠れないときがある。こわいよーーー



111 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:36:38 ID:mvD1eOdA0
因果応報、自分の身にも最近あった。

往路、使ったのに未使用で手許に残った券切符があって、払い戻した。
ウマーだった。
帰路の切符は予めもらっており、仕事場の引き出しに入れてあったが、
帰る日が近づいたある日、ゴミとまちがって、自らの手でゴミ箱へ。
詳細は省くが、直前に「ゴミとまちがってしまうだろうなぁ・・・」と
ふと思う状態があった。そのとき自分で対処できていれば、とも思ったが
果たして予想したとおりになてしまった。
気づいたのは翌朝、建物のゴミ集積所へ行くも既に出た後でした。

悪いことをしたから自分へ返ってきたんだと素直に思いました。



112 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:37:23 ID:mvD1eOdA0
十年来の知り合いに人を利用するのを何とも感じない女がいる。
他人を陥れたり、イジメの荷担をしたりしていた。

ただ、保身だけは上手く、集団心理を操るのがやたら上手だった。
先頭に立たず周囲を自分に有利なように操作していた。
そのため、彼女を表立って批判する人間はいなかった。

学校の成績も良く、華やかな美人なのも有利に働いたのだと思う。


 そんな事ばかりやっていたので友人はドンドン離れていった。
常に新しい人が寄ってくるため、ぱっと見「周囲の人気者」ではあったが。


 そんな彼女も最近ツケが回り始めたらしく、チラホラと不運に見舞われ始めた。
父親死にかけたり、複数のストーカー(傷害・殺人未遂含む)されたり色々あったらしい。

就職を気に取り巻きはバラバラになり、交流は絶え彼女は孤立した様子。
二十代半ば過ぎにも関わらず、高校以来交流が殆どない私を愚痴吐き相手に呼び出す所をみると親身になってくれる人はいないのだろう。
 正直同情する気にはなれない。


 上手くやっていると思っても、案外他人にバレているもの。
自分本位で他人を蔑ろにばかりしていると、手痛いツケが回ってくるよと言うお話でした。


 余談だが、別口で彼女の被害者に再会した。
現在、仕事も上手くいっており私生活は充実しているそうだ。

これを見るとイジメ被害者の最大の復讐法は、自分自身が幸せになることなのだろうとつくづく思う。


113 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:38:11 ID:mvD1eOdA0
因果応報とかって、ニンゲンが勝手に決めていいんでしょうかね〜。

昔、父母がはまってた新興宗教の雑誌に
「(その宗教の)集まりに、部活動で山登りをするからといって参加しなかった息子が
山登りで事故死した。」
とかいう手記が載ってて、
その母親が「何がなんでも、集まりに息子を呼んでいれば」とか書いてて
それを読んでた父母及び周辺の信者たちが
「信仰をゆうせんさせなかったから〜pkr」とか言ってるのを見て
「あんたら神様になった気分なん??」って思ってしまった。

確率は低いかもしれないけど、ダレでも事故やの突然の病死やのになってしまうことがある。
それを「生前 ○○やったからや〜」
って言う資格、だれかにあるんかな????


114 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:40:29 ID:oOLIM9c90
また連投かあ…
楽しみにしてる人っているのかな?


115 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:40:56 ID:mvD1eOdA0
自殺サイトを覗いてた時期があるんだけど、
そこのとある男性とメールするようになって、
ある日いよいよその男性は自殺を決意したみたいで、
樹海の入り口から私にメールしてきた
怖くて怖くて、何とか止めようとしたんだけど、
結局どんどん樹海の奥に入ってしまって、
途中で電話してもつながらなくて、そのまま連絡が途絶えた
でも、放っておけなくてすぐ警察に電話してしまったんだ
数日後、警察から、無事だったと連絡が入った

2日間樹海をさまよっていたらしい
今その人は、何とか立ち直って、社会復帰したみたい
樹海は恐ろしい…………


116 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:43:40 ID:mvD1eOdA0
自殺しようとして青木が原にやってきた人たちは、遺書を
残してあるだろうし、そうでなくても如何にも自殺しそうな
雰囲気だったことだろう。
そこで悪い奴が考えた。自殺者を殺して臓器を取り出して売るのだ。
腎臓が300万、肝臓だと1000万。肺が・・胃が・・・角膜が・・・。
全部で3千万ぐらいになるかな。
あとは放置しておけば野生動物に食い荒らされて証拠は無くなる。
遺書でもあれば警察は最初から自殺として扱うからね。

白骨死体なんかも、元はこれなのかもね。
これって殺人になるの?それとも自殺幇助なの?どっちでも良いか。


117 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:44:33 ID:mvD1eOdA0
高校の頃バイトで土建屋に行ってて、夏休みに出張があるとかで
俺も一緒に行く事に成ったんだけど、場所がまんま樹海・・
いや、樹海の勝山側の出口に近い、変な芸能人の別荘の近くだけど
そこを整地して、基礎までをやる仕事なんだけど。
何で群馬からこんな所の仕事をやるのか不思議だった・・
地元の業者を使えばイイのに・・とか。
まず、引き込み道路から50mほど道を作るんだけど・・
ユンボやブルで樹木を切り倒して道を作って行くのだけど
時間が予想以上に掛かり、宿泊代を少しでも浮かす為に
ユンボの中で寝泊りをした最初の夜・・
俺の見間違いで無かったら、ボーッと歩いてる(幽霊)を
3人見たし、変な音(木を折る様な音)はしょっ中聞こえてた。
3日目以降は、整地した土地に男が立ってて、ずっと俺を見てるし
60才程の親父がタバコに火を付けると、フロントガラス越しに現れて
ブルのキャタに置いてる半分飲んでるお茶にも人影が集まってるし
今まで、チラッチラッとは幽霊みたいな奴は見たことあったけど
きっと、この時の別荘は幽霊屋敷に成ってると思うな。


118 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:49:22 ID:mvD1eOdA0
5年前の元旦に富士山の麓に初日の出を見に行こうって話になり友人と合わせて4人で富士山に向かった。
勢いだけで出発したので最初はテンション高かったけどしだいにめんどくさくなってきた。
そのうち一人が「ってか樹海いかね?冬に肝試しとかメチャかっこよくね?しかも樹海。」
とか言い出した。内心俺はふざけんなと思ったが周りが
「おまえすげぇw」「かっこよすぎんぞw」とか盛り上がっていたので止める事もできなかった。
へんなわき道にそれてどんどん樹海っぽ感じになって、ちっさいバス停があるところで車停めた。
はっきりいってしゃれになるわけも無く、しかも寒くてみんなメッちゃメチャ震えていた。
「シャレにならんな」「早く帰ろう」と言う中で
「はいりて〜〜」と言い出す馬鹿。樹海行きを発案した馬鹿だ。
何を思ったのかダッシュで樹海に突っ込むそいつ。
俺ともう一人は急いでダッシュで追いかけた。もう一人は意味わからずにポカーン。
100メートル位入ったところで無事捕まえる。するとそいつ泣いてたんだよ・・。
車に戻ってそいつの話を聞いてみた
どうやら3年付き合っていた彼女が浮気して、それがきっかけで別れたらしい。
親には言ってなかったが婚約指輪みたいなのも買ってて、結婚も真剣に考えていたと。
でもそんなだせぇ事言える筈もなく普段通りにふるまっていて、今日富士山に行くと聞いたときに
なんとなく樹海に行きたくなったと。
別に樹海みてどうこうしたいわけじゃなかった・・・ただ樹海を近くで見たらもう走っていたとそいつ。
はっきりいって普通の神経の持ち主ならまだ暗い、しかも寒いあの樹海見たら3分も居たくなくなる。
それなのにそいつは走って樹海に突っ込んでいった。・・・普通じゃない。
そいつを落ち着かせて車でゆっくりと地元に帰った。
帰りの車で、そいつは泣きつかれたのか、全部しゃべってすっきりしたのかぐっすり、子供のような
寝顔で眠っていた。
朝日がまぶしい。大分家に近づいてきた、近所の酒屋が目に入った。今日はみんなで飲もう。

上手い酒 3600円
イカのつまみ 300円

仲間との思い出 プライスレス




119 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 00:15:10 ID:+ZMKtFCXO
コピペまじうぜぇ

120 :S谷ナ夫:2008/08/26(火) 01:52:36 ID:ZVUWhQzO0
>>90
全生活史健忘って現実にあるんですか。
特殊な脳の持ち主なら逆にあるのかな。

121 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 03:21:21 ID:3JkGa4ZrO
どうでもいいけど、コテじゃなくて酉ね

122 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 08:37:45 ID:uyymS3Gf0
>人が嫌がるような事書き込んでる人って何が楽しいんでしょうかね。
って自分で言ってる癖に、いつまでもコピペ連投やめないの矛盾してない?
気軽に楽しめって誰も楽しんでないのでは?

123 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 09:07:59 ID:83f3gaBYO
どう見ても通報対策の詭弁じゃん
相手すんなって

124 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 10:25:32 ID:QVvbNkWP0
反応するヤツがいる限り通報しても無駄になるだろうな
反応してるヤツもわかっててやってるだろうから性質悪いよな

125 :INDEX:2008/08/26(火) 12:45:38 ID:qIJyIUHq0

・まこと ◆T4X5erZs1g

整理 >>4-9
親父の死 >>46-52
沙耶の行方 >>88-90
番外 >>105


・赤緑 ◆kJAS6iN932

舞 >>22-28
少女 >>61-65


・御幸

>>36-38

126 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 12:52:02 ID:qIJyIUHq0
まこと氏ペースはえぇ!
もうちょっとゆっくりと楽しみたいのは俺だけか?
もうすぐ完結っぽいけど、初登場からあっという間だった気がするわ。

赤緑はSSとして秀逸。
ネタがある限り終わらないから、完結を迎える嫌さがないのはいいな。

御幸は他の話の期待も込めて。

127 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:17:42 ID:eoXG7xZC0
・読売が九州方面の拡販を目論んだものの、西日本新聞の妨害を受け失敗
→報知のスクープで黒い霧事件が発覚

・野村克也(現東北楽天監督)が阪神タイガースの監督に就任
→開幕の直前になって、日テレのワイドショーがミッチーサッチー騒動のキャンペーン開始
 後に野村沙知代逮捕

・2004年の球界再編で、近鉄とオリックス、ロッテとダイエーを合併させて1
0球団一リーグ制を目指すが後者の合併が頓挫。
→ロッテの選手がグリーニーを使用しているという疑惑が浮上。
 未だにサブローが「シャブロー」と呼ばれるなど、その傷跡は根深い
 (唯一グリーニー使用が明らかになったのは、覚せい剤で逮捕された元巨人の野村貴仁のみ)

・2004年の球界再編で、ライブドアの堀江貴文が近鉄球団の買収に名乗りを上げる
→ライブドアの粉飾決算で堀江逮捕。実刑判決を受ける

タブーというか陰謀ってより、読売が関わってあまりにタイミングのいいプロ野球事件史を挙げてみた。


128 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:21:57 ID:eoXG7xZC0
実体験投下
彼氏と行ったホテルのノートに、二人の名前で相合い傘書いた。
そしたら私の元カレが、私の名前の下に、電話番号と住所と『一回〇万円』って書いてたらしい。
そのページは、彼氏の友達が見つけて捨ててくれたらしいんだけど、ホテルの後ろについてるヤ〇ザから、ホテルで無断で売春したから、警察に言われたくなかったら金払えって400万請求された。
彼氏がヤ〇ザ にツテがあったから、なんとかなったけど…

ああいうノートには絶対名前書いちゃダメだな…


129 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:24:32 ID:eoXG7xZC0
あることが起きてから、行かなくなったホテルがある

すごい安いからいつも利用してたホテルなんだけど

毎回変な現象が起きてた
鏡に写る下半身とか青い色の玉が浮いてたりとか

で、ホテル備え付けノートがあったから
要望の欄にお祓いした方がいいと書いたんだけど
10分ぐらいしたあと、すげ〜腹が痛くてなって、
のたうち回るような痛みで
パートナーに救急車って言おうとした時
もしやと思い、さっき書いたノートの文章を塗りつぶした
ボールペンで書いてたから
そしたら嘘のように痛みが消えた

それから怖くて行ってない
ガチな話です


130 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:25:21 ID:eoXG7xZC0
以前休憩で行ったホテルなんだけど
ドコも一杯で仕方なしに古いホテルに入った時の話です。

古い事は気にしないでお風呂へ入って体を洗いっこしてたら
ドコからともなく『ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛』って地を這う様な声が聞こえ
2人とも動きが止まりました。

かすかに聴こえた程度だったし、疲れてたから気のせいだよって
言い合ってまた体を洗い出したら
1回目より少しばかり大きな音で『ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛』

2人とも洗うのをソコソコにしてベッドへ

事を済ませて(この間1時間程度)またお風呂へ
そしたら2回目よりもだいぶ大きな音で
『ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛』

怖いことを考えたくないから、多分SMか何かしてんだよーアハハー
で笑い話に変えて帰る用意をしてドアへ向かった矢先
『ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛』

もし、プレイだとしても怖かった。



131 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:27:26 ID:eoXG7xZC0
心霊現象ではないが、この前行ったラブホでの不気味な体験。
大阪の最近改装して小綺麗な小さなホテルなんだけど。
部屋は綺麗だし良い雰囲気なんだけど一カ所だけインテリアがたくさん掛かってあって、少し浮いた壁があったんだよ。
そこの壁を叩いたら薄い板を隔てて中が空洞になってる分かって、興味本意で端っこから薄い壁の裏側を覗いてみたら中にはビッシリ染みみたいなのがついてて、一枚だけ白い紙切れが張ってあった。
紙には書きなぐったような汚い字で何か書かれていたけど暗くて分からなかった。
気持ち悪いなぁと思いながら風呂に入って44444444224 あ つ   a gよ



132 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:28:19 ID:eoXG7xZC0
少し前ですが、彼女と安くてすいてるからってサン○マリーって奈良のラブホに2回いったんだけど、一回目は電気の接触が悪いのかライトがパッパッパッパッって何回もなって、そのときはなんかやだなってぐらいだったんです。
2回目に利用したときは端っこの部屋だったんですがエレベーターであがって部屋に近ずくときに目の視覚にフッと他の部屋のドアの隙間からのぞいてる人が見えたんです。
目があまりよくないのもあって少し見てたんですがそっちもずっと見たままなんです。そのときは怖くてすぐに部屋にはいっちゃったので人かどうかは確認できませんでした><
場所も値段も手ごろなので次も利用したいのですが、川沿いにあり少し気になったんですがあそこってなにかあったんですか?
ちなみに霊感はほとんどないです…。


133 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:29:10 ID:eoXG7xZC0
もう前の話でごめんなさい。

10年ぐらい前、お互いが実家のため週末は彼氏と港北のラブホに泊まってました。
色々行ってみたけど、結局お気に入りができていつもそこに泊まってた。
港北のどっかのラブホにオバケでるらしいよって噂は聞いてたけど二人とも信じてなかった。
なんでも殺人があったらしい。

ある日、お気に入りが満室で別のとこに行った。
寝ようとしてベッドのトコにある電気を消そうと彼が振り向いたから
私もなんとなく振り向いてスイッチを見てたら、(回すタイプのやつ)
彼が触る前に勝手にスイッチがくるっと回り電気が消えた。

慌てて彼がスイッチを元に戻して「今の・・・見た??」「見た・・・」
二人でしばらく黙り込んだ。

私は、霊感ってほどじゃないけど「ここなんかイヤな感じ」と感じる場所がある。
それを言うと彼がイヤがるから言わないようにしてたけど、その部屋も入った途端ヤな感じしてた。
もうエッチ気分じゃなくなって、煙草を吸いにテーブルの方に二人して移った。

気のせい、気のせい、と二人で笑って忘れようとしてテーブルの上の「ラブホ」によくある落書き帳を何気なくめくったら、
「この部屋、やばいぞ」とか「ここの窓からまっすぐに見える隣のホテルの窓の部屋で例の事件があったんだって。
俺達、この部屋で金縛りにあった。もう帰る。この部屋に泊まるカップルは、気をつけろよ」
っていう書き込みが、かなりマジな口調でたくさんあった。


134 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:30:07 ID:eoXG7xZC0
この前地元で幽霊でるとか噂されてるラブホに行った時の話
四階建てで田舎地帯にぽつんと在るから夜中とかピンクがかった赤い照明が若干気味悪い所だった
パネルで部屋選んでる時なんとなく一番上の四階が良くて
鍵もらってエレベーターで四階迄登った
んでエレベーター降りたらなんかフロントと空気が違うんだよな
重たくてじめじめしてる?って言うのか
部屋入ったらすげーカビ臭いし明かり付けても薄暗さ拭えないし
お互い気味悪さ最高潮で10分もせずに部屋出たんだ
そしたら彼女がだんだん具合悪くなってフロントで清算してたら
いきなりホテル飛び出しちゃったんだ
追っかけて話聞いたら身体重たくて寒くてたえられなかったって
初めにフロント来たときはなんもなかったのにって言うんだよ
久々に笑えねーと思った
駄文すまん


135 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:31:03 ID:eoXG7xZC0
去年の夏、千葉県のN市のラブホに彼女と泊まった時の話なんだけど…
そこに泊まるまでの経緯を簡単に説明すると、
彼女と電車でプチ旅行するっていうテーマでデートしてて、
終電間近になって、とりあえずラブホがありそうな駅降りるかーってなった。
しかしいくら探してもラブホ見つからずwww
終電過ぎてしまったので、もうこの駅近辺で探すしかなくなってしまった。
彼女に『なんでこんな駅で降りた!』と怒られながら、恥をしのいでコンビニの兄ちゃんに聞いても知らんの一言w
もう歩くこと2時間近く。ついに古ぼけた看板を見つけた。
『や、やっとあった…』そのラブホの概観は…ここ営業中なの?え、大丈夫?ってレベル。
一部屋ずつ車庫が付いてるタイプのラブホだった。

部屋はカビ臭いわ、コンドームの使用済みの袋は転がってるわで最悪な部屋だった。
でも、疲れきってた俺と彼女はお構いなしに『やっと寝れるー!』つってベットにもぐりこんだ。

つづく


136 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 21:16:52 ID:eoXG7xZC0
以上「コピペシリーズ」でした。また明日。

137 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 22:03:50 ID:zOdcJ8aIO
>>125
ありがとう!
助かります。

138 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:01:01 ID:Lrb4upts0
>>106 >>126
そう言ってもらえるとは思わなかったねww
ありがとう。

あと、INDEXも意外だったわ。
感謝感謝。

>>120
現実にあるよ。テレビでも当事者主演でドキュメント組んでた。

もう少しなのに、終わらないなあ 汗

139 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:02:10 ID:JnCr76Dp0
<沙耶の行方−4>
掲示板に投稿しているのだということを忘れて、油断していたら先を越されたww
いまさら解説するのも間抜けだか、一応、説明をつけておく。

沙耶ちゃんの病名は「全生活史健忘」といって、自分に関する事柄をすべて忘れてしまう症状なのだそうだ。社会的な通念や技術は覚えていることも多いため、生活には困っていないらしい。
実際、家に上げてもらってから沙耶ちゃんがお茶を出してくれた仕草などは、昨日今日習ったという手際ではなかった。
記憶喪失というと=頭部損傷ってイメージがあった俺に、親父さんは、主な原因は心因性だと教えてくれた。つまり、沙耶ちゃんは過去を忘れてしまうほどのストレスを受けたということなのか。
「どこで?」の質問には答えてもらえなかった。
「どんな事故?」の質問には、やんわりと帰宅を促された。

食い下がることもできたが、帰ることにしたよ。沙耶ちゃんが無事でいることがわかっただけで収穫だしね。

門まで見送ってくれた彼女に手を振ると、なぜか泣きそうな顔になって「ごめんなさい」と謝られた。

140 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:02:54 ID:Lrb4upts0
<沙耶の行方−5>
それからの半年は、本当に忙しい時間を過ごしたと思う。バイトはやめたが、本腰を入れた出版社の仕事(+いろいろとやらされたがww)のせいで、就労時間は変わらなかった。
わずかでも時間が取れれば沙耶ちゃんの顔を見に行ったよ。親父さんは警戒心バリバリだったけど、お袋さんはわりとすぐに打ち解けてくれた。

「こんなことを言うのはなんだけど、私は沙耶が病気になってくれてよかったと思ってるの」
印象に残ってるお袋さんの一言だ。
「あの子にはずいぶんひどいことをしてしまったから、恨んでるだろうなと、ずっと気にしてたんです。今は全部忘れて慕ってくれるので助かります」
その微妙な関係、俺にはよくわかるよ。

141 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:04:06 ID:Lrb4upts0
<沙耶の行方−6>
最低限の人間関係を維持しながら、俺がメインに時間を使っていたのは『事故の解明』についてだった。休日のたびに、心当たりのある場所や機関を回って、情報をせがんだ。
あのトンネルのある市の警察や消防署の窓口。救急病院の受付。同業の地域情報誌発行元の会社まで回ったこともある。
結果わかったことは。。。日本の守秘義務を舐めちゃいけないということだけだったorz

行く先々でたしなめられたよ。原因なんて些細なことを今さら蒸し返すんじゃないって。今、問題なく。。。むしろ以前より幸せに過ごしているんなら、それでいいんじゃないか、と。
そうかもしれんね。
たしかに、沙耶ちゃんは明るくなったよ。いい意味で甘え上手にもなって、みんなに可愛がられてる。復帰した大学でも友人(男がダントツに多いっていうのが気になるがww)が増えたと喜んでいたし。

でもさ。。。。じゃあ、以前の沙耶ちゃんはどこに行ったんだろう。生真面目で不器用だったけど、彼女の本質はそれだったような気がするんだよな。
以前、出版社の仕事で突風の被災地の写真を撮りに行ったことがあった。えっと。。。ああ、<復職>で書いてるな。そのときに沙耶ちゃんの写真を一枚撮ったんだが、彼女の周りに集まってた光だけが写ってて、沙耶ちゃん本体は写っていなかった。
今の沙耶ちゃんは陰のない光みたいな存在だと思う。だけど、そこに彼女の本体はいない気がしてしょうがないんだ。。。

142 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:04:53 ID:Lrb4upts0
<沙耶の行方−7>
珍しく、H先輩だけが俺の行動を肯定してくれた。。。というか、先輩の言によると、俺の行動が正しいとしか言えなくなるんだけどねw

