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なにそのツンデ霊★8人目☆

1 :本当にあった怖い名無し:2007/04/21(土) 22:15:31 ID:awMrsadR0
怖い話に出てくる女幽霊は実はツンデレなのではないかという新説を
検証してみるスレッドです。

【前スレ】

なにそのツンデ霊☆七人目★
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1170933234/

なにそのツンデ霊☆六人目★
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1158752291/

なにそのツンデ霊☆四人目★(実質五人目)
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1150726657/

なにそのツンデ霊★四人目★
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1145453459/

なにそのツンデ霊★三人目★
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1142094064/

なにそのツンデ霊★2人目
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1139653191/

なにそのツンデ霊www1人目 
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1131190956/

2 :1:2007/04/21(土) 22:16:21 ID:awMrsadR0
まとめサイト(http://www.tsunderei.org/)は既に閉鎖してしまったみたいですね。
残念。

3 :本当にあった怖い名無し:2007/04/21(土) 23:04:23 ID:VglrLJd+0
復活したのか。

4 :本当にあった怖い名無し:2007/04/22(日) 00:47:37 ID:dU0Y7jSS0
まとめwiki
ttp://www28.atwiki.jp/tsundereidayon/

5 :本当にあった怖い名無し:2007/04/22(日) 07:23:46 ID:iU9D1TRKO
まとめwikiも更新止まっちゃったな
ログ持ってる人がなかなかいないか?

6 :本当にあった怖い名無し:2007/04/22(日) 08:19:15 ID:dU0Y7jSS0
115 本当にあった怖い名無し sage 2007/03/01(木) 22:58:39 ID:rMrjEvs20
1
ttp://search.mimizun.com:82/perl/dattohtml.pl?http://mimizun.com:81/log/2ch/occult/hobby7.2ch.net/occult/kako/1131/11311/1131190956.dat
2
ttp://search.mimizun.com:82/perl/dattohtml.pl?http://mimizun.com:81/log/2ch/occult/hobby7.2ch.net/occult/kako/1139/11396/1139653191.dat
3
ttp://search.mimizun.com:82/perl/dattohtml.pl?http://mimizun.com:81/log/2ch/occult/hobby7.2ch.net/occult/kako/1142/11420/1142094064.dat
4
ttp://search.mimizun.com:82/perl/dattohtml.pl?http://mimizun.com:81/log/2ch/occult/hobby7.2ch.net/occult/kako/1145/11454/1145453459.dat
5
ttp://search.mimizun.com:82/perl/dattohtml.pl?http://mimizun.com:81/log/2ch/occult/hobby7.2ch.net/occult/kako/1150/11507/1150726657.dat 978/1001
ttp://p2.chbox.jp/read.php?url=http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1150726657/
ttp://pantomime.jspeed.jp/test/read.cgi/monament4/1150726657/
6
ttp://search.mimizun.com:82/perl/dattohtml.pl?http://mimizun.com:81/log/2ch/occult/hobby9.2ch.net/occult/kako/1158/11587/1158752291.dat

5スレ目だけ完全なログがdatで拾えない(p2で1001まで見れる)のでモナメントにうpした
それ以外はこのアドレスで見れてdatは「ttp:/〜dattohtml.pl?」以降のアドレスにある

7 :耳なし芳一 2nd:2007/04/23(月) 10:53:09 ID:9CdzO6/s0
俺は耳なし芳一。
盲目にして琵琶界のスーパースターだ。
俺の演奏は泣く子も黙る恐ろしげな妖怪すら魅了する。
そのせいでちょっくら両耳を無くしてしまったが、そのおかげで天才はやはり
常人とは違うことをする、と評価はうなぎのぼりだ。

さて本題に入ろうか。
うん、実は「また」なんだ。琵琶を手にしている限り、妖怪どもに取り憑かれる
ことはもう予期していた。
だが、もう対処法は判っているし、何も恐れることはない。前回のようなミスも
したりしない。

俺は和尚に、全身にお経を書いてくれるよう頼んだ。
ついでに言っとくと、前の和尚は俺の耳の責任を取って辞めてしまった。
なので事情を知らない今の和尚には何やらおかしな顔をされた。

……うるせーな天才のやることに口出しすんなよ凡人が。ああそーだよ全身
だよ全身に書くんだよ!だから脱いでんだろ?ちょ、バカ、なんでソコだけ
繰り返し書いてんだよ!? それもうお経じゃねーだろ!見えねーけど
判るって!マジメにやれ…何はぁはぁいってんだよ、って!ちょ、マジバカ、
ばっ…やめろおおおおおおおおっっ!!!

8 :本当にあった怖い名無し:2007/04/23(月) 10:54:06 ID:9CdzO6/s0

……………
…………
………
―――準備は整った。うん、たぶん。
くそ、あの変態坊主め、ちゃんとお経書けたんだろうな?
少し、いやかなり不安だが夜を待つ。

暇潰しに即興の曲を弾いていると、いつの間にか時間を忘れて没頭して
しまっていた。素っ裸なので身体が冷え切っている。
丑の刻を過ぎたあたりだろうか。
ひた……ひた……と廊下を歩む足音。
そして―――部屋の前で、音は止んだ。

「……芳一、居るかえ?今宵も妾を愉しませておくれ」

とろけるような甘美で妖艶な声が響き、頭がくらくらした。
ここで負けたら朝まで一人カラオケに付き合うことになる。俺は下腹に力を
込め、なんとか意識を繋ぎ止めた。
くっくっく、どうだ俺の姿が見えないだろう妖怪め。もうテメーには付き合って
やらねー!あきらめて帰りやがれ!

「芳一や?返事はどうした?ほ―――きゃあああああっ!?」
ナゼか目の前で叫び声。
まさか見つかったか、と身体を硬くする。そんなハズねーよな和尚?ちゃんと
お経書いたよな?
視線を感じ、じんわりと汗がにじんだ。

9 :本当にあった怖い名無し:2007/04/23(月) 10:54:49 ID:9CdzO6/s0

「………………」
「………………」
「……ぅゎ…すっご…」
(何がっ?)
「…ふぅん…へぇ……はー…」
(だから何が!?)
「…うぅん…琵琶、邪魔だなぁ…」
「もしかして見えてます?」
「え、ぃいやぅっ!?う、ううん、全っ然っっ!!」
「そうスか」
「ど、どこにいるのかなぁ、全然判んないやー」
「………………」
「きょ、今日は芳一いないみたいだからまた明日来ようかなっ!」
「うん、じゃあまた」
「ま、またね!また明日ねっ!?」
「……うん……」


こうして俺は妖怪の撃退に成功した。
こんなサワヤカな朝を迎えるのは久しぶりだった。

そして心に決めた。
とりあえず和尚をブチのめそう、と。

10 :本当にあった怖い名無し:2007/04/23(月) 17:15:19 ID:s0LfkfQRO
原作の持つ恐怖感とかモロモロがだいなしだなwwww
だが、オレはこんなんも好きなんだよなw
GJ!

11 :本当にあった怖い名無し:2007/04/23(月) 22:10:33 ID:icUjta5A0
>俺は耳なし芳一

すまん、この掴みだけでもう噴いたw あんたハンター書いた人かね?

12 :本当にあった怖い名無し:2007/04/24(火) 01:28:08 ID:xUS5ouVHQ
ぶはっwww

13 :本当にあった怖い名無し:2007/04/25(水) 21:22:45 ID:dsTZ9VpuO
過疎

14 :本当にあった怖い名無し:2007/04/26(木) 17:38:40 ID:TFbMyyVxO
まだ過疎

15 :ゴッドハンドK:2007/04/27(金) 02:20:51 ID:K2d0xAhX0
「――あなたが落としたのはこの金のメスですか?それとも銀のメスですか?」
「ぬぅ…いや、ふつうのメスだが…」
「あなたは正直者ですね。ではこの金のメスを差し上げましょう」
「ありがたいが、これでは手術には使えぬ」
「それでは、もう大事な物を落としたりしませんよう、お気をつけて(ブクブク…)」
「待て……ぬぅ、困ったぞ」

16 :第二話:2007/04/27(金) 02:21:33 ID:K2d0xAhX0
「出て来い、泉の精霊とやら」
「またあなたですか。ほんとうに人間とは欲深い生き物ですね」
「いや、この金のメスは返そう」
「私のお渡しした物が気に入らないと?」
「い、いや、そういうわけではないのだが…」
「では問題ありませんね?(ブクブク…)」
「待て……ぬぅ、後手にまわったか」

17 :第三話:2007/04/27(金) 02:22:05 ID:K2d0xAhX0
「オレのメスを返せ」
「しつこい人ですね。目的は何ですか?金よりも銀のほうが良いと?」
「目的は言ったはずだが。金も銀もいらぬ」
「いらない?ではどうして何度も…ハッ、まさか!」
「ぬぅ、そのまさかは違うと思うぞ」
「せ、精霊に懸想しようとは何と不届きな…(ブクブク…)」
「待て……ぬぅ、話にならん」

18 :第四話:2007/04/27(金) 02:22:42 ID:K2d0xAhX0
「も、もう来ないでって言ったでしょっ!?」
「いや、記憶にないが」
「そ、そんな強引なのも嫌いじゃないけど、じゃないけど、スキ?とはちょっと
違うかな?みたいな?」
「悪いのは耳か頭か?ぬぅ、しかたあるまい…」
「しかたなくないよ!お互い分かりあってからだったらイイと思うの私たち!」
「――これより開頭手術を行う!」

19 :本当にあった怖い名無し:2007/04/27(金) 18:06:09 ID:+6WlmdsMO
ktkr

20 :本当にあった怖い名無し:2007/04/27(金) 22:46:00 ID:8ZCODEXiQ
GJ!

21 :本当にあった怖い名無し:2007/04/28(土) 05:51:32 ID:RY90mBTlO
「疲れた、風呂を沸かせ。温度は44.5℃でな勿論バスクリンは登別カルルスだ」
「こんな朝からかよ!自分でや…ぐわわぁッ!目が目がッ!」
「グズグズ言うな」
「うぅ…目に血が滲んでよく見えないよ」
「早くしろ。失明したいか」
 
「沸きました!ど、どうぞ」
「ん」
「あの、入らないの?」
「運べ。お姫様だっこで」
「いや、持ち上がイヤァァァァッ!耳が!俺の耳が!?」
「(クッチャ、クッチャ…)まずい」
(゚听)、ペッ
「ひでぇッ!?」
 
「ふ、風呂場に着きましたよ姫」
「うむ、脱がせ」
「サー!イェッサー!」
「貴様も一緒に入れ」
「光栄でアリマス、サー!」
「シャンプーしろ、丁寧にな」
「お任せを!…ゲフッ!な、何かお気に召しませんでしたか?」
「目に入った。タオルで拭き取れ」
「失礼しましたぁっ!」
「よし、なでなでしろ」
「サー!イェッサー!」


22 :本当にあった怖い名無し:2007/04/28(土) 12:30:05 ID:eO+v+hb/O
あげ

23 :本当にあった怖い名無し:2007/04/28(土) 22:11:56 ID:CX5ivvSI0
あんたってホントにいい加減でダメなヤツ!!
もういっそ死んじゃいなさいよ!!

24 :本当にあった怖い名無し:2007/04/28(土) 23:26:55 ID:2bwzhcEj0
なんだとテメェ!死ぬくらい凄いSS書いてやるからな!覚悟しとけ!

25 :本当にあった怖い名無し:2007/04/29(日) 07:13:57 ID:dEeBJ+9eO
彼の手記を超える名作宣言キタコレ

26 :その1:2007/04/29(日) 17:20:22 ID:SOzpEyvZ0
就職活動にも失敗した。
それ以前に単位も足りなかった。見通しが甘かった。
この時代、もう俺オワタwwww

という訳で、今ビルの上。飛び降りて人生オワタ。
なんか惰性で過ごしてきたような人生だったなぁ。

「何この遺書?センスの欠片もないわねっ『ボクはー氷河期のー』」
「なっおまっ人の遺書朗読すんなwwww」
「『先立つ不幸をーお許しくださいーみたいなー』ってみたいなってなんだよっ」
「ってかお前が誰だよっ」

人の渾身の遺書をひらひらさせながら、へんな女は見下すようにボクを見てる。
2ちゃんねるにも、既に自殺する宣言してる。もう後には引けなかった。
・・・そう。ねらーになったのが、ボクの人生の終わりだったのかも。

「氷河期ってどんな状態か知ってていってるの?説明してみなさいよっ」
「ちょwwww氷河期www」
「ちょっと苦しいからってすぅぐ『ボクちゃん死んじゃうーっ』ってバカじゃないのっ?!」
「・・・な、なんだよっ本気なんだよっ」
「本気なんだかどうだか『ボク自殺しマッスル』なんてスレ立てて、叩かれまくって引くに
引けないってとこなんでしょ?」

な、なんで知ってるん(ry

「おしマイケルっ」
おどけて踊る謎の女。む・・・ムカつくwwww

「・・・そんなんでしんでどうすんの?何が氷河期よ。三流大学のアンタが一流企業ばっか・・・」
「こ、言葉のデッドボールはいけないと思いますっ」

27 :その2:2007/04/29(日) 17:29:30 ID:SOzpEyvZ0
「・・・あんたのおばあちゃんが泣いて頼むから、説得に来たわけよ」

ハァ?ばあちゃんは俺が5歳の時、亡くなってた。俺は、ばあちゃん子だった。

「あんたの守護霊の一人なの。考えてる事丸解り。で、仕方ないから私もあんたの
2日間、観察してたわ」
「・・・2日間?」
「2日間」
「・・・昨日の夜も見てたの?」
「・・・・・・・・見てたわよ」

ちょwwwww俺最後の晩餐の自家発電wwwww見るなwwwww

「あれを許せるのはおばあちゃんだけね」
「おまwwwwいうなwwwww」

「ま、まぁとにかく。氷河期もわかんない三流大学留年のあんたが、死ぬだ生きるだわは
五万年早いのよ」
「大きなお世話されまくりだよっっ」

見つめる瞳は意外とまっすぐ。ヤバwwww昨日この瞳で見られてたwwww  orz

「し、しらけた。帰る・・・なwww付いてくんなwwwww」
「おばあちゃんが心配してるからね。あんたバカそうだし」
「おkwwwww俺信頼ねぇwwwww」

28 :本当にあった怖い名無し:2007/04/29(日) 17:57:51 ID:WoXsOYeKO
>>24
お疲れ
もういいよ

29 :ポン介 ◆ZMp2Jv9w5o :2007/04/29(日) 18:02:45 ID:SOzpEyvZ0
>>28
24は俺ではないよw24の名誉のために。
このコテ酉ももう、過去のものかも知れないけれど

30 :本当にあった怖い名無し:2007/04/30(月) 00:38:42 ID:B6AEiK4LO
【ポン介】
ツンで霊スレ中興期のコテ。
代表作はハムポンシリーズ。
同世代に運動場整備隊やハンマの中の人、ハンター作者などの神作者が多かった為、注目度は今一つだった。
その独特なオナニー風味から彼の作品は黒歴史扱いされている。
作風は短篇連作スタイル。

31 :本当にあった怖い名無し:2007/04/30(月) 07:57:47 ID:uLnZqLHG0
orz

的確な評価だ

32 :本当にあった怖い名無し:2007/04/30(月) 11:17:28 ID:bS0dxz0H0
アトポス死ね

33 :本当にあった怖い名無し:2007/04/30(月) 17:09:37 ID:GTedshPuO
うーん……俺はポン介さんのはそんなに嫌いじゃないけどね……

34 :本当にあった怖い名無し:2007/04/30(月) 21:22:08 ID:UCxzjOx50
誰か「晃子のポックリ」貼ってはくれまいか。
まとめ死んでて見えんのよ・・・

35 :本当にあった怖い名無し:2007/05/01(火) 02:15:46 ID:0DYD5jt90
あいよー。何スレ目の作品かい?

36 : ◆PTCpKRyXLA :2007/05/01(火) 02:37:24 ID:0DYD5jt90
忙しい新学期の学生の身でありますゆえ、更新遅れます。
塾や軽音楽部も重なって忙しいので更に遅れます。すいません。
今はゴールデンウィーク中ですから少しずつ更新しておきます。

PS
まとめのご協力してくださる方を募集しています。

37 :本当にあった怖い名無し:2007/05/01(火) 04:07:48 ID:CvaVmok+0
>>35
結構初期の作品だったと思うから
2〜4くらいだったと思う。
よろしくお願いします。



38 :本当にあった怖い名無し:2007/05/01(火) 07:09:57 ID:3WaX40fbO
まとめwiki更新キタコレ乙!

39 :本当にあった怖い名無し:2007/05/01(火) 07:42:11 ID:fqwfPSs4O
べ、別にまとめに協力って訳じゃないんだからね!
暇だから貼ってみただけなんだから!
神奈川神「おいおい、そこの田舎モンよぉ!チィット面貸せやコラ!」
秋田神「え、な、何ですか?」
千葉神「いいから来いや!関東舐めてんのかてめぇ?」
秋田神「……や、やめて下さい」
 
埼玉神「へへへ、どうします?ボス?」
東京神「構わん、好きにしな」
千葉神「うへへ、ダンナの許しが出たぜぇ!」
神奈川神「ひゃっほー!」
秋田神「いや!いや!助けてぇっ!」
 


40 :本当にあった怖い名無し:2007/05/01(火) 07:46:37 ID:fqwfPSs4O
埼玉神「ちょろいモンっすね!」
千葉神「まったく、僻地の土地神狩りはたまらねぇ」
神奈川神「これも東京神様の御威光でゲスよ」
東京神「ふん、土地神は俺たち関東中心勢だけで十分だからな」
千葉神「群馬・栃木・山梨のヘタレどものビビリようときたら!」
 
滋賀神「〜♪」
埼玉神「あ、滋賀神ですぜ」
神奈川神「ヒョー!ド僻地神じゃねぇか!ヤッちゃいますか?」
東京神「おう、ビシっとシめとけ」
埼玉神「おうおうおう!そこのファック野郎!何見てんだよ?あ?」
滋賀神「え…み、見てないですよ」
千葉神「メンチ切っといてシカトかよ?田舎モンなら何でも許される訳じゃねーんだよ!」
神奈川神「村に毛の生えた程度の県神がイキがってんじゃねぇ!」
千葉神「悔しかったらディズニーランド建ててみろや!」
 
滋賀神「ひ、ひどい…ふぇぇ」
東京神「おい、そろそろやっちまいな」
埼玉神「合点でさぁ!」
 
滋賀神「いやぁ!助けてっ!」
神奈川神「へっへっへ、叫んでも誰も助けにゃこねーよ」
千葉神「へへ、一生消えない傷をつけてやる(←マリンスタジアムを建ててやる、の意)」
神奈川神「スリーエフをいっぱい作ってやるぜ」
 


41 :本当にあった怖い名無し:2007/05/01(火) 07:47:20 ID:fqwfPSs4O
佐賀神「待ちなさい!アンタ達の好きにはさせないわよ!!」
千葉神「なんだぁ?ド僻地神が!てめぇも狩られてーのか?」
東京神「構わん、まとめてやっちまいな」
神奈川神「へへへ、テメエにも山下公園を竣工してやるぜ!」
 
タイガー、タイガー、タイガー
神奈川神「ぐわぁ!」
 
埼玉神「てめぇ!埼京線アタッーク!」
千葉神「くらえ!幕張メッセクラッシュ!」
タイガアパカッ!タイガアパカッ!
埼玉・千葉「げばぁ!」
 
東京神「お、おのれ!トキオ!タワー!」
タイガッジェノッサィ!タイガッジェノッサィ!タイガッジェノッサィ!
東京神「こんな馬鹿なぁ!」
 
滋賀神「あ、ありがとう」
佐賀神「ふん、別にあなたを助けたわけじゃないんだからね!地方神の敵だから倒しただけなのよ!」
 
滋賀神「うん、いつもありがとう佐賀ちゃん」
佐賀神「ちょ!馴々しく呼ばないで!
私は孤高の神なんだから!
あなたは…えっと…そう!私のペットなんだから!
…だからぁ…
誰かにイジメられそうになったらすぐ呼びなさいよ!いいわね!」


42 :その1:2007/05/01(火) 16:55:03 ID:ImuO8GGZ0
この峠を去ってから、もう何年になるだろう。
あの事故以来、俺はロード・レーサーをやめた。
噂を耳にするまでは。

漆黒の闇、少ない街灯もあの日の事故以来増設された
のだが・・・
まだまだ暗い。うねる山道は落ち葉も多く、正直怖い。

カワサキGPZ1000。こいつに火をいれたのも、あの日以来。
だが、こいつじゃなきゃ駄目だった。

サーキットと違い、路面は悪い。最初は恐る恐る・・・だんだんと
加速していった。
そして、そいつは来た。

背後から一瞬でアウトからの抜き去り。あの頃のままのテク。
ただ・・・俺はあの頃のままじゃない。

マシンが進むままに走らせ、ハングもマシンに任せているかのように
自然だ。美しいライディング。
流れるテールレッド。また走れるとは思ってなかった。
恐怖や悔しさより、懐かしさや郷愁が胸を打つ。

だが、あの頃。止まったままのアンタと、場所は変えたが走り続けた俺。


43 :その1:2007/05/01(火) 17:11:02 ID:ImuO8GGZ0
フラッグの手前のわずかなストレート。
俺はかわすと先に見えない、暗黙のチェッカーを受けた。

首なしライダーが現れる峠。そのライダーは凄腕で、何人もが
挑み敗れた。いつしか、誰もがまことしやかに囁きだした。

あいつに勝てば、成仏させられる。

みんな恐怖よりその走りに敬意を持ち、勝利するより成仏させたいと
思い出していたようだった。

そのライダーのツナギ、マシンが誰か知っていたから。

「・・・俺の勝ちだ、姉ちゃん」
「・・・何時何分何秒よ」
満面の菱空の下、俺たちはしばし無言で対峙した。

「あいっかわらず負けず嫌いだよなっ」
「バイクの性能のせいだもんっ腕じゃ勝ってたもん」
「はいはい。仰せの通り」
「・・・大きくなったね、いっくん」
「5年だぜ?あれから」
「そっかあ。そんなにたったかあ」
姉がこの峠で事故って亡くなってから、もう5年。ずいぶん待たせちまった。

「遅くなってごめんな」
「本当よっあんたはいつだってグズでさっ・・・まあ、楽しかった」
いつかした約束。やっと果たせた。姉ちゃん、俺が自分に勝つの楽しみにしてたっけ



44 :本当にあった怖い名無し:2007/05/01(火) 17:11:55 ID:ImuO8GGZ0
その1、その2です。
orz

45 :その1:2007/05/01(火) 22:31:33 ID:ivfBnQzl0
紫煙が空に舞う。青空に浮かぶ雲に重なり、やがて霧散した。

「・・・なぁ、どうやったら成仏するんだ?」
「さぁ。あんたのやる気次第でしょ」
「・・・だよなぁ」
「バカでしょ?あんた」

とあるアパートの一室。ベランダで隣りどおし座って空を見てる。
別に同棲とかじゃない。
俺は坊主で、相手は幽霊だった。

近所付合いで、除霊なんぞに駆り出されたりする。
自殺や孤独死。無念を残した霊が部屋にいついて、霊障を起こすのはよくある。

生きた人間に悪さをするのは、よくない。そういった霊たちは、説得し無念を聞いてやる。
死んだ事に気付かない場合は、教えてやる。
坊主は何も経を読むばかりじゃない。こんなのも、行のひとつだ。

「キムタクって整形してるのかな」
「・・・どうだろうねぇ」
「あんたに聞いた私がバカだったわ」

死んだことを理解し、尚且つ悪さするでもない。無念もない。
ただ、なんかツンケンしてるだけの普通の霊。困るなぁ。
俺仏教学校ばっかで、女人に免疫ないんだよなぁ。

大家の話では、特に何も事件があったでもなく。ある日、借主が事情を話し出て行ったという。
流れの霊っていうのもいる。ただ、浮遊にしては、色合いが濃い。
ここにいる理由があるはずなんだ。

46 :その2:2007/05/01(火) 22:32:16 ID:ivfBnQzl0
それがわかれば・・・

「煙草吸い過ぎはバカになるわよ」
「初見だ。そんな学説はあったかな」
「じいちゃんがいってたもの。あんたも気をつけなさいよ」

じいちゃん。何かの手がかりになる。最近の葬儀は・・・近所じゃない。
煙草。そういやぁ、三丁目の煙草屋のじいさん、最近見ないな。

三丁目から八卦鏡を見れば・・・ここは鬼門になるなぁ。

「じいさん、元気かい?」
「まんざらバカでもないようね」
「行こうか」

三丁目の煙草屋のじいさんは、心筋梗塞で亡くなっていた。身よりもなく、
孤独な最後だったようだ。
傍らには、連れ添うように猫が一匹。朽ちていた。

「ありがとう」
「な、何よ。気持ち悪いわね」
「じいさんがそう伝えてくれっていってるんだ。ありがとう」
「・・・うぇっ・・・うえーんっっ」

鬼門とはいえ、あの距離を移動するのは大変だったろう。だが、少しでもうちの寺の
そばへ。関わりが多い地に行こうと這ったのだろう。
膝と肘がすりむけている訳が解った。素直じゃないが、動物霊とはいじらしいものだ。

手を合わせ、天に昇れるように祈る。紫煙が立ち昇る。白い雲に届きますように。

47 :本当にあった怖い名無し:2007/05/02(水) 23:39:24 ID:Nevx/v8H0
お、新機軸っぽいな。ぬこが可愛悲しい…。

48 :本当にあった怖い名無し:2007/05/03(木) 04:34:23 ID:ucjxTdfEO
ぬこ視点でのストーリー…みたいな話があったような…


49 :本当にあった怖い名無し:2007/05/04(金) 08:35:59 ID:BdFY8MSJ0
薬だしといてやんよ。別に心配なんかしてねぇよ
その…お前が元気じゃないと、ボコボコにする相手がいなくて困るだけだからよ
 ∧_∧
 ( ・ω・)=つθ≡つθ
 (っ ≡つθ=つθ
 ./   ) ババババ
 ( / ̄∪


50 :本当にあった怖い名無し:2007/05/04(金) 14:57:09 ID:iaR/Jv9tQ
>>49
タミフルwww

51 :本当にあった怖い名無し:2007/05/04(金) 15:22:16 ID:wIJiRlAe0
 ∧_∧
ξ ・ω・)=つ≡つ べっべつにお前のためじゃねえよ
 (っ ≡つ=つ   勘違いすんなボコボコにしてやんよ
 ./   ) ババババ
 ( / ̄∪

52 :本当にあった怖い名無し:2007/05/06(日) 00:05:09 ID:yuRhiwz+0
はいはいツンデレツンデレw

53 :本当にあった怖い名無し:2007/05/07(月) 07:56:18 ID:bstLIiD4O
G.Wあけホシュ

54 :本当にあった怖い名無し:2007/05/07(月) 22:07:38 ID:kw2MBh0nO
あげるんです><

55 :本当にあった怖い名無し:2007/05/08(火) 19:23:57 ID:+1T8EjeDO
降臨待ちホシュ

56 :本当にあった怖い名無し:2007/05/09(水) 13:53:19 ID:KR6t/5WnO
ほしゅですよ

57 :本当にあった怖い名無し:2007/05/10(木) 03:26:35 ID:BbDIjnl8O
あげるんです

58 :本当にあった怖い名無し:2007/05/10(木) 03:49:31 ID:esoSO5ZlO
べ…別に‥助けて欲しいなんて……

思ってないからね!!

59 :本当にあった怖い名無し:2007/05/10(木) 09:09:56 ID:8yXW5KJ40
ランドセルを背負った子供を見て、あんなに小っちゃかったんだ、と思う。
ふと耳にする会話を聞いて、ああ幼いな、と思う。
その子供たちと、ぼくたちが子供だったころと、差はそうないんだろう。
だけど、そのときの彼女には、いまでも敵わないと思っている。

その女の子はグランドの土手に座り、ほかの子供たちがボールを追いかけて遊んで
いる様子をつまらなそうに眺めていた。
日に焼けた肌。しなやかな体躯。意志の強そうな瞳。
頬杖をついた姿は、怠惰というより物憂げで、知性が感じられた。
遊びが一区切りしたのか、ひとりの少年が彼女に近づいていく。
「こーち、練習は?」
「ダルい」
「帰って寝てればいいのに」
「私がいないと、あんたらサボるでしょ」
「ちゃ、ちゃんとやるって!」
「やってないね。DFから逃げるだけじゃスペース作れないよ」
「わかってるよ!わかったから!きょうはもう終わりにしよう?」
講義が長引きそうなのを感じ、慌てて口を挟む。
少女は一睨みし、少年が後退ったのを見て、薄く笑った。
「今日は私がサボっちゃったし。じゃあまたあしたね」
「うん、またあした」

60 :本当にあった怖い名無し:2007/05/10(木) 09:11:13 ID:8yXW5KJ40
ぼくらの住んでるところはちっちゃい田舎町で、サッカークラブなんかなかった。
放課後の球蹴り遊びの仲間が唯一のチームだった。当然、弱っちかった。
それが、草サッカーの大会で優勝してしまった。
とんでもなく上手いやつが入ったから。

「……こーち、練習は?」
「ダルい……それに、あんたしかいないじゃない」
「きょうは、みんな、予定があるんだ」
「ふうん」
「ぼくもいまからちょっとあって」
「あ〜あ。せっかく強くなったのに」
「あ!あしたは、ちゃんと、みんな来るよ!」
「そうかな」
「うん。約束する」

女の子だって知らずに、どっかのプロチームが見に来たことがあるらしい。
それを聞いてなんかスゴイ怒ってたのが意外だった。そういうの気にしないほうだと
みんな思ってたから。カッコは基本ジャージだし、シャワーとか着替えとかフツーに
ぼくらといっしょだし。


61 :本当にあった怖い名無し:2007/05/10(木) 09:11:51 ID:8yXW5KJ40
「こーち、練習は?」
「ダルい……それになに、みんなやる気あんのあれ?」
「や、約束通り、いちおう、集まったでしょ」
「約束?なんの」
「あ、ううん、なんでもない」
グランドの少年たちが遠巻きに見ていた。転がったボールには見向きもせず。
”こーち”は眉をひそめた。
「なにあいつら?おかしくない?」
「み、みんなこーちのこと心配なんだよ!練習しないのめずらしいから」
「そっか。じゃあやるか」
「え」
「ウソだよ。きょうはダメみたいだから帰る。またあしたね」
「うん。またあした」

上手いだけじゃなく、戦術や練習方法に詳しくて、ぼくらは知らないあいだに強くなって
た。だからみんなその子のことを「こーち」とか「かんとく」って呼んでた。

62 :本当にあった怖い名無し:2007/05/10(木) 09:12:31 ID:8yXW5KJ40
「きょうはどうしたらいい?」
「テキトーでいいよ」
「ちゃんと教えてよ」
「ダルくてなにもしたくない……」
「口は動くでしょ」
「おまえムカつく」
「ぼくはこーちのこと好きだよ」
上目遣いの怪訝そうな視線が、少年の顔を捉える。夕日の影で、表情は伺えなかった。
「いきなりなに」
「こーちは?」
「……帰る」
「ずるいよ。ねえ、こーちは?」
少女の姿はもうそこにはなかった。

県レベルの試合にも出られるようになって、そんでやっぱりボロ負けした。ほとんどなにも
できなかった。体格も大人と子供くらいの差があったし、みんなしかたないと思ってた。
こーちだけが泣いてた。負けた試合なんかいっぱいあったのに、いままでは泣いたりしな
かったのに。
そのとき、このひとはほんとうにすごいんだと思った。

63 :本当にあった怖い名無し:2007/05/10(木) 09:17:20 ID:8yXW5KJ40
「おまえらさ、上手くなったね」
「こーちのおかげだよ」
「そうじゃなくて、急に」
「そうかな」
「身長も、なんか……」
「こーちのオリジナルルーレット、ぼく、できるようになったよ」
「うそっ?」
少年はボールをアウトサイドに引っ掛け、ターンしてみせた。得意気に振り返る。
こーちはちょいちょいっと、突付くようなしぐさでその足元を指差した。
「右にまわってみ」
「そっちは無理」
「両方できないと意味ないよ。まだまだだね」

こーちは試合に出なくなったけど、ぼくらはけっこう上のほうまで勝ち上がるようになって
いた。こーちが見てることを、疑う仲間はいなかった。だってぼくが練習法とか、的確に
指示できるのは絶対におかしかったから。

64 :本当にあった怖い名無し:2007/05/10(木) 09:18:03 ID:8yXW5KJ40
雪がちらつく入学式。
きょうばかりは小学校のグランドにひとの姿はない。これまで一日たりとも、少年たちは休
まなかった。ずっと繰り返されてきた風景がいま途切れた。繰り返すことが重要だったが。
詰襟の少年が土手の下まで歩いてくる。
「あは、なんだそのカッコ」
「中学生になったんだよ、こーち」
少女はそれを聞いて、空を見上げた。雲の隙間から青空がのぞいていた。
「――ああ…そんなこと、ずっとさきのことだと思ってた」
「……いつから気付いてたの?」
「雪が降ったとき、真夏に雪なんておかしいなって。それで考えて。思い出さないように
してたこと思い出して。それから」
「けっこう、まえからだね。なんで知らないふりしてたの?」
こーちは、少年の視線を避け、頬を膨らませた。
「おまえが、ずるいから…だ」
「ぼくが?」
「こっちがどうせ忘れると思って、ふざけたことを言った」
少年には思い当たることがひとつだけあった。少女が忘れてしまうとわかっていなければ
おそらく、言わなかった想い。
「ふざけてないよ」
「ならもっと悪い。根性なし」
「うん。ごめん」
「私は、そういうのが大っキライだ」

65 :本当にあった怖い名無し:2007/05/10(木) 09:18:34 ID:8yXW5KJ40
「うん。だから言えなかったんだ。こーちが好きになるひとはさ、カッコよくて、頭がよくて、
大人で、サッカーが上手いひとだと思ってたから」
「よくわかってるね。…もう、ありえないけど」
「うん…ごめ…っ」
「すぐ泣くとこも大っキライだ」
「ず…っと、あのときのままでいられると、思ってたんだ。こーちが、気付かなかったら」
「無理でしょバカ」
「こーちと、いっしょにいられる、って……」
「おまえさ、さっきからすごく無神経なこと言ってるって気付いてる?」
少年は袖で涙を拭いながら、ううん、と首を振る。少女は深いため息をついた。
しばらく、ふたりのあいだに会話はなく、嗚咽が治まるのを待っていた。
「これから――私にはこれからはないけど」
「………………」
「ずっと見ててやるから」
「うん」
「――…ったら……」
「なに?」
「そしたら、考えてやる」
「なにを?」
「……バカ」

66 :本当にあった怖い名無し:2007/05/10(木) 09:22:15 ID:8yXW5KJ40
中学を卒業し、ぼくは県外の高校に行くことになった。
なにもかもが小さく見える小学校のグランドに立つ。
土手にこーちの姿を見ることは、もうできなくなっていた。
それでも、そこにいるのだと思って、いろいろなことを話した。
こーちができなかったこと、やりたかったことを、無神経にもいろいろ話した。
寮に入るからあんまり来れなくなるけど、休みの日には報告しにくるよ。
約束するよ。
ぼくはこーちのこれからだから。

67 :本当にあった怖い名無し:2007/05/10(木) 20:35:09 ID:IZNgOHJO0
やばい
ラスト一行でジンと来た

68 :本当にあった怖い名無し:2007/05/11(金) 00:11:06 ID:4lUH1SZQ0
しかも甘酸っぱいな。くううっ。

69 :本当にあった怖い名無し:2007/05/11(金) 09:30:37 ID:qbHiNxpHO
GJ!!!

Σ∩
.(∃ ∧∧
 \(゚∀゚)
  ヽ  E)


70 :本当にあった怖い名無し:2007/05/11(金) 10:02:24 ID:B6YkpsAPO
(ノд;)スッパイハナシダナー

71 :本当にあった怖い名無し:2007/05/11(金) 12:08:07 ID:uhplYWWp0
うまいなああ

72 :本当にあった怖い名無し:2007/05/11(金) 18:33:49 ID:GSQACsKBO
>>66 GJ

73 :本当にあった怖い名無し:2007/05/12(土) 00:35:28 ID:Z44FPZtE0
   

74 :本当にあった怖い名無し:2007/05/13(日) 08:37:29 ID:ey+22XVUO
ホッシュン

75 :本当にあった怖い名無し:2007/05/14(月) 10:45:11 ID:Ni7QFY+BO
☆ゅ

76 :本当にあった怖い名無し:2007/05/15(火) 12:29:34 ID:mtERWTsFO
昼休み中ホシュ

77 :本当にあった怖い名無し:2007/05/16(水) 12:27:36 ID:givObj35O
24時間保守

78 :ほしゅ:2007/05/17(木) 01:35:36 ID:n4lizkgA0
「これはナカナカ良い所にお住まいですね」
「嫌味か?」
「イヤイヤそんなことは。ホラ、あそこの壁のシミとか、人の形に見えませんか?もうこれは
タマラン物件ですな」
「お、脅かすな。いいから早く除霊しろよ。こっちは高いお金払ってんだからよ!」
「まあ、悪霊だったら祓いますけどね。良い影響を与える霊もいるのですよ」
「……今、マグカップが空を飛んで割れたが?」
「これは!これは…っ! ハァハァ、ハァハァ…!」
「ど、どうした拝み屋っ?そんなヤバイ霊なのかっ!?」
「や、ヤバイどころではありません…!もうどうしていいやら…ハァ、ハァハァ…ックハァ!」
「お、落ち着け服着ろおまえプロだろしっかりしろ!」
「ハァハァ…す、すみません…!自宅でもないのに取り乱しました…」
「おまえ家で何やってんだ?」
「く…ここはキケンなので外に行ってていただけますか」
「イヤ、何かおまえがキケンな気がする」
「ご心配ありがとうございます」
「ちがうオレん家で何やらかすかわかんねーからだよ!…で、どうだ?祓えるか?」
「祓う!?そ、そんなもったいない…!」
「は?バカ言うな。見ただろ物は壊されまくりだし、いつケガしてもおかしくねーぞ」
「で、でもケガはしてない…ハァハァハァ」
「これからするかもしれないって言ってんだよ!」
「す、するハズがありません…!いいですか、さっきの、前の女が使ってたマグカップ」
「前の女って誰だよ!オレしか使ってねーよ!」
「そ、そんなモノがまだ置いてあることが、彼女は気に入らないのです…!ハァハァ…!」
「彼女って、女の霊確定かよ?」
「『こ、こんな趣味の悪いカップ割れて良かったでしょっ!?』と言ってます…!」
「……ちょっと訊くけどよ、おまえ悪霊に遭ったことあるか?」
「ないですねハァハァ」
「よしわかった超即帰れ」

79 :本当にあった怖い名無し:2007/05/18(金) 07:59:14 ID:6URGV3MhO
素直に保守

80 :本当にあった怖い名無し:2007/05/19(土) 12:19:07 ID:c+Z7adRJO
ひたすらに保守

81 :本当にあった怖い名無し:2007/05/19(土) 21:00:38 ID:Skf7TjhM0
sageてると保守になんないよ

祟り神さま・・・・

82 :本当にあった怖い名無し:2007/05/20(日) 15:55:18 ID:w0uMnERRO
え?
スレ落ちは最終書き込み時間が関係あるんじゃなかったっけ?

83 :本当にあった怖い名無し:2007/05/20(日) 20:10:44 ID:6GZvbPVr0
そのとおり。
sageでOK

84 :本当にあった怖い名無し:2007/05/20(日) 21:25:20 ID:+uJqotk20
ネタが無いと、削除人の強権発動、というのもあるな(ワラ
わたしはsageるが・・・

85 :本当にあった怖い名無し:2007/05/21(月) 21:29:04 ID:GBQrqyryO
sage保守

86 :本当にあった怖い名無し:2007/05/22(火) 07:08:48 ID:jPlKLW+u0
保守

87 :本当にあった怖い名無し:2007/05/22(火) 21:49:10 ID:L+MzmfYBO
おっと、オレ以外にも保守要員がいたのか

で、たまにはage保守

88 :ほしゅ:2007/05/23(水) 15:38:43 ID:1saf7cYx0
「この部屋ですね、問題の部屋というのは」
「ええ、死んだ娘の声が聞こえたり、誰もいないのに物音がしたり」
「それでお母さん。娘さんの写真とかありますか」
「え…ええ。ここに」
「……!ぉお母さんグッジョブ!色んな意味でグッジョブ!!」」
「は?よくわかりませんが写真それとなくしまわないでください。あげませんよ?」
「すいません取り乱しました…では早速霊視しますのでお母さんは外へ」
「変なことしたら通報しますからね?」

「出てけっ!」
「ぐはぅあっっ!」
「……な、何一人で悶絶してんの気持ち悪い。あ、あたしまだ何にもしてないからねっ!?」
「ハァハァハァ…!私をここまで下がらせるとは…!何という力だ」
「あ、あたしの、ちから?」
「そう、ここまで強い力に出会ったのは初めてですハァハァ」
「念力みたいなもん?そんじゃ喰らえ『出てけ―――っ!!』」
「……そのポーズは何?」
「……かっ…かめはめ波……」
「ぐはっ!?キタ!間違いなくキタ―――!!」
「な、何よぅ、ば、バカにして!」
「もっと!もっとかめはめは!かめはめはっ!」
「こ、この野郎何しに来たのっ!?」

89 :ほしゅ:2007/05/23(水) 15:40:13 ID:1saf7cYx0
「ハァハァしに」
「とりあえず変態だってことはわかったわ。はぁはぁし終わったなら帰って」
「終わってもいいんですかココでっ!?」
「いややっぱダメってゆーかズボンはけ!」
「残念です…しかし、こ、この匂いもたまりませんな」
「っ!?こ、ここで自殺したんだから、匂いくらいするわよ!」
「ええ、その時漏らしたオシッコの……」
「いぃやあああ―――っ!?嘘、信じらんない―――!!」
「こ、ココの畳が最も強烈ですねハァハァ…」
「やぁーめーてぇぇええええっっ!!」

「どうでした?拝み屋さん」
「……除霊終了です。残念ながら」
「?そ、そうですか。あの…あの娘、何か言ってました?」
「ええ。『何でアンタみたいなのが生きてるのっ!?』と」
「………………」
「現世に絶望したらしく、未練なく旅立たれましたよ」
「ウチの娘に何しやがったこの野郎」

90 :本当にあった怖い名無し:2007/05/23(水) 18:15:03 ID:S3tZcQ4cO
wwwwwwwwww
おれも拝み屋なりてえw

91 :本当にあった怖い名無し:2007/05/24(木) 07:27:05 ID:bwlQQaolO
朝から腹が捩れるwwwwwwwwwww

92 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 00:41:16 ID:gR47mujA0
駄文ですが、初投稿させていただいてよろしいでしょうか。
というか、投稿させていただきます。

93 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 00:42:51 ID:gR47mujA0
「・・・・め・・・・・・・・あ・・・・・」

・・・また、あの夢か。小さい頃から繰り返し見てるけど、真っ暗な所でもごもご言

われても、何を言っているのかさっぱりわからない。どうせ見るなら、あんなに切迫

した声じゃなくて、もっと甘い声で囁かれたいよ。
今日は変な夢を見た上に、今日は小学生からの友人Aと待ち合わせがある。
はっきり言って気が乗らない。一日家の中でじっとして何処にも出たくない気分だ。
だけど、行かないわけには行かないんだ。なんだかんだ言ってもAは数少ない友人
の一人だ。仕方ねえ、出かけてくるか。


94 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 00:44:10 ID:gR47mujA0
うだるような暑さの中、俺は駅前にいる。
まだ5月だというのに真夏日って言うのは地球温暖化のせいなのかね?
温暖化ガスより先に目の前にいるイチャイチャしてる奴らを何とかした方がよっぽど
温暖化を防げるんじゃないんでしょうか!なんて、心の中で青年の主張を繰り広げて
熱くなっているからじゃないだろうが、あまりに暑くて頭がくらくらしだした頃にAが来た。

・・・しかも女連れだ・・・

急激に殺意が湧き上がる中、連れの女と目が合った時に俺の体は重力を失った。
早い話、倒れたのだよ。まあ、こんな暑い日だ。倒れるのも無理はない。
冷静にそんな事を考えていたら頭をどこかにぶつけた様だ。意識が薄れていく。


95 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 00:45:51 ID:gR47mujA0
「おい!起きろ!来たぞ!」
   誰だ、俺の安眠を邪魔する奴は。俺は睡眠を邪魔されるのが何より嫌いなんだ。

「来たか!」
   ん、今しゃべったのは俺ですよね。しかも目の前にいるのはAじゃないか。何

   で着物なんか着てるんだ?

俺の体は俺の意思とは別に布団の脇にあった棒を持ってAに続いて走り出していた。

あたりは暗い。俺は貴重は休日の半日を寝てすごしていたらしい。
そんなくだらない思いとは裏腹に体はAの後ろを走り続ける。
竹やぶの角を曲がった所で何が来ていたのか分かった。

盗賊だ。

しかも時代劇に出てくるような奴だ。冷静に突っ込みを入れようと思ったとたん俺がAに話しかけた。

96 :4/6 忘れてました・・・:2007/05/25(金) 00:47:55 ID:gR47mujA0
「おい、カエルは大丈夫か!」

「あいつは石を投げながら逃げてたから大丈夫だろう。」
   何だよカエルってw しかも石を投げるのか?

「早く助けに行くぞ。」

俺のくだらない突込みを無視するかのように俺は怒鳴り、駆け出していた。
手に持っていた棒は今は刀だと分かっていた。
村人たちが抵抗している只中に駆け込もうとした矢先、女を捕まえている男が視界に入った。

カエルだ。あれは俺の女だ!

97 :5/6:2007/05/25(金) 00:50:22 ID:gR47mujA0
前触れもなく怒りと共に思い出した。カエルは俺がつけたあだ名だった。

急に方向転換した俺にAはついて来れなかったようだ。
叫びながら男に向かっていった俺は急に腹部に焼けるような痛みを感じ転がった。
転がりながら笑って俺に止めを刺そうとしている男と、近くで刺され、腹から血が
溢れているカエルを見上げていた。
俺は転がった所をまた刺された。痛い。夢ではない。どうやら俺はここで死ぬらしい。
仕方ないと諦めた瞬間、体の上に重い物が落とされた。

いや、物じゃない。人だ。もぞもぞ動いて、顔の方に上ってくる。

「私より先に死んだらだめだ。もし先に死んだらあの世でも来世でも必ず追いかけて

痛い目にあわせてやる。」

ああ、真っ暗で見えないけどカエルが怒っている。怒りながらカエルが泣いている。

苦悩も後悔も無く、客観的にそう思いながら俺は死んだ。

98 :6/6:2007/05/25(金) 00:53:30 ID:gR47mujA0
頭が痛い。
うっすら目を開ける。どうやら木陰に寝かされているらしい。
Aが心配そうな顔でこっちを見ている。

「大丈夫か?いきなり倒れるからびっくりしたぞ。
頭から血を流しているのを見て○○ちゃんも倒れるし大変だったよ。
その内救急車も来るから静かに寝てろ。」

Aの言葉を聞いて、何とか身を起こして横を見ると確かにAが連れて来た女が横に寝ていた。

それにしても頭が痛い。服も血まみれだし、よほど打ち所が悪かったのか。
頭に手をやろうとした瞬間、「がっ」と痛いほどの力で腕を掴まれた。
驚いて見ると女が目を見開き、ニタリと笑って言った。

「やっと捕まえた。」

99 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 00:54:55 ID:gR47mujA0
ご清聴ありがとうございました。

残念ながら、ゴングは鳴る前に終わってしまいましたw
また機会がありましたら、書き込ませていただきます。

100 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 04:43:07 ID:Rgjq7rpcO
100ゲット

101 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 04:45:56 ID:Rgjq7rpcO

バッドEDっぽい結末の話はこのスレでは珍しいな
今後にも期待

102 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 08:27:52 ID:bZYEpLMfO
ツンデ霊っつか普通の怖い話に見える
強いて言えばヤンデ霊

103 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 14:40:27 ID:qFO+cWp2O
いや超鬱BADの座敷ワラシちゃんがあったじゃない。
しかしこのスレで転生ネタは珍しいな。
なかなかいい出来栄えだGJ!。


104 :本当にあった怖い名無し:2007/05/26(土) 03:50:30 ID:Cid7JdaN0
保守あげ

105 :本当にあった怖い名無し:2007/05/27(日) 09:10:03 ID:6S9y/nb9O
保守

106 :本当にあった怖い名無し:2007/05/28(月) 14:28:51 ID:L8Gd4LndO
ほしゆ

107 :本当にあった怖い名無し:2007/05/29(火) 00:25:04 ID:3tvHZorq0
*お願い*

誰かまとめ収納作業手伝ってください。
塾からスタンダード数学まるまる一冊っていう謎の宿題が出たせいでとてもじゃないけどやってられません。



108 :本当にあった怖い名無し:2007/05/30(水) 13:22:18 ID:J6lTcep+O
オレには無理
スレが落ちないように保守するしか出来ん

109 :本当にあった怖い名無し:2007/05/30(水) 18:44:40 ID:cWZXruof0
>>107
具体的にはどんなことをすればいいの?

110 :本当にあった怖い名無し:2007/05/30(水) 19:34:38 ID:uY4MIUy5O
大佐!自分を使って下さい!
御命令をッ!