「全生活史健忘」は、記憶が戻ってくることがほとんどらしい。意志の力で封じ込めているようなものなので、傷が癒えれば自然に解放されるんだろう。
そのときに、理解者が周囲にいないというのはものすごい悪影響になるそうだ。
沙耶ちゃんの今の状況を手放しで喜んでいる彼女の家族が、記憶の戻った沙耶ちゃんをちゃんと受け入れてやれるのか。「顔も知らん俺でも心配になる」と、H先輩は初めて善人らしいことを言った。

先輩からモチベーションを維持する力をもらった俺は、あの日も、例のトンネルの地区を管轄している駐在を訪ねた。
すっかり顔馴染みになった40代の巡査部長が奥の座敷に通してくれたときは、思わず(やたっ)と心の中で叫んだよ。

143 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:05:49 ID:Lrb4upts0
<沙耶の行方−8>
以下は、巡査部長と、その後に訪れた市警の担当者の話を総合して書く。

半年前の6月の終わり頃のこと。深夜にかかろうかという時刻に、交番を一組の親子連れが訪れた。母親は小さな幼児を抱いていたらしい。雨が降っていたので、2人ともずぶ濡れだったようだ。
巡査部長は2人をこの座敷に上げ、わけを聞いた。母親は早口で「山中に若い女性が放置されている」という旨のことを告げた。地図を指し示して場所まではっきりと教えたと、巡査部長は、その地図を広げながら語ってくれた。
眠っている幼児を抱えた母親を連れまわすのは気の毒だったので、彼は一人でパトロールに出かけたそうだ。目的の場所はトンネルから脇に逸れた林道の途中。滅多に人の入るところではないので、ふだんは立ち入ることもない。

狭い林道をミニパトでとっつきまで走り、何もないのを確認して折り返す。このとき巡査部長は『あの親子に騙された』と思った。こんな道を徒歩で入る人間がいるわけがない、と。
サーチライトさえ吸い込まれそうな真っ暗な山道を慎重に進むと、前方に、何か動くものが見えた。それは左の木々の間に消えていった。
「あの親子連れに見えたから、驚いてな」 俺の前で、巡査部長は鳥肌の立った腕をさすって、熱い茶を飲んだ。
彼は車を止めて後を追った。薮が左右に分けられていて、確かに人の通った跡があった。

その先で、沙耶ちゃんが見つかった。
全裸で、絞首の痕があって、仮死状態だったそうだ。

144 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:06:30 ID:JnCr76Dp0
<沙耶の行方−9>
沙耶ちゃんは市内の総合病院に運ばれてから、意識を取り戻した。
市警の女性警察官が彼女の担当になり、事情聴取をした。
前夜、トンネルから徒歩で帰ろうとしたところを、見知らぬ集団の車に押し込まれたこと。その後に乱暴されたこと。
そこまで話して、沙耶ちゃんは『別人になってしまった』らしい。何を聞いても「わかんない」「ありえない」を繰り返した。

「輪姦は親告罪じゃないのよね。。。」女性警察官はぼそっと言った。
犯人を捕まえれば無条件で起訴になる。そして、沙耶ちゃんは証人として裁判所に呼び出される。
沙耶ちゃんの親父さんは「捕まえなくていい」と即答したようだ。

帰り道。運転しながら、いくつかの選択肢を描いた。
沙耶ちゃんが事件を思い出す→精神の崩壊の危機→そばにいないと。
沙耶ちゃんが事件を思い出す→意外に平気で乗り越える→微力ながらそばで応援。
沙耶ちゃんが事件を思い出さない→遠慮なくゲット
。。。俺って、つくづく自分勝手な発想しかできないらしい。。。

145 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:12:56 ID:JnCr76Dp0
今日は終わりです。

146 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 00:52:25 ID:RoyYDFby0
もう大詰めだね。
続きも楽しみにしてるノシ

147 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 08:47:29 ID:AsiU/umq0
Me too.ノシ

148 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:33:52 ID:92j6284F0
1年前くらいの実体験なんだけど。

旅館にバイトしに行ったんだよ、
学生のバイトの主な動機なんて「割のいい小遣い稼ぎ」てなもんだから、
俺もご多分に漏れず条件にあてはまるの探しに探して、
やっと自給850円の小規模な民宿のベットメイクに目をつけたんだ。
体力使うっていっても大したことじゃないし、シフト制なのもぴったしだったからさ。

んで、一通り先輩方に仕事のやり方を説明してもらってたんだけど、
そこで変なルールつきの部屋の説明を受けたんだわ。
4階の奥の方の部屋なんだけど、絶対ドアを閉めちゃいけないって言われたんだ。
「開かずの部屋」じゃなくて、「閉まらずの部屋」なんだって。
その民宿は4階建てで、上から見たら下の部分が長い凹の形をしててさ、
問題の部屋はその左上の端っこにあるから、
4階に上がってもそっちのほうに行く人しかドアが開いてるかどうかは目視できないんだよな。
別段景色のいいところでもなかったから、4階に泊まる客自体も少なかったし。


149 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:34:41 ID:92j6284F0
でも一応毎回部屋のクリーンアップはしなきゃならないから、
実際他の部屋と同じようにポット代えたり軽く掃除したりはするんだ。
ただ、終わって出てもその部屋のドアは開けっ放しにするだけ。

俺は霊感なんかこれっぽっちもないけど、そういう話は大好きで興味あったから
実際にバイト終わった後トイレに行く振りしてその部屋に行って調べたんだよ。
でも掛け軸の裏や箪笥の奥に札なんてのは何一つなかったし、
窓の外の外壁とかまで注意深く探してみても変なシミ一つさえ見当たらなかったんだよね。

そんなもんだから他のバイトにも実際どう思うよ?って話したら、
ほとんどの学生バイトの見解も「迷信じゃね?」ってな感じだった。
Aってやつとは話があったバイト仲間だったんだけど、
そいつと2人でやる時にも一緒に入って色々見たけどなーんにもなくてさ。

先輩にうまくからかわれただけだなw って結論を出した。


150 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:35:32 ID:92j6284F0
で、のらくらとバイト続けているうちにまたAと一緒に4階を回ることになって、
その時に堪え切れなくて言っちゃったんだな、
「あの部屋のドア別に閉めてもいいじゃん、何も変わったところないし。」って。

で、部屋のクリーンアップ終わった時に試しに閉めてみた。
立て付けが悪いわけでもなく実に自然に閉まった。風で変な音が出そうな気配も無い。
Aも「なんだ、壊れてるわけでもないのかよ」って呆れ顔だった。
んで、「どうせ俺ら明日もバイト入ってるんだし、閉めたまま様子見るのもよくね?」ってなったんだ。
俺もいけないとはわかってたけど、まぁ問題が起きても自己責任だしなって思って同意したんだ。
それよりなんで閉めちゃいけないのかがろくな説明も無かったから気になってさ。


151 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:36:22 ID:92j6284F0
んで、客はもういなかったから4階の廊下でシーツとかAと2人でまとめてたら、
その閉まらずの部屋のほうから突然、「出してくれええ!!」って男の野太い声が聞こえたんだ。

Aと顔を見合わせて、Aが「逃げるぞ!」って言った瞬間脱兎のごとく逃げ出したよ。
2階で仕事してた「入るな」の説明をしてくれた先輩にそのことを話すと、
ウンザリした顔で一緒に開けに行こうって言ってくれた。
大の男2人が女に連れられて部屋のドアを開けにいったんだが、もう体裁なんて気にしていられなかった。
自分たち以外人のいないとこからあんな声が出て本当に脂汗かいてたし、
泣いて許されるんだったら家に帰りたかったけど。

話によると、その部屋で持病の発作を起こして死んだ人がいるらしかった。
たまたま薬を持った人が小用で出てるときにそれが起こってしまって、ドアの前で絶命していたらしい。
それ以来、ときたま弱弱しくドアを叩く音が聞こえる現象が続いたらしくて、
もちろんその部屋は使用禁止+お祓いってことになったんだけど、結局消えなかったんだって。
けど、そのドア開けっ放しにしておくとその音はなくなるらしい。
その部屋の玄関口で倒れた霊がときたま出るから、なんだってさ。

もちろん俺とAは一端引き止められたものの結局バイトは辞めてしまった。
今でもその旅館は普通に営業してるけど、お札とかなくてもそういうのには気をつけなきゃいけないと本気で思ったよ。

後日談だが、その気味の悪い「出してくれええ!!」っていう声はAには聞こえていなかったらしい。。。
俺の錯乱した姿が恐ろしくて釣られて逃げただけだと言っていた。ただ何か不気味で嫌な空気は感じ取っていたらしいが。。
今では俺自身もそれが空耳だったのか何だったのか分からないままだ。
長文+稚拙な表現ですまんかった。


152 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:37:15 ID:92j6284F0
廃墟サイトにガチではまっていた頃、夜な夜な廃墟マニアの人のサイトを巡っていた。
するとあるサイトに民家の廃墟が結構多めにアップされていた。
実は廃墟の中でも民家が一番好きなのでわくわくしてクリック。

その民家はある地方の村に存在する一軒で、家の中には生活用品が全て残っていた
壁にかけてあるカレンダーを見ると昭和40〜50年くらい。
珍しいことに荒らされた形跡もなく、ほとんど綺麗に残っている室内風景。

これは良物件!とウキウキしながらページをどんどんクリックしていると…
パソコンから「…ほぉぉぉぉ…ぼぉう…ほぉおおおお…」という意味不明の音が。
深夜なので音量はOにしていたので音が出るはずが無い。
出たとしても何でこんな半端なところで?!

焦ってマウスをいじろうとすると何故か強制終了で画面が真っ暗。
血の気が引いた。それ以来、夜中に廃墟サイトは見ないようにしてる…。


153 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:41:43 ID:92j6284F0
19歳の時、私の兄と兄の友人が海で波にさらわれて行方不明になったんですが…

その時、ニュースで実名で報道され、ニュースを見た私の友人も何人か心配して連絡をくれました。
その中に占いができる友人がいて、私は藁にも縋る思いで「兄は戻ってくるのかどうか占って欲しい」と頼んだところ
彼女は「ごめん。占えない。ホントゴメン」と言って切られてしまった。
翌日、彼女は家にやってきて私に夕べの非礼を詫び
「実は私は占いなんてまったくできない。
ただ、少し不思議な力があるらしく、人に見えないものが見える時がある。
貴方のお兄さんは既に亡くなっているのが見えた。
現在はここらへん(地図を指差す)にいるはず。
でも、見つかるのは明日の昼少し過ぎでここら辺で見つかるはず」と教えてくれた。
そして実際、兄は翌日の12時半過ぎ、船で兄を探していた親族が発見された。
ちょうど彼女が指差した位置だった。

そして一昨年、近所でひき逃げ事故があった。
小学二年生の子供が殺されたのだが、犯人は逃走してその位置に看板だけが立っていた。
ある日、その友人が遊びに来た時、隣の家の車を見て一瞬驚いた顔をし、
そのまま私を引っ張って「家にはいろ。急いで」と家に引きずり込んだ。
「どうしたの?」と聞くと「あの隣の人の車のタイヤに、小学生の低学年くらいの子供が血まみれでしがみついてる」と言った。
数日後、その隣の家の息子さんがひき逃げで逮捕された。

余談ですが(あんまり怖くないかもですが)
兄が海の事故で死ぬ前の年、兄と私は親戚の船に乗せてもらい釣りにでかけた。
しばらく釣りを楽しんでいたら、突然兄が「海の中に人がいる」と言い出した。
私が覗き込んでも何も見えない。
「どんなのが見えたの?」と聞くと「骸骨みたいな手が俺を引っ張ろうとしていた」と言った。
ビビった親戚はそのまま船を動かし逃げて帰った。
それが8月某日。
偶然かもしれないけど、兄が亡くなったのも翌年の8月某日。
その時一緒だった親戚は「あの時の手が○○(兄)を捕まえたんだ」と葬式で言っていた。



154 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:42:32 ID:92j6284F0
大した話ではないんだけど、ふと思い出した。

小学6年生くらいの時、友達3、4人引き連れて
週2くらいのペースで近くの河川敷の鬱蒼とした森(かなりの規模)に
エロ本を探しに行っていた。
その日もいつもの如く放課後、現地へ向かったが友人の一人が
「今日は向こうを調査しよう」と言ったので
普段探索している方の対岸の森へ入っていった。
そして、探索を始めてかなりの時間が経過したが
目ぼしい物は発見できず、収穫と言えばビリビリのパンストを
一つ発見したのに留まり、一同激しく落胆していた。
奥に進むか迷っていたその時だった。
友人A「何か聞こない?」B「笛?」
確かに何やらリコーダーのような音色が聞こえた。
俺「歌ってね?」更に微かにではあるが笛のメロディに合わせて
女の人の歌声が聞こえる。凄く綺麗な声。
するとCが突如凄い速さで走り出した。C「女神だ!裸の女神だ!」
声の方へ!俺らは一気に色めきたった。こんな所に普通の人が居るわけがない。
不思議なことに声の主が間違いなく裸のお姉さんだと信じきっていた。
みんな全力で走った。そこにいけばお姉さんがいいことをしてくれる気がした。
明らかに声が近づいてくる。遠くに微かに明るい場所が見える。
俺「あれ?」突然歌声が聞こえなくなった。
そして、森の中だと言うのに約20メートルにわたって木が無く
何故か砂利が敷き詰められている円形の空間にたどり着いた。
一同呆然。C「あれを見ろ!」その空間の中心に雑誌とおぼしきものがある。
少年ジャンプだった。またもや声を失い、その後ジャンプをビリビリに破り
その場を立ち去った。帰路に向かう途中、友人Cは確かに女神のような姿が
いきなり頭に浮かんだのだと言う。いや、実は俺もはっきり見えたんだ。
何か貝の中に座ってる女の絵(名前忘れた)の女が突然頭に浮かんだんだ。
そしてその女は手招きしていた。あれは何だったんだろう。
その後例の空間を2度訪れたが、一度目は未使用の花火セット(皆で折った)
二度目は赤い紙テープが置いてあった。

155 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:44:40 ID:92j6284F0
全然オカルトじゃないんですが

5年位前にアメリカに留学していました。
昼過ぎに大学に行くためにバス停に行ったんだけど、
アジア系のおばあさんが私より前にバス停に立っていました。
10分ぐらいしてバスが来たんですが、
おばあさんがバスに乗ろうとしないんです。
そのバス停は終点近くでキャンパス行きのそのバスしか通らないんです。
おかしいなぁと思いながらも、バスに乗り込みました。
料金を払い バスのドアの外にいるおばあさんのほうを見ると、
おばあさんがニッコリと微笑みながら私に手を振っていました。
私は意味がわからず呆気にとられて、無意識に手を振りかえしていました。
そしてドアが閉まり、バスは発車しました。
私は席につくのも忘れて、おばあさんが見えなくなるまで
その場に立っていました。
すると運転手が「アンタのおばあちゃんかい?」といってきたので
「そうだ。」と答えました。(何でそう言ったのか自分でもわからない。)
運転手や他の乗客には微笑ましい光景に見えたんでしょうが、
私には不思議な体験として今でも記憶に残っています。
その日以来、そのおばあさんは見かけませんでした。


156 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:45:43 ID:92j6284F0
オカルトかどうかわからんが
昔知り合いが居酒屋でバイトしてて
バイト終わりに飯食いにいく約束してて店の前で待ってたんだけど店の前にある公衆電話がめちゃくちゃでかい音で鳴り出した
公衆電話の呼び鈴の音聞いたことないから比較できないけどかなり高い音
デパートの4階にあるから結構通行人とかいたんだけど誰も気にとめないしうるさいから電話にはでないで受話器上げてすぐ戻して音だけ止めたんだけどまたすぐ鳴り出した
出ようと思ったけど俺びびりだし友達きたから放置して帰った
友達に聞いたけど「鳴ってた?気にしてなかったわ」って言われた
明らかに耳につく音だったのに



157 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:46:37 ID:92j6284F0
まいど「コピペシリーズ」でした。また後で

158 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 21:08:07 ID:JnCr76Dp0
>>146
>>147
d

終わったよ。

159 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 21:08:42 ID:JnCr76Dp0
<沙耶の行方−10>
その後のことは、。。。まあ照れもあるしww、あんまり詳細には書きたくない。
H先輩が「猪突猛進って言葉があるが、猪だってお前よりは考えて行動するだろうよ」と表現したとおり、俺はまったく周囲が見えてなかった。勢いだけで求婚して、そして、承諾をもらった。

同居を始めた初日の夜、ベッドの中で沙耶ちゃんが緊張していたので、手を出しあぐねて、俺はソファで寝た。
お互いが寝ついた頃、ものすごい呻き声が聞こえたので電気をつけると、沙耶ちゃんが号泣しながら辺りを掻きむしっていた。止めても止まらず、結局、彼女は爪を二枚はがした。
翌日から通い始めた心療内科への通院は、何年も経った現在でも続いてる。もっとも、今はほとんど症状はないけどね。

やっぱり、都合の悪い過去だけ切り捨てて生きるなんてことはできないんだよ。
「こんなふうに漠然と嫌な感じを受けるより、あたし、何があったのか、はっきり思い出したほうが楽かも」
最近、沙耶ちゃんはしきりに『事故』のことを聞きたがる。教えるのは俺も抵抗があるから、とりあえず「思い出してもいいよ」とストッパーを外すように促している。

160 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 21:09:00 ID:JnCr76Dp0
<沙耶の行方−11>
奥さんは、きっと、近いうちに全部思い出して、元の性格に戻る。
俺ね、今、回線が開きっぱなしの状態だから、いろんなモノが視えてるわけ。生きてる人間とそうじゃないヤツの区別がつかないぐらい、くっきりと。
奥さんの後ろには3つの姿が見える。足のない母親と、。。。ちょっと成長したなw。。。7歳ぐらいの子どもと。
そして、2人に囲まれるようにして、以前の陰のある表情の沙耶ちゃんが、ね。

今の明るい奥さんも、俺は好きだよ。だから、うまく融合してくれるといいな。
とりあえず言っておくよ。

おかえり、沙耶ちゃん。

161 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 21:09:33 ID:JnCr76Dp0
<エンディング−1>
沙耶ちゃんのことをここに書き込み始めたのは8月1日の深夜だった。実は、その前日の昼間、俺は思いがけない人に会った。そのせいで過去を掘り起こす必要が生じたようなもんだ。

一作目から登場させた、泥沼に沈んで死んだ坊主。ヤツは、バラバラだった母親の体が再生した後から姿を消してしまった。成仏したかどうか、俺にはわからなかったから、それからもずっと花は供えに行ってたんだ。
7月の最終日は溶けそうなぐらい暑い日だった。小粒のひまわりと缶ジュースを、今は埋め立てられてる沼のほとりに置いて立ち去ろうとしたら、60は越えているだろう女性に声をかけられた。「○○の同級生の方?」
ちょっと驚いた。○○っていうのは、俺の現実の名前だったから。

その女性は坊主の母親だった。
俺、坊主が子どもの姿だったんで、てっきり母親も若いもんだと思ってたけど、考えてみれば、死んだときに子どもだっただけで、その後何年(何十年?)も経っていたわけだ。
適当に話を合わせながら雑談していたら、面白いことがわかったよ。俺と坊主は『同名』『同生年月日』だったらしい。

162 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 21:09:58 ID:JnCr76Dp0
<エンディング−2>
俺ね、ずっと勘違いしてた。坊主は沙耶ちゃんに惚れてて、俺を敵視してるから、グロテスクな妄想を見せるのかと思ってたんだww
けど考えてみたらさ。
坊主がパーツ集めだと教えてくれなかったら、俺はわけがわからないまま、妄想で狂っていたかもしれない。

今は、俺、多少変な方向ではあるけど、平和で現実的に暮らしてるわけ。過去のオカルト経験なんか、もうどうでもいいぐらいに。
だけどもし、この先。
縁のある坊主とまた再会することができるなら、忘れちゃいけないだろ。このきっかけは。
だから書き残した。

巨大掲示板の中で、顔の見えない人からレスをもらうたびに、
「もしかして、この中の1人は坊主なんじゃないだろうか」
なんて馬鹿馬鹿しい想像をしてる。
だから、いろんな意味を込めて、「ありがとう」と返事をすることにしている。

163 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 21:10:57 ID:JnCr76Dp0
お付き合い、どもでした。

164 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 21:23:49 ID:msbMmNA8O
>>163
終わっちゃうのか…
さみしいよ〜

165 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 21:34:18 ID:ZM8gxYlY0
まことさん
面白かったです。どうか、お幸せに

166 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 21:42:37 ID:jofB9bmQO
まこと乙
面白かったぞ。

167 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:05:41 ID:ApO8rYH5O
ども!お疲れ様です!まことさん、以前…沙耶ちゃんと付き合えたら癒されるだろうなと書き込みしたものです!
書き込んだ日に夢を見ました!小さい子供と女性二人の出てくる夢をみたのです!関連性はないかと思いますが
一応、報告で色白で短い黒髪の中背の人と顔の見えない女性と子供といった内容でした!関連0ですよね?
沙耶さんとお幸せにお過しください!いろいろとありがとうございました。

168 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:22:45 ID:92j6284F0
2年前のお盆休みのときの出来事です。
私の菩提寺は鳥取県の米子にあり、墓もそこにあります。両親は既に他界しており13回忌や7回忌が過ぎると足が遠のき、今年も墓参りに行けなかったという想いだけが残ります。
母親は和風な趣味があり、お茶や着物が好きな関係も有って香も好きでした。
13日の夜9時頃に、そのことを思い出しながら自宅2階のベランダで香を炊いていたら、ベランダの外を2階の高さと同じ高さで風向きと逆方向に白い影がすーっと流れていったのです。ちょうど、一反木綿みたいな感じでした。
ベランダは隣と向き合う位置にあり、その下は我が家の駐車スペースと庭なので、そこは当然人が立てる場所でもないし、入り込むところでもないわけです。
ま、ただそれだけのことなんですが。


169 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:23:32 ID:92j6284F0
子供の頃から、不可解な出来事を時々体験するのですが、その経験を一つ。
中学生の頃の出来事で、未だ母方の祖母が生きていたときのことである。
学校の帰りに祖母のことが頭に思い浮かぶと、必ず家に祖母が来ているので
ある。
思い起こせば小学生のころからであり、その頃は特に意識していなかった。
が、中学生のときには明確にその一致性を認識していた。
特に可愛がってもらっていたわけでなく、むしろ、うっとしく思っていた
ところがあったが、互いにほとんど気にかけない関係であった。
にも関わらずである。
ちなみに、自分から思い浮かべるのではなく、気が付いたら思い浮かべていたと
いう、受身の感覚なんです。



170 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:24:23 ID:92j6284F0
昨日夢を見た
皆が空を見上げて赤い目をしてた
何か言ってたけど、自分には分からなかった
でも、皆すごく楽しそうだったから、僕もずっと笑ってた
なのに、途中で雲が落ちてきたから、全て台無しになった
雲を直すのには時間が掛かるのに、何てことしてくれたんだ
赤い目をした人達は急に怒り出して、水に向かって走りました

あははははははははははははははははは


171 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:25:15 ID:92j6284F0
4ヶ月前、ちょっとした出来事で思い出した不思議な思い出を書きます。
ずっと小さい頃の幻覚だと思っていたので、人にしゃべった事はほとんどありませんでした。
ちょっと変な話ですが、私は至って普通ですし霊感とかない方だと思ってます。

小さい頃(4歳くらいから10歳くらいまで)、熱が出たり夜中に起きたりしたときに金色の魚が空中をゆっくり漂っているのをよく見かけました。
凄くグロテスクな魚(調べたらホウライエソって深海魚にそっくり)なんですが、長い帯状で金色に輝いていて凄く綺麗だったのを覚えています。
その魚は私の周りをゆっくり囲むように泳いでいくんですが、その魚が現れると周りの空気が変わるって言うか、重くなるような感覚があるんですね。
耳もちょっと詰まった感じになるというか。小さいときに見たからなのか、不思議と恐怖心は全然なくて。
私は何故かその魚の事をキンピラって呼んでましたww。呼んだ所で魚は反応しないんですけどww。

最後にキンピラを見たときの事。ボーっとしてその魚を眺めていたらいきなり口に入ってきて凄く焦りました。
しばらくしたら出てくるかもってじーっとしてたら、胃の中で暴れまくって。
しばらく暴れてる内に私の胃の中で気泡みたいなものに変わって、勢い良く体内を廻った後、体中の毛穴から散っていく感覚がしました。
でも、その後かなり気持ちが悪くなってしまい、吐いてしまいました(汚い話でごめんなさい)。
それからキンピラを見なくなりました。


172 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:26:08 ID:92j6284F0
大きくなってキンピラの事は幻だと思ってたし、長い間忘れていました。

4ヶ月前に友達の薦めでヒーリングに行った時の事。
私の周りの空気がずんっと重くなる感覚があり、そのとき初めてキンピラの事を思い出しました。
目は閉じていたので何も見えなかったんですが、気配はしました。ヒーリング後、ヒーラーの方から、
「あなたの周りを金色の帯状の気がゆっくりと浮遊しているのが見える。」って言われて初めて幻じゃないんだって思ってしまいました 
(もちろん、ヒーラーの方にはキンピラの事を事前に話してません)。

ヒーラーの方もその金色の気が何なのか判らなかったみたいです(悪いものでは無いようですが)。

それから、キンピラは一度も見ていないし気配も感じないんですが、正体が判る方って居ますか?

話が長くなってすみません。


173 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:27:10 ID:92j6284F0
聞いてくれ
このスレの住人なら信じてくれると思って書くが
2001年頃の話だか家に自分以外誰も居ない時
突然当時自分の部屋にあった
デスクトップタイプのパソコン(OSはwin95)の
本体から誰か(2名)の会話がはっきりと聞こえた
そもそも電源は入っていないしなにかの電波を拾った
わけでもないし第一
内部に声だと分かるように再生させらるほどの
スピーカーのような類は搭載してなかった
当時は誰か二人の霊がパソコンに憑依したと思ってた
今思うと結局何だったんだろう


174 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:28:39 ID:92j6284F0
昔、中国武術習ってたんだけど、その先生が、我々物質生命以外に、
この地球上にはエネルギー生命みたいのがいるって言ってた。
その先生自身は気配としか感じないけど、たまに見える人がいる
とも…

ちなみに中国の龍なんかも、それを見た人が無理して絵にしたもの
ではないかと言っていた。
本当は純粋なエネルギー体なので、通常の生物のような姿はない
らしいが、見た人が脳内で似た姿に変換して認識しているそうだ。

…この話を聞いた時は正直眉唾物だと思って聞き流していた。
 が、あなたの体験を読むと、先生の言っていたことも本当だっ
 たのかも知れないと思った。


175 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:29:53 ID:92j6284F0
小学5年のころ、隣のクラスに関西から転校生S君がきた。
あるとき昼休みに、体育館の片隅でS君がクラスの野球部数名に
小突かれたりしてイジメられているのを発見した。

俺は当時、身体が学年でいちばんでかく、空手もやっていたので
「おまえら何やってんだ、やめろばかやろー」みたく割って入った。
野球部の連中は「遊んでるだけだよ〜邪魔すんなよ〜」と言ったが
なんだか無性にムカついて、蹴りを食らわせてやった。
すると野球部の連中はS君を置いて逃げていった。
そんでS君とちょっとだけ会話をして、そのときは終わった。

数週間後、帰宅時にうちの近所でS君とばったり会った。
「こないだはありがとう。俺、転校してきてからとにかく
イジメられんねんけど、こないだ助けてくれたおかげで、
あれからはただ無視されるだけになってん。
俺としてはそっちのほうがええから、ほんま助かった。
うちのマンションすぐそこやから、寄ってってや」
みたいなことを言われて、マンションへ上げてもらった。

上がるとお母さんが、「あんた友達できたの、よかったわ〜」
なんて喜んで、俺にいろいろ話しかけてきた。
結局それがきっかけでお互いの家を行き来するようになり、
よく遊ぶようになった。6年になっても変わらなかった。
釣りを教わったり、チャリで遠出したり、楽しかった。


176 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:30:53 ID:92j6284F0
6年の夏休み少し前に、S君から「また転校するんやけど」と言われた。
お父さんが金融の仕事してるんで転勤が多いらしい。
がっくりしたけど、夏休みに最後、また釣りに行くことに決めた。

釣りの日の数日前、S君が晩飯時に突然、我が家に来た。
「実は、釣りの日に離れることになってしまって、
だから挨拶に来たんよ。釣り行けなくてごめんな」と。
わざわざ、プレゼントまでもってきてくれた。
会うのはそれが最後になってしまった。

釣りはちゃんと準備してたから、当日は俺1人で遠出して行った。
でも1人でやっててもなんだかつまらなくて、
「今ごろ、新幹線乗ってるのか」なんて考えてた。
腹減ってきて持参のおにぎり食べてるときに
ふと気づくと、横におじさんがしゃがんでいる。
目が合うと、「ほんまありがとな」と言われた。ボソっと。
俺はもちろん、誰だこの人?と思って躊躇した。
次の瞬間に強い日差しがバーっと正面から来たので、
俺は手で顔を覆った。ふと目を戻すとおじさんはいなかった。
見渡してもおじさんはいなかった。誰もいなかった。
走ってそのへんを見たんだけど、俺しかいなかった。

家に帰ってそのことを話すと、父に
「1人で釣りなんか行くからだ。へんなヤツ多いんだよ最近」
とか言われて、1人釣り禁止になってしまった。
それまではS君としか釣りには行ってなかったので、
以降、釣りは一切やらなくなってしまった。
ただ、とても不思議な時間帯に感じたので(わずか数秒だけど)
そのおっさんの顔はちゃんと覚えていた。


177 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:33:56 ID:92j6284F0
以上今日の「コピペシリーズ」でした。また明日。

まこと乙でした。これからはあなたの分まで頑張りますので安心してご隠居ください

178 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:35:47 ID:VvmNCvxv0
沙耶ちゃんシリーズはなんか知らんが純粋に楽しめた。
そして今になって思う。
主役にDQN要素が無かったからだと。
他のシリーズ物は楽しみつつもこいつらぶん殴りてぇな的なある意味不快な部分があるのが、それが無かったのだ。
爽やかとは言えないかもしれないが、毒も無くきれいに終わった感が、嬉しくもあり寂しくもあり。

短い間でしたがお疲れ様でした。
そしてありがとうございました!

179 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 23:27:36 ID:fjDuPXuW0
>>163
一応大団円・・・かな?
1ヶ月間楽しませてもらったよ。
ありがとう!

180 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 01:48:39 ID:ezJ8A4gHO
>>163まこと氏、乙です
以前にもカキコしたが…
初登場時、キャラ萌えヲタ狙いのよくある安っぽいSSかと思ってたオレをビンタしてくれw

独特の世界観があって、毎晩楽しみにしてたよ

今までありがとう
嫁さんと幸せにね

181 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 05:55:46 ID:PIY+lNgB0
短期連載禿乙。
お前らの前途に幸多からんことを。

182 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 08:38:32 ID:NmND6z9S0
まこと氏、お幸せにね!

183 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 12:21:34 ID:O64Us7Q/O
まこと乙
充実した時間をありがとう。
お幸せに!

184 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 15:49:24 ID:5xOx2O2Y0
寂しさも覚えてしまうが…
まこと乙
楽しい時間をありがとう

185 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 16:40:33 ID:6j6ndGUQ0
まこと乙
この1ヶ月程楽しませてもらった
今、沙耶ちゃんの隣にまことがいる事に安心した
心からお幸せにな

186 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 20:26:39 ID:Bd4mTwzX0
まとこありがとう


187 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:08:54 ID:zhG+O+DI0
23日午前2時ごろ、岐阜県各務原市鵜沼各務原町のマンション7階のベランダから、
住民の男性(43)の長男(13)が駐車場に転落した。病院に運ばれたが、間もなく
死亡した。各務原署が事故、自殺の両方ノ可能性があるとして、本人から事情聴取している。

 調べでは、長男は愛知県内の私立中に通う中学1年。直前まで部屋で勉強して
いたが、ベランダに出た後、姿が見えなくなったのを母親が気付いたという。ベランダには
高さ約1・1メートルの手すりがあった。


188 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:09:49 ID:zhG+O+DI0
大学3年のときの話

いつもの仲間でスノボから帰って来てそのまま駅近くの定食屋へ。
みんなでワイワイ食べてるとサイレンの音が。
目の前を救急車が。しばらくしてパトカーが通って行く。
食事を終え精算を済ませ外へ出るとさっきの救急車とパトカーが止まっている。
駅の方が何だか騒がしい。

もしかして、人身事故!?

自分が住んでる駅は快速も止まらない田舎駅
駅は凹みたいな形状で金網越しに線路を見下ろすことが出来る。
早速、金網の方へ皆で移動する。(不謹慎ですが若気の至りということで・・・)
田舎駅だけあって灯りが少ないが、誰かがシートにかぶせられているのと周りに人がいるのが何とか確認できる。

え、まじで?死んでる?
電車に轢かれたんやか

本当に人身事故でテンションも上がる!
と、思いきや実際目の当たりにするとさすがに動揺したのか皆は先に戻ってしまった。
自分だけ一人残って見ていると、いきなり警察?救護隊?の人が懐中電灯をシートに当てた。

うわ、びっくりしたぁ。目合ってもたやんか。

青白い顔が目に飛び込んで来て思わず声をあげてしまった。
さすがの自分も一気にテンションが下がったので戻ることに。

後日、定食屋のマスターの話によると、酔っ払ったオジサンが線路に落ちて快速電車に轢かれたらしい。
O駅で降りる予定が寝過してしまい折り返すところだったそうな。
皆さんも飲み過ぎには気を付けましょうね。


189 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:10:45 ID:zhG+O+DI0
昔の話。

再婚してすぐ、親父が深夜に食あたりで大変苦しみました。
家の中では、酒が入ると私や兄貴の飯とかも漁る最低な人だとはその当時知らなかったみたい。

その後私も同様に結婚できた。
その前後からは私達は更に仲が良くなった。
でも、実母がつけてくれた私の部屋の内鍵は、植付けられた猜疑心のため、まだ多分ついたままだと思う。


190 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:12:05 ID:zhG+O+DI0
昔から霊感ないんだけど、幽霊が見たくてちょっと近所の空き家(平屋)探検いってきた。
  別に心霊スポットでもなんでもないところだから、大して期待もしてなかったんだけどさ。

  入り口から入ると、ホコリが積もった廊下は靴跡ひとつなくて、
  何年も人がはいってないんだなー、なんて思いながら
  ホコリ踏みしめてひと通り家の中一周してみました。
  雰囲気は、ただただ薄暗くてホコリっぽいってだけで、
  何か出そうって感じでもなかったかな。

  案の定何か変な現象に遭遇することもなく、がっかりしながら
  入ってきた時のように、靴跡ひとつない廊下をたどって帰ったよ。


191 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:13:07 ID:zhG+O+DI0
同様にが指しているのは継母だろうね
自分も夫もちになったってことをいってるだけでそこまで深い意味はないと思う
下の鍵がさしているのは扉が開かないということのように見えるけど
たぶん鍵をかける仕組みが残ってるって話だと思う

この話は継母に薬もられてた、その後結婚を機に家を離れ
お互いに不安に思うこともなくなり仲はよくなったけれども
一度されたことの疑いは消えないってことが言いたいだけ

と考えてたんだけどまた深読みして

1.何故実母は部屋にかぎをつけたんだろ?
→もしかして実母は継母に薬もられて死んだ?子供がそうならないように鍵付けた?
2.自分自身は猜疑心もってるけれどもでは継母はどうなんだろうか?
→継母も猜疑心を持っており自分が殺されるかもという不安を感じた私がこのレスを書いた?
3.鍵のかかったが扉が開かないという意味なら部屋にいるのは?
→私のいなくなった部屋に継母が忍び込み何かをしている?いったい何を?

とか考えてたよ


192 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:13:57 ID:zhG+O+DI0
今現状の話なんだが、風呂で髪を洗ってたら壁越しになんかゴンゴンと壁を叩く音が聞こえたんだが
壁越しにトイレがあるから誰か入ってるんだと思ったが誰も入ってなくて
何故か何か隣の家がここ1,2週間全く電気を点けていないのが無性に気になってなんか怖くなってきた

零プレイ途中で寝てコントローラ投げつけたとき以来の恐ろしさだ


193 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:15:08 ID:zhG+O+DI0
掟の門前に門番が立っていた。そこへ田舎から一人の男がやって来て、入れてくれ、と言った。
今はだめだ、と門番は言った。男は思案した。今はだめだとしても、後でならいいのか、とたずねた。
「たぶんな。とにかく今はだめだ。」
と、門番は答えた。
掟の門はいつもどおり開いたままだった。門番が脇へよったので男は中を覗き込んだ。
これをみて門番は笑った。
「そんなに入りたいのなら、俺にかまわず入るがいい。
しかし言っとくが、俺はこのとおりの力持ちだ。
それでもほんの下っ端で、中に入ると部屋ごとに一人ずつ、順ぐりにすごいのがいる。
この俺にしても三番目の番人を見ただけで、すくみあがってしまうほどだ。」
こんなに厄介だとは思わなかった。掟の門は誰にも開かれているはずだと男は思った。
しかし、毛皮のマントを身につけた門番の、その大きな尖り鼻と、
ひょろひょろはえた黒くて長い蒙古髭を見ていると、おとなしく待っている方がよさそうだった。
門番が小さな腰掛けを貸してくれた。門の脇にすわっていてもいいという。
男は腰を下ろして待ち続けた。何年も待ち続けた。
その間、許しを得るためにあれこれ手を尽くした。くどくど懇願して門番にうるさがられた。
ときたまのこととだが、門番が訊いてくれた。故郷のことやほかのことをたずねてくれた。
とはいえ、お偉方がするような気のないやつで、おしまいにはいつも、まだだめだ、と言うのだった。
たずさえてきた色々な品を、男は門番に次々と贈り物にした。
そのつど門番は平然と受けとって、こう言った。
「お前の気がすむように貰っておく。何かしのこしたことがあるなどと思わないようにな。
しかし、ただそれだけのことだ」
長い歳月のあいだ、男はずっとこの門番を眺めてきた。
他の番人のことは忘れてしまった。
ひとりこの門番が掟の門の立ち入りを阻んでいると思えてならない。


194 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:16:13 ID:zhG+O+DI0
彼は身の不運を嘆いた。
はじめの数年は、激しく声を荒げて、のちにはぶつぶつと独り言のように呟きながら。
そのうち、子供っぽくなった。
永らく門番を見つめてきたので、毛皮の襟にとまった蚤にもすぐ気がつく。
すると蚤にまで、おねがいだ、この人の気持ちをどうにかしてくれ、などと頼んだりした。
そのうち視力が弱ってきた。
辺りが暗くなったのか、それとも目のせいなのか分からない。
いまや暗闇の中に燦然と、掟の戸口を通して煌くものが見える。
命が尽きかけていた。
死の間際に、これまでのあらゆることが、凝結して一つの問いとなった。
これまで終ぞ口にしたことの無い問いだった。
体の硬直が始っていた。
もう起き上がれない。
すっかり縮んでしまった男の上に、大男の門番が屈みこんだ。
「欲の深いやつだ。」
と、門番は言った。
「誰もが掟を求めているのに。」
と、男は言った。
「この永い年月のあいだ、どうして私のほか誰一人、中に入れてくれといってこなかったのだろう?」
命の火が消えかけていた。
薄れていく意識を呼び戻すかのように門番が怒鳴った。
「ほかの誰一人、ここには入れない。この門は、お前一人のためのものだった。
さあ、もう俺は行く。ここを閉めるぞ。」


195 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:17:59 ID:zhG+O+DI0
「トイレの花子さん」ってあるでしょ?
トイレの前でノックして、花子さんあそびましょうって言うやつ…

例えば、私と誰かとが、ノックして「あそびましょう」って言ったとするでしょ。
すると「はーい」って、誰も居ないはずのトイレから声がするのね。
恐る恐るドアを開けてみる。でも……誰も居ない。
一緒にいた子は怖くて逃げ出す。そういうシナリオ。
本当は、トイレの中には私の友達のAが入ってた。
ドアを開けたときに、見つからないようにドアと壁の隙間に隠れて。
見事にひっかかるのが面白くて、そんなことを繰り返してた。

ある年の夏休み、校舎が改装されてトイレも新しくなった。
Bが、もしかしたら新しい校舎にも花子さんは居るんじゃないかって言い出した。
(Bは散々、あのトリックに引っかかってた。種を教えたことは一度もないけど)
だから私とAは大急ぎで口裏を合わせて、以前と同じようにAはトイレに隠れた。
Bが恐る恐る言う。
「花子さん、あそびましょう」
「はーい。何してあそぶ?」
Aはいつもと違い、ちょっと裏声気味に返事をした。掠れているというか。
私とBは恐る恐るドアを引く。誰も居ない。
新しい校舎でも花子さんは居たんだ! とBは怖がっていた。
私とBがトイレから離れたのを見計らい、Aも出て行ったようだ。
その日の帰り道、Aに話を聞くと、こう返ってきたのを覚えている。

「トイレには誰もこなかったよ……?」

Aが髪型をおかっぱにしてきたのは、次の日からだった。


196 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:19:58 ID:zhG+O+DI0
まこと氏亡き後も私は粛々と「コピペシリーズ」を続けていきます。
ではまた。

197 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:44:36 ID:dyE49qnHO
いま122きろばいと
まだまだ落ちないヨ

198 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 22:50:06 ID:YDjlXc26O
新シリーズこないかなー

199 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:09:23 ID:Dzy+Cwqx0
はじめに・・・
話の中で出てくるオカルトサークル5人が〜というのは、
私が1年前に洒落コワPart170に投下した「嘘つき」という話です。
今回の話とはほとんど関連はないですが、あしからず。

To シリーズ物倉庫の管理人様
いつも更新ご苦労様です。
どうやらシリーズタイトルで困らせてしまっているようで・・・
私のタイトルは[赤緑]としていただけるとまとめ易いかと思います。


200 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:10:23 ID:Dzy+Cwqx0
[廃校]
1/16
夏の終わりのある日。友人が肝試しに行こう、と誘ってきた。
俺には霊感なんてまったく無し。こいつ、北上って奴だけど、こいつにも当然無し。
何でまたそんなモノに、と思って聞き質すと、
「同じ大学のオカルト好きな女の子2人と意気投合したから」
という、とても分かりやすい理由だった。
まぁ、そんな訳なら誘ってくれたことに感謝しないといけないが、目的地がちょっと不安だった。

S県の山中にある廃校。
学内で少し噂になったところだ。
というのも、うちの学校のオカルトサークルの5人がここに向かったきり、行方不明になったとか。

うちらにも何かあったらどうするのか、と不安になるが、
北上曰く、「有名なところだから、逆に安心。」ということらしい。
なんでも、行方不明者が出たことで話題になり、廃校での捜索も行われた。
しかしその結果、そこには怪しいものは一切何もなかったことが判明したので、
その廃校は“安全な心霊スポット”になった、と言う。


201 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:11:31 ID:Dzy+Cwqx0
2/16
肝試し当日、それでもビビリな俺は、万が一を考えて家族に行き場所を伝えておく。
すると何やら心配されて、お守りなんかを持たされた。
そういうのがあると、なんか逆に怖いのだけどね。
わざわざこちらから危ない場所に行って、危ない目にあうなんてバカげてる、と言われたが、
今回の場所は安全。ただそういう雰囲気を味わいたいだけ、と説得した。
俺もずいぶんと過保護なものだ。
まぁ仕方ない。小さい頃に父親を亡くして、家に男手は俺だけだ。

迎えに来た北上の車に乗って、目的地に向かう。
車内には既に女の子が2人乗っていた。神尾です、鮎川です、と名乗った。こちらも雨月です、と名乗る。
神尾さんはスラッとした明るい感じの子。北上の好みだろうと思う。
鮎川さんもスタイルに申し分は無いが、やや地味な眼鏡をかけている。
しかしどちらも中々可愛い。さすが北上様、お目が高い。
助手席には当然?神尾さん。自分と鮎川さんは後部座席に乗って、出発した。


202 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:13:53 ID:Dzy+Cwqx0
3/16
車中での取り留めの無い話。やがて話題は目的地である廃校のことになる。
さすがにオカルト好きな女の子2人は詳しく、
特にその手の話題に関しては、鮎川さんは相当なものだった。
取り壊そうとすると祟りがあった、とか、他にも何人か行方不明者が出ている、なんていう話を聞かせてくれる。
一体どこが「安全な場所」なんだ?と思ったが、
捜索を行ったとき、廃校内には子供と思われる足跡がたくさんあり、
どうやら麓の小学校の子供達の遊び場になっているらしい、とのこと。