111 :一応”管理”人なんだからね ◆PTCpKRyXLA :2007/05/31(木) 00:39:54 ID:/UhZpYeU0
やっとこさ終わりの目処が付いた。・・・と思った矢先に駿台模試が接近中。

お手伝いさんのお仕事は以下の通り。どれでもいいのでやっていただけるとこれ幸いです。
出来る限り時間があれば、俺がやります。

*作品の収納
タイトルは各自が付けて構いませんがどう見たっておかしいのは変えさせてもらいます。

*収納した作品の捜索
誤字、脱字など。発見し次第スレに報告お願いします。確認してから修正します

○ちなみに夏休みの間のまとめ作業について。
「夏休み中にやれ管理人!」的な事を考えている方々へ。
何やら塾の方で朝の十時から夜の十時までというバカみたいな講習をやるようなので、期待しないで下さい。
学校の夏期講習もあるので。更に両者ともども宿題があるので。部活もあるので。
ただ宿題は罰ゲームがない限りは意地でも何があっても絶対にやらない主義なんで、もしかしたら作業出来るかも、です。
ですが、上で言った通り期待は出来ません。どうせやってくれるだろう的な甘い考えは今すぐ捨てなさい。

○まとめへのご要望について。
何か欲しい物(雑談室、トリップ別まとめ、作品別まとめ、避難所など)がございましたら書き込みお願いします。
ただし出来るかどうかは時と場合によります。
そんでもって賛否両論なのが世の常なので、あくまでも慎重にスレで審議にかけてから設置します。

112 :本当にあった怖い名無し:2007/06/02(土) 14:43:59 ID:l432FxovO
だれもいない保守

113 :本当にあった怖い名無し:2007/06/03(日) 14:41:51 ID:jhrMiCmcO
日曜の昼下がり保守

114 :本当にあった怖い名無し:2007/06/03(日) 22:28:34 ID:Xh3hbbud0
ツンデ霊浮上

115 :本当にあった怖い名無し:2007/06/05(火) 08:33:56 ID:01Z+UGcMO
待ち保守

116 :本当にあった怖い名無し:2007/06/06(水) 07:20:00 ID:tswCwWOvO
今までのログをまとめに書きゃいいんだよ…な
方法はヘルプなりなんなり見て勉強するとして、やりたいがログがねえ…

117 :本当にあった怖い名無し:2007/06/06(水) 07:26:09 ID:yvstUwcOO
ああ、ログだ。ログが問題だ…。
ログ投下キボンヌ

118 :本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木) 13:24:32 ID:aPLw1rruO
昼間においすー

119 :本当にあった怖い名無し:2007/06/09(土) 02:24:47 ID:kKQsk5ShO
夜中においすー

120 :本当にあった怖い名無し:2007/06/10(日) 07:34:03 ID:psF1tJlWO
日曜においすー

121 :本当にあった怖い名無し:2007/06/10(日) 17:11:06 ID:84GkExhk0
ログ>>6

122 :本当にあった怖い名無し:2007/06/10(日) 20:53:30 ID:qBkDSxgP0
>>107
ろくに編集の手伝いしないでごめんなさい・・・。
また空いたとき手伝わせていただきます

123 :本当にあった怖い名無し:2007/06/11(月) 21:22:03 ID:9ru5rvQP0
3人目、全部見れないっぽい

124 :本当にあった怖い名無し:2007/06/13(水) 09:17:52 ID:KkM7JS6kO
HOSYU

125 :本当にあった怖い名無し:2007/06/14(木) 21:07:33 ID:0An9HcoiO

        /''⌒\
      ,,..' -‐==''"フ /
       (n´・ω・)η   ほーしゅーーー
       (   ノ   \
       (_)_)
     ~"''"""゛"゛""''・、
 "”゛""''""“”゛゛""''' "j'
 :::::ヘ :::::....ヽ :::;;;ノ  ::(
 ::  ゝ  :::::......ノ:;;..:::::::ヽ

126 :本当にあった怖い名無し:2007/06/16(土) 07:35:45 ID:Cc8sfrOpO
保守

127 :本当にあった怖い名無し:2007/06/17(日) 17:48:58 ID:JBLEnJNmO
休日出勤あ〜んど残業保守

128 :本当にあった怖い名無し:2007/06/18(月) 20:00:56 ID:siXKYrB8O
本日のお勤め終了保守

129 :コピペ:2007/06/19(火) 13:16:42 ID:njMC30DI0
> >>731 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/06/19(火) 02:27:15 ID:3gPPQY30O
> 流れを読まず投下
> 小学校の頃、自転車で友人の家に遊びに行ったんだが、
> 帰るには暗すぎるくらいの時間になっちまった
> 友人の家は少し山奥にあり、田んぼには美容室の首だけのマネキンが
> プラプラしてるような場所だったので、それだけでも帰り道が怖かった
> 出来るだけ自転車をかっ飛ばして帰ろうと思ったんだが
> 道端に白いフワフワした女の人の幽霊がいて恐怖はMAX
> 普段、霊感の欠片も無い俺にとって、耐えられず
> ペダル踏み外してすっころんじまった
> そしたら幽霊が
> 「大丈夫?」
> とか言うから
> 「幽霊の癖にしゃべんな!」
> とガクブルしながら俺は言い放った
> 幽霊はムッときたのかなんなのか
> 「あ、あんたの為にこんなとこにいるんじゃないんだからねっ!心配なんてしてないんだから!バカ」
> とか言うので、恐怖を超えてムカついて、蹴りをくれた
> と思ったらスカッとすり抜け、頭から田んぼに突っ込んだ
> 気づいたら幽霊はいなかったので、ムカつきながら帰宅した

130 :本当にあった怖い名無し:2007/06/19(火) 20:52:09 ID:4Hg+bWyZ0
初めて書いてみたんで投下

去年、友達3人で海へ行った時の話。
初日、ナンパも散々な結果に終わり気晴らしに泳ぐか!って話になり3人で泳いでた。
もう夕方近かったんで人も少なく泳ぎやすかったためか、俺は調子に乗り結構沖まで泳いだ。
俺たちはみんな水泳部だったから泳ぎには結構自信あったしね。
そしたらさ、足がいきなり攣ったんだ。
近くには誰もいないし、こんな沖まで来た自分を恨んだ。
もう駄目だなーとか、なんか妙に冷静に考えてた。
そしたら、誰か水中から足を引っ張るわけ。
友達がフザけてやってるのかと思って水中に引き摺り込まれながら見たらさ、女の子だった。
雰囲気ですぐに幽霊なんだとわかったんだけどさ、引っ張られるうちに
ほら、足が攣ったりした時に引っ張って治したりするあんな感じになって
足が攣った状態が回復したんだ。
泳げるようになったから、振りほどいて頑張って浜まで泳いだ。
その時は怖くて必死だったし、余裕無かったけど、浜に帰りついたら落ち着いてきて友達に今起こった事を話した。
が、最初は案の定信じてはくれなった。
「お前、溺れかけてテンパってただけじゃね?」
とか言われてそうなんかなぁ、と思って自分の足を見たら、足首に握ったような痕が。
それを見せると友達も信じてくれて
「やばくね?てか4泊で旅館予約しちまったけど切り上げて明日には帰る?」
とか言い出した。俺もそれに賛成した。

131 :本当にあった怖い名無し:2007/06/19(火) 20:53:50 ID:4Hg+bWyZ0
夜、友達2人が寝た後も俺は寝付けずにいて夕方の事を考えてた。
ふと(あの幽霊はもしかしたら足が攣った俺を助けてくれたんじゃ)とか考え付いた。
そう考えるとどうしても気になって浜辺に行ってみようと思った。
あの時何故あんな事を考え付いたのかも、そのあと何故浜辺に行ったのかも今思えばわからないけど。
通常の精神状態ではなかったのかもしれない。

そんで夜の浜辺へ行った。
時間は深夜2時半をまわったくらいか。
浜辺へ着いたところで(とは言っても旅館からすぐだが)どうするか考えてなかった事に気付き
とりあえず座ってボーっと海を眺めてた。
そしたら海から彼女が出てきた。

132 :本当にあった怖い名無し:2007/06/19(火) 20:55:03 ID:4Hg+bWyZ0
真っ白なワンピースで髪はセミロングくらいだろうか。
近づいてくるとスゴイかわいいんだけど、冷酷そうな雰囲気が漂ってるのがわかった。
海から出てきたはずなのに濡れてないし。年は15、6歳くらいだろうか。
普段の俺だったらビビってたんだろうけど、この時俺は何故か第一声で
「昼間はありがとう。助けてくれたんだよね?」
そしたら彼女はまさかの言葉に驚いたらしくキョトンとしてた。
不意をつかれたらしく冷酷な雰囲気や表情も消え去ってた。
改めて見てもやっぱり・・・思わず「かわいい・・・」
と呟くと、彼女は我に返って
「な、何を勘違いしてるのよ!?べ、別にあんたを助けたわけじゃないんだからねっ///」
とか、顔を真っ赤にして言うもんだから、思わず俺も笑っちゃって
「それなんてツンデレwww」とか言ったら怒っちゃって
「ツンd?よくわかんないけど、あたしはあんたを殺そうとしたの!今も!」
とか言うんだけど、顔はまだ真っ赤でさらにふくれっ面。
「てか、ごめ、全然怖くねぇやwだいたいそんなかわいい顔ですごまれてもw」
そしたら、まるで『ボッ』って音が聞こえるような感じでさらに彼女の顔が真っ赤に
「な、か、かわ・・・お、覚えてなさいよ///」
そう言うと彼女はダッシュで海へ消えていった。
俺はその後旅館に戻って布団に入るが、さっきのやりとりを思い出すと笑えてきてにやけてたが
いつの間にか寝付いてしまったらしく、こうして1日目が終わっていった。


まだ続くので続きは後日うpします。

133 :本当にあった怖い名無し:2007/06/19(火) 22:48:40 ID:xiK//HWe0
(´・ω・`) ツヅキハアスデスカ・・・マッテルヨ・・・

134 :130:2007/06/20(水) 20:38:29 ID:qY3nx7xX0
続きです。

2日目。
朝起きると友達2人はもう帰り支度をほぼ終えてた。
俺はまだ寝ぼけてたんで
「どうしたん?まだ3泊あるじゃん」
って言ったら青ざめた顔をして
「いや、マジやばいから。お前もほら、早く帰ろうぜ」
で、俺も目が覚めてきて昨日の事を思い出した。
「あの幽霊なら大丈夫じゃね?」
と言ってみたら
「お前・・・たぶんとり憑かれてるよ。早くお払いとか行った方がいいと思うぞ。」

どういう事か聞いてみると、どうやら昨夜俺が部屋を抜け出した後、ついてきたらしい。
で、浜辺で宙に向かって会話してる俺を見たんだと。
だから「取り憑かれてる」って。

俺は彼女が気になるから、大丈夫だと言い張り残ると言ったが友達は聞き入れず話は平行線。
結局友達は先に帰る事になり、俺一人が残る事に。友達が出発直前に
「向こうで霊媒師とか探してみるからヤバかったらすぐ電話しろよ」って。
これには少しジーンときたが。

135 :130:2007/06/20(水) 20:39:54 ID:qY3nx7xX0
ともあれこうして2日目からは俺1人のみとなった。
とは言え、1人で特にする事もないのでとりあえず昼間は浜辺でナンパ。
が、全て空振り。浜辺で声かけた子なんかはまだ普通に断られただけだがいいが、
海に入って声かけた子なんかは悲鳴あげて逃げ出す始末。
おかげで監視員から痴漢と間違われるし。
誤解は解けたがもう無理ぽ、と思って旅館に戻り部屋でゴロゴロしてるとどこからか笑い声が聞こえてきた。
「クスクス・・・クスクス」
俺はピンときて
「なぁ、いるんか?出てきてくれよ」
そしたら彼女が姿を現したので
「もしかして、さっきのってお前のしわざ?」
って聞いてみた。
「そうよ。だいたい昼間っから浜辺で不埒な事してるからよ。もっと困らせてあげるわ」
「もしかしてヤキモチ?」
「バ、バカ、ち、違うわよ!だいたいあたしは幽霊よ。あんななんかにヤキモチなんか///」
また顔を真っ赤にして反論するもんだから昨日の事を思い出して思わず笑ってしまった。

136 :130:2007/06/20(水) 20:40:58 ID:qY3nx7xX0
「な、何笑ってんのよ!」
「ごめんごめん。なぁ。」
「何よ。」
「幽霊って昼間でも出てこれるんだな」
「なんだ、そんな事?別に平気よ、昼間でも。まぁでも昼間に出ても波長の合う人にしか見えないけどね。」
「じゃあ夜だと?」
「夜なら多少の霊感がある人なら見えると思う。」
「へぇ。んじゃ俺とお前は波長が合うって事かw」
そしたらまた真っ赤な顔して
「ば、ばっかじゃないの!?」
「ハハハ」
「だいたいその『お前』って言うのやめてくれる?あたしにはちゃんと・・・」
そこまで言いかけると彼女は急に黙ってしまった。
俺はなんとなく察して
「生きてた頃、さぁ、何て名前だったの?」
って聞いてみた。そしたら
「・・・ミナ」
って呟いて教えてくれた。
「ミナ、かぁ。かわいい名前だね。俺もそう呼んでいい?」
そしたらミナはまた真っ赤になって
「し、しらない///」って。
「迷惑か?」って聞いたら「べ、別に!勝手にすれば!///」って。
「んじゃ、改めてよろしくな、ミナ」って言ったら
「あ、あんた馬鹿!?あたしは幽霊なのよ!・・・ばか・・・」
と残して消えてしまった。
俺は今夜また浜辺に行ってミナに会おうと決めていた。



まだ続きます。また後日うpします。

137 :本当にあった怖い名無し:2007/06/21(木) 11:54:50 ID:Uuk1Wupu0
このスレ、生きていたのね。

べ、別にうれしくないわよ、単に、私も書きたくなっただけなんだから!!


というわけで、130さんのお話を待つ間に私も久しぶりに書かせていただきます。


138 :本当にあった怖い名無し:2007/06/21(木) 12:01:24 ID:Uuk1Wupu0
とんとんと、誰か肩をたたく。
俺は振り向かない。振り向いちゃいけない。


昔はよく言われていたんだけど、みんな知っているかい?
誰もいない夜道を一人で歩くと、肩をたたかれることがあるそうだ。
そのときに、素直に振り向いてはいけない。それはきっと悪霊だからだ。
俺の友達のおじいさんが、振り向いてしまったらしい。
おじいさんは、それから死んでしまったそうだ。
まぁ、昔の話だ。


だから、俺は振り向かない。

とんとん

振り向かない。前を向いてひたすら進む。

ぽんぽん

指でたたくよりも、手のひらでたたかれている感じがする。
冷や汗が出てきた。はやく、この路地を抜けよう。早足になる。

ぽんぽん、ぽんぽん、ぽんぽんぽんぽんぽんぽん、だんだん!!

もはや、肩をたたかれているというより、どつかれているような状況になった。駆け出す。しかし…。

だんだん!! だんだんだんだんだんだんだんだんだん!!

路地が終わる。もうすぐ、逃げられる。

恐怖の終わりに安堵しながら、路地の出口を抜けた。

139 :本当にあった怖い名無し:2007/06/21(木) 12:02:38 ID:Uuk1Wupu0

ふわりとした感覚を覚えた瞬間すさまじい、衝撃が体中を突き抜けた。

「まったく、人が止めているんだからとまりなさいよ!!」
俺は、今、説教されている。
「マンホールのふたが開いていて危ないからとめようとしたのに、ほんと馬鹿ね」
ごめん、俺、悪霊だと思って。
「ば、馬鹿ね、別にあんたのためじゃないわよ。死なれたら取り付けないじゃない」
そういって、悪霊(?)はそっぽを向いた。

俺はなんとか生きていた。足の骨折だけですみ、入院生活を送っている。
あぁ、そうだ。知り合いのおじいさんの話だが、実は98歳の大往生だったそうだ。
俺は悪霊(?)にとりつかれながら平凡な生活を続けている。


− 了 −

140 :本当にあった怖い名無し:2007/06/22(金) 12:59:42 ID:TPWze1Xt0
…ちまい、にぃ枚…、三枚…、四枚…


夜毎、誰かが何かを数えている。
俺がこの現象に気づいたのは、ここに引っ越してきて3日目の夜だった。

…きゅうまい……
九枚目まで数え終わるとまた、

いち…まい…にぃまい…さんまい…
と、こうだ。声は庭の古びた井戸から聞こえてくる。
恐怖心よりも好奇心が勝って見に行った。

白い着物を着た女が井戸に浮かび上がっていた。うなだれ、何かをひたすら数えている。

ぱきり

小枝を踏みつけてしまった。その音に女は気づいたようだ。
こちらに顔を向け、もう一度、一から数え始める。

1枚…2枚…3枚…4枚…5枚…6枚…7枚…8枚…9枚…
イチマイ…タリナイ…

女が数えていたのは皿だった。
こちらをじっとり見ながら、女が口を開く。

イチマイ…タリナイ…

凍りついた時間の中、俺は気づいてしまった。


141 :本当にあった怖い名無し:2007/06/22(金) 13:01:49 ID:TPWze1Xt0


「むっはー、そのうなじ、サイコーーー」
「!?い、イチマ・・・」
「一枚でも二枚でも、オジサンが新しいのこうたる!!往生せいやぁぁあ!!」
「ぎゃー、くんなぁああ!!!…あぁ…」


しっぽりとした夜が過ぎ去った、次の朝、俺の家の皿はほとんど割れていた。
無事だったのはただ一枚。そこにはメッセージが…。


「別に満足したわけじゃないんだからね。また、来るんだから −菊−」



−終劇−

142 :本当にあった怖い名無し:2007/06/22(金) 17:40:05 ID:TPWze1Xt0
「べ、別にあなたのために取ってきたわけじゃないから」
「に、似合うじゃないの」
「そろそろ、あたらしいの必要ね。ち、ちがうわよ、私があきただけなんだから」
彼女はいつも新しいものを持ってきてくれる。
テレながら、来る日も来る日も…。


ある日、俺はこんな噂話を聞いた。
「知ってるか、ここで恋人を亡くした美女の幽霊がでるんだって」

その幽霊は生前、恋人とデートの待ち合わせをしていたらしい。
彼女は入院生活が長く、あまりデートをしたことがなかった。
デートをするために、一日だけ、仮退院したんだそうだ。
しかし、恋人は来なかった。彼女は夜遅くまでずっと待っていたらしい。
結局、病が悪化し、彼女は死んでしまった。
恋人はどうやら交通事故でしんだらしい。

それからだ。そこには女の幽霊があらわれ、恋人の訪れを待っている。

その話を聞いたとき、もともと霊感の強い俺はいてもたってもいられなくなった。
美女の幽霊と聞いて、是非、見たいと思ったのだ。
しかも話からみれば、かなり純情っぽいじゃないか。
こんな幽霊なら、お知り合いになりたい。
早速、現場に急行した。

いた。綺麗な顔立ちだった。しかし、残念なことに表情が暗い。
俺は彼女に語りかけた。しかし、無視された。
そりゃそうだ。女が待っているのは、死んだ恋人なのだから。

143 :本当にあった怖い名無し:2007/06/22(金) 17:40:48 ID:TPWze1Xt0
俺は毎日、彼女に語りかけた。できれば、成仏させたかったから。
結局、俺は彼女に、恋人がいないという証拠として、当時の資料を見せた。

「…彼は、こないの…」
初めて聞いた彼女の声は、とても澄んでいた。
「信じられない、もっとはっきりした証拠をみせてよ」
一瞬、動揺したが、しかし、俺はうなずいた。
恋人の墓を見せれば納得するだろう。そう思い至ったからだ。
調べれば、あっという間に分かった。
何の因果だろうか。実は、その死んだ恋人というのは、俺の大学の先輩だったのだ。

「…これが…彼なの…」
俺についた彼女は恋人の墓の前で、じっとただずんでいた。
「ごめん、悲しい現実を突きつけて」
「ふん、謝ることないわよ。私って馬鹿みたいね…来ない人を待ってたなんて」
「か、代わりといっちゃ、なんだけど、俺、君の恋人になれないかな」
「え…、ば、馬鹿いってんじゃないわよ」
ついっと顔を横に背ける。ぽっと、頬が赤らんだのを俺は見逃さなかった。
「君を成仏させたいんだ」
ボっという音が聞こえそうなくらい、彼女は真っ赤になった。
「…そんなくどき文句、初めてだわ」

そうして、彼女との付き合いが始まったのだ。

彼女との付き合いがはじまり、気がついたことがある。
彼女は想像よりも、結構気が強かった。それでいて純情なところがあるから、からかうと面白い。
また、入院生活が長かったせいか、いろんな知識が欠如していた。
携帯をみながら、へーとかほーとか。
使い方を教えようとすると、知ってるわよ、とか言いながら、悪戦苦闘する。
一般的な概念でも知らないことが多く、それをからかったりしてじゃれた。
そんな日々がとても楽しかった。

144 :本当にあった怖い名無し:2007/06/22(金) 17:41:44 ID:TPWze1Xt0
結構な月日がたち、俺はこのままでいいのだろうかと思った。
やはり成仏させてあげなければいけないだろう。

そして、俺は、ひとつの策を練った。

「こんど、デートしようぜ」
単純な作戦だった。
彼女が死ぬきっかけとなった、あの日の待ち合わせを再現し、俺がちゃんと現れて彼女を迎えにいくのだ。
きっと成功する。なぜか確信があった。

当日、彼女を先に待ち合わせ場所に向かわせる。
彼女は、別に期待なんかしてなかったんだからね、とかいいながら、いそいそと待ち合わせ場所に向かった。
俺は、彼女を迎えた後の予定をあれこれ考えていた。
ふと気がついて、時計を見てびっくりした。予定の時間がせまっていたからだ。

俺は、走った。ちゃんと迎えに行かなければ。彼女のはにかむ顔が見たい。
汗はだくだく、息はきれ、それでも待ち合わせば場所に確実に近づいていた。
(ちょっと、遅刻よ、ほら、○○分も私を待たせてるじゃない)
そんな台詞が脳裏にうかぶ。だが、彼女はきっと、つっと顔を横に向けて、頬を赤らめるのだ。
(あの踏切をこえれば)
しかし、無常にも踏み切りは閉じてしまった。
開かずの踏み切りで有名なここは、一度、閉じたら5分は開かない。

思い切って、踏切を越えた。

ガクンとした衝撃があって、躓いた。つま先が線路に挟まっている。
あせれば、あせるほどつま先が外れない。

プァーーーーーーーーンと鋭い音が響き、顔をむけると


列車が目の前に迫っていた。

145 :本当にあった怖い名無し:2007/06/22(金) 17:47:04 ID:TPWze1Xt0



「べ、別にあなたのために取ってきたわけじゃないから」
「に、似合うじゃないの」
「そろそろ、あたらしいの必要ね。ち、ちがうわよ、私があきただけなんだから」
彼女はいつも新しいものを持ってきてくれる。そして俺にとりつけてくれるのだ。


俺はあの日、列車にはねられた。ひどい有様だったらしい。
体がばらばらに引き裂かれ、それは目も当てられない惨状だったらしい。
じゃぁ、待ち合わせに間に合わなかったって?

いいや。
俺は時間に間に合った。ちぎれた首はちゃんと時間通りに彼女のもとに飛んでいったのだ。
彼女は喜び、そしてやっぱり、
「ちょっと、遅刻よ、ほら、40秒も私を待たせてるじゃない」
そういって、はにかんだ。


「ほら、この手、きれいでしょ」
「今日はこの足よ。すごいたくましいでしょ」
「きょうは…」

彼女は「死ぬ」という概念を知らなかった。
首が千切れて声帯をなくした俺は、彼女に死を教えることができなかった。
だから彼女は、新しい遺体を持ち寄っては俺の首に取り付けてくれる。
来る日も来る日も

これじゃ、だめなんだよ、必要ないんだよ…イラナインダヨ…

−END−

146 :本当にあった怖い名無し:2007/06/22(金) 17:49:50 ID:TPWze1Xt0
誰もいないのに、三連投。
後悔はしていない。

…べ、別に泣いてなんかいないんだから!!


−以上、たまねぎでした。

147 :本当にあった怖い名無し:2007/06/22(金) 19:24:54 ID:XX5eGeVs0
>>142
いいんだけどさ、前の恋人が来ないってのを
どうやって納得したんだろうね?
死の概念を知らなくてさ
お墓ってどういうものだとおもってたんだろうね。
謎だ

148 :本当にあった怖い名無し:2007/06/22(金) 19:30:11 ID:nrtO/JNXO
>>146やっぱりたまねぎ氏でしたか
久しぶりに堪能させてもらいました。

149 :本当にあった怖い名無し:2007/06/22(金) 21:49:16 ID:UtVPPH5m0
>>147
確かに謎だ。

後解釈だけど、お墓参りに行ったことあって、
「お墓があると死んでいる」と、理解してるんじゃないかな

ちょっと練りが甘かったね。ごめん

150 :ま、どうせ夢だろ:2007/06/23(土) 02:45:42 ID:hUAGVxvQ0
なぁ…別に金縛りでいいんじゃないのか?
なんで布団ごと押さえつけるんだ?

確かに手も足も出なくなるけどさ…
いや、元から何かする気も無ェし

いつまで乗ってるつもりなのか知らないけどさ
いい加減どいてくンね?

人の唇奪っておいてまだ足りねェのかよ

151 :本当にあった怖い名無し:2007/06/24(日) 01:33:07 ID:Np4MkQCC0
なんとなく気に入った

83 本当にあった怖い名無し 2007/03/13(火) 22:40:40 ID:MWywz0GXO
俺のねーちゃんは俺が厨房の時に交通事故で死んだんだが…
夜中金しばりにかかった時、俺はびびりながらも目だけをキョロキョロ動かして部屋を見回してみた
すると床から女の顔が半分だけ出ていて、俺を至近距離から見ている
(勘弁してくれ!)と泣きそうになっていると、グチャッとそいつの頭を誰かが踏みつけたんだ
見上げるとそこには制服姿のねーちゃんがいて、一瞬の内に金しばりも解けたんでそのまま眠ってしまった
ねーちゃんありがとう。
幽霊になっても暴力的だな…

84 本当にあった怖い名無し 2007/03/13(火) 22:50:17 ID:MWywz0GXO
連投スマソ
そういえばこの前、ねーちゃんの友達がハーゲンダッツ持って線香あげに来た
命日でもないのにと首を傾げていると、その人は笑いながらこんな事を言ったんだ
友人「君のねーちゃんね、一ヶ月前に私の夢に出てきたよーw私の胸を指でつつきながら『ハーゲンダッツー』ってw」
俺「はぁ…」
友人「朝起きてねーちゃんがつついてた所触ったら、ちっちゃいしこりがあってね。病院に行ったら初期の乳癌だったの」
なるほど。ハーゲンダッツはねーちゃんへのお礼ですか…
ねーちゃん友達救うなんてすげぇよ
でも幽霊になっても主語抜かすんだな

152 :本当にあった怖い名無し:2007/06/24(日) 02:20:58 ID:wVePE3RV0
ハーゲンダッツは後でスタッフ(家族)で美味しく頂きました
おいしかったよ、ねーちゃん

ねーちゃん(べ、別にそれがあんたの好物だから要求したってわけじゃないんだからね!!)

153 :本当にあった怖い名無し:2007/06/25(月) 07:48:02 ID:S2kl3s42O
出勤前保守

154 :本当にあった怖い名無し:2007/06/26(火) 19:25:25 ID:RvCnMnr10
このスレの住人モンハン好きだなwwwww

155 :本当にあった怖い名無し:2007/06/26(火) 23:53:26 ID:dPR9+VFC0
モンハンって何だ?

156 :本当にあった怖い名無し:2007/06/27(水) 00:38:58 ID:Y+NTMmLv0
>>155
モンハンライアンの事だよ

157 :本当にあった怖い名無し:2007/06/27(水) 00:42:02 ID:GGQT5nMV0
サモハンなら知ってる

158 :本当にあった怖い名無し:2007/06/27(水) 01:14:08 ID:C9jyRDptO
え?プライベートがなんだって?

159 :本当にあった怖い名無し:2007/06/28(木) 11:08:17 ID:Xt9OLDnZO
平日の休み保守

160 :本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 03:28:27 ID:hzH5F4/J0
何かの縁でほしゅ

161 :本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 09:28:21 ID:jNHgiVrq0
最近、不安のようなものを感じるようになった。
不安、としか言いようがない。現実には何も起こっていないけど、何か。
それはいつも突然だ。
不意に、何を考えたわけでもないのに総毛立つ。
視線、だろうか?
そんなものを知覚する器官は人にはないはずだが、何故だか見られているような気がしてならない。
こわばった首を動かして辺りを見渡しても、誰も見ていない。
その感覚は、時と場所を選ばずやってくる。
授業中、部活中、帰り道で、家の中で、昼夜問わず。

僕はおかしいのだろうか。
何がおかしいのだろうか。

162 :本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 09:29:07 ID:jNHgiVrq0
「――君、大丈夫?」
僕が小テストのカンニング用のメモを作っていると、いきなり声をかけられた。
顔を上げるとクラスメイトの後藤さんがいた。
下の名前は覚えてない。これまでまったく話したことがなかったし、正直、クラスでは空気のような
存在だったから。美人なんだけど表情に乏しくて、取っ付きにくい雰囲気があった。
何の用だろう?
僕は多分、阿呆のような顔をしていたと思う。わけも分からず、うん、と頷いていた。
後藤さんは無表情で僕を見ている。
「……そう。それだけすごいの憑いてるのに。変…だね」
「すごいのついてる?」
「あ、べつに。平気ならいいんだけど」
そう言うと後藤さんは席に戻り、いつものように本を読み始めた。
僕は彼女を目で追いながら、たったそれだけの会話を反芻し続けた。言葉の意味を自分なりに理解す
るまで、相当の時間を要した。
(……後藤さんって、オカルト方面の人だったんだ)
そういう感じがしないでもなかった。謎というか神秘的というか。
うさんくさいけど、このタイミングで言われたことが気になって仕方なかった。
あの視線が幽霊によるものだとしたら、説明がつく。
霊がどうの、とかいう話を抜きにしたって、何故突然話しかけてきたのか。
僕は悩みを誰にも打ち明けていないのに。彼女には分かっているとしか思えなかった。

授業も小テストも上の空だった。
(――すごいの憑いてるのに、か)
もちろん悪い意味だろう。
何が起こるんだろう。
不安が背筋を這い上がり、思わず背後をうかがってしまう。
当然、見えるはずもなかった。

163 :本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 09:29:53 ID:jNHgiVrq0
放課後、後藤さんの話を聞いてみることにした。
誰と会話を交わすでもなく帰り支度を済ませた彼女を引き止めた時、少しだけ熱っぽい光がその目に
浮かび上がった気がして、まずい領域に踏み込んだかなとちょっと後悔した。
「良くないものだと思う。早めに対処したほうがいい…よ」
「後藤さんにはどんなのが見えてるの?」
「私は見えるわけじゃないけど。女の人の霊」
後藤さんはそう言って、鞄から大量の写真を取り出した。
「これは……」
僕は絶句した。
全部、僕の写真だ。
寝室で、風呂場で、更衣室で、トイレで、様々な場所で撮られた、僕の記憶にはない写真。
そして、どの写真にも、同じ女性が僕と重なるように写りこんでいた。
「ね?邪魔だよねこの女。せっかくの大事な部分が全然……」
「う、うん。怖いね。怖すぎるね」

僕は逃げた。
どこの誰かは知らないけど、幽霊さんありがとう。

164 :本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 13:50:49 ID:c9rMqEBoO
ワロヌwwwwwwwwww
オカルト方面の人じゃなくて田代方面の人だったのかw

165 :本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 23:23:56 ID:MCO50L+F0
なんというヤンデレ。むしろ後藤さんがGJ!

166 :本当にあった怖い名無し:2007/07/02(月) 20:19:05 ID:vYvpPWPRO
す○屋でうな丼食べながらアゲ保守

167 :本当にあった怖い名無し:2007/07/02(月) 20:22:42 ID:WiXnFG7w0
ツンデレってなーに?

168 :本当にあった怖い名無し:2007/07/02(月) 22:18:14 ID:HeKO5afX0
良スレ!!

169 :本当にあった怖い名無し:2007/07/03(火) 07:30:10 ID:ljehQIU60
>>167
昔々あるところにツンデレラと言うお姫様がいました。


170 :本当にあった怖い名無し:2007/07/03(火) 22:09:17 ID:qH7/aVT3O
>>167
このスレはツンデレではなく「ツンデ霊」を語るスレですよー

171 :本当にあった怖い名無し:2007/07/04(水) 00:13:15 ID:kacpKYk+0
十五年後の再会書いた後に馴れ合いに暴走しちまってた俺がこんばんは、と。

久しぶりに書くかな・・・。

172 :本当にあった怖い名無し:2007/07/05(木) 00:08:17 ID:Nv3EI0TP0
期待保守

173 :本当にあった怖い名無し:2007/07/06(金) 08:01:08 ID:KddQHlnZO
まってるよーーー保守

174 :本当にあった怖い名無し:2007/07/07(土) 01:18:11 ID:RdGQq/Kv0
ツンデ霊はギャグになりやすいが
もしヤンデ霊が居たらオカルト一直線だな
・・・と思う、今日この頃。

175 :本当にあった怖い名無し:2007/07/08(日) 07:55:23 ID:7RXsBdvoO
日曜出勤前保守

176 :本当にあった怖い名無し:2007/07/08(日) 21:16:56 ID:uS0pB9wm0
>ヤンデ霊
それただの悪霊だからw
それでも可愛けりゃいっかー、って奴もここならたくさんいそうだが。

177 :本当にあった怖い名無し:2007/07/09(月) 22:12:15 ID:iolcOQJz0
保守

178 :本当にあった怖い名無し:2007/07/10(火) 15:01:55 ID:c4s1ArJQO
おいすー(///)

179 :本当にあった怖い名無し:2007/07/10(火) 16:43:09 ID:FvxDVgas0
ある日、男は不思議な猫を拾った。
尻尾が二つあるメスの猫だった。

子供たちにいじめられていて、それを助けたんだが、随分弱っていた。
男は猫好きで、少し変な猫でもほうっとけなかった。
丁寧に看病してやって猫は元気になった。

最初のうちは全然、懐かなかった。
あれやこれや、食事を準備してやるが、目の前に出すと手を引っかく。
部屋にしょんべんをたれる。まぁ、あらん限りのイタズラをする。

そのくせ、見てないところでは、食事を綺麗に平らげ、しょんべんもきちんとする。
男が見ているところ以外ではとても素行のいい猫だった。

さて、この男だが、猫を飼いながら一抹の不安があった。
男は持病で失明が運命付けられていたからだ。
最近ではよく目がかすむ。
猫に食事を出しながらいつも口をつくのは
「お前の面倒、あまり長くみてられんなぁ」
だった。

その言葉を聞くと猫は手をさっくりと爪でさし、
「別に面倒なんていらないわ」
と言いたげに、ついっと首を横にむけるのだ。
そのしぐさがとても好きで、男はいつまでも面倒を見たいと思っていた。


180 :本当にあった怖い名無し:2007/07/10(火) 16:43:53 ID:FvxDVgas0
ついに、男に限界の兆しが見えた。
左目が白濁し、完全にモノが見えなくなってしまった。
かろうじて見える右目も霞む頻度が多くなってきた。

男は猫に言った。
「もう、目が見えなくなる。お前の面倒も見れないだろうから、自由にどこにでもいけ」
男は窓を開け放し猫を外に出した。だが、猫が離れる様子はない。
仕方なしに、窓を開け放し、いつでも出て行けるようにした。

幾日か過ぎ、完全に目が見えなくなってしまった。
まぁ、目が見えなくなるのは予想がついてたから、ある程度の訓練はしてあり、買い貯めた食事くらいはなんとかできた。
猫にも、なんとか、缶詰をあげることができた。

さて、
その日の晩からだ。猫が変な行動をしだしたのは。
男が寝ると猫がまぶたをなめる。最初に気づいたのはくすぐったかったからだ。
男が気づいて、払おうとすると、爪でおでこをさっくり。

しょうがないから、ほうっておいた。猫と遊べるのはそう長い期間じゃないから。
猫も自分がもうだめだということをさとるだろう。そう思っていた。

181 :本当にあった怖い名無し:2007/07/10(火) 16:44:57 ID:FvxDVgas0
一週間がすぎたろうか。
猫の気配がない。呼びかけるが反応がない。
(ああ、でていったのだな)さびしくそう思った。
冷蔵庫をあけ、コンビニのおむすびを取り出そうとしたときだ。
頭にひやりとした感触がして飛び上がった。

あまりの驚きに目を開け、見渡すと、こんにゃくが冷蔵庫から飛び出るように仕掛けられていた。

(あれ? おれ、目がみえるぞ)
男の目はしっかりと見えていた。白濁していた目も瞳孔に光を取り戻し、前よりもしっかり見えている。
そこで男は散歩に出ることにした。

ふと空き地を通ったときだ。子供たち数人がやんやと騒いでいる。
やれ、気持ち悪い、やれ、かわいそう。
男が近づくと子供たちは蜘蛛の子を散らすように去っていった。
そこには、二股の尻尾の猫がいた。
ただし、目が白濁し、体中が傷だらけだった。

男が猫を抱こうとすると、手をさくっと爪でさす。
男は「ありがとうな」といいながら、暴れる猫を家に連れ帰った。

その日の晩のことだ。夢に女が出てきた。


別にあんたのせいで目が見えなくなったわけじゃないから。
他人のまぶたなんかいたずらになめるんじゃなかったわ
まったく、自業自得ね


その姿がいじらしく、可愛かった。男は猫が天寿を全うするまで末永く面倒をみたという。



182 :本当にあった怖い名無し:2007/07/10(火) 16:45:56 ID:FvxDVgas0
なんか、文章がいまいちだけど、書きたかったんで書きました。

たまねぎでした。

183 :本当にあった怖い名無し:2007/07/10(火) 17:44:12 ID:1NVXEYpfO
>>182
知ってた

184 :本当にあった怖い名無し:2007/07/10(火) 18:49:10 ID:8fMikgK/0
お題くれ。

185 :本当にあった怖い名無し:2007/07/10(火) 22:46:20 ID:8cYDGxmD0
その意気や良し、では御題は「水」
これを上手く絡めてください

186 :本当にあった怖い名無し:2007/07/12(木) 07:38:49 ID:OpUeUUe3O
みなさん、おはようございました 保守

187 :本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 19:31:27 ID:M86nMNC6O
こんばんわ 保守

188 :本当にあった怖い名無し:2007/07/14(土) 04:43:04 ID:WNDZ/HB8O
ヤンデ霊

189 :本当にあった怖い名無し:2007/07/15(日) 23:19:24 ID:XlZfdp78O
明日もお休み 保守

190 :本当にあった怖い名無し:2007/07/16(月) 17:04:16 ID:exmZ6mT70
>>185
お題thx。書いてくる。

191 :本当にあった怖い名無し:2007/07/18(水) 00:14:26 ID:+E+LM6Fp0
datになかったので投下してみる

屋上の先輩


「先輩、こんばんは」
「……………」

挨拶をしても先輩から返事が無いのはいつものことなので、特に気にしない。
自分が通う高校の、それも真冬の屋上なんかに夜遅く足を運ぶのは、ひとえに
先輩に会いたいがためだ。

「……………」
「……………」

そうして、いつもの沈黙が訪れる。
手すりにもたれて夜空を眺める僕と、少し離れた場所で街を見下ろす先輩。
別に先輩は、僕の部活の先輩というわけでもない。この学校の数年前の制服
を身にまとっていることから推測して、僕が勝手に「先輩」と呼んでいるだけだ。
こんな奇妙な状況になったのは、友達が話してくれた噂話がきっかけだった。
彼曰く

・屋上に幽霊が出る
・時間は夜9時〜深夜0時くらい?
・女の子
・制服はデザイン変更前のもの
・屋上から飛び降りた? 

192 :本当にあった怖い名無し:2007/07/18(水) 00:15:09 ID:+E+LM6Fp0
まあ、どこの学校にもありそうな噂話ではある。興味の薄い反応を示した僕に
「お前確かめてみ?」と薦めたのも彼だった。その理由は良く分かる。
僕の家は、学校から見て県道を一本挟んだ向かい側。家の玄関から校門までの直線距離、わずか80m。
「遅刻が許されない男」という異名を持つほど家が近いのだから。

「…………星、綺麗ですね」
「……………」


それでも、実際に確かめようとしてこうなったわけでもない。
ある夜、試験勉強の合間に新鮮な空気が吸いたくなって、窓を開けて学校の方角に深呼吸。
その時見えたのだ。屋上に佇む、夏服を着た女の子の姿が。暗闇の中に鮮明な白さで。


それからの行動は迅速だった。好奇心半分、怖いもの見たさ半分で家を出て、学校に向かう。
校舎裏手のフェンスを越えて非常階段を昇っていく。いまいち警備体制の甘い我が校は
各所が老朽化しており、その修繕も先延ばしになっている。
かくして鍵の壊れた扉は施錠されることもなく、屋上への道のりは容易く開けているというわけだ。
扉を静かに開けて、暗い屋上を見渡す。たしかあの人影は、給水塔近くに――
「いた………」

季節は冬。ダウンジャケットを着ていてすら冷気を感じるというのに、その影ははたして夏服だった。
ゆっくりと近づいていくにつれ、その姿がより鮮明になっていく。折れそうに細い体躯、脱色も染色も
していない黒髪はさっぱりとショートにまとめられ、清潔感がある。年は………僕より少し上だろう。

「…………?」
「……………あ、えーと…」

距離が5メートルをきったあたりで、街を眺めていた彼女がゆっくりこちらを向いた。
血が出ているわけでも顔がザクロのように割れているわけでもない。綺麗な顔だった。
どこか夢を見ているような瞳が、僕をじっと見据える。なんだか値踏みされている気分になる。

193 :本当にあった怖い名無し:2007/07/18(水) 00:15:41 ID:+E+LM6Fp0
「……………こんばんわ」
「……………」

挨拶は返ってこない。彼女はただじっと僕を見て、やがてまた視線を街の方角へむける。
ホラー映画の霊のように生者への害意はなさそうだが、少なくとも歓迎はされなかったらしい。
彼女の白い横顔を眺める。澄んだ真冬の空気に劣らない透明感がある。


「あの……先輩、って呼んでいいですか?」
「……………」

それでもこちらの声は届いているようで、彼女がもう一度こちらを向く。
先ほどよりは長い時間僕を見つめて、また視線を戻す。勝手にしろ、と言わんばかりの素っ気無さだ。
だから僕は
「じゃあ、勝手に先輩って呼びますね」

勝手にして、いまだに勝手にそう呼び続けているというわけだ。


足しげく屋上に通ううち、無表情で無口な先輩からも少しずつ反応を引き出すことが出来るようになった。
相変わらず声は聞けないが、僅かな表情の動きや仕草が言葉代わりだ。
その日学校であったことを話している最中、先を促すように視線を向けてきたり。
最近の携帯の話が良く分からないらしく、小首をかしげてみたり。
先輩自身のことを聞こうとすると、気分を害したようにぷいっと顔をそらしてしまったり。

――つまり、なんというか。先輩は可愛かった。

194 :本当にあった怖い名無し:2007/07/18(水) 00:16:12 ID:+E+LM6Fp0
その後も、僕の学校においての日常は、多くの人がそうであるように特にエキサイティングでも
ドラマチックでもなかった。試験前に一夜漬け、友達との馬鹿なやりとり、気になる女の子と
ちょっといい雰囲気になったり、その子に彼氏が出来てガッカリしたり、ありふれた日常が巡っていく。
それなりに楽しくて、すこしだけ退屈な日々。

「……だから、この非日常が凄く大切だったような気がする」
「……………」

星の降ってきそうな屋上で、先輩にそう言った。僕が先輩と初めて遭遇してから約二年。
さすがに毎日会いにこれたわけではないにせよ、これだけ長い期間幽霊を目撃し続けた人間はいるのだろうか、
と考えて少し可笑しくなる。

「今日が卒業式だったから、きちんと挨拶しなきゃと思って」
「……………」
「先輩、いい思い出をありがとうございました」
「……………」

結局僕は、先輩について何も知らないままだった。彼女が誰で、何故ここにいるのか。
知りたい気持ちが無かったと言えば嘘になる。でも、雑多な噂や伝聞で先輩を決め付けるのは嫌だった。
長い期間、僕の愚痴や他愛も無い話をただ静かに受け止めてくれた、綺麗で可愛い先輩。それで充分だ。
今夜、僕ははわざわざ制服に身を包んでここに来た。先輩に、僕のキチンとした姿も見て欲しかったから。


「……多分、もうここには来ません。
 もし僕みたいなのがまた来たら、そいつの話も聞いてあげてくださいね」
「…………」
「それじゃ、さようなら先輩」
「…………」

195 :本当にあった怖い名無し:2007/07/18(水) 00:17:32 ID:+E+LM6Fp0
別れを告げると、不意に先輩が動いた。ゆっくりと僕に歩み寄り至近で止まる。
それはほとんどキスのできる距離だ。幽霊も生者も関係無く僕の胸が激しく高鳴る。
これは――期待していいのだろうか?

「………先輩」
「……………」

距離が、更に詰まる。僕の制服の胸に先輩の細い指が触れて――

「あ、あれっ? 先輩?」

そのまま先輩が消えた。陽炎みたいに、消えた。

「……………えっ?」

状況が飲み込めない。消える寸前の先輩の表情を思い出す。
いつも通りの無表情。その顔の中、黒目がちな瞳だけが先輩に似つかわしくなく笑っていて。

「………なんだったんだろ」

首を捻りながら屋上を後にする。何を考えているのか分からない人だったが、今夜の先輩は特に謎だ。
一人になると急に寒さが堪えてきて、コートの前を締めようと目線を下げる。
そこに答えがあった。

「あれっ?」

制服のボタンが、一つだけ無くなっている。悲しいことに全て揃っていたはずのボタンが。
そこは消える寸前の先輩が手を添えていた箇所で。

「………言ってくれればいいじゃん。なんなら全部あげたのに」

頬が緩むのを止められないまま、僕は呟いた。

196 :本当にあった怖い名無し:2007/07/18(水) 00:31:01 ID:dKu9Q+BH0
おっおっおっ

197 :本当にあった怖い名無し:2007/07/18(水) 12:19:44 ID:rA3zP/DiO
イイヨイイヨー

198 :本当にあった怖い名無し:2007/07/18(水) 19:58:48 ID:IYu2tCQhO
萌えましたぁ!

199 :本当にあった怖い名無し:2007/07/19(木) 20:34:04 ID:FGjypzjE0
そんな後輩的な行動をとったって
も・・萌えてあげないんだからね///

200 :本当にあった怖い名無し:2007/07/21(土) 10:00:29 ID:6OwVO6S8O
アゲ保守

201 :本当にあった怖い名無し:2007/07/22(日) 07:09:34 ID:4iLNvem8O
それってさ、S尻エリカみたいだと萌えね?
あのツンツンぶりをひーひー言わせたいのは俺だけか?
あいつに「あ〜ん、ごめんなさい、もう、もうダメなのー!あっ、あ〜っ!」
とか想像する俺はバカさ。

202 :本当にあった怖い名無し:2007/07/23(月) 08:48:24 ID:VUFqqnqD0
平日深夜のカラオケ屋はヒマだ。週末とは違った意味で、店番には地獄の時間だ。
せめて二人体制ならいいのだが、売上がない時間帯に人件費などかけられない。
よって一人。客もいない。
ヒマなので脳内で音楽を再生し、妄想ダンスダンスレボリューションを開始する。
座った状態でもできるのがゲーセンよりも優れている所だ。さらに金も筐体も必要
ない。マジCOOL。ヤバイくらいPERFECT。
発狂難度の曲を魅せ技を駆使しつつ華麗にクリア。もはや俺しか超えることのでき
ない得点を叩き出した時、脳内再生リストにはないノロマな曲がかすかに聞こえて
きた。
防犯カメラを見ると、節約のため開放していなかった13番の部屋に小さな灯りが
あった。カラオケの電源がいつのまにか入っている。

ついに俺の時にも出やがったか。
この店では有名なオカルト話があって、それは一人で深夜番をしていると誰もいな
い部屋から、延々と曲が流れるというもの。確認にし行くと予約の限界までアヴェ
・マリアが入っているのだという。

生まれて初めての霊体験に緊張しつつ、確認に向かう。どっかで聞いた、ビビって
たら霊が調子こき出す、とかいう話を思い出し、不気味な曲が漏れ出てくる13番
の扉をおもいっきり蹴り開けた。
「誰だコノヤロウ!タダで歌ってんじゃねーぞ!」

「誰もいないんだから別にいいでしょっ!?」

応えが返ってくるとは思っていなかったのでマジビビる。だがその言いようが気に
障った。「別にいいでしょ」は「本当は悪い」ことだと分かっている奴のセリフだ。
ここで折れては延長料金の支払いをしぶるチンピラとは戦えない。モメた末に拉致
られかけたあの時のことを思えば心霊現象などカワイイもの。
俺はさらに強気で応戦する。

203 :本当にあった怖い名無し:2007/07/23(月) 08:49:17 ID:VUFqqnqD0
「ざけんなコノヤロウでんきのムダなんだコノヤロウ!」
「知らないわよ私の歌声聴けるんだから感謝なさい!」
「うるせえヒマ潰しにもならねえぞコンチクショウが!」
「えっ…ならなかった…?」
「鬱になりそーな曲ヘビーローテしやがって嫌がらせか!」
「そ、そうよ嫌がらせよっ!?決してコレしか歌えないわけじゃないんだから!」
「………………」

何て分かりやすい奴だ。何か、コイツをどうにかしなきゃいけないっていう焦りが
薄れ、ケンカ腰でいくことも必要ないように思えてきた。あんまり賢くなさそうだ
し、うまく丸め込めそうだ。

「……コレしか歌えないんだな?」
「そそそんなはずないじゃない!ばっかじゃないの!?」
「じゃあせめて俺の好きな曲歌っててくれよ」
「望むところよっ!」
「……望むのか。ほら、予約いっぱい入れといてやったから感謝しろ」
「あ、ありがと…って違う!そっちが感謝しなさいよっ!?」
「じゃあ頼んだぞー」
「ちょ!何コレ一曲目から知らないんだけど!?」
「ああソレはデスメタルといって、オマエのような死霊にぴったりのジャンルだ。
歌詞通りに熱い呪いの言葉を叫んでいればOKだから簡単だしな」
「ま、待って何この騒音!?頭割れそう!こ、こんなのが好きなのっ!?」
「激しく迸る感情の表現だ。ヘッドバンギングが止まらねえぜFUCK!!」
「待っ……!」

ドアを閉める。
漏れ出てくる音の重厚さに大満足。そしてたどたどしくもシャウトしようとする
線の細い声も、途切れ途切れに聞こえてきた。何か泣き声のようにも聞こえるが。

結局、明け方まで来客はなかったが、退屈せずに済んだ。
それ以来、不思議な現象が店員を悩ますことはなくなった。

204 :本当にあった怖い名無し:2007/07/23(月) 09:08:46 ID:rfJRY68UO
かわいいな

205 :本当にあった怖い名無し:2007/07/23(月) 20:31:02 ID:Z6wEsUh50
夏のバイトどうしようかと思ったけど、カラオケ店に決めた

206 :本当にあった怖い名無し:2007/07/23(月) 23:34:10 ID:skRrBi5z0
フラグクラッシャーだな・・・
泣けるぜ・・・

207 :本当にあった怖い名無し:2007/07/24(火) 23:30:38 ID:2+8pbPBvO
保守ってやるぜ!