子供の遊び場になるくらいなら、まぁなんとなく安心・・・かな?
肝試しに行ってそこで遊んでいる子供達に会ったら、興醒めしてしまうかもだけど。


203 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:15:04 ID:Dzy+Cwqx0
4/16
やがて、廃校のある山に到着する。麓に車を置き、ここから肝試しスタート。
時刻は21時。辺りは真っ暗だ。
俺と北上が懐中電灯を持ち、4人で廃校に向かう。

平坦な山道。熊でも出たら・・・と思ったが、この辺りには居ないらしい。
さすが安全心霊スポット。
とは言っても、流石に怖くなってくる。
都会では考えられないくらい、静かだ。聞こえるのは木々のざわめきと、何かの鳥の鳴き声のみ。
行方不明になったという人たちも、こんな感じで廃校に向かったのだろうか?
なんてことを考えてしまう。

そして廃校に到着。
これがなかなかどうして、いい雰囲気が出ている。
聞くところによると、女の子2人も今まで霊を見たとかいう体験もなく、霊感は0だと言う。
つまりここにいる4人、誰も霊感なんてものは無い訳だが、この雰囲気には全員が圧倒された。


204 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:16:29 ID:Dzy+Cwqx0
5/16
では行くか、というところでちょっとした事が起きた。

俺の横に立っていた鮎川さんが息を呑むのが聞こえた。
俺「どうしたの・・・?鮎川さん、平気?」
暗くて表情はよく分からないが、彼女はなにやら怯えている。
そして廃校の2階を指差してこう言った。

鮎川「今、中に・・・誰かが・・・」
北上「え?誰かって・・・誰?」
答えようも無いような質問をして、俺と北上は懐中電灯で彼女が指差す方向を照らす。
北上「・・・誰も居ないぞ?」
俺「見間違いじゃない?木の影が映ったとか」
神尾「もしくはあれかな?私達と同じ人か、例の子供達か」
さすがにこの時間、21時過ぎに子供がいるとは思えないが、うちらと同じ肝試し組なら居そうだ。


205 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:17:46 ID:Dzy+Cwqx0
6/16
普通ならここで尻込みしてしまいそうだが、そこはソレ系が好きな女の子達。
ただの見間違いである、という安易な結論にして校舎内に入ることにした。
俺は・・・もちろん怖かったが、女の子2人が平然としているのに、男の俺が情けないとこは見せられない。


東西に伸びた、木造3階建ての校舎。階段は中央と東西それぞれにあるらしい。
進行ルートは、1階の西まで行き、2階へ。2階の東まで行き、3階へ。
3階の西まで行き2階に下り、2階の東から1階、そして出口へ、というジグザグルート。
途中、どこかの教室にでも入ってみるか、という事になった。


206 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:19:11 ID:Dzy+Cwqx0
7/16
校舎正面の入口から入り、まずは西の階段を目指す。
校舎内は当然明かりが無く、懐中電灯2本の明かりを頼りに進んでいく。
1階というのは「外」が近いからか、又はすぐに建物から出ることができる、という安心感からか、余り恐怖を感じない。
校舎内の部屋には札が付いており、そこが何の部屋だか分かるようになっている。
俺たちは保健室、職員室の前を通りすぎ、何事もなく階段に着き、2階へ上がった。


2階にはずらりと教室が並んでいた。
教室の扉は全て開いており、廊下に面して窓も付いているので、中をなんとなく覗きながら通り過ぎていく。
ギシギシと床を鳴らし、中央階段を通り過ぎた辺りで俺は気付いた。
この次の教室、さっき外で鮎川さんが指差した教室だ。

その教室、2-3と書いてあるその教室の前に差し掛かったが、俺は中を見ないようにした。
他の3人もどうやら分かっているようで、中を見ようとしない。
なんだ、みんな少しは怖がっているじゃないか。なんとなく安心する。
扉の前を通ったとき、なんとなく冷たい風を感じたのは・・・きっと気のせいだろう。


207 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:20:10 ID:Dzy+Cwqx0
8/16
やがて東の階段に着く。ここで北上がふぅーーっと息を吐いた。
北上「いやー、さっきのとこ、何か怖かったなぁ」
俺「あぁ、2-3だろ?鮎川さんが何か居たって言っていた教室だよね」
神尾「ね〜。私も怖かった〜」
鮎川「ごめんね、何か怖がらせちゃって・・・。でも何もなかったね」
みんな堰を切ったように話し始める。緊張していた証拠だろう。

落ち着いた空気になり、3階へ。

この階には怪談の定番、音楽室があったが、部屋の中を見てみると、お決まりのピアノも肖像画も何もない。
当たり前と言えば当たり前だ。廃校に置き去りにするものでもない。
北上が入ってみよう、というので、音楽室に入ってみる。


208 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 09:29:30 ID:iMXY6XoTO
サル?

209 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:21:59 ID:Dzy+Cwqx0
9/16
がらんとした部屋。何も置いてないので、部屋の壁が防音壁になっていなければ
ここが何の部屋か分からないだろうと思う。
しかしここには別の特長があった。

床。床を照らしてみて気付いた。足跡がたくさんある。
大きさからして子供のものだろう。
どうやらここが、子供達の遊び場になっているようだ。
確かに他の教室より少し広いし、何も置いてないので遊び場にはいいかも知れない。
しかしこんなところで何をして遊ぶのだろう、とも思ったが、子供には子供の遊びがあるのだろう。

部屋を出て西の階段に向かう。
いくつかの教室を通り過ぎ、西の階段まで来る。そして階段を下りて再び2階へ。
先ほどと同じように、東に向かう。一度通った場所なので、何となく気が楽だ。
しかしそれは逆だったと思い知る。一度通ったからこその恐怖があった。

中央階段を過ぎ、2-3の教室前に差し掛かって気付いた。

教室の扉が、閉まっていた。


210 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:24:36 ID:Dzy+Cwqx0
10/16
みんな言葉を失う。恐らく同じことを考えているのだろう。
さっきは開いていた?本当に開いていた?さっきも実は閉まっていたんじゃないのか?
でもほんの10分くらい前の事。忘れる訳もない。
しかも以前通り過ぎたとき、俺は開いた扉から風が吹いてきたのを感じている。

鮎川さんが沈黙を破る。
鮎川「ねぇ・・・ここ通るの、止めない?」
神尾「そう、そうよね。中央の階段下りて、出よっか」
誰も閉まっている扉のことには触れない。触れずに回避しようとしている。
当然、俺と北上も同意する。
北上「よし、そうだな。そこの階段下りて、外に出よう」

2-3の方に背中を向けるのも怖い気がしたが、踵を返し、中央階段に向かおうとした。その時だった。


211 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:28:52 ID:Dzy+Cwqx0
11/16
何か聞こえた。すぐに子供の声だと分かった。それも複数人の笑っている声。
上から聞こえる。位置的には・・・音楽室からか?
4人で顔を見合わせる。いけない。何か破綻しそうな空気だ。
声が移動している。いくつかの足音がする。3階を移動して・・・中央階段に向かっている?

神尾「・・・何?何よ?何なの?誰か居るの?」
北上「おっ落ち着いて!早く、早く出よう、下りよう!」
俺「でっでも、あっちから来ているんじゃないのか?」
笑い声は中央階段の方に向かっていった。これで俺たちもそちらに向かったら・・・
冗談じゃない。あの声の集団とは、絶対に会ってはいけない気がする。
鮎川「じゃあ、やっぱり、そこ通って行くしかないの?」
2-3の前を通る。迷っている暇もないか?階段の方から聞こえる声は鮮明になってきている。


212 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:31:16 ID:Dzy+Cwqx0
12/16
再び2-3の方へ振り向き、全員、息を呑む。

・・・扉が開いている。

頭が混乱してきた。しかし行くしかない。声が、階段を下りているのを感じる。
北上「走ろう!雨月、鮎川さんを!」
北上が神尾さんの手を取って走り出す。俺も鮎川さんの手を取る。
俺「鮎川さん、足元、気を付けて!」
4人で駆け出す。

教室の前方の扉を通り過ぎたとき、俺は中から、射るような視線を感じた。
物凄く熱を帯びた、熱い視線。恐らく全員が感じたと思う。
熱い視線だが、冷水を浴びたような感覚。体温がサーっと一気に下がる。
出来るだけ教室の方は見ないようにするが、教室には廊下側に窓が並んでおり、
前を向いて走っていると、どうしても視界の隅にこれが映る。

そこで俺は見てしまった。その窓に浮かぶ、無数の顔を。
感情を感じない、無表情な顔。
廊下の一番端、教室側を走っていた俺にははっきり見えてしまった。
こちらが通り過ぎると、それを追うように視線も追ってくる。

そして後方の扉の前へ差し掛かる。通りたくないが仕方ない。
扉は開いている。何か、何かが出てくるに決まっている。
俺は泣きたい気分になったがどうしようもない。駆け抜けるしかない。
そしてそれはきた。


213 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:32:52 ID:Dzy+Cwqx0
13/16
手だ。いくつもの手が教室内から俺に伸びてきた。
扉の前を駆け抜ける瞬間、俺は腕や脚を掴まれた。
俺「〜〜〜!!」
俺は声にならない声を出す。引きずり込まれる?ダメだ!と思った瞬間、
掴んでいた手が弾かれたように離れた。

そして・・・俺たちはそのまま走って階段へ。
慌てて階段を駆け下り、1階も走りぬけ、出口から外へ出る。
1階の中央階段辺りも怖かったが、笑い声は既に消えていた。

外へ出た俺たちは、そのまま車の元へと走った。
そこで俺は一度振り向いた。どうしても気になったからだ。
あの教室の辺りを見てみる。窓にはたくさんの顔が見えた。こちらを睨んでいる。
・・・と、それはすぐに消えた。もう一度目を凝らして見ても、何も見えなかった。


214 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:35:55 ID:Dzy+Cwqx0
14/16
車に乗り、エンジンを掛け、帰路につく。
この頃にはだいぶ落ち着いていた。
車内では当然、今体験したことの話。
扉が開いていたとか閉まっていたとか、笑い声が聞こえたとか・・・。
4人が体験したことなので、これは間違いなく起こったこと。
しかし、教室内の顔、そして手が伸びてきたことに関しては、他の3人は知らないと言う。
どうやら俺だけが見たものらしい。

北上に「実は霊感あったんじゃないか?」
と言われたが、どうも実感がない。きっと気のせいだな、と言っておいた。
混乱していたし、幻覚でも見たのだろう、と。
他の事象についても、怪しいものだ。
心霊現象だったのか?と言われると、断言できない。
そもそも最初に鮎川さんが見た通り、校舎内に誰かがいた可能性があるからだ。
幽霊の正体なんて、大抵そういうものだろう・・・と思いたい。

そして北上の車で女の子2人を先に送り、俺も家まで送ってもらった。

家に着いたのは1時過ぎだった。


215 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:38:40 ID:Dzy+Cwqx0
15/16
家に入り、洗面所で顔を洗っていると、姉貴がやってきた。
姉「おかえり、光一」
俺「あぁ、ただいま。まだ起きていたんだ」
姉「ちょっと心配でね。平気だった?」
心配してくれていた。自他共に認めるシスコンな俺には嬉しい。

俺「うーん、まぁ平気平気。なかなか貴重な体験だったよ。あぁ、これ返す」
俺は行きがけに姉から受け取ったお守りをポケットから取り出した。
俺「・・・あれ?」
そのお守りを見て驚く。お守りの袋には、何かの石と紙切れが入っていると言っていたが、
袋の外から触ってみて、明らかに中の石が砕けていた。


216 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:40:51 ID:Dzy+Cwqx0
16/16
姉「よかった・・・」
俺「・・・え?あぁ、ごめん、壊しちゃったかな」
姉「いいのよ、そういうものだから」
姉貴はお守りを受け取ると、中を見て何か確かめている。

母「あら、こんな時間にまだ起きているの?」
お袋が起きてきた。
俺「今帰ってきたとこ。風呂入って寝るよ。なんか疲れたし」
母「そう。舞も早く寝なさいね。また具合でも悪くなったら・・・」
姉「大丈夫よ、お母さん・・・」

心配なのも無理はない。
過去に大病を患っていた姉。しかし、奇跡的に一命を取りとめた姉・・・。

姉「もう寝るね。おやすみなさい」
彼女はそう言って少し微笑むと、部屋へと戻っていった。


217 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 10:50:11 ID:zKSdE4WW0
ウニさん待ち

218 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 16:14:17 ID:nQgG/7Zc0
ウニは次はいつ頃来るんだろう

219 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:32:22 ID:g0GEcXHG0
1 :可愛い奥様:2008/07/04(金) 03:12:43 ID:ewmKaMU80
宮尾すすむ(存命中)の死亡ニュースを
ワイドショーで見た記憶のある方、
情報お待ちしています。

1 :可愛い奥様:2007/09/09(日) 06:09:06 ID:Z67VBou40
何年か前に、宮尾すすむ(1934年3月8日〜)の死亡ニュースを
ワイドショーで確かに見た記憶があるんですが、
そういう方はいませんか?

8 :可愛い奥様:2007/09/09(日) 15:16:41 ID:wywcc3Qm0
えーっ!!!
宮尾すすむ生きてたの?
1さんと同じく、死亡ニュースを見た気がしていたけど…
なんで??

21 :可愛い奥様:2007/09/10(月) 19:39:26 ID:Ewf65M7O0
>>1
私もです!!
追突事故・・・宮尾すすむ・・・を聞いた時は、
え!?何で?お亡くなりになったはずでは・・・と思いました。

24 :可愛い奥様:2007/09/11(火) 13:19:12 ID:8tKdcN8S0
うわ。わたしもだよ。
事故のニュース聞いて、
「あれ?生きてたんだ。私ったらなんと失礼な事を。」
って思ったんだ。
ナンデ宮尾・・・


220 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:34:05 ID:g0GEcXHG0

392 :本当にあった怖い名無し:2008/07/03(木) 04:50:15 ID:O4uLj2p+0
え、あれ…?
私も可愛い奥様達と同じように思ってました…なぜだろう
奥さまの訃報じゃなくて本人のを見た気がしたんだけど

395 :本当にあった怖い名無し:2008/07/03(木) 08:05:14 ID:T3RENVWZO
>>392
俺も……。なんか気持ち悪いな、こういうの。

397 :本当にあった怖い名無し:2008/07/03(木) 10:53:31 ID:i7d4ml6V0
>>392
ちなみに俺も。なんでだろうな。


221 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:35:19 ID:g0GEcXHG0
118 :なんてったって名無しさん:2007/06/03(日) 18:27:40 ID:1cRg4whG
811 :本当にあった怖い名無し:2007/06/02(土) 20:59:02 ID:e1SVndG70
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200706/gt2007060205.html

宮尾すすむって何年も前に死んだのをワイドショーで見たんだけど、
憶えてる人いない?
94年に奥さんが若くして亡くなったのとはあきらかに別のニュースとして憶えてる。
確か脳卒中かなんかだった。
葬儀の中継に息子さんが出てたのもよく憶えてるんだけど。

俺の家にある会のパンフレットがあって
そこに宮尾すすむの写真があるんだけど
それを見るたびに、ああこの人もう亡くなったんだよなあって思ってた。
おれが好きだった時代劇にも出てたから
訃報を聞いたときは残念だったんだけど、
他にそういう人いませんか?

127 :なんてったって名無しさん :2007/06/11(月) 18:31:25 ID:haWUmxS8
>>118
憶えてるよ。
当時の宮尾すすむの訃報を見て、ああ、息子さんはお父さんもお母さんも
いなくなっちゃったんだな、と気の毒に思った。
だからこないだのニュースで、あれ?亡くなったんじゃなかったっけ?と
驚いた。

128 :なんてったって名無しさん:2007/06/11(月) 23:47:51 ID:I1d31/p8
>>118私も事故のニュース見て凄くビックリした。だいぶ前に亡くなってワイドショーでやってた記憶があるんだよね〜
不思議に思ってた人が他にもいたんだ!
でも私を含めて宮尾すすむについて不思議に思ってる人は誰と勘違いしてるんだろう?


222 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:36:17 ID:g0GEcXHG0
405 :本当にあった怖い名無し:2008/07/03(木) 14:03:31 ID:c68HoPkl0
今うちの母ちゃんに「宮尾すすむってまだ生きてる?」って訊いたら、「死んだ」と即答だった。
で、>>403の127と同じように、「子どもが一人ぼっちになっちゃったんだよねー」と付け加えてた。
私も亡くなってる記憶があるんだけど、wikiには載ってないんだな。何かあるのかね。




223 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:37:44 ID:g0GEcXHG0
懐疑的オカルト信者ですが、どうしても説明の付かない幼少の頃の事件があります。
科学的に説明できそうな類似の体験や現象があるなら教えてもらえると嬉しいです。

当時、たぶん小学校低学年、3年か4年くらいだったと思うけど
居間で父・母・俺・兄貴と4人でテレビを見てました。時刻は8時から9時くらい。

そのとき、ドーンという轟音と閃光が隣家の玄関先で起きました。
隣家の玄関先はウチの台所と面していて、
台所のその面の壁は全面ガラス窓が入ってました(特殊な家なので)
んで、居間と台所もアルミサッシのガラス戸で仕切られているので、閃光がまる見え。
そのときは夏くらいで、ガラス戸も開けていたので音もまる聞こえでした。

驚いたのは言うまでもありません。

が、もっと驚いたのは、俺以外の家族の誰一人として驚いてもいなければ
気にすることも台所を見ることもなく、普通にTVを見ていたことです。
当然、隣家から人が出てくることも無かった。

で、俺一人台所まで行ってガラス窓から外を見るも何も変化はないし
夜だったので外に出て確認するのも怖かった。
何しろ俺以外の誰も気付いてないので、兄貴や親父に説明してついてきて貰うわけにもいかなかった。

翌日、学校から帰ってきて昼日中に隣家の玄関先に行って調査するも
何かが落ちた形跡も無ければ、何かが起こった形跡もありませんでした。

あれは何だったのか、未だに不思議で説明がつかない。


224 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:39:18 ID:g0GEcXHG0
もう10年前になるけど、バイク(ミッション式)でバイト先から
帰宅していた途中の事。
信号待ちで青になったから発進しようと思ったらクラッチ繋げても
発進しなかったんだ。
「あれっ?クラッチミートしてるのに…故障かな?」と、思った瞬間…
信号無視したダンプカーが猛スピード(本当にすげぇスピードで)交差点に
進入してきた。
そのままスタートしてたら間違いなく横から突っ込まれてひき肉に
されてたと思う。
あの時は体の振えが止まらなかったのと同時に、「何かに守られた」という
感覚があった。当然マシンには故障はなくその後は何事も無く走ったもんだから
余計に不思議で…
普段から「俺ってついてないなぁ…」と思いがちだけど、こういう事が
あったことを思いだすと、あながちそうでもないのかなぁ…て思うよ。
長文ゴメソ。


225 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:40:25 ID:g0GEcXHG0
夜中ふと目が覚めた。
確かに起きているはずなのに、見ていた夢の続きが瞼の裏に映っている。
その時は近所の土手をただ歩いている夢を見ていた。
目を半分閉じると、視界の上半分に土手の風景が見える。
目が覚めてしばらくの間ハッキリ見えていたが、時間が経つにつれて、夢は徐々に薄くなって見えなくなった。

なんて事を、一昨年の夏に数回経験しました。
そろそろホスピタル行きですか?


226 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:41:46 ID:g0GEcXHG0
友人(男性)が体験した不思議な話

友人が一人車で一時間ほど離れたところに仕事で出かけた。
3〜4時頃に仕事を終え、会社へ戻る帰り道のこと。
そこは4車線の国道で車の通りも多く、両側にはファミレスやコンビニ、スーパー、大型電器店等が並ぶ通りであり、歩道には人通りもある場所だった。

信号で停まっていると、窓を叩く50代くらい男性がいたという。
助手席のウインドウを少し開けてると「車に乗せて欲しい」と言ったそうだ。
信号で停車していた時は前にも数台停車していたし、後ろにも何台もの車が停車していたというので、たまたま友人の車にだけ来たのか他の車にも声をかけていたのかはわからない。
ただ気持ち悪いので「仕事の帰りで、会社に戻るところだから」と男性に断り、その後信号も青になったので、車を走らせたそうだ。

その後、国道をまっすぐ走り一時間少しくらいで、会社のある町まで戻ってきた。
時間が夕方5時近くだったので、車の通りが多く少し渋滞していた。
そして信号で停まったときのこと。
窓を叩く音がして、助手席側を見ると一時間前に見た男性が窓を叩いていたそう。

彼は驚き、その時はウインドウを開けられなかったそうです。
その後は助手席を見ないで正面を向いたまま、青になるのを待って車を走らせ会社の戻ったそうだ。

友人は霊感はないって言っていたし、その時にとても真剣な顔で言っていたので本当なんだと思う。
まあ、違う男性だったとしても同じ日に二回もそんなことあったら気持ち悪いが。



その時は、


227 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:42:38 ID:g0GEcXHG0
小学生の頃、トイレの花子さんが流行っていて
放課後に友達と私の2人で校舎内でも一番人気の無いトイレに向かいました。
取り敢えず始めに全部のトイレに一回入り、
誰も入っていない事を確認すると
お決まりの3番目の扉を叩き「花子さん、遊びましょう」と叫びました。
その時は2人でここまでやったんだという武勇伝にしたかっただけなのですが
突然誰も入っていないドアから
コンコンコンコンコンと扉を叩き返してくる音がして
私達はびっくりしてその場から逃げました。
今でも廊下を走っていく中
遠くのほうでずっと叩く音がするのを思い出せます。

本当に不思議な体験でした。


228 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 20:35:27 ID:g0GEcXHG0
以上、毎度お馴染みの「コピペシリーズ」でした。読んでくれた人ありがとう。

229 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 21:22:35 ID:mlYH1qeHO
赤緑氏、乙。
今後どうなるか楽しみだ。

230 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 21:32:18 ID:a6KsKpUi0
赤緑、乙。
まだつながりがわかんねーw

231 :本当にあった怖い名無し:2008/08/30(土) 01:54:48 ID:8PZ/aSFN0
赤緑乙。
奇跡的に助かったねーちゃんの話に繋がるんかいな?