208 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 11:20:47 ID:0bHXmoZCO
保守

209 :本当にあった怖い名無し:2007/07/27(金) 22:09:24 ID:woevjLikO
週末保守

210 :本当にあった怖い名無し:2007/07/27(金) 23:22:36 ID:2aMJzldv0
フラグクラッシャーあげ

211 :sexyboy:2007/07/27(金) 23:56:00 ID:pliYe+FB0
このスレまだあんのかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

212 :本当にあった怖い名無し:2007/07/28(土) 08:04:45 ID:/Xm1SvIdO
誰も覚えてないでしょうが
前々スレ位に書いてた猫作者が来ますたよ…と

213 :本当にあった怖い名無し:2007/07/28(土) 08:11:19 ID:HSo5iMEJ0
ツンデ霊のくねくねのログ残ってる奴いる?
ツンデレっつーかエロイだけだけど。

214 :本当にあった怖い名無し:2007/07/29(日) 22:44:21 ID:e9AqX5/RO
>>211
えぇ、まだありますよwwwwwwwwww保守

215 :本当にあった怖い名無し:2007/07/30(月) 22:43:49 ID:szjwEk6b0
ツンデレの夏 保守の夏

216 :本当にあった怖い名無し:2007/08/01(水) 00:55:57 ID:Mf4tsGJNO
8月です!もうすぐお盆デス!
ツンデ霊のみなさんはどうするのかなぁ………

217 :本当にあった怖い名無し:2007/08/01(水) 12:23:31 ID:zzg76srKO
誰か胡瓜と茄子で下ネタよろ

218 :本当にあった怖い名無し:2007/08/01(水) 23:43:15 ID:0Jx+0drL0
祟り神様…

219 :本当にあった怖い名無し:2007/08/02(木) 01:51:40 ID:ttcSfuka0
お盆の作品を作ろうと思ってるので、落ちるのは待って欲しい

220 :本当にあった怖い名無し:2007/08/03(金) 07:29:17 ID:JjL4Xa4tO
>>219
でわ頑張って保守しましょうかねw

221 :本当にあった怖い名無し:2007/08/03(金) 22:40:29 ID:NUBSjc5M0
君が投下するまで僕は保守るのをやめないッ

222 :本当にあった怖い名無し:2007/08/03(金) 23:10:37 ID:Ucsze9n70
>>217
そ、そうよ!
前には茄子、後ろには胡瓜が刺さったまま死んだわよ!

何か文句ある・・・・・

223 :本当にあった怖い名無し:2007/08/04(土) 01:28:50 ID:QXFkTzRq0
そういえば海辺のミナの続きはどうなったんだろう

224 :本当にあった怖い名無し:2007/08/05(日) 05:45:40 ID:efNDcGyyO
早朝保守

225 :本当にあった怖い名無し:2007/08/06(月) 12:26:36 ID:OM4cOz+fO
アヅイヨー

226 :本当にあった怖い名無し:2007/08/06(月) 15:09:42 ID:gGJe9Ro20
たまにはあげるか

227 :本当にあった怖い名無し:2007/08/06(月) 17:16:43 ID:weyc1szfO
秋田「そろそろだねーお盆♪」
栃木「そうスね、待ち遠しいッス」
徳島「みんな帰ってきてくれるかしら…私…遠いし…夏…暑いし…特産もないし…」
秋田「だいじょぶだよー私のとこも遠いけどいっぱい帰ってくるもん」

栃木「秋田ちゃんとこは出稼ぎが多いからッスよ」
静岡「オーッホホホホ!泥くさい農業人口多くて羨ましいですわぁ、ワタクシは育ちが雅なもので茶畑しかありませんのよ?ホーホホホ!」
秋田「農業バカにしないでよぅ!」
静岡「ウフフ冗談ですわ。そら、鰻パイでも食べて落ち着きなさいな」
徳島「…これ…中国産…」
秋田「ひどいよー」
静岡「おだまりッ!今年は浜名湖の漁獲量がぁぁぁ
ところで広島嬢は?今朝から見掛けませんが」
栃木「服喪中ッス」
徳島「…平和…記念日」



228 :本当にあった怖い名無し:2007/08/06(月) 17:18:26 ID:weyc1szfO
静岡「ああ、そうでしたわね…あ!」
秋田「?どしたのー?」
静岡「(ヒソヒソ)と、東京が、東京がなんか隠れてこっち見てますわ」
栃木「マジ!?また比例代表区制度みたいな難癖をつける気に違いないス!」
(((;゚Д゚)))
ガクガクブルブル

秋田「でもなんか変な様子だけど。なんか寂しそうな」

東京「………」
千葉「おやおや〜どなたかと思えば東京様じゃあないですか」
埼玉「暇そうでいいですなぁ、俺達はお盆の帰省を迎える準備で忙しくて忙しくて」
東京「お前達…!」
千葉「へ、あんたの時代も終りだな」
埼玉「帰省者もいないくせに首都面とは笑わせるぜ。悔しかったらお盆イベントをやってみろや」

東京「お、俺には盆踊りがある。東京音頭が」
埼玉「へ、今どき誰も踊ってねーよ。みんな屋台に夢中でよー」
千葉「踊りってんなら、うちの菜の花体操ぐらいの認知力がねーとな」
埼玉「へへへ、テメーは新幹線フル稼働させてうちらに帰省させてるのがお似合いだぜぇ」


229 :本当にあった怖い名無し:2007/08/06(月) 17:19:42 ID:weyc1szfO
東京「くそ…!くそ!」
新潟「ちょっと」
東京「なんだよ!お前も自慢か!?」
新潟「違うわよ。震災でさ、いま色々大変だからうちの帰省者はあんたの所で預かって欲しいんだけど?」

東京「え」
新潟「な、何だったらお盆もあんたにやらせてあげてもいいかなーなんて。
こ、今年だけよ!今年だけなんだからね!」
東京「いいのか…?」

新潟「べ、別に義援金のお礼とかじゃないんだからね!勘違いしないでよ!
震災だから、震災だから仕方なくなんだからぁ!」
東京「ありがとう、新潟」
新潟「い、いいわよ!そんなことより震災時の個人情報保護法の規制緩和ガイドラインを早く作りなさいよね!
今回それで救助に支障あったんだから!」
東京「うん」
新潟「まったく…また関東大震災が来たらどーすんのよ!
違っ!心配なんかしてないったら!」


秋田「イイハナシダナー」
静岡「そうですか?」



230 :本当にあった怖い名無し:2007/08/06(月) 22:07:22 ID:UPTyk4R10
内容はガチでスレ違いかもだが、あんたの都道府県ネタは好きだからこれからも投下頼むw

231 :本当にあった怖い名無し:2007/08/06(月) 22:26:01 ID:yIV9UnSa0
ちょw神奈川忘れ去られてるwww

232 :本当にあった怖い名無し:2007/08/07(火) 08:11:36 ID:Md5BYRP50
愛国心が芽生えました

233 :本当にあった怖い名無し:2007/08/07(火) 11:20:17 ID:N/E2ghk8O
>>231神奈川ちゃん落ち着いてww

234 :本当にあった怖い名無し:2007/08/08(水) 05:17:54 ID:gGuSzcrjO
捕手

235 :本当にあった怖い名無し:2007/08/09(木) 05:22:23 ID:7pcu5IEDO
このスレは俺が守る!

236 :本当にあった怖い名無し:2007/08/09(木) 19:35:58 ID:0DFxA52bO
ほしゅ どうでもいいんだがお年玉もらえなくなったな。霊の仕業か。

237 :本当にあった怖い名無し:2007/08/10(金) 23:00:55 ID:gBAMF366O
暑くて寝れないついでに保守しときましょうかね

238 :本当にあった怖い名無し:2007/08/10(金) 23:14:55 ID:bUWWhhWH0
久しぶりに書いてみると自分の遅筆さに泣けてくる。お盆休み中にはなんとか仕上げてみるぜ。

239 :本当にあった怖い名無し:2007/08/11(土) 23:48:08 ID:FpV4SobGO
ほっしゅ

240 :本当にあった怖い名無し:2007/08/12(日) 08:53:05 ID:JHElb0sa0
ああー、ハンマの中の人帰ってきたんだねぇー!

241 :本当にあった怖い名無し:2007/08/13(月) 07:33:48 ID:/B6WjjrYO


242 :本当にあった怖い名無し:2007/08/13(月) 08:27:14 ID:NVENEmya0


243 :本当にあった怖い名無し:2007/08/13(月) 12:16:08 ID:/B6WjjrYO


244 :本当にあった怖い名無し:2007/08/13(月) 13:57:04 ID:Tut3dCpL0


245 :本当にあった怖い名無し:2007/08/13(月) 16:42:58 ID:ojn5+5MLO
っX

246 :本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 20:39:43 ID:VC5zGKbm0
良く晴れた朝は、縁側に座ってぼんやりと庭を眺める。
特に何がしたいわけでもない。慌てて何をしなければならないわけでもない。
仕事を張り合いにしていた人間は定年を迎えてから時間を持て余すという話だが、
最近ではそれが身に染みて良く理解できる。

「……退屈ってのは、辛いもんだね」

誰に聞かせるつもりもなく呟いたはずの言葉に、相槌が返ってくるのを期待している心があった。
愚かしいことだ。この家にはもう私以外誰も居ないというのに。
仏壇には先年病死した連れ合いの遺影が飾られている。
気丈で口が達者で私などより余程元気そうにしていたのに、全く人生というのは分からない。

「さて、と」

一人だろうが腹は減る。そろそろ食事を準備しなければならない。それが終わったら掃除と洗濯を。
ああ、そういえばトイレットペーパーが切れそうだった。食料品も買いに行かなければ。
些細で雑多な用事でも、何かすることがあるのは有り難いことだ。
……フライパンに向かいながら頭の中でメモをとっているうち、卵を焦がしてしまったが。

訪れたスーパーの、彩り豊かな生鮮食品売り場を歩きながら考える。
料理が得意だった妻は、どんな風に買い物をしていたのだろうか。
きっちりと献立を決めてから無駄なく売り場を回ったのだろうか。
あれこれと迷って店中をうろうろしたのだろうか。そのどちらも彼女らしい気がする。
連れ立って買い物に来たことなど数えるほどしかなかったせいか、
カートを押す妻の姿がうまく想像できない。

「………」

無意識的に足を動かすうち、青々とした胡瓜が山積みになったコーナーに差し掛かった。
隣にはこれまた艶々と色合いの良い茄子も。
不意に、悪戯を思いついた子供のような気持ちになった。

247 :本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 20:40:32 ID:VC5zGKbm0
食料品や生活雑貨をキッチンに片付けてから、胡瓜と茄子を持って縁側に向かう。
短く切った割り箸を不器用に差し込んで、どうにか馬と牛らしい形にしてみる。
お盆だからといって自分で精霊馬などを作ってみたのは初めてのことだ。
迎え火もきちんと焚いてみるのも良いかもしれない。
ささやかながらも、真摯に敬虔に亡き人を偲ぶこととしよう。

「おやすみ」

遺影の中で微笑む妻にそう告げて、布団に潜り込み瞼を閉じる。
睡魔に意識が塗り潰される寸前に昔の夢を見たような気がした。

「……ふあぁ……」

目覚ましなどかけずとも朝6時に目が覚めるのは、会社員時代の名残だろう。
それでも流石に頭の中は夢見心地なようで、今ひとつ思考が定まらない。
熱い茶でも飲もうと寝床を這い出て台所へ向かい、引き戸を開けると――

「あら、おはようございます。まだご飯は出来てないけど、何か飲みます?」
「…………………………………………」
「お茶でいいわよね」
「…………………………………………」
「ほら、鳩が豆鉄砲くらったような顔してないで座って。邪魔邪魔」

――見慣れぬ少女がそこに居た

年の頃は14、5歳だろうか。
長い髪を無造作にひっつめて、ツバメのようにくるくると軽快に台所を歩き回る。
寝起きのままで混乱した思考がさらにかき乱され、数多くの疑問が湧いてくる。

疑問@ こんなに堂々とした不法侵入者がいるのだろうか。
疑問A この娘さんは家を間違えてはいないだろうか。
疑問B ならば何故、かいがいしく私の湯呑みにお茶を注ぐのだろうか。

248 :本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 20:41:56 ID:VC5zGKbm0
「…………君は、どこの娘さんかな?」
「?」
「いや、そんなキョトンとした顔をされても困るんだが……」
「もしかして、分かりませんか?」
「分からない、って……一体……」

小首を傾げて私の顔を覗き込む少女。
切れ長の目がまっすぐこちらの視線とぶつかり、僅かながらたじろいでしまう。
こんな風に、いっそ無遠慮とも言える程の直視をする人物に心当たりは無い。
――ただ一人、死んだ妻を除いては

「………っ!?」

頭を殴られたような気分で、もう一度少女の顔を見直す。
数十年も前の記憶を辿って目の前の顔に重ねる。
……似ている。とても良く似ている。
一見して不機嫌そうな印象を与える、強い眼光と引き結ばれた唇。

――怒ってるわけじゃありません、元からこういう顔なんです

初めて会った日、腰の引けた応答をする私に妻が言った言葉。
出会った頃にはもう互いに二十代も半ばを過ぎていたが、確かに似ている。
あの頃の妻がもう十歳若返れば、この少女に瓜二つなのでは――

「………っ!?」

再度、頭を殴られたような気分――いやいや、気分ではない。現実に殴られた。
この少女にしゃもじで殴られた。べしっ、と。

249 :本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 20:42:31 ID:VC5zGKbm0
「……痛いんだが」
「なんだか『れでぃ』に対して失礼なことを考えているような気がしたので」
「いや、しかしな……ばあさんや」

べしっべしっべしっ

「………しかしな、おぜうさんや」
「よろしい」
「何から聞くべきかも分からんが……一体、どうしてここに? その姿は?」
「まあほら、お盆でもありますし。折角なあなたが精霊馬をこさえてくれたんだから」
「ほ、本当に霊が乗ってくるのか……精霊馬侮りがたし」
「最終コーナーを回ってからの怒涛の差し足、あなたにも見せたかったわー」

競ってたのか。
何馬身差だったのか。
差してなかったら代わりに何が来たのか。

「しわしわのお婆さんよりはこちらの方が良いでしょう? 案の定驚いたw」
「驚きはしたし、その姿が可憐なのは確かだがね……別にしわしわでも嬉しさに変わりは無いよ」
「………あ、あなたは、ときどき真顔で恥ずかしいことを……」

テーブルにのの字を書きながらしゃもじで赤らんだ頬を隠す少女。
不覚にもその愛らしさにどぎまぎしてしまう。還暦越えて惑うな、わし。

「うふふふふ。あなたにろりこんの気があるとは知らなかったけど、その反応なら若返った甲斐もあるわ」
「ははははは。凄まじく失礼な断定はやめてくれんか。それよりもう一杯お茶を……」

夢でも幻でも、またこうして他愛も無い遣り取りが出来るのはなんと素晴らしいことか。
調理台に立つ少女の後姿が、なぜだか少し滲んで見えた。

250 :本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 20:43:22 ID:VC5zGKbm0
一緒に墓参りに行こう、と言い出したのは私の方からだった。
元より一人でも行くつもりではあったが、数日前と現在では些か状況が異なる。
なにしろ墓に眠る本人(というか本霊)がここに居るのだ。彼女を置き去りで私だけが
墓参しても、魂の宿っていない墓を訪ねるようでなにやら物足りない。
妻自身はどういった心持ちなのだろうか。

「転居先の玄関を眺めるようなものかしら。特に嫌ということはありませんよ」
「身も蓋も無い言い方だが、分かり易いね」
「……生きている頃は、てっきり私があなたのお墓参りをするものと思っていたのに」
「………………」
「子宝にも恵まれなかったし、生活能力の低いあなたを一人にさせるわけには、と」
「うん」
「私は図太くできてるから……あなたがいなくてもそれなりに楽しくやれるだろうし」
「うん、ありがとう」
「なにがありがとう、なんだか……」

数歩先を行く華奢な肢体は、この陽射しの中でも地に影を落とさない。
スカートから伸びる折れそうに細い足は、玉砂利の上でも音を立てない。
喧しいほどの蝉時雨と、老体を痛めつける猛暑だけが現実感を伴っているようだ。
二人しばし無言のまま歩を進めて、やがて辿り着いた墓所の一角。
「自分もやる」と主張する妻をなだめながら墓石の周囲を掃除し、花と線香を供える。

「……せっかく二人いるんですから手分けすればいいのに」
「祈るのは君の冥福だ。私がやるのが筋というものだろう?」
「気持ちは嬉しいけど……手際が悪くて見ていられません」
「あ、相変わらず辛辣だなっ」

綺麗になった墓石に向かって手を合わせる。
「冥福を祈る、という意味合いからすればむしろ私に手を合わせるべき」
と囁く妻をやんわりと無視して、しばしの黙祷をする。
目を閉じて浮かぶのは、変わり者の妻と過ごした数十年の断片。
なんだ、つまり私は幸せ者だったのだな、と頬が緩んだ。

251 :本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 20:45:04 ID:VC5zGKbm0
帰り道、言葉を忘れたように黙りこくる妻。こちらも無口になり、ただ機械的に両の足を動かす。
……それにしても今年の夏は、暑い。日中の酷暑を充分に吸収したアスファルトは、
夕刻を迎えても陽炎の如き熱気を立ち昇らせ、私の足取りを嫌でも重くする。心持ち呼吸も苦しい。

「……大丈夫ですか?」

いつの間にか左隣に寄り添って歩いていた妻が、心配そうな表情を見せる。
私はどうやらよほど疲れた顔をしていたらしい。言い訳のように言葉を並べる。

「この暑さだからね、老体にはきつい」
「老体を自覚しているなら無理に出かけなくても」
「君が居なくなって初めてのお盆だ。そういうわけにはいかない」
「ヘンなところで頑固なんだから……もう」

拗ねたように唇を尖らせる姿がなんとも可愛らしい。
ふと、思いついた疑問を投げかけてみる。

「君はいつまでこちらに居られるのかな」
「……お盆が終われば、それでお別れです」
「これからは毎年来られる?」
「…………」

答えを促すつもりで視線を向けると、妻はまさしく貝のように口を引き結んでいた。
経験上、この顔になった妻から無理に返答を引き出すことはほぼ不可能に近い。
まあ、死者には死者の都合があるのだろう。そもそも一度でも再会できたのが僥倖なのだ。
あまり多くを望むまい。

「……それにしても、暑いね」
「ええ、本当に」

こんなに暑いと、この大切な時間の記憶すら溶け流れてしまいそうだ。

252 :本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 20:45:51 ID:VC5zGKbm0
日が落ちて多少なりとも涼しくなった頃、縁側に腰を下ろして星空を眺めた。
疲れが抜けず、身体が重くて食欲も無い。
せっかく妻が用意してくれた冷や麦も少ししか手をつけられなかった。
生前は食べ物を残すことを嫌っていた妻が、今日に限って神妙な顔で
「体調が悪いときは誰にでもあります」といって音のしそうな勢いで二人分を
平らげてくれたが。見た目良家のおぜうさん、桶一杯の冷麦を高速で完食。
……あの細い体のどこに入るのだろうか。霊体というのは便利そうだ。
雑多な思考に気を取られているうち、隣に妻が腰掛ける気配。
何気なく視線をやって、息を呑んだ。

「…………それは…」
「生きている時には見せる機会がありませんでしたから、今夜くらいは」

濡羽色の長い髪は丁寧に結い上げられて、朱い簪によって上品に纏められている。
華奢な身体を包むのは、濃紺の生地に良く映える鮮やかな紅梅織の浴衣。
こころもち首を傾げて得意気な顔でこちらを見る、見慣れない姿の妻。

「驚いた。正直、見違えたよ」
「男の人はこういう落差に弱いんでしょう? まったく単純なのね」

くすくすと笑う妻は、少女の容姿も相まっていっそあどけなくさえ見える。
しばらくして笑いを収めた妻も無言で空を仰ぎ、やがて静かな口調で私に問いかけた。

「……もう、分かってしまいましたか?」
「うん。なんとも君らしくない態度が多かったからね」
「普段は鈍かったくせに、こんな時には気が回るのね」
「ははっ、きついなあ」

先ほどから身体は石のように重く感じられ、不可思議な睡魔すら襲ってくる。
……だから、これはつまり、そういうことなのだろう。

253 :本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 20:46:38 ID:VC5zGKbm0
そうだ、まったくもって彼女は「らしく」なかった。
若返った容姿が、ではない。
基本的に辛辣で容赦の無い言動が随分と鳴りを潜めていた。
猛暑の中、辛そうにしている私を心配そうに痛ましそうに眺めていた。
心尽くしの食卓を前にして、食欲が無いと訴える私に一言も文句を言わなかった。
勿論、いつもの態度や言動がどうであれ彼女は心優しい女性だ。
そんなことは長年連れ添った私が一番よく知っている。
だが、それを差し引いて考えても今日の彼女は「優しすぎた」

まるで――私に先が無いのを知っているように

「すまない。結局君に私の最期を看取らせることになるとは」
「……怒るわよ。あなただって私を看取ってくださったでしょう?」

そうとも。長年の伴侶である君の死を看取るのは悲しく、寂しかった。
それでもそんな思いをするのが自分だけなら、と痩せ我慢をしたというのに。
結局私は、死んだ妻にまで心配をかけてしまうような愚か者だった。

「あなたが精霊馬と迎え火でこちらへの道を作ってくれたから、ここに居られたの」
「なんでもやってみるものだね……おかげで珍しいものが沢山見られたよ」

少女時代の妻を、初めて見た。
浴衣姿の妻を、初めて見た。
なによりも――

「――君の泣き顔なんて、初めて見た」
「泣かせたのはあなたですっ! まったく、もう……」

254 :本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 20:47:25 ID:VC5zGKbm0
涙滴は白い頬を伝い落ちて、浴衣に染みを作る。
ああ、どうせなら私も浴衣を着るべきだったかな、などと愚にもつかないことを考える。
やがて目元を拭った妻が、あの懐かしい直視で私を射抜いて告げる。

「……行きましょうか、あなた」

行くって、どこに? おや、なんだかひどく眠い 

「ねえ、あなた。わたしは、幸せでしたよ?」

うん、私もだよ 君には照れくさくてついぞ言えなかったが、ほんとうに――

「…………っ……。…」




良く聞こえない  意識が柔らかく    
 
                       溶けていくみたいだ


            
    ああ  そこに居たのか          それじゃあ 
           


            
              一緒に行こうか


255 :本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 20:48:19 ID:VC5zGKbm0
―ええ、私と主人がお家の前を通りかかったら縁側に倒れてらっしゃるのが見えて…

―なるほど。それで通報した、と

―はい。主人が抱え起こしたときには、もう……

―この暑さです。お年寄りならこういうこともあるでしょう

―でも………なんだか不思議で

―不思議、とは?

―あ、いえ……なんだか、ひどく穏やかな顔をしてらしたから……それが不思議で

―………そうですね。お時間を取らせて申し訳ありませんでした、もう結構です


〜おしまい〜





書いてみたら「鉄道員」と「いま、会いにいきます」がファックしたような内容になった。
だがこれはパクリと呼ぶよりもインスパイアと呼ぶべき。嘘ごめん。いつでも謝る覚悟はある。

256 :本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 21:40:23 ID:9nmUO/H00
狂おしいほどのGJを貴方に。

257 :本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 22:09:23 ID:H7uvG/AR0
か、勘違いしないで。ずっと待ってた訳じゃないんだからねっ

258 :本当にあった怖い名無し:2007/08/14(火) 23:52:22 ID:zHcvo8DM0
心から御冥福をお祈りしたくなるようなお話ですね

259 :本当にあった怖い名無し:2007/08/15(水) 06:19:01 ID:Qsv6fm36O
そうだね。

260 :本当にあった怖い名無し:2007/08/16(木) 02:23:12 ID:08PwvbaM0
そしておじいさんとおばあさんは伝説に。

261 :本当にあった怖い名無し:2007/08/16(木) 08:28:37 ID:H74GfsAu0
おばあさんが勇者で、おじいさんは商人だな?

262 :良作のあとは気が引けるけど:2007/08/17(金) 04:06:04 ID:1ofB8ApG0
盆に実家に帰った
久しぶりに自分の布団で寝てたら胸に圧迫感を感じた
その時見てた夢は得体の知れない生物が襲ってくるものだったけど
その怪物(?)を受け止めて突然思った
「お前か… 久しぶりの再会だってのに随分とゴアイサツじゃないか」
そう考えれば、この重みも懐かしい

オレが寝てるのは二階
一階のこの位置には愛犬の写真
なるほど、オレが上に寝てるのが気に入らなかった訳だ

263 :本当にあった怖い名無し:2007/08/17(金) 04:55:30 ID:EUKFlie+0
そうか?

264 :本当にあった怖い名無し:2007/08/18(土) 11:39:17 ID:nNOY26FEO
せんべい

265 :本当にあった怖い名無し:2007/08/18(土) 18:50:46 ID:zny8uDPgO
売りがしつこい

266 :本当にあった怖い名無し:2007/08/19(日) 05:33:18 ID:sCzBQLghO
まとめはいつ完成するのだろうか

267 :本当にあった怖い名無し:2007/08/19(日) 16:59:13 ID:cfbFlPXN0
スレが生きている限り
完成はあり得ないw

268 :本当にあった怖い名無し:2007/08/21(火) 04:54:47 ID:h8DennUOO
つーか、wikiにまとめるって話出てから、半年は経ってるよね?

ポシャったのか?

269 :本当にあった怖い名無し:2007/08/21(火) 13:09:27 ID:wEtDmN7TO
↓これじゃないの?
ttp://www28.atwiki.jp/tsundereidayon/pages/1.html?PHPSESSID=abdf82769207caf193194b7abc499de6&flag_mobilex=1

270 :本当にあった怖い名無し:2007/08/21(火) 22:39:10 ID:pACCi4Dx0
>>4だろ

271 :本当にあった怖い名無し:2007/08/22(水) 08:39:16 ID:rfX1BB9R0
>>270
おんなじ処だね
携帯用と
PC用かな?

272 :269:2007/08/22(水) 13:49:49 ID:JWtUG9nhO
>>271
うん、>>268が携帯での書き込みだったからあえて携帯用のを貼ったんだ

273 :本当にあった怖い名無し:2007/08/22(水) 17:54:22 ID:4t8NCvw70
>>246-255
俺涙目w

274 :本当にあった怖い名無し:2007/08/23(木) 07:08:21 ID:rIBlG6d20
マメに保守

275 :本当にあった怖い名無し:2007/08/23(木) 21:03:09 ID:FwHUpaLq0
さがりすぎアゲ

276 :本当にあった怖い名無し:2007/08/25(土) 07:45:38 ID:/qJivLITO
さて、それじゃあ保守るか

277 :本当にあった怖い名無し:2007/08/25(土) 17:36:02 ID:Or+h11ao0
アゲ保守


278 :本当にあった怖い名無し:2007/08/27(月) 07:40:47 ID:q0W/7bHDO
保守りませう

279 :本当にあった怖い名無し:2007/08/28(火) 08:30:56 ID:xTkaAtN7O
「今日も暑くなりそうだな…」

朝、目が覚めた俺は窓の外を見ながら、そんな事を思った。
そしてカレンダーを見ると、今日の日付には印がついてある。

「あれからもう1年経つんだな…そっか…」

寝ぼけた身体を軽く伸して、ベッドから降りるが、何かがいつもと違う気がする。。
何が違うんだろう…気のせいか?
まぁ良いや…気のせいだろう、きっと…。

飼い猫のミィが見当たらないが、アイツは時折出掛けたまま帰って来ない時がある。
そんな時は近くにある実家にいるみたいだし、また3日もすれば帰ってくるだろう。
そして甘えてるつもりなんだろうが、俺の邪魔ばかりする…。
しかし、そこが可愛かったりもするわけで。

顔を洗おうと洗面所へ向かうと、パチャパチャと洗顔しているような水音がする…。

ちょっと待て。誰だ?ここは俺一人で暮らしてるんだぞ?

…ミィか…?
いやいや、そんな訳はない。水で顔を洗う猫などいない。いたら見てみたいものだ。

部屋は1DKと広くはない。恐る恐る忍び足で洗面所へ向かう。

そして、洗面所にいる奴の後ろ姿、鏡に写るその顔を見て僕は動けなくなった。

280 :本当にあった怖い名無し:2007/08/28(火) 08:31:59 ID:xTkaAtN7O
「あ、お兄ちゃんおはよ♪」

顔をタオルで拭きながら、笑顔で挨拶してくる妹のあかね。

「お…おはよう…って、あれ?あかね?なんで?」

俺は訳も判らず挨拶を返したものの、そこを動けないでいた。

「なによ?変な顔してー。すぐご飯の支度するから、早くしてね」

クスクスと笑いながら、あかねはキッチンへとパタパタ歩いて行った。

我に返り鏡を見た僕は、何がなんだか判らなかった。
だって、あかねは去年死んだんだから。
今日が命日なんだから。

洗顔を済ませてキッチンへ向かうと、朝食が並べられていた。

「なぁ…お前、あかねだよな?なんでここにいるの?お前、去年…」

「はいはい、話してあげるからさっさと座る!ご飯早く食べよー」

「ん?あ、あぁ…いただきます…」

言われるままに、テーブルに並べられた卵焼きを食べる。

「この不味さは確かにあかねの味だな。死んでも味覚オンチは治らんのか、お前は」

「むーー。ひっどーい!折角こうやって作ってあげたのに、そんな事言うなら食べなくていいよ!もう!」

「ははは。嘘だよ。懐かしいよ、この味…。ずっとまともに食べてなかったからなぁ」

281 :本当にあった怖い名無し:2007/08/28(火) 08:32:44 ID:xTkaAtN7O
「だからなの」

あかねが僕を見ながら、少し悲しそうな笑顔を見せてそう言った。

「え?」

聞き返すと、悲しそうな顔のままゆっくりと話始めた。

「あたしが死んじゃってからさ…お兄ちゃんずっと元気なかったでしょ?何も食べないし遊びにも行かなくなったし…
あたし、ずっと見てたんだよ?そんなお兄ちゃん見たくないもん。
実家も出てっちゃって、お父さんもお母さんも心配してるよ?だから、こうして来てあげたって訳よ。」

納得出来るような出来ないような…。まぁこうして、あかねにまた会えたんだから何でも良いかな。

「そっかぁ…。つーか、そんな簡単に出来るもんなの?あ!もしかして本当は俺を祟る気だろ?そうだな?お前がいなくなった後、日記読んだのを恨んでるのか?」

「あーーー!そんな事してたの?むー。お兄ちゃん最っ低ー!」

真っ赤になって頬を膨らませる姿は相変わらず可愛い。

「嘘だよ。日記は形見として大事にしまってあるけど、俺は読んでないよ」
本当は読みました。ごめんなさい。

282 :本当にあった怖い名無し:2007/08/28(火) 08:35:19 ID:xTkaAtN7O
「ぇと…他には何も触ってないでしょうね…その…服とか…し、下着とか…」

俯いて耳まで真っ赤になるあかね。上目遣いで、チラッと俺を見てくる。

「ばっ…ばかだろ、お前…そんなの触らねーよ!」
嘘です。見ました。触りました。ごめんなさい。

「本当にー?お兄ちゃん案外エロいからなぁ…。今だって、本棚の一番上の端っことか、TVの下のDVDとか…」

真っ赤な顔で、上目遣いしながらニヤニヤとこっちを見てきやがる。

「ちょっと待て。なんで知ってる…つーか、本当にずっと見てたのか?」

「何も見てないですよー♪」

「本当か?」

「ほ、本当だってば!だって…見てるの恥かしいじゃん…。むー。」
耳まで赤いくせに、お前は兄ちゃんを萌え殺す気か。

「そ、それよりいいお天気だよ!あたし行きたい所あるんだ。連れてってよ!」

急に立ち上がり腕を掴んでくる。痛いってば。

「分かった分かった。着替えてくるから片付けといてくれよ」

「うん♪」

283 :本当にあった怖い名無し:2007/08/28(火) 08:35:58 ID:xTkaAtN7O
「で、どこ行きたいんだ?ちょ…おま…くっつくな!」

玄関を出ると、あかねは腕に絡み付いてきた。

「えへへー♪一度お兄ちゃんとこうしたかったんだ♪いつもは出来ないもんね♪
行きたいのはねー、んと…お墓。あたしのお墓参りしたいの」

「へ?自分の墓参り?変な奴…」

「まぁいいじゃん。行きたいんだもん」

「分かった。じゃぁ、お前の墓参り行こうっか」

墓に着くと、あかねは真剣な顔をして墓を洗い、そして真剣に手を合わせていた。
俺はその後ろ姿を声も掛けられず、見ているしか出来なかった。

「ありがと…お兄ちゃん…」

ひとしきり手を合わせていたあかねは、立ち上がってすがりついて来た。
目にはうっすらと涙を浮かべていた…。

「もういいか…?」

胸に顔を埋めるあかねを抱き締めて頭を撫でていた。

「えへへ。お兄ちゃんに撫でられるの、あたし好きだな…。お兄ちゃん…帰ろ…」

「おう、帰りにどこか寄って帰るか。何か買ってやるよ」

「わーい♪じゃぁねじゃぁね、リボン買って。赤いリボンが欲しい」

284 :本当にあった怖い名無し:2007/08/28(火) 08:37:01 ID:xTkaAtN7O
「ねね、似合う?」

帰ってからも、あかねはとても嬉しそうにはしゃいでいた。生きていたあの頃のように…。
「あぁ、似合ってるよ。でも、そんな物で良かったのか?」

「うん。これだといつも付けてられるもん!」
はしゃぐあかねを見ていると、あの日以来感じる事のなかった幸せに包まれる。

だけど、俺はやたらと眠くなり目を開けていられなかった。

「ごめん、あかね。眠くて仕方ないや。少し寝るから、夕飯になったら起こしてくれな」

「ん。分かった。おやすみなさい。……………」

意識が途切れる寸前、あかねは他にも何か言っていた気がするが、聞き取る事は出来ないまま…

そのまま何時間経ったのだろう…。辺りはもう真っ暗だった。

「おーい、あかねー」
呼び掛けても返事はない。それどころか、あかねの姿がない。

「夢…だったのか…?」

いや、夢ではない証拠にテーブルには夕食が用意されていた。
そして手紙が置いてあり、 手に取ると懐かしいあかねの字でこう書いてあった。

「今日は驚いたでしょ?ごめんね。でも、楽しかったよ。ありがとう。お兄ちゃん元気出してね。あかねより」

285 :本当にあった怖い名無し:2007/08/28(火) 08:38:33 ID:xTkaAtN7O
「いなくなっちゃったか…。あかねのばか野郎…2度もいなくなるなよ…」

涙がこぼれてくる。溢れる涙を拭う事もせずに、ただ泣いていた。

「にゃあ」

いつの間に帰って来ていたのか、ミィが側にいて、心配そうな顔をして、見上げてくる。
首をかしげる仕草は、あかねを思い起こさせる。

「おかえり。ミィ」

抱き上げると涙に濡れた頬を舐めてきて、少しくすぐったかったが嬉しかった。

ふと気がつくと、ミィの首輪が違っていた。

その首輪…いや、リボンはあかねに買ってあげたあのリボンだ。

何故このリボンをミィが…?
そういえばあかねは【これだといつも付けてられるもん】と言っていた…。

頭を撫でると、さっきのあかねのように嬉しそうな顔をする。

「にゃあ〜ん♪」

「…ありがとうな。楽しかったよ。もう元気出すから心配するなよな。もう…大丈夫だから…」

どこからか、さっき聞き取れなかった言葉が聞こえてきた。

「…大好きだよ…お兄ちゃん…」

286 :本当にあった怖い名無し:2007/08/28(火) 08:43:26 ID:xTkaAtN7O
すみません。
長くなった割にツンをどこかに忘れて来ました(´・ω・`)

287 :本当にあった怖い名無し:2007/08/28(火) 13:40:01 ID:Bcflik8jO
ただの妹属性のデ霊にワロタww
長文とツンがないのが(ノ∀`)アイタタタ-

288 :本当にあった怖い名無し:2007/08/28(火) 13:57:15 ID:Kk/+YReVO
ただのいい話になってるw

289 :本当にあった怖い名無し:2007/08/28(火) 19:50:40 ID:yN1O5nVuO
いいんでない
言い方は悪いが保守がわりに楽しませてもらったと思えばいいさ
(個人的にはGJと言いたいが)

290 :本当にあった怖い名無し:2007/08/28(火) 22:03:41 ID:BW2E/7JkO
デレデ霊だろうがヤンデ霊だろうが萌えられれば個人的には良し
なのでGJ

291 :本当にあった怖い名無し:2007/08/30(木) 08:18:36 ID:J0p/Bd0xO
保守るぞー!

292 : ◆PTCpKRyXLA :2007/08/30(木) 19:39:12 ID:vM2acfHP0
・報告

やや更新。>>34待望の晃子のポックリは晃子としてやっとこさ掲載。
ちなみに今現在2人目の半分まで収納完了。九月中旬までには2人目全て収納する予定。

試験的に雑談所設置。馴れ合いや、スレが落ちた時のスレ立て相談にどうぞ。

以上。

293 :本当にあった怖い名無し:2007/08/30(木) 23:21:59 ID:J0p/Bd0xO
お憑かれサマー

294 :本当にあった怖い名無し:2007/08/31(金) 15:25:32 ID:FbyfrOgTO
ここは何処だ…?

周りはねっとりとした霧に囲まれ視界が悪い。
河原のように石が敷き詰められた地面、辺りは薄暗く静まりかえっているが遠くに水のせせらぎのような音が聴こえてくる。

腕時計を見る。
23時30分。
俺はなぜ夜中にこんなとこにいるのだろう?

ああ、そうだ
俺は…事故にあったんだっけ
いつもの仲間とツーリングに来てて、よく覚えていないけどトラックと接触して…
で、多分下の渓流に投げ出されたのだろう。
他の奴らはどうしたのだろう?
とりあえず水場に行こう。川沿いに行けば下山も容易いし仲間もいるかも知れない。

しばらく行くと河が見えてきた。濃霧で視界が悪いせいかやけに川幅が広いように見えるが幸い浅いようだ。
「おぉーい、藤井ーこっち、こっちだ」
聴き慣れた声だ。
見ると河の向こうから藤崎が手を振っている。
「ちょっと!何ぐずぐずしてたのよ!ホントにノロマなんだから!」
「藤井くーん、はやくおいでよ」
「さっさと来なさいよね!」
ああ良かった、藤原も藤沢も一緒のようだ。
「今行くよ!」
藤原の悪態に急かされるように河に踏み込んだ、
その時。



295 :本当にあった怖い名無し:2007/08/31(金) 15:27:00 ID:FbyfrOgTO
刺激的な異臭が鼻を刺すと同時に俺の肩にズチャリと水分を含んだ腐った雑巾のようなモノが食い込み凄まじい力で背後に引き飛ばされる。
「ひ!!」
俺の目の前に立っているのは、ゾンビそのもの。いや、そんな生易しい代物ではない。

全身くすんだ黄黒色にただれ腐り、剥け落ちた部分からはビクンビクンと脈動する筋肉組織が色鮮やかに露出している。
そして毛穴であったであろうブツブツとした穴からはまるでコールタールのように黒くヌメった膿がドロドロと滴っていた。
「う…ぐ、ぐぇぇ」
まるで異世界の怪物のような醜さにたまらず俺はその場で嘔吐する。

ゾンビは白く濁った硝子玉のような目で俺をジッと見つめ、おもむろに掴み掛ってきた。
腐肉から覗く黄ばんだ骨からボロボロと蛆虫と液体化した骨髄が溢れ落ちるのを見た時、俺の精神より肉体が先に反応した。
けつまづき、まろびながらも何とか逃げ出す。背後なんて気にするゆとりなんてない。
とにかく一心不乱に逃走。

296 :本当にあった怖い名無し:2007/08/31(金) 15:29:12 ID:FbyfrOgTO
気が付いたら迷っていた。あの怪物は何とか振りきったようだが…藤原達とも当然はぐれてしまっている。
そういや、あいつら川向こうにいたっけ。
俺は浅瀬の川を恐る恐る進んでいくことにした。
突如目の前に人影が飛び出てきた。
思わず身構える俺。
「いた!藤井くん!」
良かった、藤沢だ。あのゾンビじゃない
「ちょっと!探したじゃないの!余計な手間ばっかりかけさせるんじゃないわよ!」
藤原も藤崎もいる。
「いや無事で良かったな、もう藤原が心配しまくってパニクって大変だったんだぜ?」
「な…!べ、別に心配なんてしてなかったわよ!!
た、ただあんた一人置いてくのもあれかなーって思って!」
「ああ、分かってるよゴメンな」
分かっている。
藤原は口は悪いが誰よりも俺の事を気に掛けてくれている。
「全く、わたしがいないと全然ダメなんだから!」
「それより、やっと合流できたんだ。はやく逝こうぜ」
「ああ」
『キャアァァァァッ!!』
藤沢の悲鳴で振り返る!
あのゾンビだ。
奴が藤沢に組ついて彼女の頭部にムシャブリついている


297 :本当にあった怖い名無し:2007/08/31(金) 15:31:03 ID:FbyfrOgTO
「た、助けて!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛」
ぐじゃり、と湿った音を立ててゾンビが藤沢の脳髄を引きずり出す。
溢れ出た暗灰色の脳をクチャクチャと咀嚼するゾンビの目前で 藤沢の躰が糸の切れた操り人形のように崩れ落ちた。
奴は口をモグモグさせながら緩慢な動作でこちらに向き直る。
「藤原!藤井と先にいけ!ここは俺がひぎィァァ!」
「ふ、藤崎!?」

「ははは早くいいいいくわよよっ!ちょ、
はは早くおぶってよ!ベベベ別にこここ腰が抜けててる訳じゃなな無いのよ!?ちょ、ちょっと疲れてるのよ?」
急いで藤原をおんぶ&ダッシュ!

「ここまで来れば大丈夫だろ」
「そ、そうね」
「そろそろ降りろよ」
「…ヤダ」
ぎゅ、と俺に腕を回してしがみつく藤原。
「私、疲れてるんだよ?
だからこのままが、いい」
「藤原…」
「ね、だからこのまま。ずーっとこのままがいいの」
「重いんですけど」
「くきー!!黙れ小僧!いい!?アンタは私の下僕なんだから黙って私についてくりゃいいのよ!」



298 :本当にあった怖い名無し:2007/08/31(金) 15:32:32 ID:FbyfrOgTO
ズチャ
俺達のいつものやり取りを遮るように湿った足音が背後から聞こえた。
…奴だ。
恐る恐る振り向くと、あの悪魔が猛スピードで突進しくる!
油断した!最近のゾンビは走るんだっけ。

「…降ろして」
背中の藤原が呟く。
「大丈夫、アンタは渡さない。私のモノだもの。絶対に一緒連れてくんだから」宣言するように告げると
「オラァァァッッ!死ねやァァァァ!」
とゾンビにフライングクロスチョップをカマす。
そのまま、取っ組みあいもつれあい地面を転がる二人。
だが勝負はあっけなくついた。
ゾンビが骨じみた鋭い指が藤原の眼窟にかかり、そのまま押し込む。
「ギャアァァァァ!」
ブチュッ、と藤原の眼球がハミだすがゾンビは意にも介さず指をえぐり込んだ。
ミシミシと頭蓋骨の軋む音と共に藤原の耳と鼻からブバっと粘った血が噴出し全身が激しく痙攣する。
そしてゾンビは俺の方にゆっくりと振り向く。

(逃げなくては)
ゾンビが迫ってくる。だが体が動かない、まるで蛇に睨まれたカエルのように。
俺は恐怖のあまり失神寸前。
奴はもう目の前だ。
ゆっくりと皆の血と臓物に濡れた手を差し延べてきた時、
 俺の意識は暗転した。


299 :本当にあった怖い名無し:2007/08/31(金) 15:34:27 ID:FbyfrOgTO
目を覚ます。
まず知覚したのは白い天井。
(ここは…?)
と、全身に激しく痛みが走る。
「……!」
思わず身じろぎする。
ここは…病室?
「まだ動いちゃダメ!誰か!先生を!」
気付かなかったが近くに看護師がいたようだ、慌てて押さえ付けられた。
その後は慌ただしかった。
先生曰く、俺はかなりヤバい状態だったらしい。助かったのは奇跡的だと。
「応急処置が良かったのでしょう、そうでなければとても助かりませんでした」誰かがあのゾンビから助けてくれたのか?

その後なぜか刑事がきた。例のゾンビの事を聴かれるのかと思ったが、彼らの話は意外な内容だった。
「轢き逃げ?」
「ええ、犯人は捕まえましたが…あなたのお友達は気の毒でした」
「いや!藤原達はゾンビに」
怪訝な顔をする刑事に先生が何やら囁く「事故で記憶が混乱…」というのが聴こえた。
「藤井さん、落ち着いて聞いてください。
あなた達五人は昨夜22時、トラックによる轢き逃げにあったのです。あなただけは山側斜面に投げ出され一命をとりとめましたが、他の方は…残念ながら即死でした」



300 :本当にあった怖い名無し:2007/08/31(金) 15:37:03 ID:FbyfrOgTO
22時?そんな馬鹿な。
だって藤原達は…

「お聞きしたいのはその後の事です。山林に落ちたはずのあなたは応急処置を施された状態でこの病院の前に倒れていました。
恐らく誰がここまであなたを運んだと思われますがその時の状況を憶えてますか?」
「いや…何も」
頭が混乱している。
あの時の仲間達は…なんだったんだ。
あのゾンビは?
「その、我々も困っているのです。あなたの倒れていた周りにはベッタリと腐った膿のようモノが…
もしもし、藤井さん?
聞いてますか?」


301 :本当にあった怖い名無し:2007/08/31(金) 16:10:24 ID:FbyfrOgTO
(疲れたな…)
彼女は疲弊した体を引きずりながら住まいの祠に帰る。
(あいつ、大丈夫かな?人の手当てなんて久しぶりだったし)
わざわざ三途の川まで呼び戻しにいったのだ。なんとか元気になってほしいものが…
(そう言えば…あの娘、あいつの事が好きだったのかな…ちょっと悪い事をしたかも)
だがこの地を護る産砂神として、死者が生者を連れていこうとするのは見過ごすわけにはいかない。
なんとか間に合って良かった。
彼を町まで運ぶのは腐敗が進んだ体ではキツイ仕事だったがこれも人助けだと思えば何て事はない。
(でも何もいきなり吐くなんて失礼よね)
彼女の繊細な乙女心には少なくないダメージがあったが。
(舌があればなぁ)
ちゃんと説明できるのに。
彼女の舌はとっくに腐り落ちてしまっていたが、その魂は神々しく美しい。
 
そう、彼女の名は祟り神様。
孤高のツンデレ神。


302 :本当にあった怖い名無し:2007/08/31(金) 16:31:24 ID:5yfLhZNV0
久しぶりだなあ。>祟り神様

というか295で先が読めたとかいうツンレスで危うく301取りそうだったよ。
日和っといてよかった

303 :本当にあった怖い名無し:2007/08/31(金) 17:48:35 ID:DGW52qaa0
崇り神様キタ―(゜∀゜)―――――!!
>ちょっと悪い事をしたかも
ちょっとじゃneeeeeeeee!w
相変わらずの奥ゆかしさに萌え

でもぶっちゃけ藤原さんのがツンデ霊っぽいのはどうよ?
でもGJ!GJ!

304 :本当にあった怖い名無し:2007/09/01(土) 00:17:18 ID:7eI0+4hs0
あぁあああ,祟り神様ぁああああ

お待ち申し上げておりました・・・・・

305 :本当にあった怖い名無し:2007/09/02(日) 07:57:21 ID:EHOG1RTgO
ちょこれいと好きのお狐さまはまだてすか?