232 :本当にあった怖い名無し:2008/08/30(土) 16:56:52 ID:3LvSjhjd0
赤緑も化ける予感・・・

233 :本当にあった怖い名無し:2008/08/30(土) 19:11:35 ID:cnIslVEZ0
コピペシリーズいい加減にしろよ。コメントもいちいちむかつくし、わざとやってるだろ。
こういう人間、リアル社会でも嫌われてるんだろうな。可哀想に

234 :本当にあった怖い名無し:2008/08/30(土) 19:54:44 ID:KSIWSMJvO
スルーしてたけどほんとうざいよ。
シリーズってつけりゃなんでもいいと思ってるのかね。

235 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:44:18 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 1/7

こんな話でもいいのかな。試しに投下させてもらいます。

兄貴がある寺の住職に納まった。
うちは普通のサラリーマン家庭なのに、昔っから出家に憧れていた、変わり者の兄貴だった。
そんな兄貴が、ある日、郷土史家だという知り合いを連れて家に来た。何でも、調査中に見つかった呪具を寺に持ち込んできた人らしい。
60代のお爺さんで、名前は大月。うちでのニックネームは、速攻で【オオツキ教授】に決まった(笑)。
オオツキ教授は、郷土史の中でも暗部、つまり呪いとか生贄とか関わってる史実を集めているみたいだった。
おどろおどろしい語り口調が面白かったこともあり、彼を一番気に入ったのは、他ならぬ私だ。

そろそろ運転の怪しくなってきた教授は、現地調査の際の運転手を求めているということだった。
2つ返事で引き受けた私に、母が小言を言う。
「そんなことしてるより、花嫁修業しなさいよ」
「修行しなくてももらってくれる人を探すから」
至極まともな返事をしたと思うのに、母は、失礼なことに、絶望的な溜息をついた。

236 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:45:10 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 2/7

その教授との記念すべき1回目のデートは、日本の中央に位置する県の山岳紀行になった。
なんでも、江戸時代までは絶えず水害に悩まされていた難所が、今から行く山の中に残されているとのこと。
具体的にどんな害だったのかというと、今で言う【鉄砲水】。当時は、細い山々の間を大蛇のような凶悪な濁流が押し寄せるイメージから【蛇抜け(じゃぬけ)】と呼ばれていたらしい。

指示されるとおりに車を進めると、急峻な崖の下に作られた小さな駐車場に出た。
車を出て見回すと、四方は連なる尾根に囲まれた、まさに谷間としか言いようがない土地になっている。
どこからか沢の音が聞こえた。あの水が増水したら、ここなど一発で餌食だなと思ったら、足が震えた。
駐車場から、申しわけ程度に伸びている遊歩道を、60代のわりに身軽な教授について登る。

237 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:45:53 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 3/7

鬱蒼とした樹木の間に伸びていく獣道。お世辞にも歩きやすいとは言えない。
堆積した落ち葉に何度も足を取られるのを忌々しく思っていると、少し先を行くオオツキ教授は、笑いながら小噺をした。
「このあたりは蛇抜けで水没をした最上部にあたる所でね。上流から流されてきた家屋やら人間やらが、よくこのへんに引っかかっていたようだよ」
私は思わず足元を見た。浮き上がった木の根が私の左足を捕らえている。だけだ。
「…自然の脅威ですね…」
ぞくぞくと冷気を感じるのは、標高が上がったから…だと思いたい(汗)。
「そうだね。恐ろしいね。そして人間は、その脅威に信仰で対抗しようとしていた」
教授は、薄く残る脇道に入って、私を招いた。
教授の横に立つと、そこが、巨岩の上であることが見て取れた。

238 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:46:30 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 4/7

眼下は深い谷になっていた。谷底には見事な水量を称えた渓谷が轟々と唸っている。
怖い…としか思わなかった。清涼さや自然美なんていうものは、【管理された自然という余裕】があって、初めて持てる感想なんだ。
オオツキ教授が、右腕を水平に起こして対岸を指差すので、つられて見る。そちらにも大きな岩がせり出している。
岩の下の斜面が大きくえぐられているせいか、今にも落ちそうな不安定さを感じた。

「見えるかな?」
と聞かれたので、光の届かない中、目を凝らすと、対岸の岩の上には古い木の棒が立っていた。
たぶん1mぐらいの高さだと思うけど、上部はちぎり取られたような折れ口を見せているから、もっと長いものだったのかもしれない。
「見えます」
と答えた。
教授は嬉しそうに、
「あれは人柱を立てた跡だよ」
と言った。
私は気分が悪くなって、座り込んだ。

239 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:47:05 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 5/7

「ごめんごめん。あの住職の妹さんだから気にしないと思った」
愉快そうなオオツキ教授に別の意味で不快さを感じながら、私は山麓まで安全運転を重ねた。
「兄貴よりはだいぶ繊細にできてますから」
老獪にどれほど効くか程度の嫌味だけど、返さずにはいられない。
「和やかな食卓で酒飲みながら話をしてるんじゃないんです。目の前に人が死んだ現場があるのに、平気でいられるほうがおかしい」
「それを想像するのが、僕には一番の楽しみだからね」
嬉々とする教授。改めてゾッとする。

240 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:48:15 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 6/7

私の気持ちなどお構いなしに、教授の解説はさらに細に入った。
「あの人柱に立てられたのは、主に子どもだった。貧しい村には、生まれては迷惑な子どもが現れるものだ。それを【禍つ神に捧げる】という名目で葬ったんだ」
「…ひどい話ですね」
「生贄には自然の怖さを充分に知らしめた上で葬らねばならない。だから、大雨ですぐに沈下してしまう水際ではなくて、蛇抜けが起こらない限り死ぬことのない岩の上に縛りつけられた」
「…」
言葉もない。
「足元を激流が逆巻き、雨粒が頬を打つ中、目を血走らせながら上流が決壊する瞬間を待っている心境を想像してごらん。神も自然も人間も、家族でさえも、呪いの対象としてしか見られなくなると思わないかい?」
何が言いたいのはわからず、返事を逡巡していると、教授はトーンを落として、ボソリと呟いた。
「それが人間の本性だよ。僕は、死を覚悟するなんて綺麗事はありえないと思ってるんだ」
「…」
教授は、歳を重ねた今でも、死に対する恐怖が薄れないんだな。そんなふうに思った。

241 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:49:20 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 7/7

教授は何度も足を運んでいるというふもとの資料館に、私のために寄ってもらえることになった。
蛇抜けの起きた年度や被害を綴った古文書が残っているという。
入ってみると、20畳ほどの空間には、当時の衣料や道具が展示され、地図と年表が壁に貼られていた。
真ん中には、ガラスケースに入った書籍が数点。でも、字が崩れすぎてて読めない(汗)。
奥の一角にも大型のケースが据えつけられ、中には腐った木片が大事そうに陳列されていた。説明文には【人柱の破片】と…。
そして…そして、その上の壁には、こう書かれていた。
【○○山の中腹には、今もその柱が立っていた穴を見ることができる】

車に戻ると、オオツキ教授は居眠りを決め込んでいた。すぐさま起こして確かめる。
「さっき、私に聞きましたよね?『見える?』って。あれって、人柱が立っているのが見えるかどうか聞いたんですよね?」
教授は目をこすりながら、
「そんなもの残ってるわけがないでしょう。岩に穴が開いているのが見えるかって聞いたんだよ」
と答えた。

もっと目を凝らしていたら。
あの棒に縛りつけられて上流を凝視している何か、を、私は見てしまったのかもしれない。
不遇の死者の執念に、手を合わせずにはいられない気分になった。

242 :本当にあった怖い名無し:2008/08/30(土) 23:24:32 ID:ku4OwBAdO
>>241乙です
なんか文学の香りがしていいなw
別エピソードも楽しみにしてるよ!

243 :本当にあった怖い名無し:2008/08/30(土) 23:27:14 ID:rGX1KLhVO
235-241
乙です!
ずいぶんクレイジーな人ですね〜
ってお兄さんもか。

244 :本当にあった怖い名無し:2008/08/31(日) 01:03:46 ID:RWZA9DU20
>>241いい!
このスレ充実してきたなー

245 :本当にあった怖い名無し:2008/08/31(日) 02:22:30 ID:NMQP5vIiO
>>241
乙!面白い!

246 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 04:14:00 ID:q0m2lSHAO
ウニまだかなぁ

247 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:22:13 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 1/8

評判がよかったので、調子に乗らせていただきます(笑)。
あと、まとめサイトの管理人様、早々に掲載してもらって感謝です。

郷土史家のオオツキ教授について回ると、たびたび遭遇する仏がいる。お地蔵さまと呼ばれるものだ。
立派な寺に安置されている場合もあるけれど、多くの場合は、簡素な社に入れられて道端に置かれたり、ひどいと野ざらしで風貌もわからなくなっていたりする。
教授の話によると、地蔵尊は、他の神仏のように祟りをなさないのだそうだ。人間を厄から守ることにひたすら精進してくれるありがたい存在であるらしい。

代表的な昔話である【傘地蔵】も、この地蔵尊の奇跡の物語の一つ。
江戸期以前、病気や災害といった厄疫に科学的な対抗手段を持たなかった人々は、自分たちの村にそういうものをもたらす【魔】が入り込むことを恐れた。
そこで、村の入り口である辻に地蔵尊を立て、バリアの役目を課したのである。
傘地蔵は何体だったか、すぐに思い出せるだろうか。答えは6体。
この数は、人間が死んだあとに振り分けられる【六道】という世界に関係がある。天国に行く道、人間として生まれ変わる道、動物に転生する道、戦闘に明け暮れる道、ひたすら飢える道、地獄に落ちる道。
どの道にも地蔵尊が現れて、迷える魂を最善の方法で昇華させてやるのだとか。
つまり、6体揃ったお地蔵さまは、死後の世界でまで無敵だったというわけ(笑)。

248 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:22:56 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 2/8

そんな地蔵尊にまつわる呪いや贄の伝承があるはずもない。
「お地蔵さまを見に行くよ」
と教授が言うときだけ、私は安心してついていくことができた。
あの村に行くまでは。

そこは3つの県が境界を接している小さな村落だった。
いまは、それでも人口300人ぐらいはいるらしいけど、明治維新で統合される前は、U村一の沢、U村二の沢、というように、川に沿って、上流から小さな集落で分けられていた。
向かったのは、一番上流にある一の沢だった。いまは廃村となっている。

「一の沢は、それ以上登ることができない土地に開かれた集落で、作物が取れるような場所でもなかったんだ。だから、住んでいたのはエタや非人。どういう人間だったかわかるかな?」
教授に聞かれたので、うろ覚えの教科書の知識を引っ張りだした。
「たしか…自分で田畑を持てない、最下層の人たちのことでしたよね?」
「そう。農民となることすら禁じられた人間たちだよ。士農工商の身分制度の中で、実質、一番下に置かれた農民たちの劣等感を和らげるために作られた礎だ」
教授の話は中学の先生の話と合致する。私は素直に頷いた。

249 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:23:34 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 3/8

「それでも、一の沢は住人にとって安住の地であったんだ。痩せた土地に芋を飢え、野生動物と競るように木の実を取り、なんとか命をつなぐような暮らしであってもね」
「…」
わかる。人間として扱われることすらなかった人々が、獣のような山野の暮らしではなく、定住する村を持てたんだ。
安心して眠れることが彼らをどんなに幸福にしたか。私には容易に想像がついた。
「ただ、住人には常に外敵がいた。二の沢以降に住む農民たちだ。米を食んで体力のある連中は、慢性的な栄養失調の非人たちを好きに蹂躙できた。意味はわかるかな?」
わからない。私は首を横に振った。
「つまり、現代でいう快楽殺人のようなものだ。一の沢の住人は、そこまで軽んじられていたんだ」
鼓動が倍になった。掌に汗が浮かぶ。

250 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:24:18 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 4/8

教授の指示で車を進入させたのは、小さな川に沿って伸びる未舗装の道路だった。左手は沢、右手には金色の稲穂が実った田が延々と続いている。
民家も、まだチラホラと見ることができた。
「このあたりは四の沢と呼ばれていた所。先に進むと一の沢まで辿りつけるんだけど、車では無理だね」
と言うので、私は路肩に車を停めた。
降りて、見ると、まっすぐに進む小道は、数十メートル先で薮に侵食されていた。

日は高いのに、ものすごく心細かった。この先に、人が人を殺してきた現場が残っているんだ。
先に歩きながら、教授は続ける。
「農具すら持たなかった一の沢の住人には、現実的な自衛は不可能だった。彼らは何をしたと思う?」
「えっと…」
教授との会話だというのに、頭が麻痺してて、宗教がらみの答えが出てこなかった。
教授は気に触る高笑いを響かせて、言う。
「お地蔵さまを立てたんだ。一の沢と二の沢の間の辻にね。でも、そんなものは何の役にも立たなかった。立つわけがない」
「…」
そのとおりだけどね。そういう言い方はないんじゃないかな。
私は見つからないように、教授の背中に蹴りを入れる真似をした。

251 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:25:12 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 5/8

「気休めの地蔵尊は、すぐに二の沢の人間に壊され、かえって怒りを買った。一の沢には大量の血が流れたようだよ」
「…せめて、嬉しそうに話すのはやめませんか?」
耐え難くなって、私は教授に進言したけど、【かえって煽りを与えた】だけだった。
教授はさらに饒舌になる。
「手口はこう。二の沢の住人、いや、殺人鬼どもと言い換えよう。彼らは、深夜、一の沢に忍び込んで、手薄な家から、病人や女子どもを誘拐する。それを自分の村の山中に連れて行き、数日にわたって加虐趣味に没頭する」
「リンチ後のボロボロの遺体は、これ見よがしに地蔵尊の前に打ち捨てられる。地蔵尊の前には血の海が広がり、いつしか、土台にまで染み込んでいった」
私は歩くのをやめて、教授から少し離れた。教授の話には多分に妄想が入っているような気がする。
一緒に、人気のない山に入っていくのが怖い…。
「…そのお地蔵さまが、まさか、まだ残っているんですか?」
史実なのか確かめるためにも、聞いておかないと。
「残ってるよ。今は四の沢の出口に移されたから、もうすぐ着く」
教授の言葉どおり、前方の薮に、木造の丸い頭が見え隠れしていた。

思いがけず早い対面に、足が震えた。

252 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:25:50 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 6/8

オオツキ教授は、そこでいったん立ち止まった。
秋の風が稲穂を揺らし、赤とんぼが群生していった。

「でもね、地蔵尊はとうとう願いを叶えたんだ」
教授の声は、先ほどの熱に浮かされたようなまくしたて方とは一転して、静かだった。
「一の沢の住人がずっと祈っていた結果は、現実になった」
「それは何ですか?」
私は、そばの岩に腰かけて、動悸が治まるのを待ちながら聞いた。
「復讐だな。自分たちの生活を安穏とさせることより、殺人鬼どもが壊滅してくれることのほうが大事になっていたんだ、彼らは」
「…」
そう思って当然の状況に追い込まれた人たちのことが、哀れでしょうがなかった。

「ある日、いつものように一の沢から贄を連れ出した悪鬼たちは、いつものように彼に地獄を与えた。でも、その贄はある病気に罹っていたんだ」
教授は愉快そうに顔を歪めていた。
「天然痘だよ。生きながら腐っていく病気を、二の沢の連中は、自ら、自分の村に招いたんだ」
私も、なんだか、つられて笑った。

253 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:26:35 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 7/8

二の沢はパニックになった。
助かりたい者が、我先に三の沢に押し寄せた。事情の飲み込めていなかった三の沢は病人を受け入れ、やがて自らも感染を広げていく。
四の沢の人間は、上流の2集落をけっして村に入れなかった。五の沢、六の沢も応援に駆けつけ、二と三の沢の住人は、四の沢の入り口のバリケードの前で次々と朽ちていった。

教授の話し方にも因るのだろうけど、二の沢と三の沢の味わった地獄は、一の沢のそれに匹敵していたように思う。

バリケードを越えて四の沢に入ろうとした天然痘患者は、容赦なく槍で突き殺された。
累々と重なっていく屍には、その場で火が放たれたが、中にはまだ死にきらなかった者も多かったらしい。
業火の中から響く悲鳴は、一刻にも及ぶことがあった。

「一の沢の人たちはどうなったんですか?」
と聞くと、教授は、目を細めながら、ゆっくりと歩き出す。
「【駆除】が終わって、麓の役人が検査に来たときには、すでに全滅していたそうだよ」
私も立ち上がった。
すべてが終わったいまのここの空気は、とても澄んでいる気がする。

254 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:27:25 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 8/8

その騒動の後、上流の沢での蛮行を知った人たちの手で、地蔵尊は手厚く祭られた。
人の絶えた集落から下ろされて、ここ、四の沢に安置されたのも、そういう理由からだった。

教授について、薮の中に無造作に立っているお地蔵さまの前に回った。
台座は、すでに無数の薮の根が入り込んで、大きく割れている。色は特に赤くはなかった。
粗彫りの胴の手足は、わずかに判別がつく程度に刻まれている。鉄の道具を持たない民が、一生懸命、石で削った様子が想像できた。

「この地蔵はね、いまでも、ときどき目を開けるらしいよ」
教授が穏やかな地蔵尊の顔を覗き込みながら言う。
「監視してるんだろうね。人間の顔をした魔物が入り込まないように」
私は、人の営みが立ち消えたその先の山道を振り返って、心の中だけで祈った。
(復讐しか願うものがないような人生を、誰も送らなくてすみますように)

赤とんぼが山に向かって消えていく。
昔、とんぼには祖霊が乗っているから捕ってはいけないと教えてくれたのは、兄貴だっただろうか…。

255 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 17:07:58 ID:Ezwsk5LO0
これを貼れと言われた気がした。

【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ5【友人・知人】
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/occult/1219147569/l50

コピペ荒らしがいるのを除けば良スレ。
逆吸血鬼さんは是非。

256 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 17:09:36 ID:Ezwsk5LO0
ごめん間違えたw
教授乙。

遅ればせながらお幸せに! >まこと

257 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 17:12:11 ID:WEPkZsjiO
>>256
誘導乙w

258 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 18:50:53 ID:PfncZdM3O
教授乙
なんだかやりきれないなあ…

259 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 21:03:17 ID:IeCSTT10O
>>255
おい誤爆してるぞ

260 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 21:15:03 ID:2bM+e23q0
教授の人乙。
こんなに早く続きが読めるとはw

地蔵菩薩は衆生救済の仏だから、この話のお地蔵様も
呪いとかじゃなくて、一の沢の住人を救いたかっただけなのかな。
広島のおこり地蔵みたいに、探せば各地に逸話は色々ありそうだね。

261 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 22:12:14 ID:JGmD0HOFO
教授の人、とても乙。
読んでてなんだかしんみりしてしまったよ。

262 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 08:13:05 ID:Z575arJh0
ただの怖い話じゃない。
考えさせられる。

263 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:42:45 ID:AcaYYwQz0
[視線(前)]
1/12
1限目の講義が終わる。
教室に人は少ない。
朝早くから真面目に勉強するなんて信じられない、とは美加の言。
1,2年生のうちに単位は稼いでおいた方が良いのにな、と思う。
なんとかなるわよ、とも美加は言っていた。
そうだろう。きっと彼女はなんとかする。不器用な私と違って。

少しの劣等感。
軽くため息をついた私に、教室に入ってきた男の人が話しかけてきた。
男「鮎川さん、神尾さん来てない?」
やや長髪の男性。名前は何といったかな?
私「美加は・・・今日は3限からだと思います」
男「あぁ、やっぱそうか。こんな早くに居るわけないよな。電話したんだけどさー出ないんだよねー。まだ寝てるのかなぁ」


264 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:44:48 ID:AcaYYwQz0
2/12
時刻は10:40過ぎ。十中八九、寝ているだろう。
目は覚ましているかもしれないが・・・まぁ、寝惚けているだろうなと思う。
私「何か用事があるなら、伝えておきましょうか」
男「いや、いいよ。また電話してみる。しかしあれだねぇ・・・。鮎川さん、1限から頑張ってるねぇ。単位、結構いってるんじゃない?」

と、言いながら男は無遠慮な視線を私に向けてくる。
髪、顔・・・でしばらく止まり、胸、腰、脚・・・と上から下に視線を感じる。
9月のまだ陽気な季節、やや薄着なのがいけないのかな・・・
いや、自意識過剰だな。気をつけなくちゃ。嫌な女になりそう。
私「今のうちに取れるものは取っておこうと思って。それじゃ、次の講義があるから・・・」
席を立って、次の教室へと向かう。

男は講義を受けに来た様子でもなく、どこかに去っていった。
何と思われたか?簡単に分かる。つまらない女、だろう。
別に構わない。私は私だ。


265 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:46:28 ID:AcaYYwQz0
3/12
2限も終わり、昼食を食べようと構内のラウンジに向かっていると、前から美加がやってきた。
美加「おはよーう くぉのふぁー」
古乃羽(このは)。私の名前だ。砕けた発音で呼びながら、美加が手を振ってこちらに駆けてくる。周りの人が何事かと、こちらを見ている。
私「おはよう、美加・・・恥ずかしいからそんなに手、振らないで」
抱きついてきそうな勢いだったが、なんとか押し止める。周りの視線が痛い。

美加「古乃羽、これからお昼でしょ?ボクと一緒に食べない?」
私「もちろんいいけど・・・何、そのボクって」
美加「どうかな、ボクっ子。なしかな?」
私「20歳でボクっ子は無いんじゃない?」
美加「年のこと言うなよー。まだ10代だからって・・・」
12月生まれの私はまだ19歳。5月生まれの美加は一足先に20歳になっていた。

美加とは小さい頃からいつも一緒だった。内気でイジメられがちな私を庇ってくれたりもした。
明るい性格。物怖じしない性格。誰とでも打ち解けられる、そんな性格。
私は美加が大好きだ。憧れるところもある。本人には恥ずかしくて言えないけど。


266 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:49:30 ID:AcaYYwQz0
4/12
2人で昼食を食べながら、ふと思い出す。
私「そういえば朝、美加のこと探している男の人がいたよ」
美加「ん?誰?」
私「ちょっと長髪の・・・名前が思い出せないのよね。ピアスと指輪してた」
美加「んーー・・・誰だろう。長髪ピアス、指輪セットの人なんて居たっけな・・・?」
私「あ、美加に電話したって言ってた」
美加「電話?」
携帯を確かめる美加。

美加「着信は・・・昨日の夜の古乃羽が最後。それから1件もないよ?」
私「じゃ、番号間違えていたのかな」
美加「・・・ははーん、分かったゾ?」
美加がニヤッと笑った。

美加「その人、どうだった?古乃羽の好みだったりしない?」
私「私の好み?」
美加「多分ねー、その人、古乃羽に気があるんじゃないかなー。で、話しかける口実に私を使ったわけ」
私「えー・・・」


267 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:52:33 ID:AcaYYwQz0
5/12
美加「ほら、どうなの?イイ男だった?背は高い?どんな格好してた?お金持ってそうだった?」
私「お金って、別に・・・うーん格好は・・・」
姿かたちを思い出してみる。が、思い出すのはあの嫌な視線だけ。
私「ダメかな・・・無い、と思う。何か気持ち悪かったし・・・」
美加「うひゃー、気持ち悪い、か。それは可哀想に。哀れ、謎の男」

私「美加の知り合いじゃないの?私、どこかで見たような気がするんだけど」
美加「私の知り合いには居ないよー、そういう人。どこかって、構内のどこかで見ただけでしょ?」
私「そうなのかなぁ・・・」
美加「よし、私が探してやろう。顔や体の特長を言いたまえ、古乃羽くん」


268 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:55:00 ID:AcaYYwQz0
6/12
特長。
もう一度思い出してみる。顔の特長。
私「目が2つ、鼻が1つ、口が1つ・・・」
美加「うんうん・・・ってォィー。あぁ、古乃羽がそんな冗談言うなんて・・・ショック」
私「んー・・・半分冗談。なんか思い出せないの。特長、特長・・・」

思い出す・・・ダメだ。何でだろう、ほんの2時間くらい前なのに。
ピアスと指輪をしていた・・・していたっけ?そんなところ見たかな。
長髪。それだけは確かだ。でも長さは?肩くらい?背中まであった・・・?

美加「おーい。古乃羽さまー。勉強しすぎじゃないのー」
私「うーん、忘れちゃった。思い出したら言うね」
美加「ほい。ま、どうでもいいんだけどね」

その後、食事を終えた美加はイヤイヤ講義に向かった。
私はその時間は空いているので、また後でねと言って、静かな所を求めて図書室へと向かった。


269 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:58:46 ID:AcaYYwQz0
7/12
図書室でレポート用紙を広げ、さっきのことを考えてみる。
ここは静かで、しかも涼しい。物思いに耽るには最適だろう。

特長。なんでもいい。思い出したことをメモしてみようと思う。
何故こんなに気になるのか?思い出さなければならないような気がしてならない。
別に好みとかではないのは確かだ。なにしろ、嫌悪感すら感じたのだから。

・・・嫌悪感?そんなに不快だったかな。
ジロジロと視線を送ってくる人は、たまにいる。普段はそんなに気にはならない。
でもあの目は・・・嫌だった。まるでこちらの全てを見透かすような目。
「特長:嫌な目」とレポート用紙に書く。

他にはなんだろう。目の色は?話をしたのだから、一瞬でも目を見ているはず。
えーっと、目は・・・あれ?
なぜかサングラスが浮かぶ。サングラス・・・してたっけ?
あ、でも口には・・・マスクもしていたような?・・・帽子もかぶっていたかな?
そもそも、男?本当に男だった・・・?声はどんな声?口調は?


270 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 11:02:14 ID:AcaYYwQz0
8/12
おかしい、なにこれ。イメージが勝手に崩れていく。
気持ち悪い・・・。頭を抱えて机に伏す。
考えれば考えるほど、気持ち悪くなってくる。
頭の中がぐにゃぐにゃと歪んでいく。
思い描いていた顔の、目が、鼻が、口が、歪んでいく。

そしてイメージは崩れに崩れ、ついにそれは異形のものとなった。
オカルト本で見た挿絵の悪魔の顔。それをサングラス、マスク、帽子で隠している。
しかしそれでも隠し切れない、尖った耳。大きく裂けた口。鉤鼻。真っ黒なサングラスの奥で、怪しく光る目。

いけない。そっち系の本とか読みすぎかな。
中学のときオカルトにハマッテ以来、そんな本ばかり読んでいる。
この趣味に美加が付き合ってくれたおかげで、更に拍車が掛かった。

顔を上げ、眼鏡を外して机に置く。
度の強い、お世辞にも可愛いとは言えない眼鏡。
美加はコンタクトレンズを勧めるが、あれは怖くてダメだ。


271 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 11:06:22 ID:AcaYYwQz0
9/12
気分転換にと、窓から外に目をやる。眼鏡が無いと視界がぼんやりして、よく見えない。
見ないで済めばよかったな、と思う。そうすればこんなに思い悩むことも無かっただろう。

大学の校舎、3階にある図書室からは、キャンパス内が一望できる。
眼鏡のレンズを拭き、掛けなおし、また外を見つめる。
講義が行われている時間なので、歩いている人は少ない。

大学で知っている人と言えば、美加の他には同じ学科の女の子数名。
それと、この前肝試しに・・・美加に強引に連れて行かれた肝試しに、一緒に行った男の子2人。
あれは何だか怖かった。足音や笑い声を聞いた気もするけど、結局全部気のせい、で片付けてしまった。

それより、場合はどうであれ、あの時初めて男の人と手をつないだ。
手を引いてくれた彼、雨月君、といったっけな。
ドキッとした。力強くて、恐怖心が無くなったのを覚えている。
彼はもっと別のものを見ていたようだけど、何を見たのだろう。
機会があったら聞いてみたい気もする。


272 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 11:08:29 ID:AcaYYwQz0
10/12
窓の外をぼーっと眺め、なんとなく誰かを探す。
・・・と、向かいの校舎の隅に人影を見つける。外壁に寄りかかっている。
もしかして・・・目を凝らしてみる。

あの顔。あの男だ。悪魔・・・じゃない、あの長髪の男だ。
顔ははっきり見えた訳じゃないけど、分かった。黒いジャケットを着ている。
そうだ。さっきも着ていた。
こちらを見ているような気がする。行ってみよう。はっきりさせたい。
美加のこともあるし、学校に来ていると教えてあげよう。

レポート用紙を鞄に入れる。「特長:嫌な目」とだけ書いたメモ。
そうだ、あの目。気を付けないと。余り気にしないようにしないと。

校舎の外に出る。向かいの校舎の隅、さっき見たところを見てみると、
ジャケットの後ろ姿が見えて、校舎の裏に消えていった。
私は小走りで、その後を追った。


273 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 11:11:17 ID:AcaYYwQz0
11/12
校舎の裏には、色々なサークルの部室が並ぶ、プレハブ小屋があった。
ジャケット姿を探す。
いた。部室の1つに入っていくのが見えた。

何のサークルだろう。ここまで来るのは初めてだ。
入口まで行ってみるものの、何の部屋なのか分からない。
他の部屋には「○○愛好会」とか「××同好会」とかあるのに、ここには何も書いてない。
それと、この雰囲気。入口から感じる、この冷たいような、しかし熱いような風と、圧迫感。それでいて中に誘われるような感覚・・・。
この前と同じだ。廃校で感じたものと。

これって霊感なのかな・・・
嬉しいような怖いような、複雑な気持ちになる。
オカルトの世界を見ているうちに、自分にも霊感があったら、
なんて考えたこともあったが、実際そうなると困ることになる。
だって・・・怖いもの。


274 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 11:13:20 ID:AcaYYwQz0
12/12
どうしよう。明らかに誘われている。
当然、1人で入ってはいけない気がする。
誰かを呼んでくる?誰を?
美加は講義中だ。終わるまで待つ?
なぜか彼の・・・雨月君の顔が一瞬浮かぶ。まさか。連絡先も知らない。

少し迷った末・・・、
1人で入ることに決めた。
そうだ。私はもうすぐ20になる。いつまでも美加に頼っていちゃダメだ。

きっとこの決断は間違っているのだろう。
でもここで引き返したら、私はきっと、ずっと弱いままだ。

自分を変えないと。はっきりさせるんだ。
意を決し、私は部屋に入ることにした。


275 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 12:30:17 ID:+eRrj8ak0
赤緑乙。
なんかこう…世界に引き込まれるね。
続き待ってる!

276 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 12:51:25 ID:Y0ZnGb9VO
うーんいいねえ
他シリーズも好きだが登場人物が厨二病じゃないのが新鮮という

277 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 13:39:31 ID:udk+VRFU0
赤緑乙。
文章に安定感があって、落ち着いて楽しめるよ。

278 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 14:01:12 ID:n+uRVtSI0
>>263->>274

続き激しくキボンヌ

279 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 19:58:02 ID:wd+tPNm+0
ウニさんと教授待ち

280 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 20:10:31 ID:oxs5hAPoO
オレも
ウニと教授まち

281 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 22:21:14 ID:9QfICBtXO
教授コトリバコ知ってそうですね。

282 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:09:30 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 1/7

誉められると舞い上がるタチですみません(汗)。また来ちゃった。
>>260に面白いお地蔵さまを紹介してもらったので、便乗してもう一つ地蔵尊の話を。

前回の目明き地蔵で、いわくつきの地蔵さまもあるのだと知ってから、しばらく。
教授が、また「地蔵を見に行くぞ」と言ってきた。

今回はほのぼのした話。N県の中規模のお寺に安置されている【女地蔵】の拝観だった。
このお地蔵さまは鎌倉期に造られた古いもので、人とほぼ同じ背丈を持ち、珍しいことに、体の造りが完全に女体化しているらしい。
「観音さまなら女性に見えないこともないんですが」
と教授相手に恥知らずな感想を述べると、
「インド神話のラクシュミという女神が起源だから当たり前だ」
と、呆れられた。
そんなこと、一般的な知識じゃないじゃんよ(涙)。

283 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:10:26 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 2/7

なぜ、女神起源説もない地蔵尊に女性の性別を与えたのか?
尋ねると、教授は、例の鼻にかかった気に触る言い方で答えた。
「女地蔵はもともとG村の守り本尊でね」
「昔、その村には、手のつけられない暴れ者の若い男がいた。男は出生時に母を亡くしていたので、村人は、男の暴力を収めるために、母親の代わりになる女地蔵を造ったんだ」
…なるほど。
「で、男はおとなしくなったんですか?」
と重ねて聞くと、
「なった。でも、すぐに病気で死んだ」
と、愉快そうに答えた。
まったく…。なんだかなあ、この人の思考回路って…。

山道も悪路もない順調な行程で、昼には寺についた。
観光客に混じって駐車場に車を停めた私は、少し浮かれ気分だった。
「お腹空きましたねえ。あとで駅前のメイン通りに行きましょうよ。食べるとこ、調べてきましたから」
と、教授に向かってガイドブックをちらつかせる。
意外にグルメの教授は、笑って承諾してくれた。

284 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:11:06 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 3/7

拝観料を払い、地蔵尊のお堂に向かう途中、教授が不穏なことを言い始めた。
「暴れ者の若い男が、地蔵ごときでおとなしくなったのはなぜだろう」
【ごとき】って…(汗)。祟られても知りませんよ、私は。
あ、お地蔵さまは祟らないか。
「村の人が、自分のことを心配してくれているのを知ったからじゃないんですか?」
隙がないぐらいまともなことを言った私。でも、教授はニヤニヤと笑う。
「君には若人の生理現象はわからないか」
…生理現象と地蔵のどこに関連がある?

靴を脱ぎ、堂に上がり込む。
御簾の向こうに、木像のおなかの部分が見えていた。
「あれが女地蔵ですか」
確かに、ウェストは艶かしくくびれていた。
無遠慮な教授の後について、もっと近寄ると、豊満な胸と腰布に覆われた下半身が目に入ってくる。
…私よりスタイルがいいかもしれない。
「母親と言うより、若い女だな」
教授は、無人をいいことに、賽銭箱も乗り越えて、御簾の中に入ってしまった。
や、やばくない(汗)?

285 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:11:54 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 4/7

「どこまで行くんですか?!怒られちゃいますよ」
ハラハラしながら教授を止めるけど、この人はまったく気に止めない。
地蔵尊の前に仁王立ちした後、側面を覗いたり、後ろに回ったりしている。
見ていられなくて、私は本殿に背を向けた。
「教授〜。それって、国宝級の文化財なのでは…」
と、半泣きになりながら、目は入り口を監視していたりする。誰も入ってこないでよお。
「そんな認定は後世の人間が勝手に決めたものだ。そういう差別は、僕は好かん」
いや…教授がどう思うかじゃなくて…。

「何してるんですか?そこまで近づかないと調べることができないんですか?」
畳み掛けると。
こんなことを言われた。
「精液の痕を探してる。若人の暴走を止める目的なら、射精で落ち着かせるのが一番だからね」

このときは、もう二度と教授に付き合うものかと思った。

286 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:12:25 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 5/7

結局、何も収穫がないまま、地蔵堂を後にした。
「僕は美談は信じないから、人間らしい痕跡を探したかったんだけど」
と言い訳する教授。
…もうどうでもいいよ。疲れた。

「教授は、若い男が暴れたのは、…その…性欲のせいだと思ってるんだ」
我ながら露骨だと赤面しながら、教授に確かめる。
「そう。フロイトも言ってるでしょう。思春期の青年を狂わせるのはリビドーだと」
リビドーっていうのは性衝動という意味らしい。
「でも、まさか木像相手に、そ…そんなこと、しないでしょ?」
と否定したけど、男性の性欲については、よくわからない。
「僕の若い頃には、普通に木や石なんか使ったけどね」
「………」
う、うーん…。なんと言っていいのやら。

287 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:13:16 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 6/7

「もしも、若人が暴れた原因がリビドーに因るものなら、若人は、いずれ、仮の道具なんかじゃ満足しなくなっただろうね」
駐車場に続く砂利道を下りながら、教授は続けた。
「村には女性もいたはずだ。手当たり次第に襲いかかる若人を、村人はどうしたのかな。病気で死ぬまで待っただろうか」
キーを開けながら、私は黙って聞いていた。
「単なる昔話なら、改心した若人は、村人のために尽くして大往生を遂げるはずだ。なのに、なぜすぐに彼は死んだんだろう」

教授に助手席に乗るように促し、自分も運転席に身を置きながら、思った。
それは反則だよ、教授。そんなふうに言われたら、教授の仮説を信じるしかなくなる…。
【若者は、村人に粛清されたんだ】

エンジンをかけ、いつもの癖でサイドミラーとルームミラーの角度を確認した。
両方ともに、私の背にへばりついて、私の顔を覗き込んでいる、獣のような大口を開けた若い男の姿が映った。

288 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:14:34 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 7/7

絶叫は境内まで響いたらしい。
私と教授は寺に保護された。

止まらない震えと涙を、それでもなんとか抑えた。
出してもらった熱いお茶をすすったあと、隣室に用意された布団にもぐらせてもらう。

教授と住職の話が聞こえてきた。
「若い女性にはときどきあるんですわ。まあ、すぐに落ち着きますが」
「それはありがたい。あれが運転してくれないと、昼飯を食いはぐれますから」
…教授の馬鹿。小声で悪態をついた。
「獣のような若い男を見たということですが、何かお心当たりが?」
住職が教授に聞いている。
「いえいえ。まったく」
教授は笑いながらとぼけた。ずるい!
「そちらには心当たりがありますかな?」
今度は教授が住職に聞いた。
私も耳をそばだてた。

住職いわく。
「女地蔵の由来に関係しているのかもしれません。あれは、表向きは和やかな話になっていますが、実は食人を重ねた異常者の魂を慰めるために造られたものです」
教授が補足した。
「それが【若い男】の正体ですな。業の深さゆえに、いまでも女性を食べる欲求を捨て切れていないと」

私は、頭から布団をかぶった。
いまにも食いつきそうだったあの顔が、脳裏から消えない。

289 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:15:17 ID:x9pNnhBn0
>>281
読むとおなか壊すって聞いてるから、読んだことないよ。

290 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 02:16:08 ID:zxBUld25O
教授乙!!まってました〜
今回もおもしろかったです!

291 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 02:31:03 ID:yRL6LC4C0
教授面白かった〜♪

292 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 04:06:07 ID:ZhLIOOtPO
教授の話は凄く引き込まれる
乙でした!

293 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 10:06:23 ID:MfNqCsP30
オオ○キ教授の人乙です〜。
いつも面白い話ありがとう。
できればもっと聞かせて下さい。

294 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 12:47:06 ID:OQOEaIDgO
>>289
そうですね。スレ違いでした、失礼。
教授の話し楽しみにしています。

295 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 14:23:40 ID:w9whgwmg0
教授シリーズと見せかけて各地の地蔵紹介シリーズ。
そういうのも面白いかもしれない。

296 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 15:54:01 ID:46pFD/xVO
教授乙

運転するときのミラーチェックが怖くなったorz


297 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 17:38:27 ID:3bx9jMpcO
教授乙。
今回も興味深かったけど、ほのぼのじゃないじゃんかヽ(`Д´)ノウワァァァァン!!!

何かこのシリーズは心霊現象よりも、生きた人間の業の方が怖いと思わされるね。

298 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 08:58:06 ID:8jWRYOF50
すべてプラズマで説明できます。

299 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 09:04:48 ID:u5AsZvzTO
>>298
ワロタ

300 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:10:47 ID:tHmnyYdo0
[視線(後)]
1/11
部屋の扉をノックする。
思った通り、返事はない。確実に中に居るはずなのに。
扉に手を掛けて、開けてみる。
扉は、これも思った通り、開く。
中に明かりは点いていない。これも思った通り・・・

罠に掛かったウサギ。それが今の私だろう。
中には狼が居て、私はきっと・・・
いや、考えちゃいけない。それも思った通りになりそうだから。
今は別のことを考えよう。見ない。見ないようにする。目を見ない。

部屋の中に入る。扉は閉めるべきだろうか。
常識で言えば、閉めるべきだろう。明かりが無いといっても、昼間だ。
部屋の中は真っ暗な訳じゃない。窓から光が差し込んでいる。
私は少し迷ってから、扉を閉めた。
これもきっと、間違った選択なのかな、と客観的に考えてしまう。


301 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:12:44 ID:tHmnyYdo0
2/11
中に入ったものの、部屋の正面は見ないようにした。
なぜかは、単純明快。正面にあの男が居るのが分かったからだ。
胸の前で鞄を抱くようにして、手元をじっと見つめていることにした。

私「あの・・・」
問いかける私にかぶせるように、前から声がした。
男「やぁ、鮎川さん。何か用?」
普通の人の声だ。朝聞いたのと同じ声。

私「あ、すいません。勝手に入って。あの・・・美加が、神尾さんが、来ました」
しどろもどろに私は告げる。
男「へぇ・・・それを言いにわざわざ?」
ニヤニヤしたような声が聞こえる。
私「はい、えっと・・・それだけです。探している人がいる、って伝えておきました」


302 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:14:25 ID:tHmnyYdo0
3/11
男「あ、そう・・・」
男が近寄ってくるような気配がした。
私「じゃあ、私、これで・・・」
男「ちょっと待ってよ」
きた。どうする?走って逃げるか?ダメだ。それじゃ入ってきた意味がない。
このモヤモヤする感じを、なんとかしたい。この男が何者なのか、はっきりさせたい。

男「あのさ・・・もう、分かっているのでしょ?鮎川さん」
私「・・・なんでしょう」
男が目の前まで来た。私は手元を見続ける。
男「・・・何を、だろうね。どこまで分かっているのかな?この子は・・・」
まただ。ジロジロとこちらを見ている。この視線が嫌だ。

男「こっち、見ないね。分かっているからだよね」
私「だから・・・なんでしょう」
少し語気を強めて言ってみる。

男「俺はさ。神尾なんて奴知らないし、あんたと会うのも今日が初めてだよ」


303 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:16:54 ID:tHmnyYdo0
4/11
美加のことを知らない。予想通りだ。でも、私と会うのも初めて?
男「あんたは知っているんだろ?俺のことをさ」
知っている・・・気はした。でもなんだろう。いつ会った?覚えていない。
男「俺の顔、分かる?どう見えている?」

何のことだろう。顔は思い出せないのに。
想像した、悪魔の顔のことを言っている?
でも違う。あれはオカルト本の挿絵がイメージと重なっただけだ。
それとは別に、顔があるの?