306 :本当にあった怖い名無し:2007/09/02(日) 22:49:49 ID:5inRwJnt0
ふさふさの尻尾はま(ry

307 :本当にあった怖い名無し:2007/09/03(月) 15:58:22 ID:ILg7/6WKO
×ふさふさ
○もふもふ

308 :本当にあった怖い名無し:2007/09/03(月) 18:40:27 ID:BpFF0C5kO
ふさふさの胸毛……

309 :本当にあった怖い名無し:2007/09/03(月) 19:06:57 ID:IU8GjEyK0
ふにふに〜。

310 :本当にあった怖い名無し:2007/09/04(火) 01:30:59 ID:PyiAzbjE0
なんか腐ったドブ川みてーなニオイがする
手が擦り剥いたように、痺れたようにビリビリと痛む
なんだろ?肌が赤く染まってきた


あ、オレの内側から臭ってるのか
でも何で?

311 :本当にあった怖い名無し:2007/09/05(水) 00:12:50 ID:HMmSv14a0
昨日、俺と一緒にドブ掃除したからだよ
お前、日焼け止め塗らなかっただろ?

312 :本当にあった怖い名無し:2007/09/06(木) 01:20:46 ID:ZY1WlY+s0


313 :本当にあった怖い名無し:2007/09/06(木) 07:58:22 ID:8wIXrGRoO
>>311
お前にはがっかりだ

314 :本当にあった怖い名無し:2007/09/07(金) 06:15:53 ID:zLN6R07m0
ところでヤンデ霊っているの?

315 :本当にあった怖い名無し:2007/09/07(金) 09:30:15 ID:E4SZkyXSO
幽霊は普通ヤンデるもんだべ

316 :本当にあった怖い名無し:2007/09/07(金) 12:24:33 ID:WJiSrN+jO
>>314

ただの怖い悪霊じゃねえかw

317 :本当にあった怖い名無し:2007/09/07(金) 16:23:07 ID:fMgbvqEyO
やんデレと言えば…
座敷ちゃん?
あれはショッキングなオチだったな
やおいちゃん程じゃないけど

318 :本当にあった怖い名無し:2007/09/08(土) 07:42:41 ID:5NRPSIToO
せっかく忘れかけてたのにーー!
>やおいちゃん

319 :本当にあった怖い名無し:2007/09/10(月) 08:07:04 ID:zdq6DnIGO
月曜日の保守

320 :本当にあった怖い名無し:2007/09/10(月) 16:18:49 ID:kzXTSipJ0
その日、なんとも最悪なことに僕は学校に教材を忘れた。
さらに最悪なことは、その教材は鬼ババ先生のだした宿題に使うもので、明日提出日だった。

だから、僕は観念して、学校に取りに戻ったのだ。


「あった、あった」
僕は自分の教材を手にし、喜びの声を上げた。…と、急に、ぐるぐるぐるぐるぅ〜と腹に激痛が走った。
夕暮れの放課後。うちの小学校は部活がない。だーれもいない校舎。1人でトイレに入るのはすごく寂しい。
「あ、ぐぅ…でもこれ、我慢できんなぁ」
腹をくくって、トイレに走った。

うちの校舎には変なところがある。古臭い学校なのに、たった一つだけ洋式のトイレがあるのだ。
和式は苦手なので、僕はこれを良く使う。だけど、不思議な事に僕以外はあまり使わないんだよなぁ。
というわけで、僕の専用トイレなのだ。

「紙、紙…あ、あったあった」うんこして、紙が無いなどという愚作は決してしない。
「僕ってクールw」そんなあほな独り言をしてトイレに入り込んだ。と同時にズボンとパンツを同時に引きおろす。
「いっつ、そー、くぅーる♪」レーシングゲームでコーナーリングをうまく決めたときに流れるフレーズを口にする。
ところが、不思議なものだ。便座に座ると便意が消える。便意が消えるとトイレという場はこれまた、不思議なもので本当に冷静になれるものだ。
そうするとトイレの壁やドアに目がいく。と壁の隅の走り書きが気になった。
『注意! ここは出るよ』
たったそれだけの短い文章だったがすごく気になった。
「出るってうんこか? …快便専用機? 3倍出たりして。あ、でも赤くないか」と赤い便器を想像して、すこし怖くなった。
急になんとなく寒気がしたから僕は「便意もさったし、そろそろ帰るか」と便器から立ち上がった。

…ぴちゃん…

はっとした。いきなり、水の音がしたからだ。
・・・さっきまではどこからも水の音なんてなかったのに。


321 :本当にあった怖い名無し:2007/09/10(月) 16:20:27 ID:kzXTSipJ0

冷や汗がふきだした。トイレットペーパーを引き出して気をとりなおそうとして…

…え、な、ない!!さっき確認したトイレットペーパーがない!

ぱしゃん!
と大きな音がした。

それは間違いなく、僕の座っていた便座からだった。
怖くて一度も後ろを振り向いていない。


僕はがくがくと震えながら、ズボンとパンツをひきあげようとして

ばしゃん!!

さっきより大きな音。ゆぅっくりとうしろを、ふ り か え る と…

便器の中ににたりと笑う女の顔がみえた。

「うぎゃーーーーーーー」もりもりもりもりもりもりもりもりもり!!!
「いやぁああああぁあああああ、ぐもぶもぅ」

ふたつの絶叫がトイレにこだました。


・・・
唐突な最上級の恐怖に僕のお尻のせんはふっとんだらしい。
それはまったく爽快な排便だった。
僕は薄れ行く意識のなかで排便の快感と、この世への別れを同時に感じた。


322 :本当にあった怖い名無し:2007/09/10(月) 16:21:58 ID:kzXTSipJ0
「しくしくしく」
遠くで誰かの啜り泣きがきこえる。

(あぁ、情けない死に方をした僕を親戚のだれかが嘆いているんだな)とおもった。

うっすらと目を開く。
場所はさっきのトイレだった。僕はなんとも情けない格好でお尻もふかず気絶していたらしい。
で、覚醒するとその声の主にあたりがついた。

僕はズボンとパンツを汚さないように慎重に動きながら、便器を振り返った。
そこには女の子が便器にちょこんとすわってないていた。

…うんこまみれだ。

「あ、あのぉ、トイレットペーパーある?」僕は女の子にいった。女の子はすすり泣きながらすっと紙を差し出した。
僕は気まずい雰囲気のなか、お尻を拭いてズボンをはいた(尻を拭いた紙は床に捨てた)。
ドアを開き、女の子の手を引いて洗面所に連れて行く。かわいそうに、その間女の子はずっと嗚咽をもらしている。
僕は水を出して丁寧に顔と髪を洗ってあげた。
それから、びっしょりにぬれている女の子をおいて、いったん教室に戻り、体育の時間に使ったタオルを持ってきた。
「ぐすっ、ぐすっ」
「これ、使って」タオルを渡す。女の子はタオルを手にトイレに駆け込んだ。そして…静寂が訪れた。

トイレの個室には誰の姿も無く僕のお尻を拭いた紙と便器のうんこだけがさっきの惨状を物語っていた。

僕はなんともやるせない気持ちで家に帰った。

次の日の宿題はもちろん出来たわけもなく。鬼ババ先生にこっぴどい説教を食らった。
で、「バケツに水を汲んで廊下にたってろ!!」といわれた。
トイレに水を汲みに行くと僕のタオルが洗面台にかけてあった。
鏡に水跡で「次こそは、ほんとうにおどかすんだから」と書かれていた。

僕は廊下にたちながら、(今度はうんこをし終わってあのトイレに行こう)とか思ったのであった。

323 :本当にあった怖い名無し:2007/09/10(月) 16:24:26 ID:kzXTSipJ0
勢いで書きました。反省はしていません。

byたまねぎ



324 :本当にあった怖い名無し:2007/09/10(月) 18:10:55 ID:ckBu8uDT0
ワロタwww

今更ながらツンデ霊知ったけどいい話が多いな

325 :本当にあった怖い名無し:2007/09/10(月) 18:41:23 ID:SVFG8Ij4O
食事中に読んでしまった。
謝罪と賠償を(ry

326 :本当にあった怖い名無し:2007/09/10(月) 21:57:42 ID:rvAkrjgqO
笑わせてもらったwwww
こういうの好きだwww

327 :本当にあった怖い名無し:2007/09/12(水) 08:12:28 ID:aThY9v30O
保守です

328 :本当にあった怖い名無し:2007/09/13(木) 03:32:32 ID:7iHRRYUl0
反省はしていないのかw

329 :本当にあった怖い名無し:2007/09/13(木) 03:34:26 ID:lWZrY5YG0

憑かれてた、2人ぐらい。さっき除霊してきた。



330 :本当にあった怖い名無し:2007/09/13(木) 03:35:24 ID:lWZrY5YG0

KHさん素敵だなー。

331 :本当にあった怖い名無し:2007/09/13(木) 03:36:13 ID:lWZrY5YG0

除霊成功!

332 :本当にあった怖い名無し:2007/09/13(木) 03:41:16 ID:lWZrY5YG0

まさか自分がオカルトな目にあうとは思わなかったよ


333 :本当にあった怖い名無し:2007/09/13(木) 05:58:44 ID:vjTbxItgO
よくある話し。風呂場でシャンプーしてたらっての。
スッゴイ感じるのよ、視線。そりゃ、シャンプーしてる手も止まるわ。
キタよ、なんか背後までキタ、近いわ。
あ、背中撫でてるな。生温くて…スゥーって…


「おいおい、どーすんだよ、責任とれよ!」
「え…?ちょ、せき…」
「ぅっせ!生温く撫でといてお預けかぁ?最後までヤレや!」
「…ゴメンなさい…」
「ったく、出るっつーアパートだから越してきたのによっ!出るだけ出といてダさないってよー!」
「まあ、明日から頑張れや、じゃあの!」
「……アリガトウ…」

334 :本当にあった怖い名無し:2007/09/13(木) 10:47:28 ID:jiZDk+fcO
意味分からん

335 :本当にあった怖い名無し:2007/09/13(木) 11:26:26 ID:bqNpgsAQ0
急に男が増殖したのか?

336 :本当にあった怖い名無し:2007/09/13(木) 13:32:49 ID:Aeg+d66n0
>>333
生身の女に相手にされないからって...

337 :本当にあった怖い名無し:2007/09/15(土) 07:01:47 ID:oIGfzj+IO
保守

338 :本当にあった怖い名無し:2007/09/15(土) 14:02:44 ID:csAwp2+10
保守


339 :本当にあった怖い名無し:2007/09/17(月) 05:09:59 ID:nJ7Yp4XdO
保守

340 :本当にあった怖い名無し:2007/09/18(火) 00:00:55 ID:c+4TZ1/9O
いい加減まとめサイトの更新してよね

ば、ばかっ!楽しみにしてるんじゃないのっ!
ほらっ。な、中には楽しみにしてる人もいるかもしれないじゃない?

あたしはその人たちを代表して言ってるだけよ。
分った? 勘違いしないでよねっ!

……………待ってるから。

341 :本当にあった怖い名無し:2007/09/19(水) 00:25:18 ID:Kq6aq3Mk0
>>340
代表してんじゃねーかww
代弁と間違えたか?

342 :34:2007/09/19(水) 00:34:28 ID:0pbGgLcS0
晃子のポックリまとめてくれてありがd。
これに近い経験をしてる身として思い入れが強いもんで・・・
あれ?目から汁が・・・



343 :本当にあった怖い名無し:2007/09/19(水) 12:39:38 ID:EypWQrCeO
>>341
同じじゃね?

344 :本当にあった怖い名無し:2007/09/21(金) 08:00:02 ID:A7+dKAcsO
アゲ保守

345 :本当にあった怖い名無し:2007/09/22(土) 19:22:19 ID:MD8PZGU8O
週末保守

346 :本当にあった怖い名無し:2007/09/24(月) 08:48:40 ID:NcAgiJ5yO
保守

347 :本当にあった怖い名無し:2007/09/26(水) 00:31:44 ID:mPWfCqWuO
今度のまとめサイトの管理人も氏んだの?

348 :本当にあった怖い名無し:2007/09/26(水) 00:57:21 ID:fbNcU6o30
うん、すまない、保守なんだ


349 :本当にあった怖い名無し:2007/09/26(水) 22:48:52 ID:Z/aU9ysS0
保守しておこうか

350 :本当にあった怖い名無し:2007/09/27(木) 06:11:54 ID:5LHuRy580
今年もついに夏がさりゆく。
ツンデ霊たちとの宴もまたしばしの別れを迎える。
キーボードを叩く指になにか空しさを感じ、僕は窓の秋空を眺めた…

…え。

窓に手のひらのあとがあった。常識的に考えれば、自分の手の跡だろうと思いたいんだが。
跡が付いてるのは窓の上方。しかも、外側。加えて言うなら、指先を下にした不自然極まりないものだった。
どうやったらこんな所に、手のあとがつくんだろう?

(…右手のあとだよなぁ…?)手の跡の、親指の付け根で判断する。

気持ち悪いのでさっさと拭くことにした。
ちょっと手が届かなかったので、椅子を踏み台にして拭く。あ〜面倒臭ぇ。
拭いて椅子からおりてまた、パソコンに向かい合う。
…と、窓が気になって見ると。

…あ。

窓に足のうらのあとがあった。常識的に考えれば、自分の足の跡だろうと思いたいんだが。
跡がついてるのは窓の下方。それも、外側。加えていうなら、僕の足より小さい不自然極まりないものだった。
どうやったらこんな所に、足のあとがつくんだろう?

(…左足のあとだよなぁ…?)足の跡の、土踏まずで判断する。

なんかわくわくしてきたのでもう一度拭くことにした。
今度は椅子を使わなくてすむのでそのまま拭く。
拭いて、パソコンに向かう…

振りをして窓を振り返った…あ。

おかっぱ頭の女の子が窓に張り付いていた。

351 :本当にあった怖い名無し:2007/09/27(木) 06:12:37 ID:5LHuRy580

(こえー、めっちゃこえー)頭の中はパニック症候群。期待通りの怪異に恐怖も最高潮。
身動きのとれない僕に、その張り付いているおかっぱ少女が口を開いた。

「お、降りれないわけじゃないのよ。でもちょっと手を貸してくれると嬉しいかも…」

その一言で冷静さを取り戻せた。よくよくみると少女は腰に紐をくくり張り付いていたみたいだ。
なるほど。今度は両手両足の跡をつけようとしたんだな。
上の階の住人かな?
「よっこらせ」両手で支えて、部屋に入れてあげる。
と、するりと紐も落ちてきた。間一髪。どうやらほどけたらしい。
「いたずらで死んだら、みんな悲しむよ」僕は少女をしかった。
つんと少女はそっぽを向いた。
「しょうがないなぁ、親御さんには言わないから、気をつけて帰るんだよ」

玄関をあけて見送る。
少女はバツが悪そうに出て行った。

で…その後よくよく考えた。僕の部屋はマンションの最上階。上に住人などいるはずもない。
首をかしげながらパソコンの前に座る僕は改めて、窓をみた。

窓には指で文字が書かれていた。

「期待するわけじゃないけど、来年もまた書くのよ。別に書かなくてもいいけど」


352 :本当にあった怖い名無し:2007/09/28(金) 08:26:57 ID:Yt0LOq2hO
その子もスレ住人というわけか

353 :本当にあった怖い名無し:2007/09/28(金) 10:00:39 ID:NAM9Y7WIO


354 :本当にあった怖い名無し:2007/09/28(金) 10:45:27 ID:93evyWeAO
まとめサイト管理人が死んだという裏情報を得た

355 :本当にあった怖い名無し:2007/09/29(土) 07:40:19 ID:eSh/zhx9O
>>354
まとめサイトを作ろうとすると死ぬのはツンデ霊の呪いか?

356 :本当にあった怖い名無し:2007/09/29(土) 16:12:12 ID:x9s8C8BD0
保守といこうか

357 :本当にあった怖い名無し:2007/09/29(土) 16:25:53 ID:x9s8C8BD0
保守!


358 :本当にあった怖い名無し:2007/10/01(月) 19:34:23 ID:lOB1GorXO
保守?

359 :本当にあった怖い名無し:2007/10/01(月) 19:53:42 ID:1uv9ncpHO
(´・ω・`)ホシュ?

360 :本当にあった怖い名無し:2007/10/03(水) 05:32:10 ID:YrpCp4Tp0
保守を続けて言うとヘリコプターの音とさも似たり

361 :本当にあった怖い名無し:2007/10/03(水) 12:22:42 ID:h8f7JqIDO
ブルーサンダーの静音飛行か

362 :本当にあった怖い名無し:2007/10/04(木) 20:18:05 ID:D8PzBzrc0
【比較的よくありがちなスレッドの一生】

1、スレッドが立つ。
2、技術のある人間がネタを提供して盛り上げる。 議論を求めて人が集まってくる。
3、ネタを書ける人間が乗ってきてさらに盛り上げる。最盛期。
4、盛り上がりに乗じて何も書けない魯鈍と白痴が寄ってきてスポイルする。
   彼らの無駄な愛着が逆効果を及ぼし、スレッドのレベルが著しく低下。
5、飽きて大勢が去っていき、行き場の無い魯鈍と白痴が残される。
   低レベルな自慢・偏見の陳列、煽りあい、無駄な罵倒、
   いわゆる「2ちゃんねる用語」を多用したお寒いレス等々が並ぶ。
6、煽りと罵倒しか出来ない魯鈍まで魯鈍同士の空疎な煽りあいに飽きて去る。
7、何も提供できない白痴が過去の栄光の日々を夢見て空ageを繰り返す。 脳死状態。

363 :本当にあった怖い名無し:2007/10/05(金) 09:19:42 ID:SbA5Fcv50
こういうレスが来ると何か書きたくなるんだよね。

でも、夏が過ぎるとネタが浮かばないんだよなぁ。

364 :本当にあった怖い名無し:2007/10/05(金) 21:23:00 ID:9kABA9Nl0
霊の存在を信じているなんて乙。

本当に霊感ある奴居たら、霊の世界って実際に学問になって研究されるって。
話のネタとしては面白いが、霊感があるって奴は

 1 0 0 % 嘘 つ き 



365 :本当にあった怖い名無し:2007/10/05(金) 21:41:09 ID:Vz7dmbaUO
ネタとして面白けりゃいいんだよ、元々ネタスレだし

366 :本当にあった怖い名無し:2007/10/05(金) 22:45:32 ID:hU6uMWKw0
つうか、二行目の頭の悪さは特筆に値すると思うがw

367 :本当にあった怖い名無し:2007/10/06(土) 02:43:04 ID:7e1sj60E0
>>364
100%という単語を出した時点でお前は嘘吐き決定な訳だが・・・
ってか、「幽霊は本当に居るのか」スレで虐められたのか?そっちで言えよ。

>>363
>>364をネタに何か書いておくれよ。

368 :本当にあった怖い名無し:2007/10/08(月) 09:53:21 ID:cs7LSAt/O
保守

369 :本当にあった怖い名無し:2007/10/09(火) 23:10:14 ID:pmsui/Cs0
金縛りってズルイと思うんだ
こっちが動けないのに(から?)やりたい放題だもんな

370 :本当にあった怖い名無し:2007/10/11(木) 00:39:59 ID:2yv0/0Ff0
だがそれがいい

371 :本当にあった怖い名無し:2007/10/12(金) 17:18:24 ID:G+//wgbwO
ほしゅる

372 :本当にあった怖い名無し:2007/10/12(金) 21:58:41 ID:QIXmVJGy0
怖ければよい

うそだほんとだで騒いでる奴は進歩なし

373 :本当にあった怖い名無し:2007/10/13(土) 15:42:35 ID:D6yATPBR0
まとめ更新来たね

374 :”管理”人 ◆PTCpKRyXLA :2007/10/13(土) 15:57:19 ID:BpjQRArT0
ちょいと質問。
携帯から見ると文字化け現象が起きるって方が俺以外に居りましたら挙手をお願いしますー。

375 :本当にあった怖い名無し:2007/10/13(土) 17:48:35 ID:nofyDz7GO
おれもです

376 :本当にあった怖い名無し:2007/10/13(土) 18:29:38 ID:CeqM0iKcO
>>374
まとめサイト?

てゆーか、放置したんじゃないのか

377 :wiki”管理”人 ◆PTCpKRyXLA :2007/10/14(日) 00:09:22 ID:m2MxiHBlO
放置はしてないですよ。ただ学校の方が忙しくて。文化祭の次は生徒会出馬ですから。
まぁ、どんなに忙しくてもまとめサイトを作った責任者ですから、現時点までに存在した作品は最低限まとめます。
何処かの板の何処かのスレみたく皆が協力してまとめてくれたら有り難いんですけどね。その為のwikiなんですから。
操作方法だってマニュアルみたら出来るくらい簡単なんです。
どなたでも新規ページ作成と二人目〜七人目の編集は出来るようにしてますのでよろしくお願いします。
ただし現時点で収められている作品全てとページ名・一人目に関しての編集権限は一般には与えて居ません。
普通は必要無いのですが編集権限が欲しい方はページ下部、管理者に問合せより連絡をお願いします。
なお携帯文字化けの件に関してはどうしようも無いので@wikiに問合せしました。

これからも更新は遅いですがまとめサイトをよろしくお願いします。

378 :本当にあった怖い名無し:2007/10/14(日) 12:00:51 ID:Q75Er1ZQO
俺は忙しいんだ、お前らどうせ暇なんだろ?黙ってれば誰かが自発的にやると思ってたんだがな
この程度Wikiの説明見れば普通分かるからさ、早くやってくれよ
あと代理やってくれる人募集中



ってストレートに言えばいいと思うよ

379 :”管理”人 ◆PTCpKRyXLA :2007/10/15(月) 00:00:02 ID:PJt12bAF0
それは俺からしたら屈折した理解であって真っ直ぐではありませんね。
そう受け取られたなら謝りますが、そんな薄汚い考えは持って無いのでご安心を。
まぁ、多少なり手伝って欲しい、という気持ちがあるのは否めませんけどね。


さて、携帯の文字化け改善しましたというwikiからの連絡が来たので一応報告のために今日は来ました。
まだ文字化けがあるという人は機種名をご明記の上管理者に問合せ、まとめ内雑談所、本スレのいずれかまでご報告お願いします。
更新は、明日学校が早いのでまた今度したいと思います。


皆さん寒くなってきましたし、風邪引かないようにお体に気をつけてください。では、また。

380 :本当にあった怖い名無し:2007/10/15(月) 08:21:35 ID:pyeHy7XJO
まとめサイト作業おつかれさまです

381 :ポン介 ◆ZMp2Jv9w5o :2007/10/16(火) 21:36:28 ID:1SQ3/9V00
俺も感謝してます。
黒歴史に消えた俺のを、いろいろまとめていただいて。
管理人さんもお体には気をつけて。
皆さんも、お体には気をつけて。

382 :本当にあった怖い名無し:2007/10/18(木) 10:38:32 ID:WMjSCeE60
なんかほのぼの。
オカ板っていいね。

383 :本当にあった怖い名無し:2007/10/20(土) 01:06:23 ID:0wEGn05r0
リメイクでも投下しようかな・・・出来たら。

384 :本当にあった怖い名無し:2007/10/21(日) 09:07:46 ID:2g9uR+wsO
おはようございます

385 :ベッドの下:2007/10/21(日) 20:41:33 ID:wrOsiBHE0
先輩の部屋で飲むことになった。鏡月を飲みながら就活の相談をした。
日付が変わるころ、先輩が眠気を訴える。腹もいっぱいになって酒も回ってるから当然だ。
俺も眠くなってきた。先輩はベッドに、俺は布団を敷いてもらって寝ることにした。

電気を消して横になったとき、あることに気付いた。
とっさに先輩に声をかける。
俺 「先輩、俺気持ち悪くなってきた。水買いに行きませんか?」
先輩「眠いし、水道の水じゃだめ?」
俺 「俺、東京の水道は体に合わないんすよ。余計気持ち悪くなるんすよ。」

めんどくさがる先輩を無理やり外に連れ出した。


386 :ベッドの下:2007/10/21(日) 21:09:11 ID:wrOsiBHE0
俺は今見た光景を話す。
俺「先輩、あの部屋ヤバイっすよ!俺布団で寝てて、先輩のベッドの下に包丁持った奴がいるの見たんですよ!!警察に行きましょう!!!」
眠いところを起こされた先輩は不機嫌に答える。
先輩「めんどいからいいよ。早く水かって帰ろう」
俺「・・・え?」
先輩は早歩きでコンビニに入っていった。
俺は先輩の言動が理解できずにいた。包丁持った奴が自分の家にいるのに怖くないのか?
しかもまだ、あいつがいるかも知れない部屋に帰るつもりなのか?
呆然と立っていると買い物を終えた先輩がでてきた。
先輩「何ぼーっとしてるんだ?お前が来ないから水買っておいてやったぞ。寒いから早く帰るぞ」
先輩は水を俺に渡して歩き出した。どうやらスナックと暖かい飲み物を買ったようだ。
まだ食うのか。
俺は考えることを止め、先輩の後を追った。


387 :ベッドの下:2007/10/21(日) 21:10:58 ID:wrOsiBHE0
アパートの前に着くとやはり恐怖がこみ上げる。先輩は何事も無かったように自分の部屋に入った。
俺はいつでも逃げられるようにドアを開けたまま、部屋の様子をうかがった。

先輩がベッドの下に向かって何か喋っている
先輩「今日は寒いだろ?これ飲めよ。」
知らない人間「な、どういうつもり?私はあんたを殺すつもりなのよ!」
先輩「お前、俺が留守のときに買い溜めといたお菓子食ったろ?俺が死んだら腹へって困るんじゃねーの?」
知らない人間「バカにしないでよ!別にあんたがいなくたって・・・!」
先輩「そっか。でも今までのお礼だよ。飲んでよ。
   溜まってたゴミ捨ててくれたり、サボってたベッドの下も掃除してくれただろ?」
知らない人間「べ、別にあんたのためじゃないんだから!
       隠れるところがベッドの下しかなかったから掃除しただけ。
       ごみだって、隠れてるときに臭かったから・・・。
       勘違いしないでよね。」

俺は2人のやり取りを見てて同棲のすばらしさを知った。
俺も部屋に帰ってベッドの下を見たが、誰もいなかったし、汚いままだった。
がっかりしたけど、俺は諦めなかった。
今俺は気になっている女の子の家に上がりこんで、ベッドの下に潜んでいる。
たまには掃除もしてあげてる。早く気付いてほしい。


388 :本当にあった怖い名無し:2007/10/21(日) 22:48:45 ID:dgBY+ekB0
バーローww

389 :本当にあった怖い名無し:2007/10/22(月) 00:38:47 ID:vCfjguYtO
>>386-387
オカ板らしい後味の悪い終わり方でGJ

390 :本当にあった怖い名無し:2007/10/22(月) 14:56:01 ID:lOgNnM/xO
まとめサイトの管理人が成仏したという裏情報を得た

391 :本当にあった怖い名無し:2007/10/22(月) 18:10:04 ID:4sVKawuQ0
>>386-387
いいよいいよwww

392 :本当にあった怖い名無し:2007/10/22(月) 18:27:45 ID:vCfjguYtO
立場のない>>385


ごめん俺のせい

393 :怪人アンサー:2007/10/22(月) 23:22:39 ID:bvc6HSa50
方法
@10人が携帯を持ち、円になる。
A10人が同時に右隣の人にコールする。
Bすると、モバイルワールド(?)の住人のアンサーさんにかかる。

アンサーさんは9人の質問には何でも答えてくれるが、1人には逆に質問をする。
その質問に答えられないと携帯から手が伸びてきて、耳を引きちぎるという。

この噂をきいたA君たちは早速実践することにした。

続く

394 :怪人アンサー:2007/10/22(月) 23:36:38 ID:bvc6HSa50
手順通り円になって座り、右隣の子に電話をかける。

一瞬の沈黙。そしてみんなの顔が強ばる。そう、かかったのだ。右となりの子以外の何者かに。
低い女の声が電話から流れる。
「私アンサーなんでも答えてあげる。」
ませたNが聞く。
N「アンサーさんは何カップ?
アンサー「Cカップ」
キモイFが聞く。
F「し、下着の色と柄は?」
アンサー「水色のレースにピンクの小花柄」
思い思いの質問がつづく。
そしてSが聞く
S「好きな人はいる?」
アンサー「・・・いる」
S「誰!?」
アンサー「・・・・・質問は一人一つよ!」

続く

395 :怪人アンサー:2007/10/22(月) 23:57:50 ID:bvc6HSa50
Aはデリカシーのない質問の数々に怒りを覚えた。
A「おまえら、何でも答えてくれるからって、もうちょっと気を遣えよ!相手は女性だぞ!」
その場が静まり返る。
Aの携帯から急に声が聞こえた。
アンサー「私がアンサーよ。私の質問に答えられなきゃ耳を引きちぎるわよ」
Aは声が出なかった。
アンサー「・・・私が今どんな気持ちかわかる?」
Aは何も恐怖で何も考えられなかった。
アンサー「答えられないんだ・・・。じゃあ約束どおり・・・」
携帯から手が伸びる。Aは慌てて携帯を離すが間に合わない。

かぷっ

A「えっ・・な、何?」
携帯から出てきたのは手ではなく唇だった。Aの耳を優しく噛んでいる。

アンサー「耳に小さな傷があるのが見えたから・・・。消毒よ。耳をもらおうと思ったけど、傷のある耳なんかいらないからっ。
・・・次にやるまでに治しておいてよね。次は本当にもぎ取っちゃうんだから。・・・べ、別にまたあんたと話したいとか思ってないわよ!」
A「アンサーさん・・・、さっきの質問の答えは何?今、どんな気持ちなの?」
アンサー「別に・・・///さっき、あんたが下品な質問に怒ってくれたとき・・・」
A「・・・?」
アンサー「胸の中で赤い実がはじけたの・・・。」


396 :本当にあった怖い名無し:2007/10/23(火) 01:06:04 ID:ktpqf7MH0
赤い実ハジケター!!

397 :本当にあった怖い名無し:2007/10/24(水) 07:32:23 ID:oVQsFi1bO
保守

398 :本当にあった怖い名無し:2007/10/25(木) 10:27:04 ID:DzVdHaYE0
怪人アンサーへの視点が180度変わりました

399 :本当にあった怖い名無し:2007/10/27(土) 07:40:23 ID:tcITxpL3O
保守

400 :本当にあった怖い名無し:2007/10/29(月) 01:12:53 ID:MftnjNZ40
怪人アンサーって

401 :本当にあった怖い名無し:2007/10/29(月) 01:13:45 ID:MftnjNZ40
怪人アンサーって

402 :本当にあった怖い名無し:2007/10/29(月) 08:02:58 ID:IyMK2uEqO
うん、俺の異名だな

403 :本当にあった怖い名無し:2007/10/30(火) 16:51:16 ID:PUdEOkdGO
保守

404 :本当にあった怖い名無し:2007/10/31(水) 23:49:28 ID:Bq8+QDHh0
久しぶりにオカ板来たが
このスレ続いていたんだな

405 :本当にあった怖い名無し:2007/10/31(水) 23:59:11 ID:SP3aovKY0
そうだなぁ
スレ建ってからもう半年建ってるんだもんなあ

406 :本当にあった怖い名無し:2007/11/02(金) 08:58:27 ID:XKctZLBNO
たまにはアゲ保守

407 :本当にあった怖い名無し:2007/11/04(日) 08:36:32 ID:GNiGEO86O
日曜に保守

408 :本当にあった怖い名無し:2007/11/04(日) 17:33:29 ID:uzO3KZiF0
なら俺も保守。

409 :本当にあった怖い名無し:2007/11/05(月) 09:24:03 ID:uqLTJDY2O
んだら俺も保守っちゃ

410 :本当にあった怖い名無し:2007/11/05(月) 17:56:23 ID:GgwZTopJ0
wiki編集したいんだけどタイトルついてないssはタイトルどうするべき?

411 : ◆PTCpKRyXLA :2007/11/05(月) 19:25:33 ID:q4dEuey7O
俺自身独断で命名してるので勝手に名付けちゃって下さい。度が過ぎない程度に

412 :本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 16:37:12 ID:MLUiUICA0
把握

413 :本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 19:04:15 ID:MLUiUICA0
wikiのハムスターの連作(2スレ目)のページが編集できないので編集できるようにしてくれませんか?

414 :”管理”人@急いでる:2007/11/06(火) 19:44:56 ID:Iys219tMO
操作しました

415 :本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 23:55:55 ID:MLUiUICA0
ありがとうございます。
明日また可能な限り作業しておきます。

416 :本当にあった怖い名無し:2007/11/08(木) 07:37:24 ID:GlF8qu92O
朝に保守

417 :本当にあった怖い名無し:2007/11/09(金) 23:12:23 ID:aNqZqpT40
落ちそうなので上げときます

418 :本当にあった怖い名無し:2007/11/10(土) 19:12:12 ID:IsZhWkpKO
霊「べ、別にアンタの為じゃないんだからァァァァアアッ―!」
男「ごふぁっ!?」
霊「ふぇ!?あ、ご、ごめんなさい!!大丈夫!?ねぇ!?」
男「ナイス右・・・」
霊「ふぇ・・・ぐすっ・・・ど、どうしよう・・・」
男「とりあえず発動してる邪気眼を抑えたら良いんじゃないか?」
霊「あっ・・・そうか」
浮遊霊「Nice boat.」

ジェノサァァァァアアイッ保守

419 :本当にあった怖い名無し:2007/11/12(月) 01:09:46 ID:oJ0o+w/VO
ジェノサァァァァアアイッは正直もう飽きた

420 :本当にあった怖い名無し:2007/11/12(月) 03:29:20 ID:voJFv9MdO
本当はまた読みたくて堪らないんだね。
まさにツンデレ。

421 :本当にあった怖い名無し:2007/11/13(火) 18:58:34 ID:iMcWxL8m0
いきしちにふりゆみちにを

422 :本当にあった怖い名無し:2007/11/14(水) 10:05:11 ID:SDRymybX0
怪人アンサァァァァアアー

423 :本当にあった怖い名無し:2007/11/15(木) 11:23:24 ID:yLDZStNBO
保守

424 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 08:38:11 ID:dC2nXBFYO
男「そんな物騒な薙刀なんか仕舞えって!」
霊「うるさい!あんたなんか死んじゃえ〜!」
男「っ・・・邪気眼!」
霊「薙刀は折れたって使えるもん!」
男「ちょwwその使い方はやめろwwwアナルだけは、アナルだけは、アッー!!」

・・・

男「んぅ・・・?」
霊「あ、やっと気付いた・・・良かった。死んじゃったかと思った・・・ぐすっ」
男「大丈夫だから泣くな泣くな!よしよし」
霊「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ぐすっ」

425 :本当にあった怖い名無し:2007/11/17(土) 09:10:34 ID:ShWT9/vKO
自分の書いた話がまとめに載るのを心待ちにして、早半年。

べ、別に催促してる訳じゃないんだからねッ!///

426 :本当にあった怖い名無し:2007/11/17(土) 18:45:06 ID:B00OfV5WO
最近は要求をツンデレ口調にして通そうとする奴が湧いてきてるな
こいつらこういう風に書けば喜ぶから扱い易いんだよね(笑)
みたいな意識がどこかにあるんだろうなあ
一般人の読む女性誌辺りに「ツンデレキャラの使い方」とか書いてあるのかね
別に誰かに当て付けてるとかそんなんじゃないですよ、念の為

427 :本当にあった怖い名無し:2007/11/17(土) 20:51:26 ID:oXkeUsy20
女性誌なのか?

428 :本当にあった怖い名無し:2007/11/18(日) 04:51:20 ID:tUbygiQfO
>>426
性格悪そうだね

429 :本当にあった怖い名無し:2007/11/18(日) 05:02:17 ID:lTyg1KXBO
誰とは言わないが本人乙

430 :本当にあった怖い名無し:2007/11/18(日) 07:02:57 ID:tUbygiQfO
性格悪い上に粘着かwww

誰とは言わんがwww

431 :本当にあった怖い名無し:2007/11/18(日) 13:32:49 ID:ssgkMcOfO
どこのしょか解らんねし、どの作品か解らんねのだっけまとめるのは無理だ、どこのしょとは言わないんだっけね。

432 :本当にあった怖い名無し:2007/11/18(日) 18:46:54 ID:fZ8YhOxw0
久々にスレに活気が戻ったな

433 :本当にあった怖い名無し:2007/11/19(月) 22:10:23 ID:bnDBTSAcO
霊「うわァァァアアアッ!!ギギギィィイィイィイイイィィィイッッ!!」
男「!?」
霊「ご、55555、ゴキブリがぁ〜〜〜!!」
男「なんだ・・・まったく・・・」
G「カサカサカサ」
男「エターナルフォースブリザード!!」
G「ぐはっ・・・」
男「はい、退治したぞ」
霊「あ、ありがとう何て言わないんだからね!」
男「どういたしまして」

保守

434 :本当にあった怖い名無し:2007/11/21(水) 12:41:47 ID:CPvQunaT0
ツンデレage

435 :本当にあった怖い名無し:2007/11/21(水) 13:58:16 ID:G4Ken5bl0
>>426
リアルでやられるとひくな

436 :本当にあった怖い名無し:2007/11/21(水) 18:14:59 ID:LFyLgfqw0
さすがに当時の面影はないか……
時の流れの残酷なことよ

437 :本当にあった怖い名無し:2007/11/23(金) 08:34:27 ID:A8MAM38OO
保守

438 :本当にあった怖い名無し:2007/11/25(日) 18:46:29 ID:vMH70J+F0
保守

439 :本当にあった怖い名無し:2007/11/25(日) 20:58:36 ID:VolMtMrWO
ほんとのツンデレは傍から見てツンデレとはわからない
わかりやすいツンデレは本物ではないのだ
だいたい君らの見ているツンデレは人造ツンデレ
天然物はそう簡単にはお目にかかれないのだ

440 :本当にあった怖い名無し:2007/11/25(日) 21:48:29 ID:pp/gSQMN0
現実のツンデレなんて痛々しいだけだろ

441 :本当にあった怖い名無し:2007/11/26(月) 00:38:43 ID:Vy/+V6XEO
それじゃオナニーじゃねぇか

442 :本当にあった怖い名無し:2007/11/28(水) 08:25:20 ID:X8/TcozSO
ここでの話題はツンデ「霊」w
もとより作り物なのさ

443 :本当にあった怖い名無し:2007/11/28(水) 19:23:00 ID:Zv7r7bMA0
つか、現実のツンデレなんてツンデレかどうか判断するのは人それぞれじゃね

444 :本当にあった怖い名無し:2007/11/28(水) 19:52:08 ID:zrOyew4H0
444get

445 :本当にあった怖い名無し:2007/11/29(木) 18:28:39 ID:E9F9YVgfO
っ・・・まとめ作業に移れない・・・!!から保守

446 :本当にあった怖い名無し:2007/11/30(金) 00:47:00 ID:8/45XwML0
http://moemoe.homeip.net/static/9778.html

これもツンデ霊でよいよね

447 :本当にあった怖い名無し:2007/12/01(土) 11:38:08 ID:El1QlowO0
>>446
ツンデ霊とはちょっと違うかも知れないが
とてもいい話だった。一気に読んじゃったよ。
紹介してくれてありがとう。

448 :本当にあった怖い名無し:2007/12/02(日) 02:57:00 ID:436G5mtZ0
俺、大きくなったらツンデ霊ハンターになるんだ……!

449 :本当にあった怖い名無し:2007/12/02(日) 21:01:59 ID:qvB4YVqS0
     ●-、
    r´ - ●
     ` =='\
      |    ヽ
      UUてノ

450 :本当にあった怖い名無し:2007/12/03(月) 23:43:50 ID:p+zHRjj1O
じゃあ俺もツンデ霊ハンターになる

451 :本当にあった怖い名無し:2007/12/04(火) 00:15:46 ID:9qTL5YaM0
じゃあ俺ツンデ霊になる

452 :本当にあった怖い名無し:2007/12/04(火) 00:25:34 ID:+IWGYhFw0
>>451
   |
   ∧
   ∪

      ∧ ∧
      (   )
      ∪  |
       |  〜
      .∪∪

453 :本当にあった怖い名無し:2007/12/04(火) 01:39:14 ID:9qTL5YaM0
はやく俺を殺しにいらっしゃい!!

454 :本当にあった怖い名無し:2007/12/04(火) 15:54:17 ID:1O6oYGFBO
ば、馬鹿!本当に殺せるわけないじゃない!!

455 :本当にあった怖い名無し:2007/12/04(火) 22:48:58 ID:3Fm0Eesd0
俺「はは…見つけた見つけた!!新規に狙っちゃうのは、セーラー服のツンデ霊ちゃん!!」

456 :本当にあった怖い名無し:2007/12/05(水) 23:01:28 ID:4vHTTJC40
いいえ、アムロ霊です。

457 :本当にあった怖い名無し:2007/12/06(木) 06:53:21 ID:BK9k4gqb0
    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´) >>456

458 :本当にあった怖い名無し:2007/12/06(木) 13:39:22 ID:dtI073n8O
一昨日おじいちゃんが死んだ。昨日は通夜で今日は告別式。
一時期誰か知り合い死んでツンデ霊にならんかなと思った事もあるけどよくよく考えれば大抵老衰だし老人がツンデ霊になっても喜ばしい事は無いし死んだら悲しい。
ただ死顔見て大爆笑した俺が悲しいと言っても説得力無いし仕方ないな。

そんなある昼の事、愛媛から帰ったらまとめ更新しなきゃなと思いつつ自分以外に社会人かつ誰一人知り合いが居ない中で、
高校生らしく携帯をいじっている管理人だった。

告別式まであと一時間半保守

459 :本当にあった怖い名無し:2007/12/06(木) 13:44:09 ID:dtI073n8O
自分以外が社会人だ。間違えた。不謹慎ネタで間違えちゃあかんな。すまん


460 :本当にあった怖い名無し:2007/12/07(金) 13:55:23 ID:DQCXVK4x0
>>458
大丈夫。おじいちゃんはあなたの気持ち分かってくれてるよ。

べ、べつに元気付けようとかそんなんじゃないんだからね!
ただあんたがしっかりしてくれないとまとめが心配なだけなんだから!

461 :本当にあった怖い名無し:2007/12/07(金) 20:11:10 ID:kz4g6VRtO
直前ゲラゲラしてても告別式がいざ始まったら案外心情も変わるもんだなぁ。泣きはしないが。
千の風になってが流れた時にはFUJIWARAの原西の替え歌が頭の中で再生されて吹いたけど。
不謹慎かも知れぬが、いくらなんでもあれは反則だ。
そう思いながら昨日を振り返りふと呟く。
「あぁ、そうだ・・・」
彼はそそくさと机に座り、期末試験の勉強の教科書を放り投げパソコンを開いた。
そんな様子を誰かが見ている。
「べ、べつに元気付けようとか・・・」
そう言いながら守護先の自分の子孫を見、微笑む。ふとその隣にご老人が立った。
「今日からわしも守護霊の仲間入りじゃ」
「よろしくお願いします」

保守

千の風になっては本当に吹かずにはいられなかった。親戚一同には悪かったかも知れないが無茶な注文だ、

462 :本当にあった怖い名無し:2007/12/07(金) 21:28:51 ID:5EABfsYaO
ここに長文書く暇があったらまとめ進行汁

463 :本当にあった怖い名無し:2007/12/07(金) 21:41:00 ID:kz4g6VRtO
そうだな〜数C見直したら久しぶりにまとめ更新すっかな〜。

464 :本当にあった怖い名無し:2007/12/10(月) 13:37:30 ID:WlwFkyb/O
保守

465 :本当にあった怖い名無し:2007/12/14(金) 03:24:44 ID:ZfsQ1SkJO


466 :本当にあった怖い名無し:2007/12/14(金) 17:08:20 ID:jnGN6YKO0


467 :本当にあった怖い名無し:2007/12/16(日) 20:16:00 ID:Kdg92PGC0
(///)


468 :本当にあった怖い名無し:2007/12/18(火) 08:37:44 ID:Dwk/NZtFO
ほし

469 :本当にあった怖い名無し:2007/12/19(水) 17:03:26 ID:2VANp7No0
いまいち人の集まりが悪いよなー・・・。
いっそのこと何処かの板に一回遠征したらいいんじゃね?
という保守

470 :本当にあった怖い名無し:2007/12/21(金) 06:12:10 ID:QcSHL+bzO
オフをしよう、ということかね?

471 :本当にあった怖い名無し:2007/12/21(金) 14:11:28 ID:cHGbNUfSO
ツンデ霊降霊会開催のお知らせ

472 :本当にあった怖い名無し:2007/12/21(金) 23:09:51 ID:qNBN7NZM0
だれかVIPでも逝って人集めてきたら?
エロパロとか

473 :本当にあった怖い名無し:2007/12/22(土) 02:19:26 ID:kKB1hlQH0
>>470
オフ会?
バカ言え。この人数の少なさに加え、更に地方云々かんぬんが混ざって関東だけでも何人集まるか解ったものじゃない。
俺は賛成だ。



とりあえずVIPにスレ立てたらいいんじゃね? 三日で勝手にスレは落ちる仕組みだし、後腐れ無く去れる。

474 :本当にあった怖い名無し:2007/12/25(火) 02:34:24 ID:ZWADkz200
メリークリスマス! 保守

475 :本当にあった怖い名無し:2007/12/27(木) 07:56:13 ID:Kl3Ra9qM0
クリスマス、大晦日、正月、新年ネタ期待あげ

476 :本当にあった怖い名無し:2007/12/29(土) 07:41:05 ID:ro5wx1feO
年末保守

477 :本当にあった怖い名無し:2007/12/30(日) 00:55:10 ID:IyaYNuidO
受験終わるまで落ちなかったら投下保守

478 :本当にあった怖い名無し:2007/12/31(月) 14:16:05 ID:Iz8/Ek19O
千葉「いやー今年も終りだなー」
神奈川「しかし初詣の準備で忙がしくてたまらんぜ、全く」
千葉「川崎大師か?俺んとこも成田山が大変でよー、空港もラッシュでマジにやべーわ」

埼玉「……」
神奈川「おやおや〜、誰かと思えば埼玉さんじゃねぇですか」
千葉「ヘへっ、暇そうで結構な御身分ですなぁ」
神奈川「さすが、平仮名は違いますなぁ」
千葉「さいたま市www」


埼玉「……」
東京「おい」
埼玉「な、何よ!あんたも自慢?良いわよね、明治神宮があるヒトは!」

東京「ちげーよ、参拝客捌ききれねーからお前の氷川神社貸せよ」
埼玉「な、何よ…どうせマイナー神社ってバカにしてるくせに!」
東京「別にそういう訳じゃ」
埼玉「し、しょうがないわね、引き受けてあげるわ。
別にあんたの為じゃないんだからね!
副都心としての仕事だから我慢してあげるわ!」


479 :本当にあった怖い名無し:2008/01/02(水) 22:25:06 ID:Cj0lWy5G0
>>478
鷲宮神社

480 :本当にあった怖い名無し:2008/01/03(木) 01:22:07 ID:zTj3CdON0
>>478
毎回面白いんだが、毎回何てコメントしていいかわからない

481 :本当にあった怖い名無し:2008/01/03(木) 21:20:02 ID:epwqrorp0
霊とか関係ないのに誰にも怒られないのは人徳だなw

482 :本当にあった怖い名無し:2008/01/03(木) 22:30:44 ID:0P6Q9lca0
東国原「宮崎をどけんかせんといかん」

あれから月日がたった。

宮崎の精霊「あんたのおかげでずいぶんと有名になれたわ」
東国原「それは良かったね(ニコッ」
宮崎の精霊「べ、別に嬉しくなんかないんだからね! で、でも・・・ありがとう・・・・・」



知事の背後にはツンデ霊の匂いを感じる。クンカクンカ

483 :本当にあった怖い名無し:2008/01/04(金) 10:25:30 ID:5ma40XQh0
>>481
きっとみんなツンデ霊話に飢えててツンデレならどうでもよくなってるんだよ

484 :本当にあった怖い名無し:2008/01/07(月) 03:49:23 ID:t6v1GPIG0
Inamenai

485 :本当にあった怖い名無し:2008/01/07(月) 13:37:14 ID:T56XZgCB0
最近の霊は取り憑く相手を間違えてる!


486 :本当にあった怖い名無し:2008/01/07(月) 19:44:06 ID:UCnA+qFX0
>>485
勘違いしないでよ!?
アンタに憑いたのは未練があったとかじゃなくてただの手違いなんだから!!
で、でも憑いちゃったものはしょうがないし、しばらく一緒にいてあげるわ…

でおk?

487 :本当にあった怖い名無し:2008/01/08(火) 03:43:11 ID:iP3BPifb0
まとめ行ってきたら一瞬びびった

488 :本当にあった怖い名無し:2008/01/10(木) 22:36:25 ID:Ym7KQcpaO


489 :本当にあった怖い名無し:2008/01/11(金) 16:52:50 ID:Gtmwu8yd0
まとめ行ってきたら、懐かしい文章にぶつかってびっくりした
漏れの書いたのまで有るよ…まとめの上げるほどの
モノでもなかったのにね

490 :本当にあった怖い名無し:2008/01/13(日) 01:12:49 ID:pukaNsWC0
「懐かしいなまだ在ったのかこのスレw保守」ッと…
【じぃ〜】
……
【じぃぃぃッ】
……(汗)
【|ω・`)ジィー】
な、ナンノゴヨウデショウカ…(汗)
【いやぁ〜べぇつにぃ〜、過去の栄光にすがるのは勝手だしぃ〜】
むッ、なんか態度悪くないか。とりあえず俺以外のROMに謝れ
【へぇ〜、どの口がそんな事言うのかなぁ〜♪】
い?!いふぁい!いふぁい!
【このッ!このッ!今まで忘れられてた、わたしの身になってみろ!このトーヘンボク!カイショー無し!】

…………ゴメン…


ただ保守するってのも能が無いので書いて見た、ツンデ霊って難しいね。

491 :本当にあった怖い名無し:2008/01/13(日) 22:15:14 ID:7g4F3XeKO
久しぶりに来たんだが霊の視点を書いてく人の新作ってない?
なんか女の霊が風呂覗いたり首しめたり死にかけたら謝る作品なんだけど…
それとか双子の霊が男についちゃうやつもあったんだけど…
どっちも神だった。ああいう母性的なのがいいんだよなぁ
妹とかだけじゃなく

492 :本当にあった怖い名無し:2008/01/13(日) 22:43:43 ID:QCInA+WVO
>>482
すげえ爽やかな知事の笑顔が浮かんできたw

493 :本当にあった怖い名無し:2008/01/15(火) 06:44:57 ID:xaP7KXOFO
頬骨だなw

494 :庭団長さんの体験談:2008/01/15(火) 17:37:31 ID:pnqGiRylO
1

やわらかな風が渡る
校舎の屋上から見える 緑の木々を優しく撫でながら

穏やかな
穏やかな 昼下がり

落下防止の鉄柵を背もたれにして座り
まるで眠っているかのような彼女

彼女とふたりきり

幽霊でも眠るのだろうか?
俺は退屈な午後の授業にサボタージュを決め込みながら
彼女を見てそう思った


495 :庭団長さんの体験談:2008/01/15(火) 17:38:12 ID:pnqGiRylO
2

高校3年の春。
「屋上のカギを手に入れた」
きっかけは悪友のそのひと言だった。
もう長いあいだ放置されっぱなしの屋上の、その鍵を職員室から盗んで来たと言う。
それで悪友とふたり、屋上に弁当を食いに行ったのだが。
(あ……)
そこに居たのは鉄柵に手をかけ、遠くの景色を眺めている制服姿の女の子。
彼女はハッとしたように俺たちのほうを振り向き。
そして少し迷惑そうな顔をして風に溶け消えてしまった。
(……?……幽霊?)
綺麗な長い黒髪の、とても可愛い子だった気がする。

呆ける俺の横で、しかし友人は「まだ寒い」だの「けっこう広い」だの言いつつ弁当を広げ始めていた。
気づいてない?
見えていない?
ならばひとりで騒ぐのも馬鹿らしい。
そう思った俺はなにも見なかったことにした。

それからと言うもの。
屋上で昼食を取ることは俺と友人の日課となった。


496 :庭団長さんの体験談:2008/01/15(火) 17:38:53 ID:pnqGiRylO
3

次の日。
また彼女は屋上から遠くを眺めていた。
今度は俺も驚かない。
居るような予感はしていたから。
でもまた昨日と同じ。
俺たちが屋上に入ると、彼女は迷惑そうな顔で消えていった。
やはり友人には見えていないみたいだ。
だから俺も何も言わない。
気づかないフリ。

不思議と恐怖は感じなかった。
やっぱり昼間でも幽霊って出るんだな、ってくらい。
それよりも。
彼女の居場所に勝手にお邪魔してしまったようで、なんだか申し訳ない気持ちのほうが大きかった。


497 :庭団長さんの体験談:2008/01/15(火) 17:39:36 ID:pnqGiRylO
4

3日目。
『また来た…』
俺たちのほうを向いて、げんなりとした顔で彼女がそう呟くのを確かに聴いた。
初めて聴く、彼女の声。
耳で聴くのではなく、直接頭に響くような澄んだ声。
でも友人には聴こえない。
いつもと同じように弁当を食べ始める。
だから俺も、なにも聴こえないフリ。

友人はよく喋る。
大袈裟に身振り手振りを交えて、よく喋る。
俺はそれに相づちを打ったり笑ったり。
コイツは話し上手、俺は聞き上手。
その日、彼女は消えなかった。
諦めたような顔で、鉄柵に持たれかかってこちらを見て。
そして友人の話を聞いているのだ。

俺はなんだか嬉しかった。


498 :庭団長さんの体験談:2008/01/15(火) 17:40:27 ID:pnqGiRylO
5

ひと月もする頃。
毎日のように訪れる来客に、彼女は嫌な顔をしなくなっていた。
いや、それどころか。
俺たちが屋上のドアを開けるとパァっと笑顔を見せて。
そして弁当を広げる俺と友人の横にチョコンと座るのだ。

相変わらず友人はよく喋る。
俺は相づちを打って笑う。
その横で。
彼女も俺と同じように友人の話を興味深げに聞いているのだ。
話に驚いたり笑ったり小首をかしげてみたり。
コロコロと表情を変える彼女はクラスの女子たちと何も変わらなくて。
それが俺にはとても愛しく思えた。


499 :庭団長さんの体験談:2008/01/15(火) 17:41:02 ID:pnqGiRylO
6

もうすぐ梅雨。
いつの間にか屋上での昼食が楽しみになっている自分がいる。
彼女に声をかけてみようか?
でもそんなことをしたら消えてしまいそうな気がする。
もう会えないような気がする。
だから俺は気づかないフリ。

今日は事件?が起きた。
いつものように弁当を食べ終わって寝っ転がる友人の、その投げ出した脚が彼女の脚とぶつかってしまったのだ。
いや。
確実に当たるはずだった脚と脚は互いにスリ抜けてしまい。
彼女の姿が見えない友人は、当然そのことには気づかない。
そして何事もなかったように寝っ転がった。

彼女は脚が重なっている部分を見て少し悲しそうに笑う。
重なっても、交わらない脚。
交わっても、重ならない脚。
それを見ていた俺は彼女の存在の希薄さを感じさせられて。
なんだか言い様のない焦燥感に襲われた。


500 :庭団長さんの体験談:2008/01/15(火) 17:42:19 ID:pnqGiRylO
7

そんなある日。
俺はおもしろいことに気づいてしまった。
いつもの友人の話に彼女は ウンウン と頷き、可笑しな話には クスクス と笑う。
そんなときの彼女はとても優しい目をしていた。

俺は普段あまり喋らないぶん、こういうことには鋭いほうだった。

つまり。
彼女は友人のことが好きなのだ。
まぁ無理もない。
コイツは凄くイイ奴だから。

それなのになぜだろう?
少しだけ、胸がチクンと痛む気がした。
そこに答えがあるような気がして、彼女の横顔を観察する。
しかしあまりにジロジロと見ていたせいか、彼女が急に俺のほうを振り向いた。
それで思いきり目が合ってしまったのだ。

俺は慌てて目を逸らす。
マズい。
視界の隅で、彼女がこちらを見て不思議そうに首をかしげているのが分かった。


501 :庭団長さんの体験談:2008/01/15(火) 17:43:52 ID:pnqGiRylO
8

俺の気づかないフリがバレてしまったかも知れない。
顔が上げられない。
彼女の視線が体に突き刺さるのを感じながらうつ向いて。
その仕草や声を反芻してみた。

あぁ、そういうことか。
焦燥感の正体が分かった気がする。
胸の痛みの正体が分かった気がする。

なんのことはない。
彼女が友人に恋をしているように。
俺も彼女が好きなのだ。

それにやっと気づいただけのことだった。
やっと?
なにが『やっと』だ、意気地なしめ。
もうとっくに気づいていたことじゃないか。
自分の気持ちに気づかないフリをしていただけじゃないか。

ため息をついて顔を上げると。
彼女はまた友人の話に聞き入っていた。
とても優しい目をして。

そんな日だまりの昼下がり。


502 :本当にあった怖い名無し:2008/01/15(火) 22:42:18 ID:WDm/nYQw0
いやほんとならお前がどれほどのGJか、千の言葉を用いて賞賛してやりたいところだよ
でもいかんせん私の舌はそんなに早く回らないんだ
はがゆいよ
もっと言いたいことはあるのに、GJの一言に気持ちをこめるしかないんだ
でも、それだとお前は自分のどこがGJなのか判断しようがないわけだ
できることならね、お前のどこがGJなのか万の言葉を用いてレポートをまとめ上げてやるよ
でもいかんせん私はそんなにヒマではないんだ
不出来な住人でごめん
ごめんなさい
本当におやすみなさい

503 :本当にあった怖い名無し:2008/01/16(水) 19:36:59 ID:u7UYgBHC0
どういうことを言いたいのか解らない。
これはあれか? 難易度高い問題文か?
ただ単なる日本語の間違いか?
ていうか俺がゆとりなのか?
ようするに何を言ってるのは解らない。
みかん食ってこたつでゴロゴロしてる俺には解らんのだよ!


504 :本当にあった怖い名無し:2008/01/16(水) 19:50:42 ID:sdGdVgbw0
みなみけの三女乙
投下主はもっと乙、ていうかGJ

505 :本当にあった怖い名無し:2008/01/18(金) 05:21:47 ID:idr0bjdi0
>>503
GJなんだ それだけで済ましたくないほどGJなんだが俺の脳みそから
出てくる言葉はGJしかなかったわけだ はがゆいわけだ
後半4行は改変忘れだ 悪意はない

506 :本当にあった怖い名無し:2008/01/18(金) 12:23:08 ID:Mft9wmWlO
5−2に帰れw
バーローwww

507 :本当にあった怖い名無し:2008/01/19(土) 02:08:45 ID:0+y50BOPO
いい話だ

508 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 11:54:25 ID:q1nNGbQf0
そして、つきのいしを使ってピッピに進化させるか・・・。

509 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:20:42 ID:Eyz0y7HT0


510 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:28:02 ID:Eyz0y7HT0
駄文で長文でgdgdは目に見えてるが張ります

511 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:28:53 ID:Eyz0y7HT0
実は僕 19才ですが実はまだ童貞なんです。
顔も悪くないし、頭の回転も速いし。(自称だけどね)
きっときっかけがないんだと逃げていた。
そんな僕にも何かきっかけがあればと思ってて出た中学の同窓会。
最後のティーンエイジャーの夏だった。


僕はいままで引っ越しをしたことがなく、周りの友達も小学校からの仲だ。
だが高校というものは誰しもが同じとこに行くわけではない。
中学校まで仲のよかった仲間内もたちまちに疎遠になり、
高校でできた仲間とつるむようになった。
そんな仲間内で話はもっぱら恋の話。
誰が別れた。誰がフリーでねらい目だ。誰がホテルに行った。
そんな他愛もない話ばっかりだった。
だがいつも僕は一歩引いて聞いていた。
それは、僕にだけ彼女がいなかったからだ。
僕は当時、恥ずかしながらアウトローを気取っていた。
女子に話しかけられても、流して、基本的には寝ているかどっかでたばこを吸っていた。
前にも言ったが別に僕は顔は悪くない。
やっぱりアウトローに惹かれる女子もいるらしくそんな態度でも話しかけてくる女子はいた。
僕の心の中でも仲良くしたい、つきあいたい、できればもっと高度なことを・・・という気持ちとアウトロー気取ってる心との葛藤でなにもできなかった。
そして、僕に残ったのは年齢=彼女いない歴だった。
そんなまま高校も卒業し専門生になった。


512 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:29:13 ID:Eyz0y7HT0
流石に専門でアウトロー気取るほど子供ではないが、
女性に対しては高校の時に全く免疫を付けなかったせいか、
奥手だった。




「僕だって彼女ぐらいほしいさ。。。。」
そんな呟きは誰も聞いてくれない。
だって、いま僕は救急車の中にいるのだ。





久膝に会った中学のメンツ。
男の子はみんなかっこよくなってて、女の子はいつのまにか女になっていた。
居酒屋に入って、幹事の短い挨拶の後乾杯。
男テーブルと女テーブルで分かれての開始だった。
僕はひたすらにテンションをあげて騒いだ。
最初、伏し目がちだった奴も酒が入るによって饒舌になっていった。
みんなの進路のこと、家庭のこと、高校の時のこと、中学の時の教師の話。

そんな話をしているうちに時間はあっという間にすぎて、一次会はお開きとなった。
せっかくあがったテンションを余らせてはもったいないとみんなは二次会へと。
僕もついて行った。いや、むしろ、先陣切って二次会に行った。
二次会はボーリングとなった。本当はカラオケという案もあったのだが、待ち時間が長すぎるためあきらめてボーリングにいった。

ここで、問題が生じたのだ。


513 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:29:52 ID:Eyz0y7HT0
正直、僕はボーリングがうまいのだ。アベレージ160以上。
中学の謝恩会の後にボーリングに行ったときみんなに50ピン以上差をつけてトップだった。
(しらけさせるのも嫌だし軽く手を抜こうかな)
そんなことを考えているうちに僕が投げることになった。
一次会とは違い、男女関係なしに、ごっちゃとなってのチーム戦だった。

「そーいえばさ、謝恩会の時のボーリング、相当うまかったよね??」
と、当時、クラス委員長だった子が話しかけてきた。
「えっ!あっ、うっ、うん。そうだったかも」
女の子と会話したのなんて久々で緊張してしまった。
そんな思いのまま投げたら、手を抜くことなんて忘れてしまって、いきなりストライクだ。


514 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:30:22 ID:Eyz0y7HT0
周りからは小さいけど黄色い声援がとんだ。
男メンツからはポコポコと頭をたたかれた。
「さっすがだね!!これでうちのチームは安泰だね!!」
僕は照れ笑いで返すのがいっぱいいっぱいだった。

雑談を交えながら1ゲームが終わった。
途中から手を抜いていたがそれでも174というスコアだった。
もちろん僕のチームは一位。
2ゲーム目に入る前に男メンツは買い出しとしてコンビニに走らされていた。
もちろん僕もそのうちの一人。
おかしだの、ジュースだの、酒だの。
買いも買って戻ると、早速2ゲーム目に移った。

みんなで買ってきた物を咀嚼しながらチーム戦。
「2ゲーム目もひっぱってってね!!」
と委員長。
照れを隠すかのように僕は買ってきた袋の中からウイスキーとりだして、ボトルから直でのんだ。
これが幸か不幸か起爆剤となったらしく、気がついたら2ゲーム終わって、198というスコア。
もう、どうにでもなれとテンションがあがった僕は楽しかった。
きっと、久々に女の子と会話したという事実が僕を酔わせていたのかもしれない。
照れを隠すためにひたすら呑んで呑んで呑みまくった。
どうやら僕は相当酒が強く、気がついたら隣の奴は酔いつぶれて寝てしまっていた。

「相当、お酒強いんだね。男子ほとんど寝ちゃってるし」
委員長に言われて周りを見渡すと、二次会に来た男子メンツ(一次会から全員なんだが)
14人の半分以上はぐーすかと寝ていた。
とくに僕の周りにいた男子は二ゲーム半ばから戦闘不能となっていた。
まぁ、実際僕も結構酔っていて、あまり頭が回っていなかったが。




515 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:31:39 ID:Eyz0y7HT0
意識したくなくても意識してしまう。
(ほとんど委員長とふたりっきりだこれ)
別に僕は今も昔もとりわけ委員長が好きって言うわけではないが、
やっぱり女の子と会話しているという事実が僕を意識させた。
「みんな、だらしないなお酒にのまれちゃって」
「だね。みんな僕よりのんでないのに。。。。」
「ふふふ。相当お酒強いみたいね。  そういえばあなたときちんと会話するの初めてかもしれないわね」
「えっ!あっ。うん。そうかも。そうだね。。。」
「だって中学の時からしょっちゅう学校サボってたもんね。男子とは仲良かったけど女子とは疎遠だったもんね〜」
と微笑みながら委員長が言った。
(いまでも疎遠だけどね)と心の中でつぶやく。
僕は慣れた手つきでたばこを取り出し、火をつけた。
「たばこ吸ってるんだ〜。悪くなっちゃって。いや、もともと悪かったっけ」
とからかわれた。
「たばこ、駄目?」

「ううん。平気。前の彼氏が吸ってたから」
驚くべきことできないんだろうが彼氏という言葉を聞いてむせてしまった。
「ごほっ、けほっ。かっ、彼氏いたんだ〜」
なんとなく軽く言ったつもりだったのだがきっと真っ赤な顔していたと思う。
もちろん酒のせいじゃんなくてね。
「うん。高校の時にね。一年の時からつきあってたんだけど・・卒業の時あたりにね。。ちょっとね。。。」
と、どこか懐かしそうに話していた。そしていきなり
「そういえば今まで、彼女は?」

それこそ、本当に不意打ちで思いっきりむせた。
「えぇぇ!?ごほっ、こぼっ、ああ。彼女ね。。。」
「大丈夫?」と笑いながら言われてしまった。


516 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:33:33 ID:Eyz0y7HT0
ゼロと答えるのもなんだが恥ずかしく、
「一人か、二人かな」と嘘をついた。
ニヤリと委員長が笑った気がした。
「そっか〜いままで彼女いないんだー」
「うん。そうなんだ。って、え!?」
「そんな簡単な嘘じゃ女の子だませないぞ」
とまたからかわれた。

そんな時だった
「お客様。申し訳ございませんが、御遊技終了していらっしゃいましたら、、、、、」
「あっ、はい。すいませ〜ん。ほら〜〜〜寝ちゃった男子起きてぇぇぇぇ」
流石、委員長。さっきまでのからかってた子と同一人物とは思えないよ。

みんなでボーリング場の入口に集まりまた近いうちに呑もうと約束して別れた。
僕は最後に
「がんばって、早く彼女つくりなさいよ〜〜」
と委員長に耳元で囁かれて、顔を真っ赤にしていた。


517 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:33:55 ID:Eyz0y7HT0
それから二十分後、僕は公園にいた。
潰れてなかった男子メンツで小さな宴会を催していた。
「そーいやお前、ボーリング相変わらずうめぇな〜」とS君。
「いや、まぁね。」
「つかさ、S。それよりさ、こいつずっと委員長と話してたじゃん」
とじと目で酔いながらLが言った。
「そうそう。仲よかったじゃん」とS
「えっ。いゃ、まぁ。俺の周りみんな潰れちゃったし」
「おめぇー今彼女いねーんか?」といきなりMが言った。
さっきの委員長とのやりとりのせいでか、うつむきながら
「ええ。実はゼロでごじぇ〜ます」
と正直に言った。
周りからは天然記念物でも見るような目で見られながら
「いままでなんか、出会いっていうのがないんだよね」とつぶやいた
「ふっ、ふはぁ、あははははは。おめぇ、出会いなんざ、待つもんじゃなくて作るもんなんだよ」とMが言った。

その後自分以外の三人はとっくに大人の階段上っていることがわかった。
なんか負けた気がして、いや完全に負けているんだろうが
へんなとこで意地張って
「うるせぇぇ。おめぇーら酒だ酒。進んでねーぞ。女よか酒だ!!」
といって酒にはしった。
気がつくと相当な量をのんでいる四人。

「ところでさ、もう八月も終わりに近いけど、この夏遊びまくった?」とL
「いや、俺、浪人だからずっと予備校。こうやって酒呑むのもこの夏、初だわ」とS
「俺、あれだ。彼女(ここ強調された)と海いって山行ってホテルばっか行ってた」とM
「んー。僕もなんだかんだ行って高校の時の奴らとキャンプしたり海いったり、旅行いったりしたな〜。男だけだけどな(ここ強調してやったぜ)」と僕



518 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:34:27 ID:Eyz0y7HT0
「あはははは。悲しい奴め!」とL
「うるせぇ。そういうLはどうだったんだよ。」
「俺は謳歌したぜ。沖縄いったしな。ほら俺実家、沖縄じゃん。里帰りでさ〜」
と和やかな顔で遠くを見ながら話していた。
「一夏の冒険ていうのかなー。いま彼女いんだけど沖縄で浮気しちゃってさ〜」
と聞いてもないのに勝手にしゃべり続けるL。
要するに、自慢したかっただけなんだろう。

ひょんな話からLとその浮気相手が肝試しをした話になった。
「あー。無理無理。俺そういうの苦手。」とM
そうなのだ見た目、熊みたいなMは実は怪談とか駄目なのだ。

「あーー。そかそか。M苦手だもんな〜、ゆうれぇーとかな。」とからかいながらS
LはそんなMなんざ関係なく、続きを勝手に話していた。
かいつまんで話すと
二人で浜辺でにゃんにゃんしていると後ろから物音して、見に行ったら墓場で
そのまま、墓地の中一周した。
というだけの話だった。

「そーいや、俺、肝試しなんて何年もしてねぇ〜な〜」とタバコの煙を吐きながらSが言った。
「じゃあ、いまからやろうぜ」と唐突に僕は言った。
「「「は??」」」 三人仲良くつっこみやがったぜ。
「いやさ、せっかくだからいまからやろうぜ肝試し」
「相変わらず唐突だなおめぇーは。でもいいねMいるし」とLがMを睨みながら言った。
「俺、ぜってーーーいかねーからな!!!!」とおきなりのM
「ふーーん。でもここの公園も薄暗くてなんかありそうだよな〜〜」とS
さすがS。ドSのSだけはあるぜ。


519 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:36:00 ID:Eyz0y7HT0
一同、仲良く(一人だけブルーで)近くの墓地にいくことになった。

ここら辺は繁華街まで十分もかからないため、墓地といっても百基ほどしかないお寺の墓地だ。
すぐ上には女子校があり、下にはコンビニという、今時の日本人らしい畏怖なんて全くない作りだ。

それでもやはり、夜の、しかも一時過ぎの墓地に進んで行きたがるような輩は肝試し中の僕らぐらいなものだった。

裏門から中に入りただ、墓地をぶらぶらするだけ。
Mの怖がっている姿をみて楽しもうというだけの目的だ。
ふらふらと暗く危なっかしい墓地の中をケータイの明かりだけで歩く。
ときたま、
「わっ」と声を出しMを驚かす。そのたびにMはきちんと驚いてくれて楽しかった。


「なんかさ、涼しくなってない?このあたり」と半分ぐらい来たところでSが立ち止まって言った。
どこまでもMをいじめたいらしい。さすが超ドSだぜ。
僕も思わずひゃっとしちまったじゃないか。
もう、腰抜けそうで泣き出しそうなMは
「もう、いいべぇ〜。早く行こうぜ。立ち止まったりすんなょぉ〜〜」

そんな時、Lも
「いや、確かにすずしくね?つーか寒いっていうかなんか、嫌だなここ。」
おまえ、そんなにSっ気高かったっけ?
「あーもー。俺は行く。おまえら全員祟られろ。ばーーーか。しね。しね!!!」
とわめきながらMが走っていっちまった。

そんな時確かに、僕は聞いた。女性の声を。寂しそうな女性の声を


520 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:37:30 ID:Eyz0y7HT0
「おい。S、L。いまなんもしゃべってねーよな」
「おっ、おう。俺も同じ質問しようと、、、、」とS
LはLでMの姿を見て、爆笑していた。

「M、あいつ出口しらないべ。むっ、迎えにいくぜぇ。」とS
僕も一刻も早くここから逃げたくて賛同した。

まだ笑い続けてるLの両腕を二人でつかんで小走りで去った。

案の定、Mは正門の近くで出られなくなって小さくなって酒を呑んでいた。
酒で、怖さから逃れようとでもしているのだろうか。
「おめーらぁ。おせんだよぉぉぉ。ばーか。ばーかぁぁぁ。」と言うのが早いかどうか
いきなり、吐いた。
唖然とする僕らの前でMは吐いた。

足下みると、ワンカップの日本酒の瓶がころがっていた。
推測するに、さっき公園で呑んでた酒の余りを走った後に呑んで酔って吐いた。
こう考えるのが正論だな。
しかも、ワンカップ空になってて、明らかにMの肝臓君は限界の白旗をあげていた。


逡巡していたSだが119した。
それから五分後、救急車が到着した。
墓地の前でぶっ倒れているMをみて、不審な目でみる救急隊の方々。
「ごめいわくおかけします」と平謝り。

というわけで僕は付き添いで病院まで行くことに。
SとLはとりあえずタクシーで病院に行ったみたいだ。
救急車の中で取り調べというかMの身元を伝えたあとは、病院に着くのを待つだけだった。
そんな時うわごとの用に彼女の名前を言う、M。


521 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:38:01 ID:Eyz0y7HT0
Mの容態を聞くと隊員の人は
「ん〜。まぁ。平気だよ。点滴二本ぐらいで今日中には帰れるよ」
それを聞いてほっとしたよ。
「さっきからつぶやいてるのは君の名前?」
「いや流石にそこまで女みたいな名前していませんよ」
「て、ことは彼女かなんかかな」
「だと、思いますね。」
僕と隊員が会話しながらも、まだずっとつぶやいているM。
すると隊員は
「君は彼女は?」
「いや、いまはいないっすね」
「あははは。じゃあ僕と一緒か。こないだ別れちゃってね」
と、とりとめのない話をした。
取り方にしては緊張した僕をほぐしてくれたのかもしれないが、
ここに来ても、そういう類の話で正直、うんざりだった。




「僕だって彼女ぐらいほしいさ。。。。」
その呟きは誰にも届くことはなかった。

すぐに病院に着き、その後、五分もしないうちにSとLがタクシーでやってきた。


522 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:38:47 ID:Eyz0y7HT0
急患として運ばれたMは点滴二本と親のビンタ二発で無事、
昼過ぎに退院した。

SとLと僕の三人はそのまま、昼飯にしようと近くのファミレスに入った。
病院というのは別に病気じゃなくても行くだけで精神的に疲れるものがある。
三人ともぐったりとして、何を食べたかも覚えてないぐらいだった。
そして解散となり、Lは帰っていった。
僕とSは家が近いので途中までは一緒だ。

ふたりでほとほと歩いているとSがいきなり
「そういえば、あの莫迦が倒れる前さ、なんかあの墓地、なんか変だったよな」
「うん。確かに最初SとLがMからかっているのかと思ったけど、
確かになんかおかしかったよ。いきなり寒くなったし。」

だよな。とつぶやいてSはそれっきり黙ってしまった。
僕とSの家はその墓地から五分もかからないところだ。

次の瞬間
「いくべ」と僕が咄嗟に口走っていた。
「は?」こんどはSしかいないからつっこみも一人だぜ。
「気になるから見に行こうよ」と軽く言った
「いや、おまっ、ちょっ。えーー。流石にあれはいきたくなんねーよ。」
とキレ口調でいわれた。


523 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:39:08 ID:Eyz0y7HT0
それいらいだまっりっぱなしな僕たち。
ついに分かれ道にさしかかり、お互いに
「「酒の飲み過ぎには気をつけるように」」と苦笑して別れた。


徹夜で病院だったため家に帰ると同時にベッドで突っ伏した。

気がつくと、もう真夜中。一時ぐらいだった。
無性にお腹がすいたが、僕の分の晩ご飯は無く、しかたなくコンビニまで行くことにした。

ちなみに、僕が向かった、一番近いコンビニは墓地の下にあるコンビニでもあった。


「720円になりますぅ〜」と深夜なのに女の子の店員さんだった。

ふと、気になってしまった。
昨日の夜、墓地で聞こえた声の事を。
あれは、確かに女性の声だった。
なんと、いったのかまでは聞き取れなかったが、とても悲しい、寂しい声だった。

僕の脳は直結らしく、気がついたら墓地の裏門の前にいた。

「やべぇ、なんかやべぇ。」と独り言の僕。
時計を見ると時刻は二時。丑の刻。
「さらにやばいじゃん。。」とつぶやいた。








524 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:39:35 ID:Eyz0y7HT0
その割に足取りは快調で、気がついたら墓地の真ん中にいた。
その時だった。

また僕は確かに誰かの声を聞いた。
聞いてしまった。誰かの声を。

後ろを振り返る。
誰もいない。
横を見る。
誰もいない。
前を見る。
やっぱり誰もいない。

だが女性の声は聞こえる。どんどんはっきり聞こえる。
それは声から言葉にかわり文章になっていった。

「まっ く、な で わた ぃが・・・・」

確かに声は聞こえるのだ。
だが誰もいない。
「新入りのし たりかなんだ しらない ど」
さっきよりもっとはっきり聞こえた。
「いったいどうすればいいのよ。もう〜」

相当、近くで聞こえた。手の届く範囲だ。

そんな事を考えていたときだ。
どすん。



525 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:42:08 ID:Eyz0y7HT0
「いでぇ!!」「きゃっ!!」

僕が頭を押さえながら叫ぶのと同時に声がした。

上を見ると、女性がふわりと浮いていた。
おしりをさすりながら。

唖然とした。呆然とした。目の前にあることが理解できなかった。

女性も同じらしくポカーンとしている。
お互いの目線は交わったまま何分見つめ合っていたのだろうか。
まるで、みらめっこみたいだ。なんて考え始めたときだった。
「あなたは、まだ、そのぉ、生きているの?」
「へっ?あっ。うん。まだ、たぶんいきていると・・・」
めっちゃ声、裏返ったし。

女性はすぅーーっと音もなく僕の目の前に降り立った。
さながらその光景は女神かと錯覚できるほどだった。
そしていきなりこんな事をいわれた。
「そうですか。生身の人間ですか。よかった。」
なにがよかったのかわからないまま、

「そっ、そうですか。それは良かった。」と答えてしまった。
なにが起きたかまったく理解できない。


526 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:42:35 ID:Eyz0y7HT0
「では、私はあなたを殺します。」

は。
いまなんと。
えっ。
はい?
はぁ?
僕に死ねと。いや殺すんですか。

「は?」
それしか言葉にならなかった。
「ここの墓地では最初に会った人間に取り憑くです。」
「それで僕を殺すの?」
「いえ。直接的に殺すのではないのですが、やはり背後霊に取り憑かれると体が不調になっていくらしいのです。」
「らしいのですって。ちょっ。そんな。」
「私もおととい、ここに来たばっかりなんで、何もわからないので質問されても答えられないと思います。あしからずです。」

大変なことになっちゃったみたいだ。

「とりあえず、君は幽霊なんですよね?」
「いえ、先ほどからあなたの背後霊です。」
「あー。はい。さようですか。。。ということはやっぱり僕に取り憑くんですよね」
「なんどもそう言ってると思いますが」
「あー。はい。さようですね。。。」

こうして僕は背後霊をゲットした。

正直。なにも理解できてなかった。


527 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:42:55 ID:Eyz0y7HT0
というか、この状況ではい。そうですが。では、がんばって取り憑いてください。
と、言えるのは基地外か精神の狂ったやっぱ基地外ぐらいだろう。


「とっ、とりあえず、ここじゃーなんだし、どこか場所移しますか?」
「あなたは、これからどこに行くつもりだったんですか」
「いや、まぁ自宅に・・・」
「では行きましょうか。道案内お願いします。」
「・・・・・・・」
理解しているのだろうか
「僕男の子。君女の子。僕の家でいいの?」
「私背後霊。あなた生身。」
「あー。はい。さいですか。。。」

ということでめでたく僕は初めて女性(母親以外)を部屋にあげた。
帰り道、背後霊らしく僕の後ろを漂っていた彼女だが、
すれ違った人がなんも反応しないということは見えていないのだろう。

僕の部屋は基本的に小綺麗だ。こういう時にそれだけは助かった。
テーブルを向かいに座る僕と背後霊ちゃん。
もう、女の子と向き合うだけでニトログリセリン並の衝撃だぜ。

「あのさ。。いろいろと質問してもいいかな??」
とりあえず、何も知らないままじゃ困ると思い、意を決した。
「申し訳ございません。先に言わせて頂きますが、
死ぬ前の事は記憶が曖昧で思い出せません。なので、
自己紹介もなにもできません。こっちの世界に来たのも一昨日からで何もわかりません」

ぐぅの音もでやしないぜ。俺の根性返してくれ。


528 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:44:08 ID:Eyz0y7HT0
「私から質問させて頂いても?」
「えっ。うん。答えられる範囲でいいなら」

「ここはどこ?」
「へっ?いや、あの僕の部屋ですが……」
「…………」
なんかすごく莫迦にさにしている目つきで見られている気がする。
「ここの地名はなんですか?という意味でお聞きしました」
「ああ。あああ。うん。ここは○○市の××区っていって、まぁ、繁華街からも近いし、ここら辺は静かだしいいところだよ。」


その後、日付や西暦、僕の名前など当たり障りのない質問がでた。
そして彼女は
「あなたの名前は言いにくいので「あなた」と呼ばせてもらいます」
と、言った。
僕はどうしようと迷った。名前が無い幽霊なわけでなんと呼べばいいのか。
「でさ、僕のことは「あなた」で決まったけど、僕は君のことなんて呼べばいいかな??」
「おまかせいたします。」
こういうのが一番困るんだよね。僕は君とかお前とか呼ぶのが好きじゃない。
「じゃあさ、いまから名前つけようか!」
「はい?私にですか??」
「うん。僕は名前で呼びたいからさ」
「結構です!。」
「…………。」
あーもー、やんなっちゃうな。
幽霊だろ〜。幽霊ちゃんじゃ呼びにくいし。
あーそうか。そうだ。



529 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:44:41 ID:Eyz0y7HT0
「霊ちゃんでどうかな?」
「?。私の呼び方ですか?」
「うん!幽霊の霊で、霊ちゃん!!」
「………。まぁ、それならば許容範囲でしょう。」
と言いながらもすごい目つきで睨まれた。

一通り、自己紹介(もうグタグタだったが)が終わり、彼女の事をゆっくり見れる程度まで落ち着いた。
第一印象通りでとてもきれいだった。
可愛いというよりは美しいという言葉が似合いそうな感じだった。
腰まで伸びるストレートな黒髪。
さっきっからきつい目つきだが、ブラックダイヤモンドみたいな美しい瞳。
整った輪郭。華奢だけど、胸は……ぺったんこみたいだな。。。。。

「私、なにか変ですか?」
「えっ?」
いやまぁ、幽霊ですから。変ですよ。
「いや、まじまじと見られていらっしゃいましたから」
「えっ、、、あっ。そのやっと落ち着いたから霊ちゃんの事、見てたんだ」
そういうと今度は霊ちゃんが僕の事を嘗めるように見た。
ちょっと、いやかなりこれは、恥ずかしい。顔が熱くなっていくのがわかった。
思わず、俯いてしまった。
と、その時、目に入った。
「えっ!ちょっ!!幽霊なのになんで足があるの!!???」
そうなのだ。ふわふわ浮いているものの、きちんと霊ちゃんには足があるのだ。
「私も最初そう思いました。でも、別に歩けるわけではないんで」
といいながら10cmほど浮きながら足だけうごいてまるで歩いているように、
ほわほわと浮きながら動いた。


530 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:45:44 ID:Eyz0y7HT0
そんなやりとりをしているうちに東の空が明るくなっていた。

「さきほどあなたは学生といってましたが、今日もあるんですか学校は??」
「あ〜うん。そうだね」

そうなのだ今日は九月一日。本日から後期の講義が始まるのだ。

「どうしましょうか私は?一応、背後霊なので」
「非常に申し上げにくいのだけどここにいてくれないかな?」
「それは無理なお願いだと思います。私がここに残りたくても背後霊な立場上、きちんと背後にいさせていただきます」

(じゃあ、聞くなよ。。。律儀というかなんというか。。。。)

「たぶん、あなた以外の人には見えてないみたいなので平気だとは思います」
「……………」

僕の通っている専門は朝が早く七時には家を出なければならない。
すでに時刻は六時半。
「とりあえずさ、そろそろ身支度しなきゃいけない時間なんよ〜」
「私はもう平気ですからどうぞ」

顔洗って、着替えて、後期の資料詰めて。
こう言うだけだと楽だが、
顔洗っているときも、着替えるときも、ずっと後ろでふわふわしている霊ちゃん。
どうやら5mも離れることができないらしい。

(は〜。今後どうなんだろう。僕は。。。。)


531 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:46:46 ID:Eyz0y7HT0
支度して、自宅を出て、そこで初めて気がついた。

僕、バイク通じゃん。。。。

「あのさ。霊ちゃん。。。僕さ、学校バイクで行ってるんだけど。。。。。」
「では、すいませんが同乗させていただきます。。。」
「ん。。つか。乗れるの??」

「……………………さぁ。。。。」

(さぁ、って。。。。。。)

とりあえず僕が跨って、霊ちゃんが跨ろうとした。
まったく後ろに体重がかんじられない。
(やっぱ、駄目なんだ。。。。。)

と振り返ると
「どうやら、座るだけ座ることはできるみたいです。。。」

一応、ちょこんと後ろにすわっていた。。。まったく重みを感じないが。
「へっ、平気そう?とりあえずどっか、捕まって〜。」
と、言うのが早いかどうか、腰に手を回してきた。
「こっ、これで平気でしょうか?」










532 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:47:18 ID:Eyz0y7HT0
(やべぇ。バイク買ってから後ろにおんにゃのこ乗せるのはじめてだぁぁぁ)

「とっ、と。とりあえずちょっとうごいてみるね。。。」

軽く、二速まで上げてかるく走ってみた。
腰の手を意識しすぎたせいかぎこちなくなってしまう。

「バイクって気持ちいいんですね!!!」
どうやら平気らしい。すくなくとも僕には密着する体のラインと回した手、以外では
彼女を感知できない。後ろに重みもないし。陰もない。
ただ、確かに、僕の腰には腕が回っている。

どういう理論でこうなっているのかわからないが、そもそも科学で霊が証明できない以上、何でもありな感じだ。



学校について講義をうけている間も霊ちゃんはふわふわと後ろで浮いていた。
ただ、僕の邪魔したり、話しかけたりは一切しなかった。

そして、やはり、誰の目にも写らないらしい。

別の講義に移るときに歩いていると、霊ちゃんの体をすり抜けて歩いて行く人が何人もいた。
そのたびに、彼女は不快そうな顔をしていた。
僕は声をかけるべきかどうかさんざん悩んだが、周りから見たら独り言の基地外君にしか見えないだろうという、自分勝手な理屈でまとめた。


533 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:47:47 ID:Eyz0y7HT0
そんなことを、ぼっーと考えているうちに講義は終わった。

帰り道、行きと同じように後ろに座る霊ちゃんだった。




僕部屋で、ちょこんと座っている霊ちゃん。
相変わらず緊張してしまう僕。
沈黙を破ったのは霊ちゃんのほうだった。

「あなたの通っている学校ってパソコン関係なんですね」
「うっ、うん。特にこれといってほかにやりたいことなかったし。
昔から、パソコン好きだったし」
「そうですか・・」
どことなく伏し目がちに話す霊ちゃんだった。
「そういえばさ。」
「えっ。はい!」
「ん。どうかした?」
「いや、なんでもないです」
まぁ、なんかビクっとしてたがまぁいいや。
「今日さ、学校でいろんな人とすれ違ってたけど平気?」
「・・・・。あまり心地のいいものではありませんでした。」
「明日からは自宅待機する?」
「・・・。背後霊ですから。」
思っていたとおりの返事だった。


534 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:49:39 ID:Eyz0y7HT0
そんなことを話していると
「ばんごはんよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
とおかんの声。
そういや、昨日からなんも食べてなかった。
「霊ちゃんはやっぱり食事とかは食べられない?」
「そうですね。寝るという行為以外に体力回復は出来ませんので。
気にしないで食事とっていいですよ」
「うっ。うん。わかりました」
それでもやっぱり一人でもくもく食べるのには抵抗あるな。

とりあえず、食卓に行く僕。
もちろん霊ちゃんもセットだぜ。


やはり、霊ちゃんはおかんにも見えてない。
後からずっと見られている食事はなかなか喉を通らないものだった。



「あまり、大食じゃないんですね。」
「なんか、あんまり調子よくないみたいでね」とはぐらかす僕。
「それは、背後霊として至極恐悦な言葉です」とニコリと微笑んだ。

あー。なんかかわいいな。と素直に思う僕だった。
「なんかかわいいな」
やべぇ、口にだしちゃった。
「何がです?」
「・・・笑った霊ちゃんが・・・」





535 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 12:50:24 ID:Eyz0y7HT0
すこしとまどった霊ちゃんだが
「あなだが仏様になれば私も成仏できますんで」
と、さっきとは違う笑みをくれた。

僕は馬鹿だった。
そんな笑みもかわいいなと思った。
「霊ちゃんになら殺されてもいいかな。。。」
と、すこし恥ずかしかったが言ってみた。
間髪入れずに
「じゃあ、今ここで首吊ってください」

アボーン。前言撤回。
流石、背後霊だぜ。ようしゃねぇ。

ぐったりとうなだれた僕を見て、
「やっぱおもしろいですね。背後霊としては失格かもしれませんが」
「ん?どゆこと?」
「いいえ。なんでもありません」と今度は普通にニッコリと笑ってくれた。

いい夢みれそうだぜ。

で、困った。5Mぐらいしか離れなれない僕ら。
トイレはまだしも風呂はどうしよう。

「あの、寝る前に風呂はいりたいんだが。。。」
「ええ。普通は入りますよね。むしろ入らなかった引きますね」
・・・・・・。察してくれYO。




536 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 15:12:34 ID:Eyz0y7HT0
「あのさ。ほら、あんまり離れられないじゃん?背後霊の決まりとして」
「ああ。別に見たりしませんから平気です。」
「いや、そういう問題じゃなくて」
「それに、別に私はお風呂場に入りませんし」
「でも、そんなに距離離れられないんじゃ?」
「えっ。ああ。そうでしたね。でもまぁ、それぐらいの距離ならなんとかあるんじゃないんですか?」
僕に疑問系で聞かれましても。
「じゃ、じゃさお風呂入ってくるね」ともじもじな僕。
「ええ。どうぞ。ここにいます。」
ドアを閉める瞬間に
「それとも一緒に入ってほしかったですか?」
階段転げ落ちる僕だった。


カポーン。(風呂の音ねwww)

「ふぅーー。これからどうなるんだろ」
なーんも考えていなかった僕はやっと現実感が出てきた。



部屋に戻って見ると、ふわふわ浮きながらかわいい寝息を立てている霊ちゃん。

声をかけちゃいげないと思った僕は、もそもそとベッドに入った。


537 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 17:27:44 ID:q1nNGbQf0
いいよいいよー。

538 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 17:39:24 ID:Eyz0y7HT0
とりあえずここまで書いた
さぁ、駄文だ続きは…どうすっかな…

539 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 19:42:10 ID:8IScpJwlO
ネ申キタコレ
もう落ちるかと思ったがこれで安泰だぜ!

540 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 20:43:11 ID:RWflz+l7O
誤字脱字と用法の誤りを無くそう

541 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 21:46:40 ID:WWqVBFY+P
>>540
偉そうですね

542 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 22:09:40 ID:TqVGqgHy0
ふつーな指摘だと思うが

543 :本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 23:10:37 ID:YkrTzm400
さあ、どんとこい!

544 :本当にあった怖い名無し:2008/01/27(日) 01:32:02 ID:+LZ2AGqR0
待機中

545 :本当にあった怖い名無し:2008/01/28(月) 11:14:04 ID:vfWLaC+30



546 :本当にあった怖い名無し:2008/01/29(火) 06:42:27 ID:lvu2aAPdO
兵庫「…ねぇ、大阪さんどうなさったの?」
広島「元気ないよねー?」
鳥取「いつもはうるさいくらい元気なのに」

大阪「………」

兵庫「何か悩んでらっしゃるみたい」
鳥取「あの脳天気な大阪が悩みなんて雪でも降るんじゃないかしら」
広島「いいすぎだよー」


千葉「おやぁ?大阪さんじゃあないですか」
神奈川「へへへ、府債発行ストップなんて気の毒にねぇ」
大阪「なんや…おまえら」
千葉「2億も負債抱えてるのに強気じゃん?」
神奈川「さすが『府』は違いますなぁ」

大阪「……く」

千葉「タレントなんか当選させるからこうなるんだよ」
神奈川「10年後の一括府債清算はどうすんスかぁ?」
千葉「3300億wさすが県とはスケールが違いますなぁ」

547 :本当にあった怖い名無し:2008/01/29(火) 06:48:57 ID:lvu2aAPdO
大阪「…く…どうしたらいいんや」
京都「大阪」
大阪「京都!?なんや、アンタもウチを笑いにきたんか」
京都「これを使え」
大阪「…これアンタの観光財源やん!ええの?」
京都「ああ」
大阪「なんで…?いつもウチの事『雅じゃない』ゆうて嫌ってたのに」
京都「い、いやあまり醜態を晒されると同じ府として恥ずかしいからな。それだけだ」
大阪「…京都」
京都「べ別におまえの為じゃないんだ、勘違いするなよ!」


兵庫「いい話ですわね」
広島「ねー」
鳥取(ノックの次は橋下…大阪も懲りないわね)
宮崎「タレント万歳!」

548 :本当にあった怖い名無し:2008/01/29(火) 08:58:49 ID:hPTyAI3p0
宮崎wwwwwwwwwww

549 :本当にあった怖い名無し:2008/01/29(火) 22:33:56 ID:YnR6K/+d0
やっぱ大阪は癒されるなー

550 :本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 11:51:24 ID:jbd9HQ1f0
別に・・・あんたたちのためにageるんじゃないんだからね
スレが落ちそうだからageるだけよ

551 :本当にあった怖い名無し:2008/01/31(木) 00:32:56 ID:oX9LQq380
うん…ありがとう

552 :本当にあった怖い名無し:2008/02/01(金) 10:37:36 ID:PUXwC0KvO
まとめ作業に回す時間が欲しい。そんな授業中保守

553 :本当にあった怖い名無し:2008/02/03(日) 03:14:32 ID:tw0Xjma10
【餃子テロ】■中国の餃子テロに青山繁晴がTVで激怒!【親中福田】

2008年2月2日 ぶったま(関西ローカル)
■青山氏が発狂して親中政権の福田首相を糾弾!
■本当に怒っています!怒鳴っています!声が枯れています!
■反日教育と農民工のコラボレートが餃子テロの真相!
■餃子テロを決して許してはならない!元阪神の片岡も怒ってるぞ!!
■いずれは鳥インフルエンザで日本人が大量死する可能性を指摘!

http://diablo.web.infoseek.co.jp/video99/bu080202.wmv

554 :本当にあった怖い名無し:2008/02/04(月) 22:53:36 ID:hvHoKDg80


555 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 10:51:22 ID:ew+g9grBO


556 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 22:12:11 ID:CDoj99dCO
いも

557 :本当にあった怖い名無し:2008/02/07(木) 01:08:17 ID:jLoFt03z0
ある日、干し芋を買ったら部屋に変な女の子が現れた。何でも、干し芋の精霊らしい。
曰く、食べないで欲しいとのことだった。なので、仕方なく食べないで置くことにした。
干し芋の精霊は加賀愛と名乗った。
毎日、愛を風呂に入らせれば干し芋にカビとか汚れはつかないらしいのでとりあえず入らせた。
何かある度に「すいません、すいません」と謝られた。
料理を作ってくれて美味しいよ、と言ったら「別にあんたの為に作ったんじゃないんだからね」と言われた。
素直になれないみたいだった。

それから一年経っても俺の部屋には干し芋が朽ちずに置いてあった。
相変わらず愛は何かあれば謝ってくるし、素直になれない。
だけど、彼女も最近になって素直になってきた。慣れてきたのかもしれない。
そんなある日、
「ずっとここに居ても良いですか? あ、私なんか居たら迷惑ですよね。すいません、すいません・・・!!」
そう言うもんだから、俺は頭を撫でた。
ここに居て、ずっと。俺がそう言うと愛は嬉しそうに、おどおどとしながら、混乱していた。
「わ、私なんかいたら迷惑じゃないですか? 私、芋ですよ? 干し芋ですよ? だけど、でも・・・えっと・・・」

あれから更に数年の月日が流れて、今。俺の部屋には未だに愛が居る。
当然、俺の部屋には未だに朽ちていない干し芋がある。
その干し芋を普通の人が見たら何事かと思うだろう。多分ね。
だって、干し芋には、結婚指輪がはまっているのだから。



このプロットで何か書ける気がした。

558 :本当にあった怖い名無し:2008/02/07(木) 20:31:07 ID:NiKbXDO7O
ちょっと…な?