男「ちっ・・・何も言わないんだな」
不機嫌そうだ。イライラしている。いけない、何か言わないと・・・
私「あの・・・」
男「ん?」
私「顔とか・・・分からない、です。よく・・・思い出せなくて」
男「じゃあ、顔をあげて見てみろよ。それともこっちから覗き込んでやろうか?」


304 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:18:52 ID:tHmnyYdo0
5/11
だんだんと乱暴な口調になっている。
私は怖いのを必死で我慢した。
私「いえ・・・いい、です。もう、その・・・」
男「もう、見るんじゃねえぞ?」
私「え?」
見ろ、とか、見るな、とか。何を言っているの?どっちなの?
男「俺のこと、霊視するなって言ってるんだよ。分かってるんだろ?」

・・・?咄嗟のことで、私は顔を上げそうになり、慌てて押し止まる。
霊視?何のこと?そんなことした覚えもなければ、出来るわけもない。
男「俺は、邪魔するやつは許さないぜ・・・?」
そう言って、ますます視線は強くなる。
まるで、目だけが私に迫ってくるような、そんな感じがする。

男「へぇ・・・。意外と可愛い顔してるじゃない」
耐え難い、不快な視線・・・なんだろう。よくある好奇の目じゃない。
まるでこちらの全てを射抜くような視線。


305 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:21:02 ID:tHmnyYdo0
6/11
男「とにかく、だ。」
男は少し離れる。それと同時に視線も離れた。私はホッとする。
男「二度と、俺を見るな。いいな?分かったか?」
何を分かれと言うのか。さっぱり分からない。

男「分かったか、って言ってるんだよ!はい、か、いいえ、だろ!?」
急に怒鳴るような声で私を問い詰めてくる。
私「・・・は、はい」
意味は分からないが、消え入りそうな声で答える。
男「よし・・・それじゃ、帰りな。こんなところにいたら、危ないぜ?」
不気味に優しい口調になる。しかし暗に感じる嘲笑。
きっと笑っているのだろう。私を。

しかし私にはそれ以上何も出来ず、後ろ手で扉を開け、何も言わず外へ出た。
出る瞬間はっきりと、勝ち誇ったような、あざ笑うような声が聞こえた。


306 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:23:32 ID:tHmnyYdo0
7/11
外に出た私は、校舎の方へフラフラと歩いていく。

涙が溢れてきた。
怖かったからではない。悔しかったからだ。
部屋に入る前の決意。正体をはっきりさせてやる、と思った決意は、簡単に崩れ去った。
そして意味の分からないことを約束させられ、笑われ、部屋を追い出された。

いや、追い出されたのではない。逃げたのだ、私は。
それが悔しい。
無力で、臆病で・・・言いなりになってしまう自分。
昔からずっと変わらない・・・。変わりたいのに。

校舎の陰に着いた私は、しゃがみ込んでしまった。
もう立つのも嫌だ。私は泣き続けた。


307 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:25:05 ID:tHmnyYdo0
8/11
・・・どれくらい時間が経ったか。チャイムの音が聞こえる。
涙は止まっていた。
しゃがみ込んだままの私は、何を見るでもなく、泣き腫らした目で構内を見渡す。
向かいの、図書室のある校舎。講義が終わったので、何人かの人がぞろぞろと出てくるのが見える。
その中に、あの人がいた。雨月君だ。
駆けていって声を掛け、話を聞いてもらおうかと思ったが・・・やめておいた。
こんな状態で話なんてできないし、何より泣いて腫れぼったくなっている、こんな顔を見られたくない。

彼の姿を目で追う。
そして、ふと思う・・・彼は、私を変えてくれるだろうか、と。
変えてくれる。そんな気がする。
いや、変わるのはもちろん自分だ。彼はきっと、そのきっかけを与えてくれる。
そう思える。そんな、ビジョンが見える。

すると不意に、不思議な感覚に襲われた。
私は彼を目で追っていただけだが、いつの間にか、そこに別のものを見ていた。
イメージが頭に浮かんでくる。彼の姿。そしてその後ろにあるもの。
光り輝く、暖かい存在。力強いその鼓動・・・。


308 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:28:01 ID:tHmnyYdo0
9/11
私は思い出す。
あの男の言っていたこと。私は霊視をしている、と言っていた。
あれは、こういうことなの?だとしたら・・・
だとしたら、そうだ。これは私の力ではないか。

心の奥に火が灯る。
あいつはミスを犯したんだ。
私は知らなかった。あいつが教えてくれたんだ。気付かせてくれたんだ。
私は何かを見ることができる、ということを。

ならば、私はこれを信じよう。
私の目に見えたものを、信じよう。


309 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:29:13 ID:tHmnyYdo0
10/11
鞄から携帯を取り出し、美加に電話する。
美加「はーい。どうしたの?」
明るい声。その声を聞くだけで癒される。美加はいつも、私に元気をくれる。
私「あー・・・えーっとさ、ちょっとお願いがあるの」
美加「何々?古乃羽お嬢様のお願いなら、何でも聞いてあげるわよ?」
さて、どう言うか・・・確実に誤解されるだろうな。

私「えっとさ、この前の肝試しのときの男の子、雨月君のことだけどさ。あの人、どんな人なのかな」
美加「どんなって・・・。こ…古乃羽!ついに・・・ハートを射止められちゃったの!?」
私「なんか古い表現だね・・・。いやあの、好きとか嫌いとか、そういう訳じゃないんだけど、ちょっと気になって・・・」
あぁ、ダメだ、余計誤解されそう。

美加「なるほど、なるほどねぇ・・・。古乃羽はああいうのが好みかぁ・・・。よし、分かった。美加お姉さんに任せなさい。古乃羽なら絶対大丈夫!うまくいくよ!」
・・・まぁいいか。詳しく説明できないし。それに彼なら別に・・・誤解されて嫌な気もしないかな。


310 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 10:31:47 ID:tHmnyYdo0
11/11
私「ごめんね。私から話しかければ済むことなんだけど・・・」
美加「まさか。古乃羽にそんな真似させないって。ばっちりセッティングしてあげるから、楽しみにしてなさい」
セッティング。また会わせてくれるってことか。気が早いなぁ・・・。

それにしても、美加の中で、私は相当なお嬢様のようだ。
でもそうやってくれるのには、甘えてしまう。
私「うん。ありがとう」
美加「はいはーい。んじゃ、また夜、メールか電話するねー」

電話を切り、携帯を鞄に仕舞う。
目を閉じて考える。
私は大丈夫?大丈夫だ。
もう、負けない。逃げたりしない。

私は立ち上がり、陰から出て、光の下へと向かった。



311 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 10:54:22 ID:u5AsZvzTO
赤緑 乙。
エロい展開考えた俺は
オカ板の負け組…

312 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 10:57:22 ID:rjjVtVUb0
つまらなかったら煽ってやろう位の気持ちでこのスレに来たが…

>赤緑
引き込まれる文章だ。上手い。

313 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 11:06:46 ID:H8l8YEA70
赤緑はレベルアップした。

314 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 11:10:53 ID:NsOwZPLA0
赤緑まいど乙。
雨月&鮎川の話は一軒家の悪霊とリンクするのかな?

315 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 11:18:28 ID:Sz4NiK7+O
あれは姉さんの話かと思ってたよ

316 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 11:19:58 ID:Sz4NiK7+O
しまった…
赤緑さん乙です、続き楽しみにしてます

317 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 15:00:38 ID:DeE2cWbiO
なんか設定がラノベっぽくて、いまいちだな…

今までのが良かっただけに残念だわ

318 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 22:28:47 ID:wsN4yNUqO
赤緑乙。
話がどうつながるのか楽しみだな。

319 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 22:39:54 ID:QV/j+coTO
何度か見かけるけど話が繋がるって何と?
それはそうとさいきん忍の人来ないな。待ってる

320 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 22:50:45 ID:romvUwP/0
今日は教授来ないのかな

321 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 22:55:49 ID:Dy1HDJvD0
>>320
いる(笑)。

今日中に投下させていただきます。
あ。地蔵シリーズは勘弁して…。

322 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:24:28 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 プロローグ 1/2

長い話を引っさげてお邪魔します。
しかもこの話…ほんの少しだけラノベ風味かも(汗)。


兄貴が久しぶりに帰ってきた。教授を連れて来て以来だと思う。
今回は単独。
お寺でも酒肉は禁止されてないらしいけど、帰ってくると、
「禁欲生活の反動でさあ」
と言いながら、飲みまくり、食べまくりの破戒僧ぶりを露呈する。
ま、いいけど。家族だし(笑)。

323 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:25:28 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 プロローグ 2/2

夜中までウダウダと飲み続けている兄貴と父のテーブルに顔を出すと、
「まあ座れ」
と、ビールの缶を差し出された。お休みを言いにきただけなんだけど(汗)。
「オオツキ教授の運転手は楽しいかい?」
と聞かれて、複雑な気分になる。
実際、もう今回でやめると何度思ったか知れないのに、呼び出されると、ついつい好奇心が動いてしまうんだ。
「まあ…ぼちぼち」
と答える。

すると、兄貴は急に真面目な顔になって、持って来たカバンの中をごそごそとさばくりだした。
「今度行くところは障りがあるっていう話だから、これを持ってきた」
手渡されたのは、よくあるお守り。
でも、このお守り、表に何も書いてない。普通は何か文字が書いてあるでしょ?【交通安全】とか、ただの【御守】とか。
「これ、どんな効き目があるの?」
と聞いても、兄貴は馬鹿話に興じていて答えてくれなかった。
こんなことされたのは初めてだ…。なんだか不安になった。

324 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:26:26 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 1/8

「今日は障りがあるようなところに行くんですか?」
教授を自宅まで迎えに行き、車に乗せてから、開口一番に尋ねた。
教授はキョトンとしたけど、すぐに合点が行ったようで、
「ははあ…。住職が忠告でもしにきたかね?」
と楽しそうに聞き返した。
「ええ。お守りをもらいました。」
と答えると、見せろと言う。

教授に見せると効力が落ちそうな気がしてイヤだったけど、渡してみた。
教授はすぐに袋を開け、中のお札を取り出した。
「シバか。難しい神に帰依してるんだな」
謎の言葉を発して、お札を袋に戻す。
「何が書いてあったんですか?」
と聞くと、
「キリークだよ」
と、ますますわからない返事。

325 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:27:43 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 2/8

詳しく聞いてみると、こういうことらしい。
兄貴のお守りの中にあったお札には、梵字という文字が書かれていた。
梵字っていうのは、インドで使われている文字らしい。教授の時代にはキリークとも呼んだ。
卒塔婆の一番上に筆書きっぽい記号が書かれてるでしょ?あれが梵字。
お守りに書かれていたのは【大黒天】を表す文字だった。大黒天は、インド神話のシバ神の和名だ。

「大黒天は大黒さまとも呼ばれて七福神に登場しているね。仏教では愛嬌のある姿で描かれるけど、元々は、破壊とその後の再生を司る暗黒神なんだ」
教授は説明を続けた。
「仏教は、知ってると思うけど、インドのヒンズー教から派生した宗教だ。だからインド神話の神が形を変えて仏になっている場合も少なくない。大黒天のモデルはインド神話のシバ神。蒼い象の顔をした神様だよ」
私はなんとか理解して、先を促した。
「オリジナルのシバ神は、大黒天よりもさらに過激な性質で、世界を滅ぼす神とも呼ばれている。仏教の風土には合わない、恐ろしい存在だよ」
「…そんな縁起の悪い神様のお守りを、何で、兄貴は私に渡したんでしょうか…?」
なんだかウツな気分になる。
「魔には魔を、ということだろう。祟りに対して、これほど強力な守護神はないじゃないか」
教授の言葉に、即座に(兄貴ありがと!)な気分になった私は、かなり現金だ。

326 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:28:36 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 3/8

でも、やっぱり恐ろしい神様にはそれなりのリスクがあるよう。
教授は、
「喜んでいいものかは知らんよ」
と続けた。
「住職というのは、本来なら寺の本尊に帰依しなければならない。効果重視なのはわかるが、最高位の如来を差し置いて、格下の【天】なぞに入魂したら、それこそ障りじゃすまないんじゃないかね」
「…」
意味は…よくわからない。
でも、兄貴は、私のために、なにかとてもまずいことをしたんだろうか。

恐々としていると、教授が、突然、大笑いした。
「冗談冗談。神仏なんぞ何もせんよ。美しき兄妹愛を確認しようと思ってね」
「…」

私は思いっきりアクセルを踏んだ。60の老体が背もたれにバウンドするのもかまわずに。
教授は本当に意地が悪い!

327 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:29:22 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 4/8

1時間も走ると、今日の目的地に着いた。
小さなお宮だった。参道ばかりがやたらと長い。
両脇の鎮守の森からは、不思議なことに虫の鳴き声さえ聞こえなかった。晩秋とはいえ、まだ死に絶える時期じゃない。
「ここは刃物の中でも鋏(はさみ)を専門に供養するお寺なんだ。毎年、慰霊祭の終わったこの時期にお参りさせてもらってるんだよ」
人気のない径を行く教授の声も、いつになくか細かった。
「静かですね…」
呟くと、教授は森の樹木を仰いで、言った。
「刃物は生命を断ち切るからね。見つからないように、声を潜めておかないと」
「………」
見つからないようにって…何に?刃物に?
見つかったら…どうなるんだろう…。

328 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:31:18 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 5/8

長い長い、1kmはあるんじゃないかと思われる参道をやっと抜けて、私たちはお宮に辿りついた。
拝殿があるのかと思ったら、境内には小さな祠があるきりだった。
でも、私は足を止めた。と言うより、進めなくなった。
祠の手前に大きくて無骨な鉄製の檻が置かれている。その中に、ギラギラと殺気さえ感じさせる鋏の軍団が納められていたから。

立ちすくんでいる私に、教授が、きっと理由はわかってるんだろうけど聞いてきた。
「どうしたね?」
「痛くて近づけません」
我ながら妙な答え方をした。
教授は大きく頷きながら、
「だろうね。ここは現役の禍つ神だから」
と納得した。

……ってことは、祟るってこと(汗)?

「帰っていいですか?」
と怖気づいたら、教授はニヤッと笑った。
「僕も最初に訪れたときはお参りもせずに逃げ帰ったよ。それから、たびたび、運転中にタイヤがパンクするようになった。何も踏んでないのにゴムが裂けてしまうらしい」
「そ…」
そういうことは先に言ってよお…。
「だから君に運転手を頼んでいる。君まで祟られたら、今後の活動に差し障るから、しっかりと供養をしていくよ」

今日が済んだら、二度と、絶対に、教授には付き合わない。
私は改めて決意した。

329 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:32:37 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 6/8

敷地の許す限り、檻を大きく迂回して、そのむこうにある祠の前に立った。
教授は、想像するにかなり高額のお布施を封筒に入れて、賽銭箱に投じた。
榊を供え、二拝二拍手一拝する。私も真似た。
古語っぽい言葉で何かを唱えたので、終わってから内容を聞くと、鎮魂の祝詞だということだった。

祠が閉まっているのでご神体は拝めない。けれど、代わりに、観音扉の前に安置されている鋏を、祝詞の間、じっくり観察することができた。
なぜこれだけ檻に入れられていないのだろう?明らかに、他の物とは別格の扱いだ。
裁縫の布切り鋏ぐらいの大きさで、赤茶色の錆にまみれている。

帰り道の途中で、教授に聞いてみた。
「あの祠の鋏は何だったんですか?」
教授は、一段と声を潜めて、言った。
「中絶のとき、母体から取り出した胎児の臍の緒を切るのに使った鋏だよ」

刃物は生命を断ち切る。
さっきの教授の言葉が頭の中にぐるぐると回った。

330 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:33:27 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 7/8

帰路の運転が拷問のように感じられた。
緊張しすぎてガチガチに固まった腕は、ハンドル操作を何度もミスって、ガードレールを破りそうになった。
数キロ進んでは車を停めて休み、また走る。
チャイルドシートを乗せた車が近づくたびに、乗っている赤ん坊が本物かどうか目を凝らした。

怖い。いまにもタイヤが破裂してスリップしそうで。いまにも肩口から目も開いていない小さな赤ん坊の顔が覗きそうで。
私の怯え方が異常だったので、教授が非常に失礼なことを言った。
「もしかして君には水子がいたかな?」
「違うっ!」
キレ気味に返事するときさえ、涙目になる。

331 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:34:59 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 8/8

「高校のときに…」
気を紛らわすために、私は教授に語り始めた。
「私、クラス中にいじめに遭っていました。たぶん、かなり精神的に参ってたと思う。でも当時は、大丈夫って自分のこと元気づけてて」
「文房具を取られたり、連絡事項を伝えてもらえなかったり…。ただ、そういうのは、やっているほうが惨めなんだって言い聞かせて我慢できたんです。」
「強気でいられたのって、いじめのキッカケが正義感だったからかもしれない。うちのクラスに、ある日、下級生が呼び出されてきたんです。なんか細かいことで難癖つけられて泣いてて。だからやめさせようとして口を出したの」
そこまで話して、ちょっと落ち着いたので、笑う余裕ができた。
「半年ぐらいで、みんな飽きたのか、そういう陰険なことはなくなったんだけど、一つだけ、いまでも罪悪感を感じてることがあります」
「お金をたかられたんです。一回ね。クラスメートで、唯一私の味方をしていた女の子が妊娠したから、堕胎費用をカンパしろって。もちろん断った」
「嘘だと思ったら、その後、彼女、学校を辞めました。何が原因かはわからなかったけど、私は無関係じゃなかったと思う」

「仕方のない中絶は許されたりはしないのかな」
と呟くと、教授は、
「罪が許されるのは人間のルールの中だけだ。神仏の世界はもっと簡単で、人を殺せば地獄行き」
と明快に答えた。

332 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:35:49 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 エピローグ 1/3

幸い、事故もなく家に着くことができた。
1時間で済んだ往時に比べて、帰りは4時間近くかかった。疲れきってすぐに布団に入り、目を瞑る。
あ。兄貴に生還連絡をしなきゃ。
横になったまま携帯をプッシュすると、待ち構えたように力強い声が返ってきた。
「おー。無事だったかあ」
ほんとに心配してくれてたんだ(笑)。

今日一日のことを話して、お守りのお礼を言った。
兄貴は、
「げっ。教授、あの文字の意味がわかったの?」
って驚いてた。
「あんまり変な神様を信仰しちゃダメだよ」
と冗談めかして諌めると、
「他に跳ねる仏を思いつかなかったんだ」
と返事が返ってきた。
…跳ねる?

333 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:37:10 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 エピローグ 2/3

兄貴の話によると。
仏門の修行を修めたとはいえ、兄貴には、まだ退魔や破魔の力はないらしい。つまり、兄貴のお守りには【魔を退治する】効力はなかった。
だから兄貴は、大黒天という強力なバリアの機能を私の身につけさせて、魔を【外へ飛ばす】ことを試みた。
…【試みた】っていうのは、お守りなんか作ったのは今回が初めてだったそうで、兄貴自身にも効果はよくわかってなかったから(汗)。
外に飛ばされた魔は、私の意識や持ち物を通じて、父や母に仇をなすかもしれなかったみたいなんだ。
それを防ぐために、兄貴は、わざと、お守りの袋だけ祈祷をせずに不浄のままにしておいた。そしてその切れ端を自分の袈裟の袂に入れて、今日一日、行動をしてくれていた。

「そっそれで、兄貴には何もなかったの?!」
と聞くと、
「それがさあ」
と情けない声が返ってくる。
「俺、今日、葬式が入ってて、昼ちょっと前に檀家でお経上げてたんだよ。その最中に袂がえらく重くなったんで、こっそり見たら」
「生まれたての赤ん坊から、2歳ぐらいの子どもまで、数体が袖の中から腕のほうに上がってこようとしてたんだ。もうビビったのなんのって」
昼前といえば、あのお宮にいた時刻ぐらい。
そっかあ…。お守り、やっぱり助けてくれてたんだね。

334 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:45:01 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 エピローグ 3/3

お葬式の後、兄貴は慌ててお寺まで帰って、こっそり護摩を焚いて供養した。
その最中、祭壇に置いてあった袈裟の袖が、切り裂かれたように何筋もの穴を開けた。
「お庫裏(くり)さんに怒られた怒られた」
10歳年上の奥さんを、兄貴はそう呼んでいる。奥さんはいまも修復にかかりっきりだそうだ。

「水子って怖いね」
としみじみ言うと、兄貴ははっきりと否定した。
「違う。子どもは親を慕っているだけだ。悪意があるわけじゃなくて、ただそばにいたいんだよ」
「でも…」
中途退学した友達の顔が浮かんだ。
「生きてる人間には、すごく迷惑だよ…」
こっそりと中絶さえできたなら、彼女は普通に高校生活を送れたのに。

…私がカンパさえしていたら、人生を狂わせることはなかったかもしれないのに。

「子どもっていうのは、すぐに大きくなって、手がかからなくなるんだぞ」
兄貴が反論する。
「ほんの数年がんばって育ててやれば楽になるのに、その不自由すら恐れて子どもを生んでやらないのは、親の前に人じゃねーよ」

神仏の世界は厳しいな。
と、こっそり思った。

335 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 00:10:31 ID:UHNjdK1r0
教授の人おつ!
今回も面白かったです。

336 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 00:30:42 ID:vWJIzl430
教授の人乙!
相変わらず後味が苦くて面白いです。

お兄さんの袖に纏わり付いてた子供、赤ん坊から2歳位ってのが何か引っかかる・・・
怖いからこれ以上考えないけどw

337 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 07:07:08 ID:vcaoV7fE0
教授の人今回も乙です。
教授シリーズは人間の業がハッキリ出る話ばかりですね。

>>336
水子は死んでも成長するから。人間と違ってゆっくりだけど。
だから、2才位の見掛けのがいても死んだ時2才とは限らない。
オカルト好きなら覚えておいた方が良いよ。
業の深さを知る意味でも。

338 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/05(金) 10:13:18 ID:zxtJowEI0
>>337
フォロー、どもっ。

>>336
説明不足、スマヌ。

本編でここまで重い話をするのもどうかと思うから、軽ーく補足。
水子、というか、幼くして死んだ子どもは、死というものを理解できないらしいのです。
でもね。理解しないとあの世に行くことができないので、霊魂になっても、知恵が着くまでは成長するんだってさ。

339 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 17:19:33 ID:rQ2SGMz10
>>教授の人
シヴァはゾウの顔じゃないよ。ゾウの顔をしているのは
息子のガネーシャだよ。
シヴァの妻のドゥルガーが破魔の神様なので
そっちのほうがよかったかも・・・と思った。あるいはカーリーとか。
気を悪くするかもしれないけど、一応気になったので

340 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/05(金) 17:52:35 ID:zxtJowEI0
>>339
うわ。やっちまいました(恥)。
どうも失礼。

大黒さんが出したかったんです〜。

341 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 17:56:52 ID:HB0ZU96HO
乙w
次も期待してる

342 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 20:05:05 ID:hHzTDC9B0
うんちくをふんだんに盛り込むのは好きだなw

343 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 20:48:56 ID:zM8se9yz0
あ、教授来てたんだね♪
これからも楽しみにしています〜

344 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 01:08:49 ID:SrnOcYdGO
なんか、、、

このスレの作者が全員 腐女子に思えてきたorz


345 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 02:13:29 ID:SawTRllw0
>>344
腐女子の概念間違ってないか?

346 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 05:38:54 ID:hu5h8SI70
>>344
厨二病の間違いじゃないか?

347 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 15:24:01 ID:kDefK5F30
>>344
喪女の間違いですよね

348 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 16:24:58 ID:xA9deo7QO
どーでもいいわw

349 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 19:34:12 ID:N37/YRBJO
いままでどう思ってたんだ?