559 :本当にあった怖い名無し:2008/02/09(土) 00:54:07 ID:d9jrZ6viO
まとめサイトがまた止まってる

560 : ◆PTCpKRyXLA :2008/02/09(土) 10:06:07 ID:kEZuDhKRO
すいません、学校がやや忙しくて。彼は誰時までに少し更新しておきます。

561 :本当にあった怖い名無し:2008/02/10(日) 22:41:59 ID:pnUC/LKO0
妙と晃子と創眼たんが読めればそれでいいや

562 :本当にあった怖い名無し:2008/02/11(月) 08:34:17 ID:XRpov5meO
>>557
なぜ絶望先生ネタw
でも良かった

563 :本当にあった怖い名無し:2008/02/14(木) 01:04:30 ID:dV4oTadP0
a

564 :帰ってきてまたすぐ帰るたまねぎ ◆tbGHqCBlJc :2008/02/16(土) 13:43:29 ID:P0E31J2j0
僕はどうやらいじめにあっている。
いじめられている事を相談するのも悔しいし、いじめられている事を認めるのもいやだ。
ただ、事実として同級生からはいじられ、上級生からは殴られ、プライドをずたずたにされている事は間違いない。
そして、もう我慢も限界だった。
学校の放課後。屋上。今、僕がここにいる理由を明かす必要もないだろう。
疲れた。一歩踏み出すだけで、終わるんだ。
「何してるの」
唐突に背後で女の声がした。ウチの学校の制服を着ているが知らない顔だった。
「べ、別に」
「そう、飛び降りるのかとおもったわ。昔、ここで飛び降り自殺した子がいたの」
「へぇ、そうなんだ」初めて聞いた。僕の前にもいたのか。
「その子はいじめられていたそうよ。性格はまじめですごくやさしかったんだって。」
「なんで、そんな子がいじめられるのさ」聞かなくてもいいのに、振り向いた。少し興味があったからだ。


「簡単よ。いじめっ子がいじめられっ子を決めたから。そして決められたときに反発できなかったから」女生徒は不機嫌そうに応える。
「いじめられっこはいじめられている事を放っておくから、引き返せないところまで我慢するしかなくなるのよ」
「じゃ、じゃぁ、なんだよ!いじめれている方が悪いって言うのか!?」
「なんで、あんたがムキになるのよ。でも、いじめられ続けるのは悪いと思うわ。自分のためにもよくないでしょ」
「ぐ、…!?で、でもどうしようもないから、いじられ続けるんじゃないか!」感情があふれ出す。
「味方はだれもいない、喧嘩してもかなうわけない!酷い目にあって泣き寝入りするしかないじゃないか!!!」
「ふん、まるであんたがイジメられっ子みたいね。すごい熱弁ね」
「あぁ、そうさ、俺はいじめられっこだよ!いつもいつも上級生には金をとられ、同級生からも侮辱されているんだ。だけどどうしようもできない。ただ、耐えるしかない。」
とめどなく、目から涙があふれてきた。どうして自分だけ…。
「どんどん、イジメはエスカレートする。初めはガキ大将に目をつけられただけだった。それから取り巻きにもいじられるようになった。うわさを聞いたそいつらの先輩たちが面白げに僕をいじるようになった!」
「…」女生徒は無言で僕を見つめる。

565 :帰ってきてまたすぐ帰るたまねぎ ◆tbGHqCBlJc :2008/02/16(土) 13:45:26 ID:P0E31J2j0
「もう、周りの全部が敵なんだよ!敵じゃなくても味方はいないんだよ!世界から拒絶されているんだ、僕は!!」
「…そうね。もう手遅れね」はっきりとその女生徒はいった。
「もっと早い段階であなたは、アナタを害する世界に反発しないといけなかったんだわ」その言葉が僕の心をえぐった。
「結局、僕もわるいのか…」そうだ。いじめられている事を我慢する事が黙認する事と同義だったんだ。
「もう手遅れだとして、あなたはどうするの?」女生徒が聞く。
「飛び降りる?」女生徒が囁きながら近づいてくる。
「首をつる?」女生徒の淡々とした足取りに何か危険なものを感じた。
僕は、後ずさりしようとしてそこが屋上の端だという事を思い出した。一歩一歩女が近づいてくる。
「ぼ、僕は!!」ぴたりと女の歩がとまる。
「なぁに?」うっすらと笑みを浮かべて女が聞く。
「悔しい!!こんな目にあうのが悔しい!!いじめられたのが悔しい!!何もできないのが悔しい!!死んでしまおうと思っている事が悔しい!!」
思いっきり叫んだ。そして、これ以上悔しいのはいやだから、屋上から飛び降りた。
落ちる瞬間に浮かんだことは、いい思い出は無かった。どれもいじめられた記憶だけだった。だから余計みじめで悔しかった。
「とびおりなきゃよかったかな…」そうだ。飛び降りるくらいなら、一度くらいやり返せばよかったんだ。そうじゃなくても親に相談したりすれば良かったんだ。
最後の最後までこんな悔しい思いをするくらいなら…



ぐしゃっ


566 :帰ってきてまたすぐ帰るたまねぎ ◆tbGHqCBlJc :2008/02/16(土) 13:51:43 ID:P0E31J2j0
…という音はいつまでも聞こえなかった。
…あれ…いつまで落ちるんだろう。ぐっと身を固くしているのに、体に衝撃を感じない。よく見れば、自分は飛び降りていないようだった。
目の前には女生徒がいる。
「残念ね、飛び降りさせなかったのよ。私が。でも、気分は体験できたでしょ」
「あ、あんた何者!?」
「何者でもいいわ。私はもう死んでいるから」びっくりした。そしてなんとなくわかった。彼女が自殺した生徒なんだって。
「僕を助けたの?」
「べ、別にあなたのためじゃないわ」女はくるりと後ろを向く。
「あんたが、ここで飛び降りたらここが騒がしくなるじゃない。それがうざいだけよ」
「あ、ありがとう」はじめて味方を手に入れた気分だった。彼女が生きていたらよかったのに。
一度、歯向かおう。立ち向かおう。誰かに相談しよう。
僕は決心が付いた。屋上を去ることにした。
最後に一度、彼女を見ようと思った。既に女生徒の姿は無かった。
ただ、屋上の床にチョークで文字が。
「すぐに解決する問題なんて無いんだから、あきらめないでよね!」

僕しかいない屋上。
まるで孤立している僕を表すかのようだったけど、不思議と心細くは無かった。

567 :本当にあった怖い名無し:2008/02/18(月) 23:53:15 ID:PnLvDLhb0
たまねぎ懐かしいなぁ・・・。乙

568 :帰ってきてまたすぐ帰るたまねぎ ◆tbGHqCBlJc :2008/02/19(火) 12:43:25 ID:1bFzxg0M0
懐かしがってくれる人がいてよかった・・・

569 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 23:41:41 ID:9lHf2v03O
気が向いたらまた書いてくれ

このスレが残っていたらだが・・・

570 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 23:43:14 ID:znkGtURF0
夏場だと、ネタがぽんぽん出るんだけどね。

571 :本当にあった怖い名無し:2008/02/20(水) 01:08:04 ID:wf/3e2tH0
ヘルシアの精霊(以下、ヘルシ)「あなた、何でヘルシア飲んでるの?」
主人公「んー・・・何でだろうね」
ヘルシ「別に太ってもないし、まだ若いのに。何かこだわりでもあるの?」
主人公「こだわりって事もないけど・・・君に会えるだろ?」
ヘルシ「ぼ、ボクはそんな事言われたって嬉しくないもん・・・かも」
主人公「やれやれ」

572 :本当にあった怖い名無し:2008/02/21(木) 08:47:44 ID:1fW6VilrO
ボクっ娘!!ボクっ娘!!

573 :本当にあった怖い名無し:2008/02/22(金) 16:10:56 ID:PBd1XssF0
ある日Aは交通事故にあった。



574 :本当にあった怖い名無し:2008/02/22(金) 16:33:16 ID:3vPNafb2O
それは一瞬の出来事で、Aが気付いた時には事態は既に抜き差しならない状態に陥っていた

575 :本当にあった怖い名無し:2008/02/22(金) 21:28:02 ID:jU1/53ynO
ふと、Aは、目の前に横たわる自分の体を見てしまった。

576 :本当にあった怖い名無し:2008/02/22(金) 23:37:41 ID:WOgSN0uK0
A「私死んじゃったのかな・・・」
不思議と何も感じなかった。私はただ呆然と、それを見ているだけ。
驚愕して感情も吹っ飛んだのか、あるいは死んで感情がなくなったのか。
でも、いずれでも無かった。だって、心の中を何かがぐるぐる渦巻いているんだもん。
それは明らかに感情で、言葉に出来ないほどに複雑。

577 :本当にあった怖い名無し:2008/02/23(土) 09:48:24 ID:Un77bWCZO
ふとその時、時速100kmでキタキタおやじが目の前のヘアピンカーブをドリフトしてやってきた。

578 :本当にあった怖い名無し:2008/02/23(土) 19:03:13 ID:8M9q6S/qO
観衆「うおっ!あれが噂の複線ドリフトか!すげええええ!」

579 :本当にあった怖い名無し:2008/02/24(日) 03:44:18 ID:OXZ1gYiF0
拓海「早い・・・!」

580 :本当にあった怖い名無し:2008/02/25(月) 02:51:53 ID:vO0jVr1CO
A「赤城では涼介がそうであるようにこのいろは坂ではσ(^_^ )がエンペラーよ!!」

581 :本当にあった怖い名無し:2008/02/27(水) 01:26:48 ID:QfRNr6b00
ボカ!ガッシ! Aはマジ死んだ。スイーツ(笑)


以後、元に戻れ。

582 :本当にあった怖い名無し:2008/02/27(水) 12:55:35 ID:xiqyWyijO
以下無限ループ

583 :本当にあった怖い名無し:2008/02/28(木) 01:10:31 ID:Y7YhJPTE0
ツンデ霊が「助けてくれる」または、「何かしてくれる」
 ↓
礼を言う
 ↓
頬を赤らめたツンデ霊の
「別にあなたの為にしたんじゃないからね!私は(以下略)」

の無限ループか・・・ある意味一つの究極の形な気も。          

584 :本当にあった怖い名無し:2008/03/01(土) 18:05:28 ID:wV9Giv4LO
別に保守するわけじゃないんだからねっ!////
なんとなく書き込みたい気分だっただけなんだから!

585 :本当にあった怖い名無し:2008/03/01(土) 22:13:46 ID:4PB27h8E0
祟り神様〜〜

586 :本当にあった怖い名無し:2008/03/02(日) 01:36:48 ID:LgEkaIyF0
たのむぜ! ストーリーテラー!!


587 :本当にあった怖い名無し:2008/03/02(日) 01:53:47 ID:HzUy0yfoO
どうも、森進一です

588 :本当にあった怖い名無し:2008/03/02(日) 02:02:37 ID:qzgZv8MTO
おふくろさんよ

589 :本当にあった怖い名無し:2008/03/02(日) 03:20:43 ID:QKJ1eHiM0
おふくろさんYo! Hey! Yo! 


後のジェロである

590 :本当にあった怖い名無し:2008/03/02(日) 03:24:16 ID:vK+x5V+G0
だって、おいら人間だもの

591 :本当にあった怖い名無し:2008/03/02(日) 05:00:27 ID:hcmRsvS0O
完全にスレチだが
塊魂ってゲームの王様がツンデレぽい事に
昨日気付いた

592 :本当にあった怖い名無し:2008/03/02(日) 06:39:07 ID:xSbduLyTO
まだこのスレあったんだ…

や、やだっ!別に落ちたって心配なんてしないんだからねっ!
スレがdat落ちした所で、私は何とも思わないんだしっ!

…っ…折角だし…保守くらいしてあげる…

か、勘違いしないでよっ!ついでよ、ついで!
分かった?勘違いしたらダメだからねっ!

593 :本当にあった怖い名無し:2008/03/02(日) 18:29:34 ID:KtkjHFbLO
>>592
結婚してくれ(´∀`)

594 :本当にあった怖い名無し:2008/03/03(月) 07:36:01 ID:/gf3cpGaO
「僕らは皆〜生〜きている〜♪生き〜ているから辛いんだ〜♪
「何それ?あたしもう死んでるんだけど」
「あ…そうか。死んでても辛いってか?」
「なぜそうなる…っていうか…」
「ん?」

「…

…////…あんたといるから…辛くない…////

…っていうか…その…////」

「…そうか////」


…な、保守

595 :本当にあった怖い名無し:2008/03/03(月) 11:22:00 ID:rDLxPbUM0
ツンデ霊はな、萌えを終わらせた……。いや。

                「完成させちまった」ンだよ。

596 :本当にあった怖い名無し:2008/03/03(月) 18:56:13 ID:LvehB9cXO
そろそろ真剣にツンデ霊書こうかと思ってる。

597 :本当にあった怖い名無し:2008/03/04(火) 14:37:49 ID:8j4ksT2W0
そう。

貴方は生きるのに疲れ果てたのね。
なら私が殺してあげる。

これで永遠に一緒ね。

598 :本当にあった怖い名無し:2008/03/04(火) 20:59:00 ID:yCnvg0aNO
そりゃヤンデ霊だ

599 :本当にあった怖い名無し:2008/03/04(火) 22:21:14 ID:67KFbExGO
だが悪くはないねぇ。今度からヤンデ霊もスレタイに加えないかい?
デンデ霊とかてゅんで霊とかクーデ霊とかCoCo壱番屋のカ霊とか。


600 :本当にあった怖い名無し:2008/03/05(水) 00:56:23 ID:jDnTLG+VO
ヤンデ霊は免疫ない人もいるからそこらへん配慮した方がいいかもな

601 :本当にあった怖い名無し:2008/03/05(水) 01:04:53 ID:pzhW1Rug0
キャッ党忍法てヤンデ霊

思わず言ってしまった
今は反省している


602 :本当にあった怖い名無し:2008/03/05(水) 14:01:16 ID:kgf4W3CyO
霊(IN人)「中に誰も居ませんよ」
男「うそこけ、馬鹿野郎」
霊(IN人)「嘘じゃないみょん!」
男「しかも噛んでんじゃねぇよ、ボケナス」
霊(IN人)「うるさいね、君は。やや口が過ぎると思わずにはいられないんだがね」
男「でもそんな所が可愛いぞ、阿呆」
霊(IN人)「そ、そんな事言われたって嬉しくないんやけんね! ふんっ、だ!」
男「やれやれ」

まとめてみるとこうなる。因みにヤンデ→てゅんで→クーデ→ツンデの順番。意外にカオスって無いだろ?

603 :本当にあった怖い名無し:2008/03/05(水) 22:41:14 ID:jDnTLG+VO
てゅんって素晴らしぃぃぃぃぁぁ!

604 :本当にあった怖い名無し:2008/03/06(木) 02:15:57 ID:rTYC4OZbO
病んでBON!監督


いや、ほんとすんません
言ってみたかっただけです…

605 :本当にあった怖い名無し:2008/03/07(金) 05:52:18 ID:nJwCSm+mO
>>604
呆れた…

バッカじゃないの?
ほんと最悪!
良くそんなつまらない事言えるわね?

…ま、まぁ私はちょっと笑ったんだけどね…

バカッ!勘違いしないでッ!
最近退屈してたからなんだからねッ!

反省してるなら許してあげる…。
また何か書きに来なさいよね。退屈しのぎに読んであげるわよ///

606 :本当にあった怖い名無し:2008/03/07(金) 21:59:02 ID:/d8K/jKf0
僕、プ○さん。
ハチミツ舐めるの大好き。
こっそりクリストファーの今朝のハチミツを舐めておいたんだよ。

それと朝は体操しておかないとね。

「ビリッ」

背中が破けちゃった。




中の人なんて居ないんだから///

607 :本当にあった怖い名無し:2008/03/08(土) 22:14:03 ID:KJwkfsezO
>>606
おまえはツンデ霊の事を勉強してこい

608 :本当にあった怖い名無し:2008/03/09(日) 14:16:00 ID:lKLGc1400
中に居るのがツンデ霊だとしたら・・・・・・・・・あれ?

「開けないでよ」

間違いない。小森だ。

609 :本当にあった怖い名無し:2008/03/09(日) 18:31:20 ID:DFYovzK+0
霊じゃないから勘違いだろう

610 :本当にあった怖い名無し:2008/03/10(月) 03:13:41 ID:b/DoG5p90
何を言ってるんだ。小森を殺せば万事解決だろう。


いたたた。冗談だって、やめ、アッー!!

611 :本当にあった怖い名無し:2008/03/10(月) 12:37:36 ID:bzndwmmZO

小森ちゃんは座敷童で人外なのでスレ的には無問題。

612 :てつ:2008/03/11(火) 11:40:13 ID:GfVENt58O
俺は某地方鉄道会社の新人でなりたての列車の運転士。今日も今日とて下手くそなりに頑張っていた。
が、ある日列車を運転中に・・・
「もう!そこでブレーキ!追加!よし!緩め〜」
女の子の声が聞こえて反射的に言うとうりにしたらピタっと停止位置に停まることができた。
何だ?と振り返ると
ツインテールでつり目の可愛い女の子がふわふわと浮きながら見下ろしていたのだ。
「・・・」
正直、ションベン漏らしかける程びっくりしたが可愛いかったので思わず見とれていた
「ほら!発車合図よ!早く運転なさい!愚図なんだから!」
「え?あ、はい・・」
「ああ、もう!ほらあ!もっとノッチはゆっくりめに・・・」
なんか仕事終わるまで指導された。
それからその女の子はある特定の車両の時にのみ俺の前に現れて指導してくれた。
俺はいつの頃からかその車両で仕事するのが楽しみになっていた。
ある日
「いつもありがとう。おかげで運転に少し自信できてきたよ」
と、いうと女の子はボンッ!と真っ赤になって
「ば、バッカじゃないの!私はあんたの為じゃなくてお客さんのためにやってんの!わ、私に言わせればまだまだなんだからね!」
「・・・はいはい」

どうやら女の子はこの車両の霊らしい。戦前から使われてる古い車両だからこういう事もありだろうな。と勝手に納得した。俺は一緒にのる車掌達に(運転中一人でぶつぶつしゃべる危ない男)という称号を得る事になってしまったが・・

だが、そんな楽しい日々もある日唐突に終わりを告げる事になる。


613 :てつ:2008/03/11(火) 11:44:04 ID:GfVENt58O
新型車をいれて旧型の車両は他の鉄道会社に譲渡される事になったのだ。
それが決まってからその車両に乗っても彼女は出てこなくなってしまった。
譲渡される前の日、俺は留置線にポツンと置いてあるその車両に夜遅くに忍びこみひたすら運転室でまった。三時間もしただろうか・・・
「何してんのよ?」
来てくれた。逢えた嬉しさと最後だっていう寂しさが同時に襲ってきて思わず涙がでてきた。
感極まるとはこういう事か。何もしゃべれずにいる、と彼女は明るい声で笑いながら
「やれやれよ、最初の国鉄からこの鉄道会社にきてここで終わるかなって思ってたらもう一回嫁ぐ事になるとはり私ったらモテモテね」
俺もなんとか笑顔をつくりながら
「はは、そ・・そだな。これで・・バツニだね・・・」
「あ、あんですと〜。女の子にむかって何言うかな〜。あんたなんか猫のウンコ踏めっ」
最初の出会いから続いてたいつものやりとり。
これからも続くと思っていたやりとり。
だけど・・・
俺が泣いていると彼女が優しい笑顔を浮かべ
「あんたさ・・いい運転士になりなさいよ。お客にも・・車両にも愛されるようなさ」
「・・・」
何も言えずただ何度もうなづいた。
「さ、そろそろいきなさいよ。いつまでもここでメソメソされたら迷惑よ」
「・・・ああ、さよなら・・」
「バイバイ」
彼女はニッコリ笑って消えた。俺は車両から降りて最後に振り返ると
ピカッ
パンタグラフもなくバッテリーもはずしてあるはずの車両のライトが一瞬光った。最後のお別れを言ったのだろうか。

あれから何年たったろうか・・・俺は彼女の言った通り頑張って運転している。が、たまに思いだす。あの強気なツリ目のツインテールな彼女の
「しっかりなさいよ、馬鹿!」
と、言う声を。



614 :本当にあった怖い名無し:2008/03/11(火) 17:33:29 ID:d+wfkr0yO
エロゲのネタとか要らんから

615 :本当にあった怖い名無し:2008/03/11(火) 20:25:13 ID:ey8MaEba0
大空寺か あれはいいツンデレだった

616 :本当にあった怖い名無し:2008/03/12(水) 00:56:22 ID:n4rVOEng0
大学入って一人暮らし始めたときのこと。
最初に出来た友達の家がやばかった。
初めてそいつの家に行ってゲームやってたら隣りの部屋から
大音量で呪文みたいなのが聞こえてきた。
なにあれ?って訊いたら母親が変な宗教に入っちゃってるとのこと。
普通じゃないルールがウチにはあるからそんときは気分悪くしないでな
って忠告された。
まあそいつ自身はまともだし、大変だなって俺は笑ってた。
そいつがその宗教がらみで養子になったと後で知ったときは笑い事じゃ
ないと気付いたけど。

何回か遊びに行って気になったのがラップ音。家鳴りかと思ったけど
俺の実家が木造の古い建物だから、家鳴りの音は聞き慣れてる。
それとは全然ちがう硬質な音がひっきりなしに鳴ってた。
音の出所はいつも同じで、友達いわく「妹の部屋」。
妹については「出て行った」と言うだけで詳しくは教えてくれなかった。
その部屋の襖が凄かった。破れたお札が一面に貼ってあって、その上から
新しいお札がべたべた重ねられてた。襖と柱の隙間にはガムテープが貼ら
れていて密閉状態。
中に死体でもあるのかって冗談めかして訊いたら、そいつも中を見たこと
はないとのこと。見たくもないって言ってた。
おかしいよな?普通そんなミステリースポットが自分ちにあったら確認
したくなるだろう?なんでそんな嘘をつくんだろうな?

617 :本当にあった怖い名無し:2008/03/12(水) 00:57:03 ID:n4rVOEng0
変化が起こったのはしばらくしてから。
背中にイボみたいなのが出来はじめて、擦れると相当痛い。うつ伏せに
しか寝られなくなった。
医者に行こうかなって話してたら、それ医者行ってもだめだよって真顔
で言われた。ほっといたら痛くはなくなるって。
なんか怖くなったからその日のうちに医者に行ったんだけど、お医者さん
は原因がわからないって首を捻ってた。

寝る姿勢が不自然だからか、金縛りによく遭うようになった。
銅鑼を鳴らすような音が金縛りの合図。それから女がカーテンの向こう
から現れる。首を絞められて息が出来なくなる。ものすごく苦しい。
寝るのが怖くなった。

友達に相談したら、変な霊能者の所に連れて行かれそうになった。
あの怪しい宗教かと思って断ったけど、手遅れになる、連れて行かれるぞ
とかってさんざん脅かされた。

ああやって新興宗教って入信者増やすんだなって思った。確かにこの状況が
すっきりするなら頼ってみたくなるのも分かった。お医者さんみたいな
もんだな。でも俺の怖さランクは変な宗教>>(超えられない壁)>>霊
だったんだ。この日を境にそいつとの友人関係は切れた。多分本当に俺の
ことを心配してくれたんだろうけど、ごめんな。

618 :本当にあった怖い名無し:2008/03/12(水) 00:57:42 ID:n4rVOEng0
頼るものは切っちゃったし、自分でなんとかするしかない。毎晩のように
首絞め喰らってるけど死んではいない。俺を連れていく力はあの女には
ないんだと思い込むことにした。

夜。いつものように銅鑼の音がして、カーテンが揺れた。息が止まって。
(そんなに俺と一緒にいきたいのか?)
問いかけてみた。何か言いたいことがあるはずだ。
しかし期待していた反応はなく、女はしばらく部屋に留まったあと
消えてしまった。

それ以来、金縛りに遭うこともなくなった。
小指の先ほどになった五つのイボは切除したが、根っこみたいなのが深く
食い込んでいたようで、結局クレーターみたいな痕が残った。お医者さん
がビンに入ったイボを見てこんなのはじめてだよとはしゃいでた。

619 :本当にあった怖い名無し:2008/03/12(水) 00:58:21 ID:n4rVOEng0
長々書いてきたがまあつまりあの女は
『バ、バッカじゃないの!? 誰がアンタなんかと…っ!』
って言って消えたんじゃないかなーってね。
だったらいいなーってね。
もうちょっとお話したかったなーってね。
今ならもうスゲーいじりまくってやるのになあ。
もったいないことしたなあ畜生。

620 :本当にあった怖い名無し:2008/03/15(土) 00:08:26 ID:gyQGpzszO
「なぁ君、人は死んだらどうなると思う?」
「いきなりね。どうなるの?」
「『無』になるんだよ。つまり消滅するんだ」
「………」
「デカルト以来精神と肉体は分離できるという考え方がなされてきたと言われているけど、
本来それらは両方そろって一つの個体であり、分離は不可能だ。
だから、肉体が死ぬと同時に精神も無に帰す。
死後には何も残らないんだよ」

「ふーん」
「分かったかい?」

「でもあたしはこっちに残ってるわよ?」
「だから困ってるんじゃないか」





…な、保守

621 :本当にあった怖い名無し:2008/03/18(火) 08:31:14 ID:7H2fvFYFO
霊界より保守

622 :本当にあった怖い名無し:2008/03/21(金) 08:15:57 ID:3k6uTGCrO
異界から保守

623 :本当にあった怖い名無し:2008/03/21(金) 23:14:42 ID:lv5JDtOC0
魔界の門番ケルベロスの真ん中に咥えられながら保守

624 :本当にあった怖い名無し:2008/03/22(土) 06:28:25 ID:5DYUGuZqO


625 :本当にあった怖い名無し:2008/03/22(土) 07:55:02 ID:Z7tQvwnzO
普通にくわえてもらいながらほっしゅる

626 :本当にあった怖い名無し:2008/03/25(火) 14:28:25 ID:9BtWJUIlO
保っ守ぁん

627 :本当にあった怖い名無し:2008/03/28(金) 02:24:17 ID:LgAfCMyMO


628 :本当にあった怖い名無し:2008/03/28(金) 23:09:43 ID:xAFjQP99O


629 :本当にあった怖い名無し:2008/03/29(土) 08:49:14 ID:Pn4nnQ7DO


630 :本当にあった怖い名無し:2008/03/29(土) 13:23:53 ID:HNYb7j85O


631 :本当にあった怖い名無し:2008/03/31(月) 07:36:34 ID:D/7YTEmdO


632 :本当にあった怖い名無し:2008/04/01(火) 00:30:48 ID:RQYPzmwX0
痛!

書いてみたのですが、どうもスレ違い気味なのですが投下おk?
設定男で書いてしまったlllorz

633 : ◆S7csNlUX6g :2008/04/01(火) 08:04:48 ID:OInu+d/KO


634 :本当にあった怖い名無し:2008/04/01(火) 13:44:48 ID:jcY7y1EIi
では、夜にでも投下します。
今、会社なので。

635 : ◆ci0AGstyuc :2008/04/01(火) 22:30:01 ID:J0I0eMD40
では、逝きます。


「・・・」
何?私の顔なんか見て楽しい?あなたは誰?ここは、私の部屋だよ?それとも、強盗?
まぁ、殺されてないから違うか。


「・・・・・・」
こんばんわ。随分と怖い顔で、睨むんだね。どうでもいいけどね。
窓から出入りするんだね。ああ、寒いのは好きじゃないからちゃんと閉めてね。って、
カーテンが揺れただけか。


「・・・・・・・・・」
今日も来たんだ。三日連続なんて、よく飽きないね。何かするわけでもなく、ただずっと
見てるだけで私を観察でもしてるの?
「俺の部屋に入って三日間、何をするでもなくぼけっとしながら毎度現われる俺をじっと
見るか」
へぇ、喋れたんだ。でも、可笑しいこというね。ここは、私の部屋だよ。あなたは、前に
住んでた人かな?




〜〜続く

636 : ◆ci0AGstyuc :2008/04/01(火) 22:36:31 ID:J0I0eMD40
「四日間、何も食わずにずっと壁を眺めてて楽しいか?」
あなたと話すよりはね。もうかまわないでよ。
何?ようやく、何かするのかと思ったら私の顔なんか触りだして。触れたんだね。でも、止めてよ。気持ち悪い。
「熱があるわけでもなく、飯を食わずに俺の部屋で壁を眺めるだけ。やる気なさすぎだろ。おまけに、ガリガリだしな」
うるさいな。もう、かまわないでよ。どうでもいいんだから。それとも、私を食べるの?
幽霊さん。入る前に聞いたよ。五日前に死んだんだってね。26歳で、身寄りもなくて残念だね。無縁仏って奴になっちゃったのかな?
おまけに、管理人さんに迷惑な遺書残して逝ったんだってね。俺が使っていたものは、次に入る人に引き渡せ?呪いでもかける気?アパートのオーナーだったからって、好き放題
あなたは、実は幽霊じゃなくて化け物なのかな?お腹すかしてるの?食べるなら早く私を食べてよ。それとも、魂を抜き取るのかな?
「ふん、何を息巻いているか知らんが、体もガリガリなら魂もガリガリ。そんな爪楊枝見たって、食欲湧くわけないだろうが」
ああそう。もういいよ、お願いだからかまわないで。食べないなら、今すぐ消えて。お母さんには憎まれて、お父さんには毎晩のごとく・・・挙げ句の果てには、弟すらお父さんと一緒になって私のところに来るし。妹は、そんな私を見て罵ってくるしね。
ようやく、一人になれたかと思ったら今度はあなた。ねぇ、お願いだから一人にしてよ!お願いだからこのまま、眠るように死なせてよ。
「そうか。だが、ここは俺の部屋であり領域だ。死ぬなら、他のところに行ってくれ」
・・・最悪、消える前の捨て台詞がそれ?笑えないよ。まぁ、笑う必要もないか。
ダメだ、今日は喋りすぎて頭が回らないや。死に場所は、明日考えよう。



〜〜続く

637 : ◆ci0AGstyuc :2008/04/01(火) 22:44:34 ID:J0I0eMD40


・・・ああ、私寝ちゃってたんだ。久しぶりだな。まともに寝れるのって。それに、何だかいい匂い。
「ふん、相変わらずガリガリだな。もし、食い殺して欲しいなら、まずはそいつでも食うんだな」
また、三文役者みたいな捨て台詞だね。かまうなって言ったのに。
こんなもの・・・・・捨てるのも、もったいないか。悔しいぐらいに、いい匂いだし。
へぇ、やる気のない顔してたのに、凄いなぁ。食事って、こんなに美味しかったんだ。
・・・美味しい・・・ちょっと、塩っぱくなっちゃったけど・・・本当に美味しいよ・・・何で泣いちゃうかな。こんなに美味しいのに。
私、何考えようとしてたんだっけ。



〜〜続く

638 : ◆ci0AGstyuc :2008/04/01(火) 22:46:10 ID:J0I0eMD40
食べるのって、以外と疲れるんだね。また、寝ちゃってたんだ。
あれ?ボイスレコーダー?
『起きたみたいだな。まったく、お前の荷物にはメモ紙すらないのかよ。まぁ、ドラムバックとリュック一つじゃ荷物も限られてるか。起きたら顔洗え。風呂入れ。着替えろ。
部屋の物は、適当に使ってかまわん。どうせ、俺には必要ないものだ。全部終わったら、冷蔵庫の中を見ろ。電子レンジは使える。それだけだ』
風呂入れって、・・・沸いてる。はは、たしかに入った方がいいね。私、臭いや。
服は・・・借りちゃおうかな。


「ああ、まだ居たのか。東尋坊辺りに行ったのかと思ったがな」
名所は、好きじゃないんだ。ご飯美味しかったよありがとう。食べ物って、あんなに美味しいものだったんだね。
「・・・まぁな。しかし、何でお前はそんな格好するかね」
ふふ、ワイシャツ借りちゃった。体も綺麗になったし、これでいつでも私を食べれるね。
「ガリガリが、何言ってんだ?それに、飯も風呂も気紛れだ。俺の気紛れが嫌なら出ていけ」
また消えちゃった。
そんなにガリガリかな。私。




〜〜続く

639 : ◆ci0AGstyuc :2008/04/01(火) 22:48:39 ID:J0I0eMD40
「――足りないな。そろそろ――しかし――」
ん・・・もう朝なんだ。早いな。あ、私が起きたの気が付いてないや。
へえ、改めて見たけど、大柄なんだね。
そんな人が、包丁見ながら・・・私を食べる算段かな。

―― ・・・彼になら、食べられちゃってもいいかな。 ――

「ああ、起きてたのか爪楊枝。少し待ってろ」
爪楊枝って、私のこと?酷いな。一応、名前あるのに。熊さん。
「熊さんだ?まったく、礼儀も知らないとはな。俺には、ちゃんと悠太って名前があるんだ。戒名だってあるぞ」
うわ、自分のこと棚に上げてそんなこと言うかな。私は、恵那だよ。
「ふん、お前なんざ爪楊枝で十分だ。ほれ、食ったら着替えろ。もう日は昇ったぞ」
・・・また消えちゃうんだ。へぇ、ミルク粥も作れるんだ。うん、やっぱり美味しい。
あれ?お皿の下にメモ書き・・・。

〜食い終わったか?着替えてから、冷蔵庫見てみろ。財布は、俺の机の中だ〜

冷蔵庫?ああ、空っぽだね。
あ、またメモ書きだ。冷蔵庫に入れておくなんてね。
〜見てのとおりだ。まだ、何か食べてみたいなら、適当に買ってこい〜

・・・・・・なんだ。私を食べる算段じゃなかったんだ。でもちょっと、卑怯だね。

天気もいいみたいだし、出てみようかな。
はは、私変だ。



〜〜続く



640 : ◆ci0AGstyuc :2008/04/01(火) 22:50:14 ID:J0I0eMD40
「何だ。樹海にでも行ったんじゃなかったのか」
言ったでしょ?名所は好きじゃないって、それよりこれでいいかな?
「・・・随分と買ったみたいだな。ま、当分死ぬ気はないってことか」
何だか、自分で死ぬのが阿呆らしくなっちゃったよ。こういうのって、餌付けって言うのかな?
ねぇ、熊さんは私のこと食べないの?
「また熊さんかよ。まぁ、好きに呼ぶがいいさ」
あ、待って!
あの・・・もう少し、一緒に居てくれないかな?
「・・・無理するなよ。震えてるぞ」
うん。そうだね。だけど、ちょっと試してみたいんだ。
「・・・そこの戸棚に、紅茶がある。飲んでいいぞ――って、何で二つ作ろうとしてるんだ?」
雰囲気だよ。熊さん。
「・・・気が済むまでどうぞ」


「・・・お前、学校はどうした?」
ああ、もうそんな時期なんだね。ここに来てから二週間。始まっちゃってるけど、いいよね。
「・・・無理にとは言わん。だが、行っておいて、損はないとは言っておく」
ありがとう。熊さんって、優しいね。
「思い込むのは、自由としておいてやる」

――学校か・・・行ってみようかな。――





〜〜続く

641 : ◆ci0AGstyuc :2008/04/01(火) 22:51:43 ID:J0I0eMD40
『冷蔵庫に、弁当が入ってる。朝飯は、机の上だ。ノートは、使ってないのが本棚にある。筆記用具は、机の中だ。以上、現場から熊さんがお伝えしました』
熊さんの目覚ましって、ベル式で耳が痛いや。
ボイスレコーダーがまた置いてあったけど、気に入ってくれたんだね。あだ名。

・・・学校行ってみよう。

「よお。中央線には、行かなかったのか?女子高生」
何それ?私の学校は、歩いて30分のところだよ。
「左様で。・・・制服、姉ちゃんのと間違えてないか?」
はは、たしかにブカブカだね。爪楊枝って意味が身に染みるよ。
「・・・その自虐ネタは、笑えないな。まだまだ修業が足りん」
奥が深いんだね。
・・・ちょっと、疲れちゃったかな。
「早く着替えろ。飯の用意してやる」
うん。楽しみにしてる。



〜〜続く


642 : ◆ci0AGstyuc :2008/04/01(火) 22:57:15 ID:J0I0eMD40
「髪、洗ったか?歯、磨いたか?宿題は・・・問題なさそうだな」
大丈夫だよ。それより、ご飯美味しかった。お魚って、臭い匂いじゃないんだね。
「お前・・・・・・また作ってやる。それより、学校はどうだったんだ?」
先生に怒られちゃったよ。だけど、中学から一緒だった〇〇ちゃんが助けてくれた。
ちょっと、嬉しかったな。
「・・・そうか。その〇〇って娘、大切にするんだぞ」
うん、お礼言ったら赤い顔しながら、あなたのためじゃないんだからって言ってたけどね。
熊さんと同じで、凄く優しい顔してたよ。
「ふん、俺は単なる気紛れだ」
そんなところも一緒だよ。
ふぁ、さすがに眠いや。おやすみなさい。
「・・・今夜は、月が綺麗だからな。きっといい夢が見れる。とっとと寝ちまえ」


ん・・・あれ?カーテン開いてる。熊さん?
「起こしちまったか。すまない」
綺麗なお月様だね。ここからは、こんなふうに見えたんだ。
「・・・ここの窓は格別で、特別なんだよ。春は桜が咲き乱れるのを納め、夏は海と入道雲を納め、秋は紅葉を納め、冬は雪と月を納める」
・・・私は、こんな綺麗な場所で、死のうとしてたんだね。
「綺麗な景色を見ずに、染みの付いた壁を眺めただけでな。もったいない。・・・で、相変わらず淋しいこと考えてるのか?って、引っ付くな。風邪ひくぞ」
ちょっと冷え性みたいだけど、熊さんは十分暖かいよ。
・・・もう、自分では死にたくないかな。でもさ、熊さんになら食べられてもいいかも。
「俺の足を枕にするとは。もうちょい上に来い。腿の方が、柔らかくて寝やすいぞ。それと、何か勘違いしてるようだから言っておいてやる。俺は、化け物でもなければ人間でもない。単なる幽霊だ。何もしないし出来ないから安心しろ」
そんなこと・・・ない・・・・よ・・・・・・私・・・・・・生きて・・る・・・。




〜〜続く

643 : ◆ci0AGstyuc :2008/04/01(火) 23:04:26 ID:J0I0eMD40
ただいま。わぁ、いい匂い。
「おう。お帰り。もうちょいで出来るから、先に着替えてきなってこら、腰に抱きついて覗き込むな」
わぁ、これ、ビーフシチュー?・・・あちちち!
「お前、間抜けと言うか鈍臭いと言うか・・・素手で、味見しようとするとは、チャレンジしすぎだろ」
あ、今日、学校の中庭に下りる階段でころびかけたときに同じこと言われた。鈍臭いって。
姿が見えなかったけど。
「階段でころぶって、もうどじっ娘確定だな」
その時、胸触られちゃったよ。
・・・熊さん、耳赤いよ?
「へ?あ、いや」
冗談だよ。支えられたのは、腰だったよ。でも、助けてくれたの熊さんだったんだね。
ふふふ。熊さん可愛いな。
「あ、あんまり大人をからかうんじゃない。俺は、桜が見たかっただけだ。って、抱きつくな」
熊さん、地縛霊じゃなかったんだね。外に出れるならさ。今度、一緒にどこか行こうよ。
ねえ!行こう!
「ああもう!分かった!分かったから、俺に張り付くな!どこでも一緒にいってやるから、早く着替えてこい!」
耳、真っ赤だ。熊さん大好き。




――熊さんと、もっと楽しいことしよう。いろんなところに行こう。死ぬなんて、バカらしいや――



〜〜Fin〜〜


長々と駄文失礼いたしました。
一応、区切りがいいので終わらせてみましたが、実は続いたりします。
もしよければ続投なりしたいと思います。


644 :本当にあった怖い名無し:2008/04/02(水) 01:47:24 ID:XIh3JJDwO
イェーイェーイェー

645 :本当にあった怖い名無し:2008/04/02(水) 11:44:21 ID:7GbwJ2YLO
読み易くて良かった

646 :本当にあった怖い名無し:2008/04/02(水) 16:54:18 ID:PgNYiyTdO
あれ、海水が…。

647 :本当にあった怖い名無し:2008/04/03(木) 02:04:35 ID:Nfy4VvBKO
チベット「イヤァ!止めてぇ!お坊さんが死んじゃうゥゥゥ!」
中国「オラオラオラ!属領の分際でアタイに逆らうとどうなるか身をもって教えてやるぜ」
韓国「全く宗主国様に盾突くなんてトンでもない奴ニダー」

ベトナム「…なんて酷い…早く止めないと」
フィリピン「正義気取りのアメリカは何やってんのよ!」
台湾「介入しても利権の旨味がないから来ないわよ、それより日本にODAカードを切ってもらって…」
インドネシア「ダメよ、毒餃子にやられてるわ」
タイ「あぁ…このままじゃチベットちゃんが」

チベット「イヤァー!寺院を壊さないで!」
中国「げへへ、オリンピックの邪魔はさせねぇぜ」

イギリス「ちょっと!止めなさいよ!」
中国「なんだよ、内政干渉すんなよ」
イギリス「人権を何だと思ってんのよ!?あんたのオリンピックなんてボイコットするわ!」
中国「チッ!……覚えてやがれ!絶対ダライは認めないからな!」
韓国「あ、待ってくださいよ〜中国様」

イギリス「大丈夫?」
チベット「あんまり…でもありがとう、抗議してくれて」
イギリス「べ、別にアンタの為じゃないのよ。
チャールズがうるさいし、デモがスゴいから…仕方なくよ!か、勘違いしないでよね!」

バチカン「こんなネタ不謹慎ですわ!すわ!」

648 :本当にあった怖い名無し:2008/04/03(木) 03:51:44 ID:/AT3wdaVO
すわひでおw

649 :本当にあった怖い名無し:2008/04/03(木) 19:46:14 ID:d8I/WqjD0
すわしんじ

650 :本当にあった怖い名無し:2008/04/04(金) 10:27:14 ID:27Geq6etO
まとめサイトの完成を待つのを諦めた漏れが保守

651 :本当にあった怖い名無し:2008/04/04(金) 23:41:11 ID:IBR/AcAl0
うお、久しぶりにのぞいてみたらこのスレってまだあったんですか。
なんかスレの最初の方で自分の作品のまとめ掲載を要望いただいていて、
非常に嬉しかったり、懐かしかったり、恥ずかしかったりです。

ついでに保守。
あくまでついでだから。
勘違いするなよな。

652 :”管理”人 ◆PTCpKRyXLA :2008/04/07(月) 04:07:56 ID:q1OhneqO0
2人目を収納し終え、3人目の収納に突入しました。
何か変なところあったら報告をお願いします。

追伸
七人目のログが見当たらないので持ってる人はお願いします。

653 :本当にあった怖い名無し:2008/04/07(月) 09:03:13 ID:jQ/xTist0
管理人乙。そしてGJ。

654 :本当にあった怖い名無し:2008/04/07(月) 09:29:11 ID:lHdIseWrO
管理人さん乙です

655 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/09(水) 23:48:06 ID:Tdc1tk5W0
管理人さん乙です。
でもって、ほっぁしゃぁぁぁぁぁぁぁ!



「なぁ?そろそろ降りてくれてもいいんじゃね?」
『あ?うるさいよ。あんたが悪いんでしょ?わざわざ山奥の廃村なんかに来ちゃってさ』
「いや、しかたがないっしょ?道に迷っちゃったんだから。ってか、いい加減左肩痛い」
『まったく、男のくせにだらしない。気持ちのいい肩してるくせに・・・』
「何か言ったか?う〜ん、ガチガチだな。頭痛くなってくるわ」
『な!私が重いとでも言うの!?こんな可愛い娘に気に入られてるって言うのに!』
「いや、可愛いのは重々承知だし嬉しいが、四六時中常に乗られてるとどんなに綺麗な小鳥でも辛くなってくることもあるさ」
『え?えっと・・・大丈夫?』
「何赤い顔してるんだ?ふへぇ〜、少し楽になった。お?微妙にひんやりしてて気持ちいいぞ」
『か、硬くなって座り心地が悪くなったからほぐしてるだけ!勘違いしないでよね!まったく。ここら辺はどう?』
「うほぁ〜、最高〜♪可愛い娘に肩揉まれるなんて夢心地〜♪」
『う、うるさ〜い!おとなしくしてなさい!』
「へ〜い♪後で、俺にクレープ食いに行こうぜ?」
『え?本当!?・・・うぉっほん。人を物で釣るんじゃない!』
「はははははは!ちょ、くすぐったいって!マジ!ちょ!や、ひ〜!」
『約束は守れ〜♪』


・・・・・・・・・・桜満開でしたね。

656 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/09(水) 23:50:43 ID:Tdc1tk5W0
誤字ってしまったlllorz

× 後で、俺にクレープ

○ 後で、お礼にクレープ

657 :本当にあった怖い名無し:2008/04/12(土) 23:10:58 ID:xYSscHTlO
ナイスクレープ

658 :本当にあった怖い名無し:2008/04/15(火) 02:03:20 ID:Iv7xUxOJO
hosh

659 :本当にあった怖い名無し:2008/04/16(水) 02:44:33 ID:AFLvFFvMO
勃起と涙がとまらない。

660 :本当にあった怖い名無し:2008/04/16(水) 02:49:15 ID:mDJ8GvWC0
エロいツンデ霊SSがあれば治まると思うよ。

661 :本当にあった怖い名無し:2008/04/18(金) 09:32:20 ID:p3QS4gFDO
ほっしゅっしゅ〜
エロスはないけど、投下準備中。
変に長文だけど・・・いいよね?


662 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 13:24:21 ID:hP9GqVdw0
では!長文ですが、投下!


〜〜〜〜〜〜〜〜

「なぁ、お前は、遺留品について聞いたことないか?」
「へ?何をっすか?てか、ここで吸っちゃダメっすよ」
俺は、くわえかけたタバコを一旦止めたがすぐにくわえて火を点けた。
「ふぅ。まぁ、かたいこと言うなよ」
困った奴だという顔を向けられながら、俺は話を続ける。
「いやな、知り合いに聞いたんだがな。検死科もそうだが、鑑識でも出るって話を聞いてな。お前、見たことあるか?」
「ちょ!いきなり何の話しかと思ったら、オカルトっすか!勘弁してくださいよ。僕、その手の話し苦手なんっすよ」
俺が話をふったとたんに、こいつは泣きそうな顔をした。ちょっと、意地悪だったかな。
「いや、すまない。忘れてくれ。悪かった」
俺が一言謝ると今度は、少し意地悪な顔にかわる。
面白いなこいつ。
「本当っすよ。橘さん、何でいきなりそんな話するんっすか?暇なんっすか?さっき現場片付けてきたばっかなのに」
「だから困ってるんだよ。報告書も書かないといけないしな。いっそ、幽霊が出てきてくれて事件のあらましから何から、全部話してくれれば早く片付くと思ったんだがな」
「世の中、そこまで甘くないっすよ。ってか、橘さんって、見える人だったんっすか?うわぁ」
「見えないから、不思議人のお前に聞いたんだよ。まあいいや、邪魔したな」
俺は、なぜか怠くなってきた左肩を揉みながらその場を後にした。
まさか、この怠さが始まりだとは夢にも思わなかった。




663 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 13:26:03 ID:hP9GqVdw0
「っち、またかよ。今日に限って、何で調子悪いかね」
俺は、イライラしながらキーボードを叩き続ける。いつもは調子がいいはずなのだが、今日に限って何故かフリーズしたり文字化けのような誤変換が連続した。
「あれ?まだやってたんっすか?二時間もあれば終わるって、いつも豪語してたじゃないっすか」
「ああ、いつもならな。どういうわけか、パソコンの調子が悪いんだよっと、ようやく終了」
報告書を印刷させて一息付く。なんか変な感じだな。
「お疲れさまっす。肩、揉みましょうか?」
「いいよ。お前も、早く休憩に入れって・・・何だよこれ?」
俺は立ち上がり、プリンターを止めようとするが、パソコンは言うことを聞かない。
「どうしたん・・・うわぁぁぁぁあ!何っすかこれ!うわ!うわ!うわ!」
「うるせえ!この!・・・止まったか。洒落になってねえぞこれ」
電源ケーブルを引き抜くことで、プリンターの暴走が止まった。
俺が、印刷した書類以外にも紙が吐き出されそれの全てに尽く「怨」、「死」、「呪」の羅列が印刷されていた。
「た、橘さん、いったい何やってるんっすか。これ、洒落になってなさ過ぎっすよ」
「俺が、知るかよ。普通にプリントアウトさせただけだ。こんなもの冗談でもやるかよ。ああ、ダメだ。疲れたかな」
とりあえず、印刷し終わっていた報告をまとめてから余分に印刷された数十枚の気味の悪い紙をシュレッダーにかけた。

『・・・クスクスクス』

「?」
何か笑い声のようなものが聞こえた気がしたが、恐らくシュレッダーの音だろう。時計を見れば、すでに四時を超えていた。
交替時刻まで後少しだが、少し休むとするか。


664 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 13:27:02 ID:hP9GqVdw0

「橘さん、起きてください。橘さん」
「あ゛あ゛?ふぁぁあ゛、もうそんな時間か?」
のびながら時計に目をやると、まだ四時半を過ぎたぐらいだった。
「こんな時間にって、まさか事件か!?」
「いや、そのぉ〜。仮眠室に居たんっすけど、何か寝付けないうえに橘さん呻いてたんでつい」
自分の目元を揉みながら俺は、静かにこいつの言い分を聞く。
ああ、もうすぐ五時か。
「五木よぉ。要は、怖くなって寝れなくなっただけだろ?」
「いや、たしかにあのプリントみてビビリましたけど、そうじゃないんっすよ!本当に橘さん呻いてたんですからって、どこいくんっすか」
俺は、ため息一つとともに立ち上がりコーヒーを二人分入れる。
交替まで後、二時間ってところか。何も起こらないといいんだがな。


「おい、橘。だいぶ疲れてるみたいだな。気を付けて帰れよ?」
「え?そうですかね?まぁ、仮眠中に五木に叩き起こされましたからね。それでしょう」
俺は、冗談を交えながら署を出ようとする。
「ちょ!橘さん!これ何したんっすか!」
帰り支度を終えた五木が、俺の名前を叫びながら近づいてくるがすれ違う奴らは皆、苦笑いを浮かべていた。
「ああ?・・・ぶはははは!ああ、横で俺を叩き起こしたくせに仰け反りながら爆睡していた奴がいたからな。ついつい、おでこにイナバウワーって書いちまったよ」
「ぬぁ!そのせいで、引継ぎの間、皆必死な顔してたんっすよ!大体、何で僕にそういうことするんっすか!」
俺は、五木の背中を押して行き洗面所で顔を洗わせる。
水性ペンで書いていたので、落書きはすぐに落ちた。
「いやはや、目が覚めた。とっとと帰って一眠りするか」
「うう、橘さん酷いっすよ。僕、明日からイナバウワー五木っすよ。――てか、大丈夫なんっすか?昨日から、左肩ずっと気にしてるみたいっすけど」
「ん〜、何となく重いんだよなぁ。まぁ、疲れてるだけだろ。駅までなら乗せていくが?」
俺は、肩を回しながら車に乗った。
五木は、買い物があるからと車に乗ることはなかった。


665 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 13:29:32 ID:hP9GqVdw0
【交通状況のお知らせです。首都高は――】
いつものように、眠気避けにラジオを点けながら運転していた。相変わらずの渋滞と時々
話される事故状況に、交通科の大変さを感じる。
そんな感じにのほほんと運転をしていたが、帰り道にある一つ目のトンネルを過ぎてから、何か妙な違和感を覚え始めた。
「?」
少しスピードを緩めようとブレーキに足を置いた瞬間だった。

【ガガガガガガガガガガ】
いきなりラジオからノイズが響き渡った。
俺は、いきなりのノイズと洒落にならない音量に思わずブレーキを踏む。
だが、何故かブレーキは全く反応しなかった。
「な!?くそ!」
何度試しても、ブレーキは空を踏むように抵抗なく動くだけで、スピードは落ちるどころか加速し始めた。
「っこの!舐めんなこらぁ!!」
俺は、何とか操りながら前方に見えた工事現場の土砂へ思い切り乗り上げた。
それでも車はまだ進もうとし、1メートルほど進んだ後、タイヤがスリップを始めようやく停止した。
「くそ、何なんだいったい。車検出したばっかだぞ」

【あははははは!おっし〜!】

「な、何だ?」
いきなりラジオから流れだした少女の声に俺は、呆気にとられた。
『もう少しで、こっちに来れたのにね』
今度は、後ろから聞こえた声にバックミラーを見ると乗せた覚えのない少女が、こちらを見ながらニヤニヤしていた。
・・・すまん。もう限界だ。
「お前、何しやがったこら?ああ!?人様の車に乗り込んだ挙げ句、悪戯しやがったかこら!表出ろや!」
「あ、あんた大丈夫か?」
シートベルトを外し掴み掛かろうとしたところで、レフリーならぬ工事現場の職員に声をかけられた。
「・・・いや、すみません。何か、車の調子悪かったみたいで、申し訳ない」
俺は、自分の手元を見たがそこには、姪にあげようと積んでいたゲーセンのぬいぐるみの熊だった。
「そ、そうか。お〜い!作業に入る前にクレーン一台こっちに来てくれ!車降ろすぞ!ま、命があって何よりだ」
「すいません。ありがとうございます」

666 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 13:30:07 ID:hP9GqVdw0
車を土砂から降ろしてもらい現場の職員にもう一度頭を下げ、再び帰路に着く。
幸い、車はさっきのような怪しい動きはしなかった。だが、肩の重みや覚え始めた違和感は相変わらずだった。
しかし、土砂に乗り上げたときに見た少女。どこかで見た気がするが思い出せない。
【ずいぶんな言い草だったね。人が、せっかく幽霊の声を聞こえるようにしてあげようとしたのに】
まただ、またラジオから少女の声が車内に流れ始めた。
俺は、すぐにハザードランプを点灯させ、車を端に寄せた。
『へぇ、停めちゃうんだ。つまんないの。ま、もうやらないけどね』
バックミラーを見るとまたあの少女が、ぬいぐるみを抱えながら座っていた。
「・・・お前は、あれか?幽霊ってやつか?それとも、俺の幻か?」
俺の質問に対し少女は、きょとんとした顔をしたが次の瞬間には大笑いし始めた。
『ぷはははは!何それ?私が幻?あははははは!笑わせないでよ。っと、いきなり発進させるかなぁ。乱暴って言われるでしょ』
「まぁ、職業柄な。だが、少なくとも本当の子供たちには、それなりに好かれてるよ。お前、死んでからどれぐらいだ?なぜ、俺に憑いてきた?」
俺は、この少女の喋り方等から見かけどおりに判断するのは止めた。
『ふん、怒鳴った後は質問攻め?デリカシーないんだね。もてないでしょ?』
「悪戯に命削られたら、誰だって怒るに決まってるだろうが。で?いつ死んだ?なぜ、憑いてくる?」
とりあえず、俺に対する質問は無視することにする。
五木がいたら、便乗して興味津々に聞いてきそうだがな。
『ふん、女に年齢を匂わせるようなこと聞くもんじゃないよ。ま、なぜ憑いてきたかぐらいは教えてあげてもいいけどね』
何だか、偉そうだろこいつ。っち、さすがに車に塩は積んでなかったか。
『何、ごそごそ探してるの?あ、ロザリオとか?無駄、無駄。お守りも塩も、私には関係ナッシング♪』
「っち」
もう疲れたから、考えるのよそう。
ってか、俺にも霊感ってあったんだ。

667 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 13:30:33 ID:hP9GqVdw0
『へぇ、ここが橘邸ってやつ?ほほぉ・・・普通だね』
「うるせえよ。とっとと、帰れ」
『いや、無理だから。憑いちゃったし〜♪』
俺が、喋るのを止めた後も少女のラジオトークは終わることはかった。
だが、眠気避けにはなったが、このマシンガントークが部屋でも続くと思うと頭が痛くなる。
『お邪魔しま〜す♪へぇ、結構綺麗にしてるんだ。っと・・・失礼させていただきます。しばらくお世話になります。茜と言います。よろしくお願いします』
「・・・何やってんだ?」
少女は、誰もいない和室に向かってなぜか挨拶をしていた。
『先住者に挨拶は、基本でしょうが。荒事職業だからって、礼儀まで忘れた?』
誰かいるんだ。じいちゃんかな?・・・いや、考えるの止めよう。
とにかく、風呂だ。風呂入って、スッキリして寝よう。
「・・・何、見てるんだよ?」
『ほほぉ、ああ、お構いなく。へぇ、なかなか引き締まった肉体で』
・・・ちょっと、嘆きたくなってきたな。


「じゃあ、俺は寝るから。静かにしろよ」
『へぇ〜い。ってか、暇になっちゃうんだけど。もしも〜し・・・寝た?寝ちゃった?よし』
こいつ、何かやる気だ。
俺は、閉じた目蓋の向こうに何かがよぎった瞬間、目を開けた。
「おい・・・何やってんだよ」
目の前には、茜の顔があった。茜は、俺に馬乗りになって顔を近付けていた。
『勘違いするなよ?お腹が空いたから、あんたの生気を吸い取ろうとしただけでキスしようとしてるわけじゃないから』
・・・わけわからねぇ。
こいつ、一体何がやりたいんだ?
「・・・別に、暇ならテレビ見ててかまわないから」
『ふん、そうする。命拾いしたね。ふふふ』
茜は、そう言うとおとなしく一階に降りていった。
「・・・ようやく寝れる」
俺が、眠りに落ちるのがマッハだったのは言うまでもない。

668 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 13:32:40 ID:hP9GqVdw0
「っふぁ〜〜!っくあ゛あ゛あ゛・・・う゛〜。う?」
起きれば、既に昼の一時だった。よく寝たと思い起き上がろうとしたが、体が重くて起き上がりにくい。
何だと思い布団をめくってみれば、そこには猫のごとく茜が丸くなって寝ていた。
「・・・マジかよ」
ってか、幽霊って重みあるのか?
『ふぁ〜、ぬくぬく布団は気持ちいい〜♪』
・・・おまけに寝呆けていやがるし。
仕方がないので、降ろそうかと思ったが触れるのか?幽霊って?
物は試しで、頭に触ってみると何と触ることができた。
『にゅ〜』
頭を撫でてみると、気持ち良さそうな声を出した。
俺は、そっと抱き上げ静かに俺の上からベッドへ降ろし一階のキッチンへ向かった。


『う〜、おはよう?』
「いや、こんにちわだろ。むしろ、まもなくこんばんわだな」
俺が起きた後、茜が起きてきたのは日が沈む寸前だった。
『何、勘違いしてるの?別に、橘に言ったわけじゃないんだけど?』
「左様で。ったく、人の家に上がり込んだ挙げ句、人を布団代わりにしやがって」
『ほほほのほ〜♪私の布団になれたことを光栄に思いなさい?』
こいつマジで追い出してやろうか?っく、ダメだ。こんな成仏もできないような半端者に、怒ってどうする。
俺は、何とか気をそらそうとキッチンを見る。するとそこには、神棚とともに厄除けということで貰ってきた不動明王のお札があった。そして、その札のにはたしか・・・。
「〜〜〜」
『へ?ちょ?な、何?何?今、何唱えたの?』
お?さっきから余裕綽々だったのに、急に怯えた顔し始めたぞ?
「〜〜〜」
『い、いや、お願い止めてよぉ〜。嫌だよぉ〜』
う、ちょっと調子に乗りすぎたか?耳塞いで、蹲っちまった。
「あ〜、すまん。やりすぎた。・・・お〜い?」
・・・目回して、気絶してやがった。何か、幽霊って人間とあんまり変わらないんだな。



669 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 13:34:28 ID:hP9GqVdw0
『う〜ん、ごめんなさい〜』
「お〜い、起きろぉ〜?朝だぞ〜?」
あの後、まったく起きない茜をベッドに寝かせ何だかんだとしているうちに夜を向かえ
た。結局茜は、朝までうんうんと言うだけで起きることはなかった。
しかも、現在進行形で起きないんだよな。どうしたものか。
『う〜ん、う?』
「起きたか。おはよう。気絶してる間に朝が来たぞ」
俺は、茜の横から立ち上がるとキッチンへ向かう。幽霊はどうか知らないが、俺は生きているので腹は減る。
『え〜っと、橘は酷い奴?じゃなくて、ごめんさい。調子に乗りすぎました。あと、タオルありがとう・・・ずっと、看病してたの?』
茜は、おでこの濡れタオルを持ち本音混じりに聞いてくる。
「ずっとってわけじゃないがな。ったく、お守りやロザリオ、平気なんじゃないのかよ」
『う、うるさいなぁ。平気だけど、あの手の音が苦手なんだよ!』
茜は、起き上がり俺に向かって濡れタオルを投げ付けてきた。
これだけ元気なら大丈夫だな。
「よし、とりあえず・・・飯って食うのか?」
『は?私がそんな――』

ぐぅぅぅ

お腹が鳴るとこなんて、初めてみたよ。
しかたがない。用意するか。
「ちょっと待ってろ。すぐに用意するから」
『な!別に頼んでないし!ってか、話し聞いてるのかこらぁ!』
「一応な。あ、俺から吸い取るんだっけか?」
『う、いや、それ以外でも大丈夫。って、ちょっと待ちなさい!』

・・・うるさいなぁ。だが、まぁ、静かすぎるよりましか。




670 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 13:36:12 ID:hP9GqVdw0
朝食を用意してやると驚くほどの速さでたいらげた。
あまりの食べっぷりに思わず見とれていると、視線に気付いたのか茜がこちらを向く。
『な、何?別に頼んでもいないのに用意したのは、そっちなんだから返せとか言わないでよ?』
「・・・言わねえよ。ただ、相当腹が減ってたんだなと思ってな。顔、弁当だらけだぞ」
俺が、顔を拭ってやると茜は、真っ赤な顔をしながら食事を再開した。
「洗い物は、流しに入れておいてくれ。昼飯は、冷蔵庫にあるものかカップ麺があるから適当に食べてくれ。悪いな」
『え?出かけるの?』
俺が立ち上がると茜は、箸を止めてこちらを向いた。
そんな顔をするなよ。
「大丈夫だ。仕事だが、今日は日勤。すぐに帰る」
『ふ〜ん、別に心配してないし。ごちそうさまでした』
茜が、箸を置き食器を片付け始めるのを見てその場を後にした。
この時俺は、顔を赤くしたり普通に食事をしたりするせいで、幽霊だってことをすっかり忘れていた。


・・・家で、おとなしく待っていて欲しかったんだがな」
『はぁ?何で取り憑いた私が、取り憑かれたあんたから離れなきゃいけないの?』

出勤後、早速事件発生で現場に急行した。
その現場は、ここの所連続している惨殺事件のものだった。
一通りの現場検証を終え、車に戻ると後ろにはなぜか茜がいた。
『・・・ねぇ、ここでも事件?』
「守秘・・・って、幽霊に義務もくそもないか。ああ、昨日と同じ殺人事件だ」
俺は、茜に零すように話した。
すでに、事件は県を跨いで多発し、さらには発生周期も徐々に短くなり始めていた。
『殺されたのって、20ぐらいの女?』
「え?そうだが、いるのか?」
茜を見ると、目は俺を見ずに外を見ていた。
・・・マジかよ。

671 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 13:41:41 ID:hP9GqVdw0
『犯人は、十六歳の男で身長はだいたい170センチ前後。体もしっかりしていて、髪は首ぐらいまで。あとは、右頬にあざがあるってさ。あと、左の手の甲を思いっきり引っ掻いたらしいよ。あ、あと近所の高校生で顔見知りだって』
「な!洒落にならなさすぎだろそれ。いや、それよりもどうする。どうする。俺どうする?」
あまりの急展開に頭が、全然回らないでいるとちょうどいいところに五木が来た。
「あの・・・橘さん?何やってるんっすか?誰もいないところ見つめながら」
「ちょうどいいところに来た!五木、すぐにメモれ!」
俺は、茜から聞いた情報をメモらせ助手席に座らせた。
ここからどうなるかは、こいつにかかっている。
「五木、今の全部洩らさず書いたな?」
「はぁ、でもどこでこんなに細かく犯人の特徴聞き出したんっすか?橘さんって、プロファイリングできましたっけ?」
俺は、一度茜の方を見る。
しかたがない。上手い言い訳も思い浮かばないし話すか。
「あ〜、お前をいじめるわけじゃないから真剣に聞いてくれ。実はだな。俺は、幽霊に憑かれたらしい。左肩が重くなったのも、そのせいみたいだ。で、そいつが今、被害者から聞き出してくれたんだよ」
「・・・また、僕のことからかってるんっすか?」
五木は、少し青い顔をしながら俺を睨み付けてきた。
いや、気持ちは分かるんだが、勘弁してくれ。


672 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 13:42:02 ID:hP9GqVdw0
「信じられないのも分かるが、マジなんだ。もちろん聞き込みもちゃんとする。だからお前にも一つ鑑識として、頼んでおきたいんだ。さっきメモした特徴を洗い出せて、証拠を固められるものを見つけて欲しいんだ」
「た、橘さんが、トリップ――」
叫ぼうとした五木の口を俺は、急いで塞ぐ。
気持ちは分かるが、勘弁してくれ。
「お前の気持ちも分かる!だが、俺が捜査する上でお前をからかったり、冗談言ったことあるか!?って、すまん」
気が付くと五木が、軽く白目をむき始めていて慌てて手を話した。
「げほ!ごほ!わ、分かりましたよ!たしかに、橘さんは、仕事中は絶対ふざけないっすからね。ただ、期待しちゃだめっすよ?僕、鑑識じゃ下っぱだから仕事にそんなに口出しできないっすから」
俺は、五木からいい返事を聞くと車から降りる。
「頼んだぞ。俺も、ちゃんと聞き込んでくるからよ。っと、ちなみにだが、証拠偽造はするなよ」
「な!しないっすよ!まったく、僕にだってプライドや正義てものがあるんっすから!」
俺は、五木の声を聞き車を離れ、聞き込みに回った。

「・・・卑怯だなぁ。最後のあの笑顔。そう思わない?って、いないかな」
【・・・そうだね】
「!???む、無線?・・・・・・ひえぇ〜」



673 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 13:42:51 ID:hP9GqVdw0
その後、茜から聞いた特徴により犯人は、一週間以内というスピードであっさりと捕まえることができた。
犯人は、被害者宅から一区画程離れた高校に通う少年で、鑑識や検死からも彼が犯人と裏付ける証拠が挙がり全て茜から聞いた情報どおりの特徴だった。
なぜ犯行に及んだのかを聞いたとき「神様と同じことをすると、自分も神様になれるって知らないの?」と言う回答には、思わず拳が出そうになった。
『・・・辛そうだね』
「・・・まぁな。あんな理由で、まだ先のある人生を潰されたのかと思うとな」
一通りの書類を纏め、ようやく一息つけた頃には既に日が変わっていた。
『・・・肩、降りたほうがいい?』
「いや、大丈夫だ。ってか、いつの間に車にいたんだよ」
『何を言いますか。これでも、あなたに憑いた背後霊だよ?橘の後ろに行くなんて、ちょちょいのちょいだよ。・・・ようやく笑ったね。やっぱ、あんたはそれ位の余裕がないとね』
そうか。俺、笑ってなかったか。
俺は、目元を揉みながら椅子に寄り掛かって座る。その時、ふと壁に貼ってあるポスターが目に入った。
・・・そうか。どっかで見たと思ったら、ここでいつも見てたんじゃないか。
『どうかしたの?』
「茜、お前――」
「えっと、橘さん?」
振り返ると、少し青い顔をした五木が立っていた。五木は、少しおどおどしながら俺の横に来る。
「例のお告げの少女っすか?」
「・・・まぁな。あと五木、その言い方やめてやってくれ。茜って名前があるんだからさ」
俺は、怒るではなくお願いした。五木は、いつもの反撃にからかおうとしたのだろうが、俺の予想外の行動に軽く目が泳いでいた。
「おいおい、からかうならもうちょい考えてからやれよ。まあいいや、今俺の左肩に乗ってるのが茜。茜、こいつが五木だ」
「こ、こんばんわ。えっと、ひょっとしてだけどこの前の無線からの声って君かな?」
五木の質問に対し、ゆっくりと頷く茜。
無線、ファーストコンタクト時のラジオ。行けるかな?


674 :本当にあった怖い名無し:2008/04/19(土) 13:59:02 ID:IqwElFCa0
終わったのか引っかかってるのかわからないから支援

675 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 15:22:03 ID:hP9GqVdw0
引っかかってました。申し訳ない。

〜〜〜〜〜〜

「ちょっと待ってろ」
俺は、どこかにあったはずのラジオを探す。まぁ、すぐに見つかったんだがな。
「茜。お前、こいつを使って話せないか?」
俺の提案に茜は、少し渋い顔をしたが観念したのか『やってみる』と言ってチャレンジ開始。
【どう?聞こえる?】
「た、た、橘さん!僕が、無線で聴いたのこの声っす!」
茜のチャレンジは、一度目からあっさり成功。五木は、青い顔をしながらも興奮していた。
「ふむ、これなら俺の独り言病はなんとかなるわけだな。五木も巻き込むかたちになっちまったがよ」
まだ、ラジオ片手に五木と話してる分には、気味悪がられることもないだろう。
五木を見ると、まだ青い顔をしてはいるが興味津々なのか、ラジオに向かってあれやこれやと質問を繰り返していた。
ちょっと怖いぞ。
「茜、悪いが五木の相手しててやってくれ。俺は、少し調べ物がある」
「資料室行くんっすか?なら一緒に行きますよ。さすがに、一人だと気味悪っす。主に自分の姿が」
ようやく気が付いたか。まぁ、好きにするがいいさ。
俺は、何も言わず資料室へ向かうとその後ろを五木、茜の両名が追ってきた。
さて、どこまで行けるかな。


その後も、茜のおかげで起こる事件の殆どをスピード解決することができた。
ただ、相変わらず連続殺人は未解決だった。
そんな中、平行して個人的に調査していたある事件の終端が見えてきたが、俺はこの事実に思わず頭を抱えた。
「どうしたんっすか?悩んでるときは、飲むに限るっすよ!飲みに行きましょ!」
俺は、抱えた頭を引きずりながら五木に引っ張られるまま飲まされた。
まぁ、主に飲んでいたのは五木なんだがな。


676 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 15:24:57 ID:hP9GqVdw0
「う〜、橘しゃ〜ん。なんで、僕をいじるんっすかぁ。僕は、僕はぁ〜」
「はいはい、分かったから。トイレはここで、洗面所はここだからな。覚えたか?覚えたら寝ろ」
「り、了解であります〜」
五木は、敬礼のようなポーズをするとそのままベッドにぶっ倒れた。
『誘う割りには、弱いんだね』
「お調子者なだけだろ?茜は、腹減ってないか?」
『ん、大丈夫。ちょくちょくつまみ食いしてたから。ホッケって以外と美味しいね』
何となく少ないと思ったらお前か。
『ねぇ、あの写真は?』
茜は、俺の肩から離れると出窓に置いてある写真に近づいた。
「ああ、俺の家族だよ。親父様におふくろに、妹と妹の旦那に姪っ子。こいつむちゃくちゃ元気だったんだぜ?」
『だった?』
しまったと思ったときには、もう遅かった。俺は、なぜかかつての傷跡を自らえぐり始めていた。
「・・・ああ、五年前な。俺が、駆け出しのお巡りさんだった頃だよ。この近辺で、やっかいな事件が多発してな。甥は、それに巻き込まれた。まだ、公園デビューして間もない頃だぜ?これから友達つくって、笑いながら駆け回ったりするときだってのによ」
俺は、肩から隣に降りてきた茜の頭をそっと撫でてやる。
こいつも、まだまだ先があつただろうに。


677 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 15:25:58 ID:hP9GqVdw0

――俺の時計は、ここで止まったままなんだな。――

『・・・私の頭に触れるなんて、光栄に思いなさい?』
茜は、撫でられながら俺に身を寄せ大口を叩く。
だが、今はその言葉が有り難かった。下手に慰められるよりは、まだ明るくいられる。
「とんだお姫さまで――なんて格好してるんだよ」
「だぢばなざぁ〜ん。ぎもぢわるい」
茜と話していると、寝苦しかったのだろう。服を脱いで、下着のみになった五木が部屋に入ってきた。
「ほれ、トイレ行け。水持ってくるから」
「はい〜」
俺は、トイレに五木を連れていきキッチンへ向う。
「・・・わわわわ!橘さん!僕、何でこんな格好!?」
いまさら気が付いたのか、五木の騒ぐ声がこだまする。
『あの人って、実は超天然?』
「面白いだろ?」
茜と俺は、思わず吹き出した。
仕方がない。俺のだが、寝巻になりそうなシャツでも持っていってやるか。


「あの、橘さん?本当になにもしてないっすよね?」
「してない。だいいち、俺が何しろっていうんだよ?」
飲んだものの翌日が、休みというわけではない。
そして、現在出勤中だが五木は、朝から同じ言葉の繰り返し。正直、うんざりしてくる。
【私がいたのに、修平が何かするわけないでしょ。むしろ、あなたがさせてた方じゃない?】
「ぼ、僕!!た、橘さん!僕一体、何やらかしたんっすか!?」
昨日からだが、何で分かったのか知らないが茜は、俺を名前で呼ぶようになった。しかも、五木に対していじりまで覚え始めた始末だ。恐ろしい。
「ま、下着一丁でふらふらしながらトイレで、吐きもどしたぐらいかな」
「そ、そうなんっすか?ならよ―――ぐぁぁぁぁぁぁぁぁあ!全然ダメじゃないっすかぁ!」
助手席で、悶絶する五木を尻目に俺は、茜に真実をどう確認するか迷っていた。

678 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 15:26:49 ID:hP9GqVdw0
『珍しいね。運転中に悩み事?』
「まぁね。お前のことについてだ」
俺は、茜をちらりと見ると茜は俺をじっと見ていた。
どうやら、俺が言わんとしていることは、何となく分かっているようだ。
『私のこと調べてたんだね。ここ数日、何だかよそよそしいと思ったんだよね。まったく、乙女のプライバシーを覗き見るとは』
茜は、後ろの席から俺の膝の上に席を移りながらぼやく。
俺も前を向きながら、時々片手をハンドルから放し茜の頭を撫でてやる。
こいつの髪は、何だか撫でてて気持ちいいんだよな。
『それで?修平は、そんなことが聞きたいんじゃないんでしょ?』
茜は、すべて分かっていたようだった。
俺も、こんなことは聞きたくなかったんだが、このままではいくら何でも茜が可愛そうすぎる。
「なあ、お前をこんなふうにしたやつは覚えてるか?」
茜は、俺の問い掛けにうつむいてしまった。やはり、聞くべきではなかったか。
『・・・そうだね。そろそろ話さなきゃダメかな。・・・犯人はね・・・』

【お前だぁぁぁあ!!】

「っつあ!」
「わわわわわわわ!?」
俺は、ラジオのフルボリュームに思わず顔を背ける。隣で、悶絶していた五木も、我に返ったようだ。
【あはははは!どうよ?びっくりした?】
「おまえ・・・悪質すぎだ」
麻痺しかけた耳を揉みながら、茜を叩こうとしたが膝の上からいつの間にか後ろの席に移動してしまっていた。
【ふふふ、前のお返しだよ。あの呪文、耳痛かったんだからね】
後ろを見ると茜が、ない胸を反らしながら勝ち誇っていた。俺は、またあの呪文を唱えようかと思ったが、何だか嬉しそうな茜を見てやめた。



679 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 15:27:39 ID:hP9GqVdw0

「橘!現場に急行してくれ!例の奴がまた出やがった!」
その一言で、俺はすぐさま署を飛び出した。例の奴、ここ数年、巷を恐怖に陥れている連続殺人鬼。ここにきて、急速に犯行間隔が短くなってきている。
このままでは、いつ爆発してもおかしくない。
だが、なぜかこいつが相手だと途端に茜が非協力的になる。
「なぁ、茜。色々調べて、辿り着いたんだが、まさかお前とこの事件繋がってないか?」
『・・・・・・』
俺が、問い掛けるも茜はまったく答えようとしない。そこで俺は、さらに突っ込んだ質問をする。
「この件、母親が絡んでるな?」
俺の問い掛けに、茜の体が一瞬ピクリと揺れるとそのまま消えた。

・・・そう言うことかよ。

その後、事件は急速に終わりへ向かっていった。
事件発生後、検問を敷いたことにより茜の母親、柊菜那を捕まえることができた。
最初は、半狂乱に暴れていたものの次第におとなしくなり、自供を始めた頃には耳を塞ぎたくなるような話が始まっていた。
自らの子供をその手に掛け、さらにはその子供のためと錯覚し多くの人の命に手を掛けた。
俺は、呪咀を聞いているようで、聞くに堪えれずその場を他に任せた。



680 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 15:28:48 ID:hP9GqVdw0
『・・・酷いもんでしょ?』
「何がだ?」
俺は、茜を肩に座らせたまま報告書を書いていた。
時計を見れば、もうあと少しで日付が変わるところだった。
『お母さん。ああ言うのって、二重人格っていうの?娘を殺されたヒロインと、娘を殺した殺人鬼。まったく性格も行動も違うせいで、犯人と断定出来ない。ごめんね。私が、ちゃんと話してればもっと早く済んだのにさ』
「謝らなくてもいいよ。あんな状態じゃ、誰だって目を背けたくなる。特に、直接的に自分に関係するならなおさらだ」
俺は、書類を書き上げプリントアウトさせると大きく伸びをする。それを合図に茜は、肩から膝の上へ移動してきた。
『笑っちゃうよね。旦那と離婚して、ノイローゼになったと思ったら新興宗教にはまってさ。挙げ句の果てには、娘を殺してその遺体を偶像崇拝して生け贄騒動。どこまで落ちれば気が済むのかな』
俺は、茜に何も言ってやれず、ただそっと撫でてやることしかできなかった。
茜は、そんな俺にもたれかかり胸に顔を埋め泣いていた。
『何でかなぁ。何で、普通に暮らせなかったのかな。もっと、生きてたかったな。生きて、修平と会いたかったよ』
俺は、やはり何も言ってやれず、ただ撫でてやることしかできなかった。




681 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 15:29:08 ID:hP9GqVdw0
時計に目をやると、もうすぐ日の出の時刻だった。
俺の上では、相変わらず茜が顔を埋めていた。
『そろそろ・・・かな』
茜は、顔を上げ俺の上から静かに降りた。
まぁ、幽霊が音を立てて降りるわけがないか。
「行くのか?」
『どうだろ?ひょっとしたら、ずっと憑いたままかもね』
そう言い残し茜は、階段へ消えていった。それとすれ違いに、今度は五木が俺に近づいてくる。
「橘さん。今の茜ちゃんっすか?」
「ああ、可愛いだろ?」
どうやら五木も、見えるようになってしまったようだ。
「うわ、橘さんロリコンだったんすか」
五木は、いつになく俺に絡んできた。
何なんだ?
「橘さん。また、怖くて悲しい顔になってるっすよ?せめて、もう少しましな顔で送ってあげないと茜ちゃん、向こうに行けないっすよ」
「・・・そうだな。そうしてやりたいんだが、やっぱりきついな。こういう事件は」
俺は、五木からコーヒーを受け取ると一口すする。
・・・苦いな。
「橘さん」
「ん?――」
俺が顔を上げると、五木はいきなり俺にキスをしてきた。
何だよこれ?
「へへ、やっぱ分かってなかったか。これは、私からのお礼。しかし、五木って本当に便利ね。見れないけど憑依出来るとは思わなかったよ。では!」
そう言うと五木は、もと来た階段を駆け上がっていった。
・・・やられた。茜だったのかよ。
しかも、今の何人かにチラミだが見られたぞ。





682 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 15:31:33 ID:hP9GqVdw0
「た、た、た、橘さん!まずいっす!やばいっす!」
それから数時間後、交替時間近くになり五木が文字どおり階段から転げ落ちてきた。
「朝から騒々しいな。どうした」
「橘さんの家に泊まったのばれたっす!しかも、それ以外にも色々と付属オプションが付
いて、ぼ、ぼ、僕と橘さんが・・・えっと・・・その・・・」
【じれったいなぁ。修平、よく聞きなよ?あなたと五木が、付き合っててかなりいい感じってことになってるのよねぇ。ま、五木も本当は修平のこと――】
「わわわわわ!茜ちゃん、それ以上言っちゃダメ!」
【あら?いいじゃないの。あなたとは、一応同盟関係だし。二人とも、修平のこと大好きだしね〜♪】
何だこの漫才は・・・ってか俺、なんか今凄いこと言われてないか?
「た、橘さん〜どうしよう〜」
「どうしようって言われてもな。俺は嬉しいことだが、お前は女だし嫌なら全否定すればいいんじゃないか?」
【おお!いっちゃんやったよ!修平は、バッチリ付き合ってくれるって!】
「え?え?うそ?えっと・・・不束者ですがよろしくお願いします」
五木は、急な展開に遅れ気味だが茜の言葉は理解したらしく泣き始めた。
・・・何だよこの展開は。ってか、まわりの連中ニヤニヤ見てるんじゃねえ!
【いやいや、私も憑いたかいがあったってもんよ!じゃ、修平?私たちをよろしくね♪】
「・・・私たち?」
『そ、五木ちゃんと私の美女両名♪両手に花なんて、男冥利につきるね!』
肩の感覚が麻痺してて忘れていたが、こいつ俺の肩から降りる気ないな。しかも、五木まで巻き込みやがった。


ま、この騒がしさも悪くないか。

『あ、どこ行くの?事件?』
「た、橘さ〜ん!待ってくださいよ〜!」

――俺の止まってた時計が、また動きだした――


〜〜Fin〜〜


683 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 15:32:16 ID:hP9GqVdw0
ロングレンジ駄文失礼しました。
・・・気に入ってもらえるかな。

684 :本当にあった怖い名無し:2008/04/19(土) 17:57:52 ID:j0IXbybN0
”五木”が女だとは、最後まで気付かなかった orz

685 :本当にあった怖い名無し:2008/04/19(土) 19:29:27 ID:c8wxH4uDO
よかった

686 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/19(土) 20:18:15 ID:hP9GqVdw0
>>684
実は、それが狙いでした。www

>>685
あざーす

687 :本当にあった怖い名無し:2008/04/19(土) 23:36:03 ID:mNf579uuO
なんとうらやましい!

茜も五木もいいキャラだな〜

688 :本当にあった怖い名無し:2008/04/22(火) 19:54:51 ID:qbEnZu9x0
保守させていただきます

689 :本当にあった怖い名無し:2008/04/22(火) 22:23:17 ID:g7W0VmmMO
女である事を示してる伏線があるんだろうが見つけられん
ウホッでも全く問題なく成立するような

690 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/23(水) 01:39:08 ID:wB3upxkc0
>>689
書いてる途中で、ちょっと迷いましたがやめておきましたw

伏線的には
>笑顔を向けられたときの反応
>酔いつぶれたときのトイレの叫び&翌朝の焦り方

・・・どれも弱いですかね。
まぁ、性別をあまり匂わせないようにしていたのでよしということで。



691 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/04/23(水) 01:45:20 ID:wB3upxkc0
春終わっちゃったね。でも、もうすぐ夏だよね。
「そうだな。風鈴と扇風機の季節だな」
クーラー使おうよ。でも、その前にアマガエルが喜び紫陽花咲き乱れる梅雨だね。
「うお!それ忘れてた。お茶類の葉っぱや乾物に乾燥剤入れとかないとな。パン類は、冷凍庫に入れておくしかないか」
梅雨の時期って変に冷え込んだりするよね。しかも、降り続く雨のせいで犬さんや鳥君たちって、何かしょんぼりしてるよね。
「まぁ、そういう季節だからな・・・いや、ちょっと待て。お前、何か隠してないか?」
熊大佐!プライベートにゃんこを保護いたしました!!
「猫を解き放て!そのこは、獣だぞ!」
お互い古かったね。
「いや、とりあえずあわせてやったんだが、それよりもまさかとは思うがそのホームズ君を飼う気じゃないだろうな?」
ホームズ?ああ、赤川次郎か。ホームズ君!命名されたからには、君も我が家の一員だ♪
「一応、ここはペット禁止なんだが」
え?管理人さんから許可貰ったよ?しかも、管理人さん凄いんだよ。猫2匹と犬1匹が同居人。
「うっそ!マジかよ。あんのバカチンが」
まぁまぁ、熊さん。君も落ち着きたまえ。私、三毛猫ホームズが来たからにはいろいろな意味で余裕だにゃん♪
「アテレコするなよ。はぁ、ちゃんとトイレの躾とかしっかりやれよ?ってか、ちょっとまて、こいつ雌な上にネコマタだぞ」
わ〜お!ホームズちゃんだっやのね♪
「うぃ、ばれちゃったか♪」
・・・びっくりだ。
「よかったな。ネコマタならトイレの躾も必要ないぞ」
いや、それよりもしゃべれるとこにファンタースティック。
「世の中、忘れてもいいことはあるぞ」
「え〜、つまらないこというなよ〜!それより、お腹すいたよ!何か頂戴♪」
「はいはい。ミルク粥作ってやるよ」
「わっほ〜い♪」
っは!ついていけない自分がいた。なんだろこの急展開。でも――
「悪くないってか?ほれ、お食事完成。残さず食えよ?」
「ごっち〜♪う〜ん、短時間で仕上げたのにおいしい上に、温度調整も最高♪」
「へいへいって、恵那?笑いながらネコマタのまねして、俺の膝の上に丸くなるなよ。キャラが、どんどん変わっていくぞ」


――梅雨が明けて、夏になったら三人で海に行こう!――

692 :本当にあった怖い名無し:2008/04/23(水) 20:10:05 ID:5+94uyzM0
保守させていただきます

693 ::2008/04/24(木) 20:09:07 ID:jb02kwMw0
僕の、初恋について、お話しようと思います。
僕は口下手ですし、あまり面白い話じゃありませんから、興味の無い方は、どうか読み飛ばしてください。

694 ::2008/04/24(木) 20:09:54 ID:jb02kwMw0
一目惚れでした。

昼休みの最中だった、彼女は、屋上の隅っこで、天気が良かったんですね、退屈そうに座ってました。
かっこよく脚なんか組んでて。大きな瞳を、眠たそうに、不機嫌そうな顔をしてました。
長い髪も、短めのスカートも押さえずに、風に任せたっきり。じっとポーズを崩さないんです。
ちょっと怖そうな、話しかけづらいような彼女は、ときどき口の中を、もごもご動かすんですよ。
なんだか可愛いでしょう。一目見て、それだけで、夢中になりました。
僕はというと、ベンチ一個分先で、突然見つけ出してしまった、初めての恋の対象を、ぽかん、と。
おいおいあの子誰だよと。級友達は、余った弁当の争奪戦に夢中で、気付きもしない。
彼女も、唖然と見つめる僕の視線には、全然気付かなかった。
ずっと、眩しそうに、脚組んで、ベンチの上で反り返ってました。

695 ::2008/04/24(木) 20:10:40 ID:jb02kwMw0
校内で、ときどき彼女を見掛けるようになりました。
もしかしたら、今までにも、彼女とすれ違ったり、隣合って座ったりしたことがあったかもしれません。

ただ、屋上で彼女を、意識したとき。
太陽の光をうっとうしそうに、風に吹かれて、のんびり日向ぼっこでもしている彼女を、見つけ出したとき。
ようやく僕は、彼女のことを知ったんだと思います。
ささやかですね。
恋は。

696 ::2008/04/24(木) 20:11:26 ID:jb02kwMw0
さあ。気になる女の子ができた。お話したい。仲良くなりたい。触れ合いたい。
なら、果敢にモーションを掛けるのが、玉砕覚悟でね、あるべき、男の青春でしょう。
ですが、やっぱりというか、なかなか、うまくはいきませんでしたね。

クラスも分からない。名前も分からない。なんとか特徴を捉えて、人に尋いてみても要領を得ない。
それならと、屋上で、廊下で、中庭で、偶発的でもチャンスは全て、活用しました。
ことごとく無視されました。
本当に、構われないんですね。彼女にとって、眼中に無いんです。口もきいてくれません。
一瞬、目が合った、と思っても、彼女は別段、表情も無く、さっさと行ってしまう。
正直、ヘコみました。けど、恋は盲目、なるほど。そう、かもしれません。
どれだけつれなくされても、彼女を想うと、身体中がじわっと焦るような感覚は、少しも和らがなかった。
ずっと強くなっていった。居ても立っても居られなかった。
彼女の瞳は、無表情でも、とても力強かった。理性的な輝きです。
ええ、言ってて照れますね。

697 ::2008/04/24(木) 20:12:13 ID:jb02kwMw0
しかしながら、僕としては、なんとか彼女と仲良くなりたい訳ですよ。取っ掛かりが欲しかった。
この頃には、毎日のように彼女を見掛けることができました。それだけに、焦りが募る一方で。
さらにこの頃、級友達の目には、僕は相当テンパってるように見えていたようでした。
そりゃそうですよね、毎日毎日、授業そっちのけで。
ラブレター書いてたんですから。

春が来た、春が来たぁ、ってうるさかったですよ。本当。
そっとしておいてやろうぜ、ああ、初恋は実らないからな、あいつも大人の階段、うるさかったんです。
静かになったのは良かったんですが、その間も、彼女は僕のことなど何処吹く風。
女子生徒が大声で騒いでも、悪そうな男子生徒がたむろしていても、その側をつまらなそうに、歩いてました。

違和感を感じたのも、この頃でした。

698 ::2008/04/24(木) 20:12:59 ID:jb02kwMw0
話を聞いてもらえないなら。聞く耳持たぬなら。読ませるまでよ。一筆入心。
この時期、やっぱり僕は、かなり心乱れていたみたいですね。思い返すと、恥ずかしいです。

なんて書きましたかね。もうあまり、とぼけてませんよ、本当に覚えてないんです。本当です。
ただ、あんまりにも彼女が僕のことに無関心だったから。
クラスと名前。不細工なくらい、大きく書いたのを覚えています。
肝心の、彼女への、想いの丈は、なんだかぼやかしぼやかし、情けなかったような気もします。
とにもかくにも、まずは、僕を見て欲しかった。
僕のことを、知って欲しかった。
誰よりも。
彼女に。

699 ::2008/04/24(木) 20:13:44 ID:jb02kwMw0
わくわくしました。
不安も、勿論ありました。でも一歩、彼女に近付けるかも知れなかった。

彼女への手紙を書き終えた僕は、もう、一刻も早く、これを、彼女の元にと。
馬鹿でしたね。クラスも名前も分からない。彼女の、お決まりの下駄箱は、一体何処だよと。
途方にくれました。どうしよう、って、情けなくうなだれましたよ。
直接渡そうにも、彼女、相変わらずだったんです。無視。無視。無視。

発想の転換ですよね。
待ち伏せしたんです。無視されるのに、ええ、無視されても、ですよ。
ベンチの、屋上の隅っこのベンチです、上にですね、手紙を置いて。風に飛ばされないよう、習字用の文鎮で押さえて。
僕は、屋上の入り口で、頑張ってるんです。待つんです。
彼女が、何の気無しに、真面目な顔して、ぺたぺた歩いて来るのを、待つんです。

700 ::2008/04/24(木) 20:14:30 ID:jb02kwMw0
不幸な間違いがあってはいけません。断じて。
僕の恋が、そのきっかけが、掛かっていましたから。
彼女以外の生徒が、教師もです、屋上の隅っこあたりに向かおうものなら。全速力で手紙を回収しました。
なんとも面倒くさい、遠回しな、手間の掛かることをしたものです。
でも必死でしたから。僕は。

天気の良い日、空がとても大きくひろがる日、太陽の光が真っ白に、うっとうしい日。それを映す瞳。
彼女を、大切な彼女を、見つけ出してしまった、あの日を、僕は今も忘れません。
ロマンチストです。信じてました。
陽射しを睨んでいるような。
彼女は、青空が似合う。

701 ::2008/04/24(木) 20:15:17 ID:jb02kwMw0
屋上で張り込んで、五日目、だったかな、また良く晴れたんです、空が。

彼女が、あっさり来たんです。
彼女は、ベンチにふんぞり返って、背もたれに片腕を掛け、お決まりなんですね、細い脚を組んだ。
手紙を発見したんです。覗き込むようにして、ちょっとだけ固まっていました。
細い指で、さっとすくい上げました、すぐに読み出したんです。

拍子抜け、いえいえ、勝負は、これから、でしょう。今までに無く、僕は緊張しました。
脚が、かくかくかくかく、震えたんです。息をするのがどうしても難しくて、心臓も破裂しそうなくらい。
どうしたものか、声を掛けに行こうか。どう、しよう、か。
そのときですよ。

彼女の顔が、彼女の瞳が、口元が、笑ったんです。ほころんだ。
前屈みで姿勢も悪く、威丈高に組んだ足先で室内履をぱたぱた。相変わらず、話し掛けづらい。
不機嫌そうな、眩しそうな、しかめっ面で、不敵なたたずまい、いかにも気むずかしそうな。
手紙を、僕の文字を、指先で、大事そうに、撫でていたんです。

彼女の、初めての笑顔にあてられて、僕は急に照れて、恥ずかしくて、どうしようもなくなった。
階段を駆け下りました。誰も居ないところまで、走った。嬉しかった。
頬が熱かった。

702 :10:2008/04/24(木) 20:16:06 ID:jb02kwMw0
あんまり広いところでぶらぶらしてると不安になる、こともある。
たまにはヘコんだりもするし。だからよく知った居心地のいいところに帰る。
教室裏庭保健室。別舎の廊下と体育館、裏。
屋上。

雨の日は最低。舌打ちしてから蹴りつける。屋上入口に穴が開く日も近い。頑張ろうと思う。
晴れればそれでいい。文句ない。でも屋根は付けろ。まぶしい。

年賀状とか別にして、手紙を初めてもらった。
別に。なんで焦るんだよ。馬鹿じゃねーの。

まさかとは思ったけど。
私を見つめる人がいた。

なんて書かれてたか言いたくない。
私のために書いてくれたんだし。
私が読めればそれでいいんだよ。

703 :11:2008/04/24(木) 20:16:53 ID:jb02kwMw0
彼女を見ていて、気になることがあったんです。

彼女は美人なんです。誇らしげでしたか、すみません。でも本当ですよ。可愛いんです。
でも僕以外に、おいあの子いいよな、聞いたことがありませんでした。素振りも見せない。
ストイックだった、それは、どうでしょう。
違和感は、段々、現実味を帯びてきたんです。
彼女と話したことのある、女子はいないか。先輩は、後輩は。じゃあ、先生は。
確信に変わりました。
誰も、彼女を、知らないじゃないか。見たことも、ないのか。

でも、確かめましたよ。
ねぇねぇ、あの人、知ってる、あの女の子、髪が長い子いるじゃん、あそこ、壁に寄っ掛かってる。
誰。どれ。どこ。

なるほど。
誰もが、幽霊を見ることができる訳じゃない。

704 :12:2008/04/24(木) 20:17:37 ID:jb02kwMw0
じゃあ幽霊は。彼女は。
見えてるんだろうか、僕達のこと。
ことごとく無視されたからって、状況のせいにしたかった訳じゃありませんよ。本当です。

結論から言うと、見えてなかった。
誰もが、生きてるときと同じように、全てのものを見ることができる訳じゃない。
少なくとも、彼女には。何も。誰の姿も、見えてなかったんです。

びっくりしました。ずっと気付きませんでした。彼女が一人だってことに。
だって誰の姿も見えない、一人ぼっちじゃないですか。
彼女はもしかして。
毎日毎日、無人の校舎を。
人の声はあるんでしょうか。人の動く気配は、人がそこにいる日常は。
揺れるのは自分の髪とスカートの裾だけで、ぺたぺた一人で、歩いてたんでしょうか。

苦しくなった。急に寂しく、心細く、なったんです。
彼女が、もしかずっと一人でいたことを知って、急に、やるせなく、苦しくなった。

寂しい彼女を、ほっとけなくなった。みくびらないでください。
僕は、恋をしていたんです。

705 :13:2008/04/24(木) 20:18:21 ID:jb02kwMw0
手紙には、返事がつきものです。
無いと困りますよね。僕の場合だと、恋の終局を意味しますからね。ええ。

彼女が手紙を取り、読んでくれたことに、僕は本当に嬉しくて、走り去ってしまいました。
言いましたね。駄目じゃないですか。彼女は、僕のこと見えてないみたいなのに。
せめて、特定の、居場所とか、その時間なんか、僕はここにいるんだよ、って明示しとかなくちゃ。
後の祭りでした。行動が先立ってばかりで、頭が回りませんでしたね。

午後の授業が始まって、周りは皆、眠たそうにダルそうに、うっとり机にかじりついてます。
僕、僕はですね、どうやって彼女からお返事貰うのと、冷汗垂れ流してました。
どうしましょう。どうしようもないんですけど。どうなったと思います。
来たんです。返事。

706 :14:2008/04/24(木) 20:19:07 ID:jb02kwMw0
古文の授業でした。
黒板を背に、先生が、机に両手で寄り掛かり、大鏡だが水鏡だか、忘れましたけど、得意な調子で朗読してるんです。
その脇から、彼女が大股で入ってきたんです。
彼女は誰も見えませんし、誰にも見られません。問題は無い、のですが。僕は噴出しました。
うるさいぞ、と先生に注意され、すみません、彼女は先生の手許を覗き込むように、座席表を眺めてました。
まさか、返事と言っても、まさか直接来るなんて。
だって彼女は、僕のことが見えないんですよ。

顔が赤いんです。
僕の席を確認したのか、ずんずんこちらに歩いて来る。
毅然と目線を上げ、表情は無かった、ただ少し、熱っぽかった。
席の前で仁王立ち、彼女の顔を、綺麗なんですよ、こんなに近くで見たのは、初めてで。
大きな瞳が、値踏みするように、細かく揺れていた。口は真一文字、意思が強そうに、引き締められていた。
すごく真面目な顔でした、真剣な。それはもう、惚れ直しましたよ。胸が高鳴った。
彼女は、目を細めたり、大きく開いたり。

僕のことを、見ようとしたんですね。
見えてなかったと思います。
嬉しかった。

707 :15:2008/04/24(木) 20:19:52 ID:jb02kwMw0
彼女は十分も二十分も、僕のことが見えてないのに、僕の目の前にいてくれた。じっと。
僕は、ようやく気が付いて、大慌てでノートに走り書きましたよ。

"来てくれて、ありがとう。手紙を読んでもらえたみたいで、良かった。本当に、嬉しいよ。
彼女はね、照れたように笑ったんですよ。
"まじめに勉強してたか?"
たまらなかった。涙を堪えきれなかった。初めて、初めて彼女と、話すことができた。
"君のことが気になって、最近は授業どころじゃないよ。どうやったら気付いてもらえるんだろうって、今だって"
"じゃあサボろう"

「先生、お腹痛いんでトイレ行ってきていいですか」

708 :16:2008/04/24(木) 20:20:37 ID:jb02kwMw0
天気が良かったです。今日は快晴、って。
幾度と無く蹴りつけられ、泣き目のような穴が開きそうになった入口を横目に。僕らは屋上に出ました。
風が穏やかで、雲は盛り上がり、白かった。空はもっと青い。
彼女は脚を組み、僕のいると思われる方に半身だけ向いて。
そして僕のいると思われる方を、とても、優しい目で眺めてた。見えていなかった。
陽射しは結構強くて、彼女の白さと、睫毛の長さを際立たせた。

"いい天気だね。屋上に、よくいるのを見掛けたよ。僕も屋上は好きだな。"
"好きなのは屋上ですか"
"ストレートですね。"
"手紙みたいにさ"

シャーペンを、交互に、相手の方に向けて置き合うんです。
彼女の文字は、凛々しかった。

"うん。"
"私を口説けよ"

709 :17:2008/04/24(木) 20:21:21 ID:jb02kwMw0
授業中に、ラブレターを書いたんです。
彼女の目の前で、ですよ。筆談ですからね、告白というより、ラブレター。
屋上でベンチに突っ伏して。必死だった。大真面目だった。ペンの芯が何度も折れた飛んだ。
たった一文書くのに。彼女はそこにいるのに。僕はここにいるのに。天気がこんなにいいのに。
震えながら書きました。

ごくりと見上げると、彼女の顔があるんです。目が合ったような気がしました。
僕のことは見えていませんから、彼女はきっと、ベンチの上のノートを見つめていたんですね。
うんうんうんと、満足そうに、細かく頷く素振りを見せたあと、彼女が突然空を見上げた。え、と。
見上げたまま、彼女の手が、腕が、何かを求めるように、手繰り寄せるように、僕の周囲を掻き毟る。
僕は、鈍感ですね、彼女の視線を追うけど、青空が広がっているばかりで。

首を下ろすと。彼女がノート片手に微笑んでいた。
嬉しそうだった。得意そうな顔でした。
間違いなく僕に宛てた言葉だった。

"もし触れるようになったら一番に抱きしめてやろう"

710 :18:2008/04/24(木) 20:22:06 ID:jb02kwMw0
彼女は毎日、照れくさかったんでしょう、一生懸命難しい顔を作って、僕を待っていてくれたんです。
不機嫌そうに眉をしかめていても。
退屈から脚を組みかえていても。
意味もなく襟を擦っていても。
いつも、鼻歌でも歌い出しそうな、やわらかい横顔をしていた。