350 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 20:58:55 ID:YRxenJpL0
ウニさんと教授待ち。

351 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:01:03 ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 1/8

今回は地名も施設名も公表しますね。
説明がうまく伝わるかは、すごく不安だけど(汗)。
あ、そうだ。この話には皇室批判が含まれます。気になる方は読まないでください。


「旨い蕎麦を食べに行くか」
教授が珍しく縁起のいい誘い方をしてくれた。
どうも、前回の鋏供養が後ろめたかったらしい(笑)。二つ返事で同行を引き受けた。

蕎麦といえば信州だ、というから、中央道をひた走って諏訪に向かう。
諏訪は、観光地である諏訪湖のイメージしかなかったので、
「もう少し北に上がったほうが、ほんとに信州って感じがする」
と提言したけど、却下だった。
要するに、蕎麦で釣って、諏訪に行かせたかっただけなのね…。

352 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:02:29 ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 2/8

諏訪インターを下りると、すぐに、
「北に上がってくれ」
と指示された。
ちょっと意外。まず南下して、諏訪大社の本宮にお参りすると思ってたのに。

諏訪大社っていうのは、竜神さまを祀っている、日本でも屈指の階位を持つ神社なの。それぐらいの知識は事前に仕入れてる。
上社と下社に分かれていて、本宮である上社には男神、下社には女神が祀られている。この2人は夫婦なのだそうだ。
上社と下社は、諏訪湖を挟んでほぼ対岸に位置している。真冬になると、夫婦の神様は、お互いを求めて、諏訪湖に張った氷の上を渡るのだとか。それが、よく名前を聞く【御神渡(おみわたり)】という現象らしい。

勉強の成果を自慢げに語ると、教授は、
「君らしくロマンチックな着眼点だな」
と、…たぶん、馬鹿にした。

353 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:03:02 ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 3/8

「上社に祭られている男神、タケミナカタは、大国主(おおくにぬし)の息子だ」
20号線を走っている間、教授は、私に【正しい】知識を授けてくれた。
「大国主は知ってるかな?」
「たしか…、【因幡の白兎】の歌に出てきた神様だと…」

大きな袋を肩にかけ だいこくさまが来かかると ここに因幡のしろうさぎ 皮をむかれて赤裸

うろ覚えの歌詞を歌うと、教授は、
「そのとおりだよ。島根県の出雲大社の主神で、国譲り神話の主人公でもある神様だ」
と誉めてくれた。
記憶が正しかったことに私は喜んだけど、
「国譲り神話…が、ピンときません」
と、恥も晒した(汗)。

354 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:03:57 ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 4/8

教授は、少し笑って説明する。
「日本神話に因ると、日本の国土はイザナギとイザナミという夫婦神によって生み出された。いわゆる国産みの神話だ」
「イザナギたち2神が代替わりした後に現れるのが、彼らの子どもであるアマテラスとスサノオとツクヨミという3神で、いまの天皇家の祖先と位置づけられている」
「彼らは、知力や武力を使って、日本のあちこちにはびこっていた【敵対勢力】を平定していくんだが、その最初の強敵が大国主だった」

「はあ…」
つまり、【だいこくさま】は、いまの皇室の敵、もっと広げれば日本人の敵だったってわけ、かな。

ウサギを助けた優しいイメージと合わないと訴えると、教授は補足した。
「大国主は出雲の大豪族だったと思われる。製鉄に秀で、高層建築まで手がけた優秀な技術者だよ。そこへ、アマテラスたちの率いる大軍団が押し寄せ、国を明け渡すように強制した。それが【国譲り神話】だ」
「…」

なんだかわからなくなってきた。
アマテラスは、それじゃあ侵略者ってこと?

355 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:05:00 ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 5/8

教授の説明は続く。
「壮絶な死闘の末、大国主は敗れて、出雲はアマテラス側のものになった。ところが、大国主の息子であるタケミナカタはそれを不服として最後まで抗戦し、ついには、この諏訪の地まで追いやられた」
「え?じゃあ、諏訪大社って天皇家の敵を祀ってるんですか?」
そんな立場の神社を日本の最高位に認定する日本って、どういう構造をしてるんだろう…。

教授が答えをくれる。
「表向きは、大国主がアマテラスに出雲を献上したことになっているから、敵ではない」
「…なるほど」
合点が行った。
大国主が【喜んで国譲りをした】から、大国主とアマテラスは仲良しのまま、お互いに神様となることができたってわけね。
そして、息子であるタケミナカタもお咎めなし、と。

「でも、もしアマテラス側に負い目がなかったら、そんな裏協定みたいなことをしなくても、堂々と【悪者の大国主をやっつけました】って言えるんですよね?」
私が言わんとしていることは、教授にすぐに伝わった。
「そうだね。アマテラスが一方的な侵略者だったからこそ、大国主を悪者として後世に伝え残すことができなかったんだ。悪いのは、むしろアマテラスのほうだったからね」

ほらほら。教授らしい話題になってきたぞ(笑)。

356 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:05:36 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 前編 6/8

「アマテラスの子孫がいまの皇室になれたのは、そういう侵略を重ねて、日本を牛耳っていったから?」
私の質問に、教授は躊躇なく頷く。
「じゃあ、いまの日本は、代々の皇族が、武力や権力で抑えつけて統治してきた結果なんですか?」
と聞くと、教授は、
「ダイレクトな言い方だ」
と苦笑しながらだったけど、肯定した。

私は、さらに重ねた。
「アマテラスたちは、もともと、どのあたりに住んでいた民族だったんでしょうか?」
即答する教授。
「朝鮮半島だ」

………………。
それって……。

357 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:06:21 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 前編 7/8

私は教授の知識を信用している。
たとえ、突拍子もないと思えることでも。

「もしかして、ヤバイ話を聞いてます、私?」
声を潜めると、教授は笑った。
「皇族渡来説は、いまや常識だよ。表立ってマスメディアに流れはしないがね」
「…」
ほっとした…。
皇室批判に先陣を切るほど、私の肝は強くない(汗)。

教授は続ける。
「高松塚やキトラ古墳に朝鮮系の壁画が残っているのは知ってるね?」
教科書の復元図を思い出しながら、私は頷いた。
「あの古墳群は宮内庁の管轄だ。天皇家と朝鮮は関わりが深いと、宮内庁自らが認めているんだよ」
改めて安堵の溜息をつくと、教授は大声で笑った。

358 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:07:23 ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 8/8

気分を変えるために、話題の方向を転じてみる。
「そういえば、大国主も【だいこくさま】なんですね。兄貴からもらったお守りも【大黒さま】だったような…」
「その2つは、昔はよく混同されたんだ。でも、まったくの別物だよ」
と教授は言う。
「前にも言ったと思うけど、住職のお守りの【大黒天】は、インド神話の神の変化した姿だ。一方で大国主は、日本土着の民族だった」
「そっかあ…。でも、興味深い一致ですね…」
私はポケットに入れているお守りに手を添えながら答えた。

古代の出雲で土地を守ろうと闘った大国主。破壊の神と恐れられながら、私を守ってくれた大黒さま。

「魔には魔を、かあ…」
と呟くと、教授は、
「現代人にこそ、その発想は必要だな。いまの人間は毒を抜かれすぎていて、些細な悪意にすら対抗できない」
と返した。

いじめなんか、その典型かもしれない。
と、自己反省してみたりする。

359 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:08:53 ID:XW2LtUv/0
オカルト要素は中編と後編で。
一気に書ききれなくてすみません。

360 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 00:13:44 ID:UISnAmMH0
>>359
教授キター!!
乙です。

なんかのっけから、きわどい単語が飛び出してますが。
続き待ってます。

361 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 00:45:33 ID:aZkYetYVO
教授おもしれー
いやはや続きが待ち遠しいね

362 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 00:59:12 ID:ZUcoQ3fa0
地元住民としてwktkせざるをえない。

363 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 01:09:24 ID:1jyxK8DSO
乙です!
続き楽しみに待ってます。

364 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 02:38:45 ID:tA7rDwKdO
切ない歴史だなぁ・・・
おやすみなさい


365 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 18:11:03 ID:2mqxt5BLO
教授の人乙
1スレの長さが読みやすいです。楽しみにしています!

366 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 20:47:03 ID:pxGP7MQB0
いつもながら楽しいですよ。乙。


367 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:41:39 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 1/12

諏訪湖畔を北上していると、左手に【諏訪湖間欠泉センター】の看板が見えてきた。
教授はそこに入れという。
半円形の近代的な建物は、教授のシュミとしては違和感がありすぎる。
「ここの3Fの展望室は、間欠泉が噴き出すと面白い空間になるよ」
と誘われたけど…。

なんか…今回の旅は、いつもと違う。
教授よりも私が主体になって考えられてるような気がする。

368 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:42:28 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 2/12

展望室はガラス張りの明るい空間になっていた。
一角に小さなお土産屋さんがあって、全体にベンチが置かれている。
建物自体は高くないから、眺望は諏訪湖と温泉街の一角だけ。
でも、冬の風に叩きつけられた青い湖面が靄を漂わせている光景は、幻想的で、いろんな想像力をかきたてられた。

出雲を追われたタケミナカタは、この地でどんな生涯を過ごしたのかな。
下社に祀られた奥さんとは、よっぽど仲がよかったんだろうな。だって、神様になってからも会いに行くぐらいだもの。

窓に張りついて、そんなことを考えていた私は、ふと気づいた。

夫婦の神は、なぜ一緒に上社に祀られなかったのだろう?
毎年、この広い諏訪湖を渡らなくては会えないような配置にされたのは、なぜなの?

369 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:43:11 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 3/12

「教授…」
私は、後ろのベンチで休憩をしていた教授を振り返った。
「タケミナカタは、アマテラスたちに追われて、ここまで来たんだよね?」
いまさら確認をする私に、教授は好奇の目を向けながら、頷く。
「そうだよ。正確に言えば、追ってきたのはアマテラスの配下の軍神で、タケミカヅチという神だけどね」
「じゃあ、そのタケミカヅチは、最後はタケミナカタを…どうしたの?」

そうだよ。
諏訪まで来たら終わり、じゃなかったんだ、タケミナカタの逃避行は。
追っ手は、彼を幽閉ないし殺害して、完全に抵抗を封じるはず。

370 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:44:11 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 4/12

教授は、私の隣まで来て、窓の外の諏訪湖を眺めながら、言った。
「タケミカヅチは当然ながらタケミナカタを葬っただろう。日本神話では【相撲】で負かした、となっているが」
「…」
笑うところなんだろうか(汗)?

でも、笑えない。あえて和やかな話で決着をつけるのは、陰惨な裏事情を隠すためだと、私は、ずっと教授に教わってきたのだから。

「じゃあ、諏訪大社は、殺してしまったタケミナカタの魂を鎮めるために建てられたの?」
祖国の出雲が侵略に屈した後さえ、1人で抵抗を続けていた強靭な精神力を持つタケミナカタ。鎮めるのも大変だっただろうな、と私でも推測できた。
「いや」
教授は首を振った。
「鎮めるためではなく、封じるために造られたんだ。社殿の四隅に【御柱】を立てたのは、タケミナカタの怨霊を中に閉じ込める結界の意味があるんだよ」

371 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:45:28 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 5/12

「御柱(おんばしら)…」
その名前で記憶を辿ってみる。

諏訪大社は、7年に1度、御柱祭りという盛大なお祭りを行う。
山から切り出した樅の大木を、人力で諏訪大社の本宮まで運び入れ、先端を三角錐に削って四方に建てるという神事だ。
勇壮さが売りのこのお祭りの起源は、でも、どこのガイドブックでも見ることができなかった。

「あのお祭りが、タケミナカタから、未だに自由を奪ってるんだ…」
私の言い方に落胆の色が濃かったからか、教授は慌てた様子で訂正した。
「これは僕の推論だよ。事実とは断言できない。信じてもらうのは勝手だけどね」
「…」
私は教授の知識だけでなく、妄想力も信用している。

あとから考えれば、なぜ自分がここまで気鬱になったのか、不思議な限りだ。
このときの私は、タケミナカタ…と、彼につき従って夫婦になった女神が可哀相に思えて仕方がなかったんだ。

372 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:46:47 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 6/12

「下社に祀られた女神、タケミナカタの伴侶は、ヤサカトメと言う」
私が何も聞かないうちに、教授は女神のことを語りだした。
「ヤサカトメは出雲の神じゃない。この諏訪の土地神だ。タケミナカタとは、この地に逃れてから出会ったんだろうね」
神様とはいえ、馴れ初めの話はほほえましい。私は少し笑う。
「タケミナカタが倒されたあと、タケミカヅチは、当然ながらヤサカトメも放ってはおかなかっただろう」
「うん…」
寒気がする。
夫婦を別々に安置したのは、やっぱりタケミカヅチという神なんだろうな。
「ヤサカトメについては、僕もまったくの無知に近い。どのように粛清され、どういう意味で下社に祀られたのか」
教授は淡々と話す。
「まあ、妥当に考えれば、朝廷側にとって、タケミナカタとヤサカトメは、死んでからでも引き離したいほど憎い相手だったんだろう」

突然、館内にアナウンスが流れた。
「ただいまから間欠泉が噴き出します。お近くの方は離れてください」

373 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:47:48 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 7/12

窓越しに地上を見下ろすと、小さな噴出孔から白い煙が上がり始めていた。
「間欠泉って、温泉が地面から噴き上がる現象ですよね」
隣りの教授に尋ねると、教授は楽しそうな顔をして、答える。
「そう。ここの水柱は日本一だね」

アナウンスが何度か繰り返され、屋外の客が避難している様子が見えた。
やがて噴出孔から熱湯が溢れる。
と思ったら、すぐに3Fの窓を飛び越えた。
同時に窓の外が湯気で真っ白に覆われ、展望室は、前後不覚の空間になった。

「…何も見えない」
私は、さっきまでの外の光景の片鱗を見ようと、白い闇に目を凝らした。
「そうでしょう。僕はこの圧迫感が好きなんだ。きっと、結界の中はこんな感じなんだろうね」
教授は悪趣味なことを言う(笑)。
「私には、少し怖い気がします」
この闇が何かを連れてきそうだ。

374 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:49:23 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 8/12

数分で晴れるというので、そのまま窓際で待っていると、かすかに水の音が聞こえた。
湖に何かが落ちたような。
窓ガラスは厚い。それに、湖までは100m以上の距離がある。
聞こえるわけがない。
でも、私の耳に届くそれは、だんだん、はっきりと、人の声すら混じった現実の音になりつつあった。

『しぶといな』
男の野太い声。
『こうやって溺れてると、普通の女のようだ』
嘲笑の混じった別の声。

湯気の幕が薄まって、湖の真ん中が視界に現れる。一艘の小船が湖面に留まっていて、3人の人影が乗り込んでいるのが見えた。
その脇で、激しく水しぶきが上がっている。
もっと目を凝らした。
白装束を着た、黒髪の女性がもがいているのだと、わかった。

375 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:50:38 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 9/12

見えるはずのない光景だと、頭では理解している。
だから教授を呼ばなかった。声も出さなかった。

溺れているのは若い女性のように見えた。
ヤサカトメだ。確信がある。
彼女は、なんとか顔だけを水面から出して、溺死を防いでいる。すぐ真横には船の縁があって容易に手が届くのに、助かろうとしない。
船の男たちも彼女に手を貸そうとしない。むしろ、溺れ死ぬのを待っている。

『叩き殺したほうが早いのに』
『体に傷をつけちゃいけねえんだから、しょうがない』
物騒な会話が船上で交わされる。

ヤサカトメはなかなか沈まなかった。
諏訪生まれの女神は、水に強い性質を持っているのかもしれなかった。
男の1人が業を煮やし、彼女の体を引き上げた。
女神の細い腕は後ろ手に拘束されていた。自分の力で船に這い上がることはできなかったんだ…。
女神の足は、長く長く伸びる白蛇の尾に変化していた。

376 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:51:50 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 10/12

船に上げられた女神は、蛇の尾をくねらせて暴れた。
船は大きく揺れ、男たちが動揺する。
1人が櫓を女神の鳩尾に突き込んだ。女神はグッタリと動かなくなった。

そのとき、ずっと舳先に座って様子を見ていた3人目が、ゆっくりと船内を動き始めた。
体から稲妻が走り、右手は巨きな剣に化けている。
タケミカヅチだ、とわかった。
邪神は、ヤサカトメの尾に向かって剣を振り下した。
絶叫が聞こえ、女神から半身が切り取られた。
蛇の尾は、それ自体が生き物であるかのように、諏訪湖の底に揺らめきながら消えていく。

タケミカヅチはヤサカトメを湖に放り投げた。
瀕死の女神は、それでも生き延びようと浮き上がったが、頭を押さえつけられて沈められ、断末魔を迎えた。

377 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:55:16 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 11/12

女神の遺体は下社の近くの湖岸に運ばれた。
簡素な祭壇には、供物ではなく、女神自身が乗せられた。
神官のような装束を着た老人が、長く細い、先端の尖った木槍を持って、やって来た。
サイズは小さいけど、写真で見た【御柱】の形にそっくりだ。

神官は女神から服を剥ぎ、切り取られた腿から下の傷口に躊躇することなく股を開き、性器を露出させた。
木槍をあてがい、力を込めて体内に押し入れる。
槍が体内を進むたびに、女神の体が苦しげに蠢いた。もう死んでいるはずなのに…。
神官は、細い喉元を通すときに、ことさらに慎重になった。
槍の切っ先が女神の脳に達すると、辺りから賞賛の声が上がった。

周囲の男たちは、勝ち誇ったように、槍を地面に突き立てた。
地上高く掲げられた女神の哀れな姿は、対岸のタケミナカタからもよく見えただろうね…。

378 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:55:50 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 12/12

気がつくと、私は教授の隣りで、ベンチに横になっていた。
教授の話に因ると、外を見ているときに、突然ふらふらとやってきて寝転んだのだという。

「イヤな夢を見ました」
と告げた。
「君にはそういうことがよくあるね。神降ろしの能力を持っているのかもしれない」
と、教授は答えた。

379 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 23:03:00 ID:pxGP7MQB0
リアル投下に出会ってしまった。

教授の人乙。
なんか悲しい話だね。じんわり涙が出てきたよ。
後編待ってるよ。


380 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 23:45:51 ID:tA7rDwKdO
教授乙です!
教授のおかげでオカ板に来るのが楽しみになりましたわ。


381 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 00:11:41 ID:O5OAogvUO
教授の話は面白いね
作者は郷土史とか学んでる学生さんかな

382 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 09:14:24 ID:eBOz+H9bO
教授の人ありがとう♪
続き楽しみに待ってます(≧▽≦)

383 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 09:57:34 ID:zoxYYxu40
教授の人おつです
とても切ない悲しいお話しですね・・・
続きも楽しみにしてます

384 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 13:05:38 ID:JKsgF+BMO
教授乙。
面白いんだが、こういう話になると、どっかで見た感が拭えないんだよなぁ…
でも続き楽しみにしてます。

385 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 21:18:28 ID:MvPh6qhV0
見たことない人もいるんでよろしく頼むよ。

386 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 23:07:48 ID:7KJfF3s40
下がりすぎage
教授の人乙です。こういう民俗学モチーフの話は結構好き。

387 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/08(月) 23:13:52 ID:B1/qFjIu0
書ききれないから明日投下します。ごめんなさい。
いつも感想をありがとう。とても励みになっています。

あ。郷土史は習ったことないですよ。子どもの頃から好きだったので、独学で勉強しました(笑)。

388 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 23:35:08 ID:Pp9/TPsPO
>>387
乙です
いつも楽しんで読んでます
投下間隔が短いから、息切れしない程度に頑張ってね!

389 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 23:50:56 ID:5i9ESApNO
教授の人乙。
マイペースで頑張って下さいね。
楽しみにしています。

390 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 05:25:32 ID:KQ0d0eStO
教授の人とそれにレスしてるヤツ乙。
皇室の印象操作と日本人のルーツ朝鮮説興味深いね。
権力者同士の争い事なんて庶民イジメに比べたら同情の余地すらないのに。
現在も庶民イジメ&日本タカリしてる三国の方がオカルト。

391 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 06:18:07 ID:Qi7GIzk6O
>>390
いじめないでくださいよ。
可哀想なぐらい頑張ってたんですから

BY 福田

392 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 10:12:49 ID:wqEKoSra0
オカ板のアホしか相手に出来ないホロン部見習なんだろ

393 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 10:29:45 ID:cn8/3I8rO
話自体は好きだったけど…朝鮮て…

394 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 11:04:06 ID:MqYsyXG3O
日本人と朝鮮人は別民族って、DNA解析で明らかになってたじゃん。
百済人は日本人と同民族だった(要確認)という話は聞いたような気がするけど、
朝鮮人≠百済人だし、朝鮮人≠高句麗人だし、日本人と繋がりないでしょ。
朝鮮人=新羅人が、百済人たちを攻め滅ぼした、と記憶してるんだけど。

アパートの101号室に現在住んでいる朝鮮人のキムさんが、
以前101号室に住んでいた住人たちが残したアルバムを見つけて、
「これはわたしのアルバムで、これを見るとわたしは昔、結婚もして子供もいたようです」
みたいな、おかしなことを言っているのと同じですね。
しかも前の住人(百済人など)は、実はキムさんが殺してた、というオチ。

そもそも、韓国や北朝鮮の人を“コリアン”て呼んでいるけど、
コリアンて、高句麗(コグリョ)の人のことだから、
韓国や北朝鮮の人は「コリアン(高句麗人=Korean)」じゃなくて、
本当は「チョソニーズ(朝鮮人=Chosonease)」とでも呼ぶべき。

記憶ちがいだったらゴメンね。

395 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 11:13:31 ID:5dqbjtcJO
無事東亜+に晒されたね。おめでとう。
創作の腕試しのつもりかもしれないけど、間違った知識で日本人を中傷する結果になってるの気づいてる?
ここの住民はそんな前提的な知識はおろか、ラノベ紛いの作文wも疑問なく受け入れてるんだね。

396 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 11:21:17 ID:815wN4RP0
×晒された
○晒しました

397 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 12:15:08 ID:BScr0Keg0
別にいいんでね。
私のように皇室大嫌い人間にとっては面白い話だったし。

デタラメでも基礎があってもなんでもいいの。
楽しく読めればいいの。
オカルトだから。

398 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 12:22:54 ID:Aw/lilmz0
そう、オカルトだもの。
鬼の首でも取った様にはしゃぐのやめれ、恥ずかしいから。

教授の人気にしないで投下ヨロシク。

399 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/09(火) 12:23:58 ID:NH89CpIj0
>>394
古事記の編纂は8世紀で、日本神話はもっと古い時代のものです。
朝鮮半島は三国時代ではないかと…。

国名を明記しなかったのは悪かったです。でも、たとえいまはない国家でも、はっきり書くのは抵抗あるんですよねー。
高松塚って書けば、歴史的にはわかると思って。

400 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/09(火) 12:24:46 ID:NH89CpIj0
>>397
>>398
あ。ども(笑)

401 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 13:49:40 ID:M3+CcehK0
そもそも>>394の知識もどこかで捻じ曲がった情報かも知れない訳で
真実かどうかよりオカルト読み物として楽しめれば俺はそれで良いよ

教授の人、続き楽しみにしてます

402 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 14:15:27 ID:gBxvg8mxO
基本的には>>401に同意なんだけど、天津神を邪神と書くのだけはやめて欲しい

403 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 14:17:36 ID:C9wlkbIr0
創作でも何でもオオ○キ教授の話面白いよ

>>397みたいに「皇室大嫌いだから皇室貶める話は面白い!」
なんて言っちゃう人は頭どうかしてると思うけどなw

404 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 14:46:15 ID:f1b7pXZRO
>>394

> 日本人と朝鮮人は別民族って、DNA解析で明らかになってたじゃん。
いやいや、「日本人」全般の話じゃなくて「神様」の話だから。

405 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 15:34:31 ID:BScr0Keg0
>>402

邪神だよw
そんなのは宗派の違いと一緒。
国津神系の家では奴らは(ryという家もある。

406 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 15:41:35 ID:BScr0Keg0
ついでに追加

>>403
ああスマンね。理由は405。
教授の話とは違うが実家(神社)に伝わる話も似たようなもん。


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