前日の内から、明日はあそこのあのあたりで。"待たせるなよ""早くな""待ってるから"
僕が見つけて、走り寄り、できるだけ彼女の目に付くところにノートを置くんです。
彼女がそれに気付くまで、彼女の側で待ってるんです。
"よう"
一言目は、そっけないんです。
真っ赤になって、遅いぞと、文句の一つでも言いそうな、困ったように嬉しそうに、顔を輝かせた後。
おもむろに、重々しく、書いてみせるんです。
可愛いでしょう。

"私の彼氏は今日も元気か"

711 :19:2008/04/24(木) 20:22:54 ID:jb02kwMw0
"エロ本を発見しました"
"僕のではありません。"
"私にどんなポーズをしてほしいですか"
"友達が勝手に机の中に入れたんです。"
"彼女ができてヤりたいさかりでしょう"
"聞いてください。"
"私はヤりたいです"
"丁寧語をやめてください。"
"信じてもらえないかもしれませんが"
"なんでしょうか。"
"私は処女です"
"なんて言ったらいいんでしょうか。"
"童貞ですか"
"はい。"
"予約しました"
"今ので予約できたんですか。"

712 :20:2008/04/24(木) 20:23:53 ID:jb02kwMw0
おててにぎにぎしながら帰る奴とかいるだろ。廊下で抱き合う奴とかな。
絶対いるんだよな。便所の個室で触りっことかな。なに教室の鍵かけて自習してんだよ。

私は指一本もおあずけか。
おかずは提供できます。今日はパンチラ。明日は谷間。明後日は、なんだ、ご開帳か。
なんで私は触れ合えない。
大好きな男の子と肩が触れ合って思わず赤面。なに笑ってんだよ。いいじゃねーか。

はあ。彼。
ああ。彼。はいはい。
彼とか言うな。むかつくんだよ。
自分で考えろ。

私の。彼氏なんだよ。

好きな人と。触れ合えないのはかなしいよ。
これでなかなか詩人だろう。
私は。

713 :21:2008/04/24(木) 20:24:42 ID:jb02kwMw0
彼女を喜ばせるのが、彼氏の仕事です。
なんで面倒くさそうな顔をするんですか。だって嬉しいでしょう、彼女が喜ぶと。
幸福なことに、ええ、実に、僕と話すことを、彼女はとても喜びました。幸福です。
だから僕は。自分の携帯に、電話を掛けたんです。恋人の声を聞くために。
彼女の声を、聞いてみたかったから。

彼女と別れた後、自分の席に携帯を放っておくんです。"もう帰るか"
マナーモード。なんですかそれ。音量は最大ですよ。"そっか"
誇らしげに言うんです。彼女と長電話するから。"そうしろ"
僕の彼女は、とても寂しがり屋なんです。"いや別に"

"じゃあな"

714 :22:2008/04/24(木) 20:25:24 ID:jb02kwMw0
留守電に切り替わってしまいました。彼女は、電話を取らなかったんでしょうか。取れるんでしょうか。
再チャンレンジ、延々と鳴らしましたよ。夜中、無人の校舎に、しつこく呼出音を鳴らし続けたんです。
もう一度、留守電に切り替わるかと思った。再送信ボタンに、指を置きました。
くぐもった、女の子の声がしたんです。

「もしもし」

彼女に、決まってるじゃないですか。
「僕」
しばらく、彼女は無言でした。それから、囁くように、かすれた声で言った。
「携帯忘れたのか」
一音も、聞き漏らすまいと、じっと、彼女の声を聞きました。大切な声だったから。僕も答えました。
「そういうことにしておこう。拾ってくれて、ありがとね」
またしばらく、彼女は無言でした。今度はもっと弱々しく、少し、声が震えていた。
「頭いいな」
「だろー。ねぇねぇ、ところでさ」
「うん」
彼女の言葉が、どんどん短く小さくなっていく。僕は彼女を、泣かせる訳にはいかなかった。だって、彼氏ですから。
わざわざ聞いたんです。
「泣いてるの」
一度完全な無音になりました。ノイズすら聞こえなくなった。通話は続いている。
彼女の声が、真直ぐに、僕の耳に飛び込んできた。震えていない。はっきりした、彼女の声だった。
「なんで泣くんだよ」

彼女はきっと、ひと時携帯を下ろしたんです。
窓の外を、真っ暗な夜を、瞬きもせず一人、凝視した。
彼女は、強い。

715 :23:2008/04/24(木) 20:26:04 ID:jb02kwMw0
長電話しましたよ。そりゃあ。携帯、充電済みです、今回ばかりは抜かり無し。

「今。机の上に座ってる」
「ははぁ。机に座ってらっしゃる。流石。それは恐らく僕の机なんでしょうね」
「ああ。うん。嫌か」
「明日は気持ち良く眠れますね。机に頬を擦り付けて」
「眠るんなら私といろよ」
「可愛いな」
「なにが」
「僕の彼女は」
「そうかよ。良かったな」
「うん。ねぇ」
「なんだよ」
「好きだよ」
「そうか」
「そうだよ」
「私も言いたい」
「どうぞどうぞ」
「私だって、好きだよ」

彼女が、とっても優しく、声にしました。

716 :24:2008/04/24(木) 20:26:43 ID:jb02kwMw0
そろそろ携帯の電池が危ういから、僕も明日また行くからと、名残惜しげに話してました。
彼女が切り出したんです。会えないか、って。

「どうやって」
「いい頭が考えろ」
「僕が考えるんですか」

彼女は、電話の向こうで笑いました。
でも、大切なことを打ち明けるように、ゆっくり囁いた。

「ご褒美欲しくないか」
「ごめん、ちょっと待って、今本気で胸が高鳴った」
「いいなりになってやろうか」
「頼むから待て。めまいがする」

今度は真面目な声だった。

「ご褒美欲しいだろ」
「恐ろしい女だ」
「私も、ご褒美あげたいんだ」
「頑張ります」
「がんばれ」
「あい」
「うん。じゃあな」
「おやすみのキスはー」
「無ぇよ」

怒ったように、ブツッ、と電話は切れました。

彼女と話したのは、これが最後です。

717 :25:2008/04/24(木) 20:27:21 ID:jb02kwMw0
お前そこまでしといて彼女を裏切ったのか、なるほど、そういうことになります。

僕は、死んでしまった。

718 :26:2008/04/24(木) 20:28:10 ID:jb02kwMw0
朝っぱらからアクセル全快は勘弁してくださいよ。
レーサー気取るならサーキットでぶっ飛ばしてくださいよ。
だいたいインコーナー攻め過ぎなんですよ。吹っ飛んだじゃないですか。
信号待ってただけなのに。もう校門目の前だったのに。彼女をそこに見つけたのに。

それでも。それでも、ですよ。
彼女が出歩ける、校敷地内に吹っ飛ばしたことだけは、評価したいですね。
はあ。僕は甘いですか。

719 :27:2008/04/24(木) 20:28:53 ID:jb02kwMw0
息ができないんです。でも息は苦しくないんです。苦しいのが分かってないんです。
ただ、痛い。身動きなんかとれません。なのにあっちもこっちも、じくじく。
突然不吉な予感が走ります。捻切れるような激痛。身体をおもちゃにされているようだった。酷かった。
焦りました。周りが慌てる様子らしき音が聞こえるんです、けど、目が見えない。あれあれ。
あぁ、良かった。見えた。急に視界が開けたと思ったら、今度は口の中に何か嫌なものが溢れてくる。
叫ぶこともできずに。ひたすら痛みにさらされる。そこにあったのは。
自己主張の無い、耐え難い、ただの肉。ですか。
だから、彼女に見えたんですよ。

さすがに険しい顔でした。僕の頭の上あたりで、黙って仁王立ちしてるんですよ。
しばらく、一瞬だったかもしれません、彼女だと認識できなかった。脳が、ずれたせいかもしれません。
それでも僕は、彼女と気付きましたよ。僕が気付かなくて、誰が気付くんです。
僕の目の焦点でも合うのを待ってたんでしょうか。ようやく。
彼女、なんて言ったと思います。

「私の彼氏、知ってるか」

720 :28:2008/04/24(木) 20:29:44 ID:jb02kwMw0
今もう死にそうな、死んでましたかね、人間に、聞くなよと。おまけに。傑作だった。
できるものなら、苦笑でもしたかった。できるものなら、僕だよ、と。だけど。
彼女が泣くのは、見たくなかった。身体が動かなくて、良かった。
なのに僕は、見つめてしまった。彼女が怒鳴ったから。

「こっちを向け」

彼女の怒った顔は、初めて見ました。
彼女の新しい顔を、発見してしまった。
見つめてしまった。僕の大切な恋の対象を。

「いい男だ、私の彼氏は」

誇らしげに、満足そうに、彼女が言うんです。文才もある、とか。
今度こそ僕は苦笑した。そんな訳ないだろう、と。
彼女が僕の頭を抱きしめてくれたから。
なんとか、笑えた、筈だ。

意識を、保てなかった。

721 :29:2008/04/24(木) 20:30:28 ID:jb02kwMw0
退屈ですよ。
誰の目にも留まらない、どころか、誰の姿も見えない。彼女と一緒、かもしれませんね。
死んだらこういうものでしょうか。そうですね。どうでしょうね。

彼女の姿が、見えない。彼女の声が、聞こえない。彼女はいま、どうしてる。
退屈です。

長すぎる時間に、彼女を想います。
悦に入るんです。僕の彼女は可愛かった。

僕の彼女は、暗闇に取り残されても、泣きません。強いんです。

僕の彼女は、怖そうな顔をして、廊下を一人、ぺたぺた歩きます。

僕の彼女は、不機嫌なときに、屋上の入口を蹴りつけます。

僕の彼女は、天気のいい日、屋上の隅っこで、かっこよく脚組んで、ふんぞり返ってます。

青空を背景に、不機嫌そうな顔が、良く似合う。
僕の、自慢の彼女です。

722 :30:2008/04/24(木) 20:31:14 ID:jb02kwMw0
ひょっとして、彼女は、僕のことが見えるようになったかもしれませんね。
もしそうだったら。いいなぁ。


今日は、天気がいいですね。
屋上に行くと、気持ちが良さそうです。

そうですね。
僕の、初恋だったんです。

723 :30+1(終わり):2008/04/24(木) 20:31:56 ID:jb02kwMw0
これ。もらった手紙。誰が見せるかよ。阿呆。
これからまだ長いんで。よく知らないけど。これ読んで、しっかり死んでいこうと思います。笑えよ。


今日は天気がいいし。
屋上に行く。

はあ。そうだよ。
私の、初恋だった。

724 :本当にあった怖い名無し:2008/04/24(木) 22:18:51 ID:A4Uz/8EN0
手記クラスだな

725 :本当にあった怖い名無し:2008/04/24(木) 22:21:15 ID:UsdsP8eP0
タイムパラドックス?無限ループ?

726 :本当にあった怖い名無し:2008/04/24(木) 22:30:30 ID:B+rMB43uO
こう言うの嫌いじゃない。次作に期待。


727 :本当にあった怖い名無し:2008/04/24(木) 22:38:01 ID:3SQ5eS13O
>>724
ねーよ

728 :帰ってきてまたすぐ帰るたまねぎ ◆tbGHqCBlJc :2008/04/25(金) 14:31:12 ID:j1qLL5rm0
そろそろ原点にかえろうか。

729 :本当にあった怖い名無し:2008/04/27(日) 09:26:26 ID:IQ24mruC0
本当に人が減りましたね・・・・

730 :本当にあった怖い名無し:2008/04/28(月) 00:38:47 ID:Adn3RWo+0
認知度が低いだけで、
知れば良い感じに人気出ると思うんだがなぁ

731 :本当にあった怖い名無し:2008/04/28(月) 08:20:57 ID:Q15T+PuS0
>>725
彼女の死:死んだ彼女を、「僕」以外、認識できなかった
「僕」の死:死んだ「僕」を、誰も認識できない

「僕」と彼女は、お互い見えてないだけで(他の誰にも見えていない?「僕」や彼女の語りに対する聞き手は読者のことか)、
実は同じ場所(学校の屋上?)にいる

732 :帰ってきてまたすぐ帰るたまねぎ ◆tbGHqCBlJc :2008/04/28(月) 15:15:57 ID:agbrvOlY0
ふ、婦警さん、い、いま起った事をありのままに言うぜ。
俺、近くの池につりにいったんだよ。
そこな、神社の裏にあるんだけど、面白いようにつれるんだ。
さおを垂らすだろ、そしたらすぐにくいっと糸にかかる。
ほんの1時間足らずで俺のクーラーボックスは魚でいっぱいになった。
そろそろ帰ろうかと思ったときに気づいたんだ。
「この池 土地の神様のものにつき 釣りを禁ズル」の立て札に。
だけどなぁ、もうつった後だけに同でも良いと思ってそのまま帰ろうとしたんだ。
すると池の方から「おいてけぇ、おいてけぇ」と声が聞こえる。
気持ち悪いから俺はクーラーボックスを抱え一目散に逃げ帰った。
と、突然目の前に人が。当然ぶつかった。
大丈夫ですかと声をかけ相手を引き起こしたんだが…。
そいつには目も口も鼻もついてなくて、のっぺらぁっと…。

落ち着いてくださいだと、落ち着いてられるか。
おれは今、一生懸命逃げてきたんだ。たすけてくれ、婦警さん。
え、何? 魚はどうしましたかって、あるよ。ここにあるよ。
え、なに。これがどうしたって?かがみこんでないで助けてくれよ。
なに、なに?ぶつぶつと聞こえないよ。
こっちをみろよ、こっち・・・を!?
な、なんで顔を隠してんだよ、おい!!

「さっき見たのはこんな顔?」
!!!!????


俺が失神から目覚めたとき、あたりはもう暗かった。
俺は神社の境内に横たわっていた。横にはクーラーボックスがあった。
持ち上げると軽い。あのお化けが中身をもっていったんだろうか。
フタをあけると中に、一匹の魚とメモがあった。
そのメモには次のように書かれていた。
「全部は重いからおいて行くだけよ。もう2度とこないでよね」

733 :本当にあった怖い名無し:2008/04/28(月) 22:05:44 ID:gEVcB9W80
GJ

734 :本当にあった怖い名無し:2008/04/28(月) 22:30:14 ID:ix3Lw7qmO
正に原点

735 :本当にあった怖い名無し:2008/04/29(火) 22:58:36 ID:yts/XyUD0
http://jp.youtube.com/watch?v=5SMIgGAHAoU&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=looALHmz6aA&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=XlJkpEsaYMY&NR=1
http://jp.youtube.com/watch?v=aJ47PkaeM_M&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=vsbv9Y-oPxg&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=srYyLjVihYQ&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=GyY_GFtj5Tg&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=9uF85UO9-lg&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=svH44ZUVE4A&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=k9OJL0c-CBg&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=I7nMFPYuF7o&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=Kci1bOlAOCY&NR=1
http://jp.youtube.com/watch?v=yXPS8v7VqVg&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=jpgH4CrHXF8&NR=1

鉄道をこよなく愛する人たち

736 :本当にあった怖い名無し:2008/04/30(水) 00:02:08 ID:YP44jQC00
>>693-723
あ、多分俺の一番好きな作者さんの新作だ。
テクニカルで語彙が豊富で、クサくない泣かせ方を心得てる。
作中の「彼」と「彼女」のように、ここには貴方がいるから
どうしても通わざるを得ないw


737 :本当にあった怖い名無し:2008/04/30(水) 02:43:32 ID:oWu0suKnO
俺の好きな猫の話を書いてた人はもういないのか

つか、まとめマダー?

738 :左右美:2008/04/30(水) 06:56:34 ID:RIGksDDBO
突然だが質問だ。

『格安のボロアパートに引越したら深夜金縛りになりましたどうしますか?』
抽象的すぎる?じゃあもっと詳しく設定を加えよう。
『目の前には顔半分が破裂した女が立っていて睨みつけています。ラップ音&ポルターガイストもバッチリでベッドも棚も揺れまくり、皿なんか飛びまくりです』
ま、ぶっちゃけ今の俺の状況そのままなんですがね。

でる、とは聞いていたんだ。あまりに賃料が安いからね。
でも現実ってのは甘くない、「べ、別にあんたの為じゃ(ry」みたいなかわいい女の子の幽霊を期待してたのに目の前にはザクロ女が。
つーかマジ怖いんですけど。殺気もいい感じにたちこめてます。
視線だけで(出ていかなきゃ死なす、いや殺す)つー熱い気持ちがビンビンに伝わってくるね。
これは無理、やっぱりツンで霊なんて絶滅してるんだ。実際たまねぎがいくら頑張ったってスレは過疎ってるし!

「そこまでよっ!」
金縛りに苦しみながらツン霊スレの行く末を憂いる俺の耳に甲高い、妙に子供っぽい声が飛び込んできた。
と同時に金縛りが解ける

739 :左右美:2008/04/30(水) 06:58:22 ID:RIGksDDBO
「これ以上あんたの勝手にはさせないわ!」
ザクロにビシィ!を指を突き付けたのは薄桃色の着物を着たオカッパの少女だった…って何この よ ぅ じ ょ ?
「引導を渡してあげるわ…この左美がね!」
カッコ良くいい放つとバッ!と背後に身を翻し「さあ、ヤッちゃって左美!」…多分オカッパの後ろに立っていたのだろう、そこには深緑色の着物の少女がモジモジと落ち着かない様子で佇んでいた。

「ふぇぇ…恐いよぅヤダよ右美ちゃん」
ザクロと俺の視線が集中すると緑よぅじょはチワワのように全身をプルプルと震わせた。
(イジメてぇぇぇ!!)その瞬間、俺とザクロの心のシンクロ率は200を超えたに違いない。
メンチをきりながら近づくザクロ、妙にうれしそうだな。
「だ、大丈夫あんたはやれば出来る子よ!勇気を出して!」クローゼットに潜り込みながら緑ようじょに声援を送るオカッパ。うわぁカッコヨクナイ。

「や、やあぁ、来ないでぇ…ひゃうっ!はなひてー、やひゃー」
あ、ほっぺをつねられてる。おぉダブルプニプニだ。


740 :本当にあった怖い名無し:2008/04/30(水) 08:34:13 ID:n0h3Ydmq0
ワッフルワッフル

741 :本当にあった怖い名無し:2008/05/01(木) 22:30:41 ID:+ocMkAaJ0
>>693の人は他にどの板で書いてるのか知りたい。いろいろ読みたいなあ。

742 :本当にあった怖い名無し:2008/05/02(金) 08:09:23 ID:aBLmZ8pH0
>>741
おはようございます
この板、このスレッドでしか書いていません
今までに、「集結」及び関連の四作、「彼の手記」、今回の本作、投下いたしました

※旧まとめサイト管理人様、「集結」及び関連四作の題名命名ありがとうございました
  この場を借りてお礼申し上げます

また投下できたらと思います
ツンデ霊大好きです

743 :本当にあった怖い名無し:2008/05/02(金) 14:56:39 ID:RodggKFBO
やっぱり手記の人だったのか
レベルがかけ離れ過ぎててもしやと思ったが

744 :本当にあった怖い名無し:2008/05/02(金) 19:47:58 ID:9YnBmvXc0
>>742
うーん、やはりw いや、当方は736かつ741ですがね。
私もちまちまこのスレに書いてはいたのですが、どーにも貴方の書いたものが
好きすぎて困る。こういうものが書ける技術は羨ましい限りです。
というか「晃子のポックリ」もてっきり貴方だと思っていたのでそれが意外。

……つーと、神作者があと二人くらいいることになるなあ



745 :本当にあった怖い名無し:2008/05/04(日) 19:42:12 ID:Jf0hMKnV0
>>743-744みたいなカキコがあった後はよっぽど自信がある人じゃないと投稿しづらいよね

746 :本当にあった怖い名無し:2008/05/05(月) 01:53:10 ID:XNlJWCWy0
初めて書き込みますw
>>662-682の、最高でした!
こういう作品はコミカライズしてみたい気もするけど
やっちゃうと五木が女だってすぐばれちゃいそうですねw
かくいう僕も五木が女だって全然気付きませんでした。まさか僕ッ娘だったとはw

747 :本当にあった怖い名無し:2008/05/05(月) 05:22:55 ID:b4J4ayrc0
こんなネットの片隅のマニアックなスレで燻らせとくには実に惜しい方だ…
いや、実は本業でも書いてたりするのか?

748 :ホリヲタ ◆Suppa9ed92 :2008/05/05(月) 07:02:59 ID:I7eISYSc0 ?2BP(173)
こんにちは、前まとめサイト管理人です。
色々ありまして、しばらくサイト管理が出来ませんでした。
そうこうしている間にドメインの期限も切れ、アクセス出来ない状態になってしまい…
スレッドは時々覗いていたのですが、今日まで報告が遅れてしまい、、申し訳無いです。
現まとめwiki管理人の方には本当感謝しております…!

閉鎖直前のファイルは全てサーバに残っていたので、ほぼ1年半振りに別鯖に上げておきました。
http://tsunderei.qiqirn.com/
こちらのドメインは期限切れで無くなってしまうことはないと思います。
今後更新はしませんが、時々覗いていただけると嬉しいです。

ほんとにすみませんでしたごめんなさい(つД`)

749 :本当にあった怖い名無し:2008/05/05(月) 08:41:44 ID:6tGjXqCX0
>>748
GJ
GJと言わざるを得ない・・・!

750 :本当にあった怖い名無し:2008/05/05(月) 17:09:07 ID:rtKJYqoM0
>>748
GJ!懐かしい作品がたくさんみれた
特に「父の奥さんのひとり息子はスーパーハッカー」の話とかしみじみとワロタ
当時は勢いあったよな 「ツンデレ」って言葉が認知されてきたばかりのころで
俺も受けようが受けまいが思いつくままに駄作を書き込んでた
話を考える過程が楽しかったよ

751 :本当にあった怖い名無し:2008/05/05(月) 18:19:49 ID:Au/Fi0y30
アクセス不可ってなんだよぉ……

752 :ゲドガキのバケモン1:2008/05/06(火) 02:43:12 ID:4w7QAa3d0
ゲドガキという土地には昔から化け物が住むと伝えられていた
ある晩丑松という男児がむずがって泣き止まないので、業を煮やした父親が驚かそうと
「いつまでも泣いているとゲドガキのバケモンにやっちまうぞ」と
暗闇の奥から『そんならくれや』と声が響いた
驚いた父親はつい「こいつが一人前になったらやるので…」とその場しのぎの返事をしてしまった

753 :ゲドガキのバケモン2:2008/05/06(火) 02:44:28 ID:4w7QAa3d0
「…つまり私とあなたが許婚ってのは親同士が勝手に決めたことで、私は迷惑してるの。
勘違いしないでね!!」
都会の大学に進学し、絶賛一人暮らし中の俺の部屋に突然押しかけてきた許婚を名乗る美少女は、
あっけにとられる俺のための事情説明の最後にこう言い足すとプイと顔をそむけた。
しかし…説明されたからといって、そうそう素直に信じられることではない。とりあえず、
「…人違い、ってことはないですかね?」
「そんなわけないでしょ。アンタの成長するとこ、ずっと見てたんだから。…監視の意味で!…パパとか子分が!!」
顔はそむけたままジト目で睨みつけてキッパリと否定されました。
まあ、確かに俺の生まれ育ったゲドガキ町の外れの荒地にはマジでお化けが出るという噂はあったし、
俺のコンプレックスである「丑松」なんて名前の奴は町中探しても俺しかいないだろうし、
八重歯というより牙ののぞく少女の口元やキーチェーンを素手で引きちぎった怪力を目の当たりにすれば
この少女が人外のものであるというのも分かる。むしろ人間である方が怖い。
しかし、いくらなんでもお化けと許婚の約束を認める親なんてものが存在するだろうか。
ここに向かう前に彼女は親父に挨拶に出向き、そこで約束を再確認し、俺の現住所も聞き出したというが
「…念のため、親父にも確認してみていいかな」
確かに息子の俺から見てもいい加減でチャラけた奴だが、最低限の常識は持っていたはずだ。
もしかしたら騙されたか脅されてるのかも…電話でその辺のニュアンスがくみとれればいいが…
携帯で実家の番号を呼び出しコール。呼び出し音が10回をこえようかというところででたのは親父。
「よう色男!!初夜を迎える気分はどうカナ?ウッシッシ」酔ってやがるのかコイツは…
こっちの状況は分かっているようなので、肝心な部分のみ尋問。
Q:許婚の約束→A:喜んで認めました むしろもらってくれてありがとう
Q:彼女は人外→A:知っています あ、でも俺パスポート持ってないから不便かな そりゃ外人やがな(ガハハ
Q:ちょっと待てやコラ→A:カワイイんだしいいじゃんプー
「いや、だって彼女涙目でさー…ピッ

754 :ゲドガキのバケモン3:2008/05/06(火) 02:45:45 ID:4w7QAa3d0
親父はまだ何か言っていたが無言で電話を切った。激しい厭世観に襲われるのを必死で耐える。
「ね?分かったでしょ?私の言ってることが本当だって」
なんか、嬉しそうだな…だが確かに、傍でこんな笑顔を向けられると、まあいいかという気にも…。
「…つまり、君はこんな都会くんだりまで許婚である僕を迎えに来てくれたの?」
「うん!そ…うん?そ…」「そんなわけないでしょ!?人間風情が由緒あるゲドガキの化け物との約束を
反故にするなんて許せないだけよ!そう、けして逃げられないことを思い知らせるために来たんだから!」
「アンタのような愚図男が私と許婚だなんて、私は全然認めてなんていないんだからね!?」
…俺は初対面の少女が顔を真っ赤にして罵倒せねばならないほどの愚図なんだろうか…。
親父との電話でストレスも限界超えてるし、なんか、もう…
「お、俺だってなあ、いきなりお前のようなちんちくりんと許婚だなんていわれてもいい迷惑なんだよ!
もう話も終わったんだろ!?サッサと出てってくれよ!」
「な、なによ、その言い方は!?いいわよ、すぐでていきますよ!私だってこんな臭いところゴメンだし!!
いつ襲われちゃうか分かんないし(泣!!」
モウハンナキカヨ!?とかクサクネーヨ!とかオソワネーヨ!とかカイリキフルワレナクテヨカッタ・・・とか募る想いはあるが、とりあえず
出て行ってくれるようだ。これでいい…。後のことは親父を締め上げて始末をつけさせよう…。
一応の形式上玄関先まで少女を見送る。なんだかちらちら見てるけど、これにて、一件落ちゃk…
「あ、あの、丑松君、その子は?」

755 :ゲドガキのバケモン4:2008/05/06(火) 02:46:57 ID:4w7QAa3d0
おもむろに俺を呼ぶ声。
この声は…コッチに出てきてから初めてのガールフレンドの馬子さん?
「約束の時間になってもこないし、携帯電話も話中だし、来てみたんだけど…」
し、しまった!今日はデートの約束が!ようやくOKもらったのにコイツがいきなりくるから…!
少女の腕を取り、馬子さんの前にひっぱりだす。
「ご、ごめん!この子、田舎の親戚の子なんだけどさ、家出したとかで急にたずねてきてさ、
で、でももう帰るって言ってるし、な?」頼む、話を合わせてくれ…!!
「…」「はじめまして。私、丑松さんの田舎から本日急に伺ってしまった親戚の…」そうそう…
「というか許婚のゲドガキっていいます」あいたー…
「へえ、許婚の…」
「はい、こんなちっちゃいころから約束してて、もちろん親公認なんです」ピトッ
ゲドガキさん、いきなり腕を組んで体を密着させないでください。あと俺の腕がなんかメキメキいってますよ。
「今日から彼、あ、丑松さんと一緒に生活することになったんでよろしくお願いします」
お、お前こんなとこにいられないから帰るって…あう!!メキメキボキ
痛みで、声がでねえ…
「そうなんだ。・・・わたし、お邪魔みたいだし今日は帰るね。じゃあ丑松君、サ ヨ ナ ラ」
顔に張り付いたような笑顔と凍えるような空気を残して牛子さんは帰っていった。
ゲドガキさん、これはなんのつもりですか。
「…ま、こうなった以上、しょうがないからしばらくいっしょに暮らしてあげるわ。
あと、浮気は許さないからw」
俺のうらめしい視線は意にも介さず、満面の笑みでこう言い放つ少女。
トホホ、俺のキャンパスライフ、これから一体どうなっちゃうの!?

756 :本当にあった怖い名無し:2008/05/06(火) 14:36:56 ID:TKYMfz4p0
ワッフルワッフル


757 :本当にあった怖い名無し:2008/05/07(水) 07:42:00 ID:orsvtFz3O
彼女のフルネームは牛子馬子(うしこ まこ)?

758 :本当にあった怖い名無し:2008/05/07(水) 17:43:58 ID:uoZcyiqK0
夏=心霊特集=ツンデ霊
つまりこれからが本番の季節ということだな

759 :本当にあった怖い名無し:2008/05/08(木) 04:16:22 ID:I5FSzXEZ0
ほしゅ

760 :本当にあった怖い名無し:2008/05/08(木) 04:31:08 ID:Fu8dFZYaO
…萌えたw萌えつきたよ…

761 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/05/10(土) 01:36:19 ID:NOWO8cco0
久しぶりに投下



「魔女か、それとも魔物の類か・・・どちらにせよまともに闘えないのなら俺は、降参するしかないな」
俺は、手にしていた剣を下に落とした。剣は、落ちる勢いに任せ床に突き刺さる。
「まったく、ここに来れば雇ってもらえると思い来てみたが、雇われるどころか門前払いで挙げ句の果てには幻惑に落ちるとはな」
諦めの果てに、足を投げ出しベッドに寝転がるが、天井から垂れ下がる女はこちらを睨むだけで何もしてこようとはしない。
「雇ってもらえないんじゃ、いつ戦火に巻き込まれるか分からないような場所に来るんじゃなかったよ」
今、この国は戦争に巻き込まれようとしていた。そこで、俺も一山当てようと思い自らの工房を閉め遠路遥々ここまでやってきたのだが、すでに城にはお抱えの職人がいるらしく顔を見せに行っただけで追い返された。
そして、来たばかりの時に借りた工房に戻るとそこには、天井からぶらさがりこちらを睨み続ける女がいたわけだ。
驚きすぐに外へ出ようとしたが、なぜか戸は閉まったままびくともしない。もちろん窓も、開けることはおろか叩き割ることすら出来なかった。
「・・・俺が、何かお前に恨まれるようなことをしたのか?それ以前に、おまえは誰なんだ?」
俺の問いに女は、まったく答える素振りもなくただ睨み続けるだけ。俺は、疲れもあってかそのまま眠りへ落ちていった。
なぜかその時、女の髪がため息を吐くほどに綺麗だと思ってしまった。


762 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/05/10(土) 01:36:57 ID:NOWO8cco0
朝日に叩き起こされ目を開けると、女はいなかった。だが、部屋の戸や窓は相変わらず開かなかった。
「しかたがない。打つか」
俺は、旅のためにと持っていた乾燥食で朝食を済ませると、荷物から鉄を取り出し炉に火をくべるため工房へ向かった。
工房に入るとそこには、炉を見つめる女がいた。薄暗い工房の木漏れ日に照らされた女は、不思議なほどの静寂と美しさに包まれていた。

――カラン――

俺の手から落ちた鉄の音に気付き、女がこちらを向く。
「「・・・」」
お互い思わず目が合うが、女は直ぐに睨み付けてきた。一体、俺の何が悪いというのだ。
俺は、ため息を吐くと落とした鉄を拾い上げ炉に火をくべる用意をした。もちろん女は、ずっとこちらを睨み付けたままだったが俺は、あるものを作ってみようと集中していたので気にしなかった。
そして、俺が炉に火を入れようとした瞬間それは起こった。
「何んだ?」
火の点いた藁を持つ手を、誰かに止められた。
「・・・やめろ」
見ると女が、睨み付けながら俺の腕を掴んでいた。
あまりのことに、一瞬呆気にとられたが持っていた藁が俺の手を焦がし我に返る。
「あっつぅ。くそ。何だ。あんた触れたんだな」
「・・・やめろ」
女は、俺の問い掛けに答える様子はなくただやめろを連呼するだけだった。
「あのな、俺には今直ぐにでも作らなきゃいけないものがあるんだ。だから邪魔をするな」
俺がそう言うと女は、睨み付けるのを止め少し考える素振りを見せると姿を消した。
「何なんだよ一体」

763 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/05/10(土) 01:37:23 ID:NOWO8cco0

その後、火を入れようとしたがなぜか点火することが出来ず、五度目の失敗で諦めた。
「くそ!うお!」
苛つきで、思わず手に持っていた火打ち石を窓に投げ付けると窓ガラスが割れた。どうやら、外に出れるようになったようだ。
俺は、外に出たその足であの工房を借りた地主のもとに駆け込んだ。
「どういうことだ!あの女は、一体何なんだ!?」
「ああ、またなのか」
地主は、このことを知っていて隠していたようだ。
「またって、どういうことだ?」
「どうもこうも、少し前にあそこを借していた鍛冶師がいたが、そいつが禁忌を犯した。それ以来、あそこは呪われた。それだけの話だ。それで、出ていくのか?悪いが、出ていくなら借用金は返さないからな」
「この!誰が、出ていくものか!」
俺は、地主に向かって怒鳴ると真っ直ぐ工房へ戻った。



764 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/05/10(土) 01:39:09 ID:NOWO8cco0
『もう、やめようジル。こんなことをして、何になるのだ』
ここは・・・工房?あの炉の上に立たされているのは・・・女?ああ、これは夢か。
『何になる?いまさら何を言っている。おまえは、俺に全てを捧げるんだろ?それとも、それは嘘だったのか?所詮、俺は貴族のお嬢様に踊らされた平民鍛冶師か!?』
・・・本当に夢なのか?こいつは、何を言っているんだ?
『さぁ、愛しのマリア。俺の力になっておくれ』
何やってるんだ?女も、何で降りようとしないんだ?
いや、おい。おい!やめろ!おい!!
「やめろおぉぉぉぉぉお!!!」
俺は、女を助けようとしたところで、自分の叫び声に目が覚めた。
「・・・くそ、最悪だ」
昨日は、地主のもとから帰ると収まらぬ苛つきに飲めない酒を浴びるほど飲んだ。そうこうしているうちに俺は、工房で寝てしまったらしい。
思わず肌寒さに身震いすると、俺の上から何故か見覚えのない毛布が落ちた。一体誰が?
「・・・」
周りを見るが、誰もいない。いつまでも寝転がっているわけにもいかないので、立ち上がろうとした時だった。俺の横を風のようなものが通り過ぎた。
その風の行き先に目をやると、女が髪を軽くなびかせながら炉に近づくところだった。
「・・・綺麗だ」
何気なく零れてしまった一言に女は、少しだけこちらを見ると鼻で笑い再び炉を見つめた。
「私の最後を見せただろう?もうやめろ。この場所に近づくな」
成る程、あの夢はこいつが見せたものか。なら、やることは決まったな。
「・・・近づくなといったはずたが?」
女が睨み付けてくるが、構うものか。
俺は、炉に近づくと火の代わりに自分の手を入れ中のものを掻き出し始める。
「おい。狂ったか?やめろ」
ふむ、俺は狂い始めたみたいだな。まぁ、どのみちこのままここを出ていっても、旅費の無い俺は立ち往生するしかない。
ならば、殺されてもいいからやりたいことをやるまでだ。
「おい、聞いているのか狂人。私は、やめろといっているのだ。おい!」
女が、俺の腕を掴みやめさせようとするが、腕は片腕ではない。片方の腕をとめられようが、動くもう片方の腕で俺は掻き出し続ける。
「やめろと言っているだろう!」

765 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/05/10(土) 01:39:51 ID:NOWO8cco0
とうとう俺は、炉から引き離された。その拍子に崩れた器具で頭を強かに打ったが、いまさらどうでもいい。
「うるさい。ここは、俺が借りた工房だ。借り主である俺が、その場所にあるものをどうしようが俺の勝手だ」
「お主も見たであろう!死者を・・・私を愚弄するのか!ここで、静かに眠らせてくれ」
喚く女の幽霊を尻目に俺は、何も言わず再び炉にとりつこうとする。
「お主・・・もうよい。止めはせぬが、少し待て。神聖なる炉を血で汚しては、良いものは出来ぬ」
女は、静かに消えていった。
俺は、取り敢えず待ってやることにする。その間に、炉から掻き出した灰の中から目的のものを選別する。
「・・・まったく、じっとしていれないのかお主は。ほれ、はやく見せてみろ。むう、お主こんな傷なのによく動けるな」
「まぁ、昔から親方に金槌で殴られてたからな。多少の傷は、どうってことはない。ありがとさん」
「ふん。何か勘違いをしておるな。私は、その神聖な炉を汚されたくないだけだ」
俺は、女の言葉を背中に受けながら再び炉から掻き出す作業を再開する。
「・・・辛いなら、見ないほうがいい」
俺は、炉に頭を突っ込みながら女に話し掛ける。
なぜだか伝わってくる女の震えと、締め付けられるような心の軋み。
「仕方がないだろう。嫌でも、お主が続けるかぎり伝わってくるのだ」
俺は、一瞬手を止めたがとにかく早く終わるように続けた。
このままじゃ、悲しすぎる。


掻き出しと選別は、丸一日をかけてようやく終わった。
「終わったよ。全部掻き出したしからもうないだろうね」
俺の言葉に女は、黙ったまま机の上に広がる自分を見つめていた。
「・・・人とは、かくも寂しき生きものなのだな」
俺は、その呟きには答えずすぐに次の準備を始める。
鉄を溶かすために炉を準備することも必要だが、その前に机の上に広がる女の体を納めるための箱を作るのが先だ。



766 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/05/10(土) 01:40:51 ID:NOWO8cco0
「よし、こいつならあの冷たい炉よりましだろ?」
結局、二日かけて出来たことは、炉の掃除と女の体を納める小さな棺代わりの箱を作ることだった。
「お主、丸二日かけてやりたかったこととは、こんなことだったのか?」
女は、小箱を撫でながら嬉しいのやら呆れたのやら複雑な顔をする。
「いや、これが全てじゃないがな。ま、気に入らないなら捨てる――」
「馬鹿者!ここまで卓越したものを作っておきながら、捨てるなどとは何事じゃ!まったく、私がいつ気に入らないなどといったのだ」
女の凄い剣幕に思わず一歩、後ずさってしまった。
だが、気に入ってもらえてよかった。
「それは、悪いがまだ完成じゃないんだ。やるべきことが三つある。まずは、お互い名のってなかったな。俺は、ルドルフだ」
「私は・・・・・・マリア・マリアーンヌだ」
俺は、彼女の名前を聞くとその名前を研いたプレートに彫っていく。
「成る程、棺には名が必要だな。なぁ、その、ルドルフよ。出来ればでいいのだが、おまえの手で私をその箱へ納めてくれないか?」
俺は、彫り終わったプレートを研き取り付けながら彼女の顔を見る。
気品ある顔立ちと、時折見せるあどけなさ。そして、その全てを際立たせる漆黒ながらも、輝きのある夜空のような黒髪。
俺は、どうやらこの異常な事態の中で、彼女に惚れてしまったようだ。
俺は、何も言わないまま、箱にプレートを取り付けると、優しくマリアの体を箱に納め始めた。
「お主、優しいのだな。・・・ん、ぁ・・・ふぅ」
「自分で、自分を持つなんてシュールすぎて笑えないからな。それより、さっきからどうかしたのか?苦しいのか?」
俺が、マリアの体を納め始めてからマリアは、顔を赤らめながら苦しそうに喘いでいた。
「いや、苦しいわけではないのだ。何というか、お主が触れるとな。気持ちが伝わるというか・・・ええい、言わせるな馬鹿者が」
顔を赤くしながらそっぽを向くマリア。それを追って、流れるように揺れる黒髪。
俺は、それを眺めながらやり残した最後の一つを行うために準備を始める。
炉に火をいれ、フイゴで火力を上げる。適度に温度を上げたところで、荷物の底に眠らしていた鉄の出番だ。
ゆっくり溶かしながら頭のなかに浮かぶ造形を造るために熱した鉄を打ち始める。


767 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/05/10(土) 01:42:13 ID:NOWO8cco0
「お主は、一体何を造ろうとしているのだ?見たところ短刀を造ろうとしているわけではないようだが・・・」
俺が、何度目かの熱を加えているときに女が興味を持ったのか、俺の気を削がないようにゆっくりと話し掛けてきた。
「・・・そう、焦りなさんな。出来るまで待つのも悪くないぜ」
俺は、そう答えると火から取り出し再び打ち始める。

それから炉を使い始め鉄を打ち、細かい細工を含め丸一日を費やしようやく目的の物が完成した。
完成した頃には、夜も更け朝日が工房に差し込んでいた。俺は、完成したものをマリアの眠る箱に添えると、疲れと満足感から深い眠りに堕ちた。

「・・・ん・・・うん」
何度寝返りを打ったのだろうか。気が付けば、ベッドのシーツは乱れ被っていたはずの毛布は、はだけていた。
微睡みの中、薄く目を開けると机の箱を優しく撫でるマリアが目に入った。
「まったく、愚か者だな。死者の私にこのような細工を添えるとは・・・。お前と出会えなかったのは、私にとって最大の不幸だったのかもしれないな」
マリアはそう言うと、俺が造った髪止めを愛しそうに持ち上げ自分の髪に添えてみせた。
それは、まるで夜空に浮かぶ銀の月のようにマリアの髪に輝いた。
「・・・綺麗だ」
「え?あ!」
マリアは、俺の呟きに驚き思わず髪止めを落としそうになり慌てる。俺も飛び起き、落とさないようにと手を添えた拍子にマリアの手に触れた。
薄く透けた冷たいマリアの手。だが、何か暖かさを感じた。
「すまん。脅かすつもりはなかったんだがな」
「お、起きていたならちゃんと声をかけろ。まったく、私が愚か者のようではないか」
マリアは、顔を赤らめながら髪止めを静かに元に戻した。
「・・・お主は、なぜこんなことをする?所詮、私など単なる死者でしかないのだぞ?私に何をしてくれようとも、見返りなどないというのに」
マリアは、哀しげに俺を見つめながらそっと呟く。
俺は、その瞳を見つめながら自分の中身を整理する。
今思えば、俺自身なぜあそこまで意地になってやったのか分からない。


768 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/05/10(土) 01:42:39 ID:NOWO8cco0
「俺がここに来たのは、城に専属の鍛冶師として雇ってもらおうとして来たんだ。だけど、本当は親方から逃げたかったのかもな。だってよ。
ちょっとでも気に入らないと金槌で、殴ってくるような奴だぜ?けど、そんな未熟な腕で来たもんだから当然門前払い。で、打ち拉がれて戻ってきてみればマリアのお出迎え。
始めは荒れ狂ったけどさ。結局、何も出来ない俺に嫌気がさしたよ。だから、最後に何か造ってここを去ろうと思ったときにさ、炉を悲しく見つめるマリアを見て何とかしてやりたいと思った。
で、色々聞いてやるべきことが分かった。まぁ、強引だっただろうけどな。だから、最後にお前に似合う最高の髪止めを残そうと考えたんだよ。・・・見返りなんていらない。
俺は、どうしようもなくマリアに惚れた。ただ、それだけなんだ」
そうなんだ。何だかんだで俺は、マリアに惚れてたんだな。もう、笑うしかない。死者に惚れる生者なんて、滑稽以外の何者でもない。
だが、想いを打ち明けるのは気分がいいものだ。
俺は、マリアに全てを打ち明け満足し、静かにここを立ち去る準備を始めた。
「・・・お主は、本当に馬鹿だ。愚か者だ。私をまだこの地に縫い止めようというのか?こんな思いを抱えたものを無視してあの世へ行ったのでは、先代たちに申し訳がたたないではないか。
しかたがない、お前がこの地で成功するまで私が手助けしてやろう」
支度をする俺の背にマリアが、静かに寄り掛かるのが分かった。
肩にかけられた手に触れると、マリアは俺の手を握り返してきた。
「・・・こっちを向くな。・・・っぐす。・・・勘違いするではないぞ?お前に惚れたわけではなく、あくまで我が一族の先代たちのためだ」
俺が、振り返ろうとしたのをマリアは拒んだ。どうやら泣いているらしい。
俺は、握られたマリアの手をそっと握り返しながら思った。

――女神のためなら、愚者になるのも悪くない――



769 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/05/10(土) 01:46:00 ID:NOWO8cco0


「なぁ、本当にこれで大丈夫か?」
「なにをいまさら。私が信用できないのか?」
髪止めを造ったあの後からだった。マリアの望みに従い棺代わりの小箱を、日当たりのよい通りに面した出窓に置きしばらくナイフや調理器具等を作っていたがある日、髪止め作成の依頼が貴族から来た。
どうやら、窓に置いた棺の髪止めを偉く気に入ったらしい。まぁ、これはあくまで建前で、本当は貴族の娘はマリアの友人だったらしく夢にマリアが出てきて俺の髪止めを紹介して回ったそうだ。
また、貴族ならではと言うか、マリアは裏事情にも詳しくそのおかげで、色々なことも見えてきた。この地は、まもなく戦乱に巻き込まれる。
「よいな?この剣を他の者が抜こうとしたら私が押さえて抜けないようにし、お主の弟子が抜こうとしたら手伝ってやる。これで、万事解決だ」
「まったく。世話の焼ける弟子だよ」
店が安定してきた頃、一人の小さな弟子が現われた。
最初は、俺の作る髪止めを教えてほしいとのことだったが、いつからか大きくなるにつれて俺の店で剣を注文していく騎手たちに憧れを抱き始めたのだった。
実際、俺の造る剣はよく売れた。彼らいわく「この剣があれば、絶対に負けない。生きて帰ることが出来る魔法がかかっているに違いない」だそうだ。
弟子は、そんな彼らに憧れていった。俺のような鍛治師ではなく。
「少し嫉妬しちまうな。鍛冶師ではなく騎士になろうとするとは」
「そう言うでない。あの子は、私たちの子同然だろう。門出ぐらい華やかにしてやらねばな。それに、あの子にお主を取られたら私が嫉妬してしまうぞ」
俺は、思わず苦笑を浮かべた。
最初の頃は、意地なのかつっけんどんな態度でいたがいつの頃からか、先代たちのためから俺のために目標が変わったらしい。
まったくどうして、奇妙な巡りあわせだ。


770 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/05/10(土) 01:47:59 ID:NOWO8cco0
「さて、では我らの子供のために花道を造りますかね」
「うむ、私とお主の自慢のな」

俺が造った最高傑作の剣。遥か北の霊峰にある泉の底から、数多の精霊と聖霊に祝福を受けた鉄を我が勝利の女神の祝福を受けた炉で鍛え上げた最強最高の祝福を受けし剣。

「我が名は、マーリン!ここにありし剣は、祝福を受けし啓示の剣エクスカリバーなり!この剣を引き抜きし者は今、戦乱に囚われしこの国を救う救国の覇者なり!」

かつて、一人の英雄がいた。彼の握りし剣は、伝説の剣エクスカリバー。
そして、その英雄を支えし魔術師マーリン。
彼の胸には、銀の月のように輝く髪止めが飾られていたという言い伝えがあるが定かではない。



〜〜 fin 〜〜

771 :本当にあった怖い名無し:2008/05/10(土) 10:06:39 ID:GBGR5PAPO
良かった!

772 :本当にあった怖い名無し:2008/05/10(土) 15:20:56 ID:wqjbpNKF0
うぉ!
すげぇ!!!

773 :本当にあった怖い名無し:2008/05/12(月) 18:54:18 ID:Drem/MlK0
Blue Monday
Tsunderei Everyday

774 :ホリヲタ ◆Suppa9ed92 :2008/05/12(月) 23:23:19 ID:5JQad+xt0 ?2BP(173)
事後報告になってしまいましたが、初代スレの>>1をFLASHにしてみました。
http://www.qiqirn.com/studio/flash/02.html
第3回2ch全板人気トーナメント、オカ板の支援も兼ねています。
オカ板は明日13日に出場します。もしよければ投票の方もよろしくお願いします。

★第3回2ちゃんねる全板人気トーナメント運営スレ★
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/occult/1204938286/

775 :本当にあった怖い名無し:2008/05/12(月) 23:40:17 ID:3KB6A0NE0
板そのものの人気投票って事かいな?

776 :本当にあった怖い名無し:2008/05/13(火) 00:02:00 ID:rAlr3/4b0 ?2BP(173)
>>775
それもありますが、各板の対策スレの住人の外交なんかでも結果が左右されたりします。
告知不足のせいもあって、今オカルト板内でもこのトーナメントのことを知っている人がほとんどいないのです…。
なのでスレ違いとは知りつつも、宣伝させていただきました。

このあたりで消えます。
スレ汚し申し訳ないです><

777 :本当にあった怖い名無し:2008/05/14(水) 23:03:54 ID:DyfobVizO
まとめサイト覗いて来た。
懐かしくてキュンってなった。。。

778 :本当にあった怖い名無し:2008/05/15(木) 17:04:24 ID:li40hic+O
姉霊「今日は暑いわね」
妹霊「うん。お布団もきっとフカフカになるよ」
姉霊「障子も張り替えようかしらね」
妹霊「雨の日の方がいいらしいよ」
姉霊「そうなの?…じゃ、冷蔵庫の裏とか掃除するね」
妹霊「やめといた方がいいよ」
姉霊「……」
妹霊「………」
姉霊「…………そろそろ次の入居者が来るかもね」
妹霊「来ないよ」
姉霊「諦めちゃダメ。希望は大事よ、ね?」
妹霊「もう無理よ…もうツンデ霊なんて流行らないのよ」
姉霊「うるさいわねぇ」
妹霊「お姉ちゃん!いい加減に現実を見てよ!」
姉霊「幽霊には現実なんて関係無いもんねー♪」
妹霊「バカー!お姉ちゃんなんか死んじゃえっ!」


779 :本当にあった怖い名無し:2008/05/15(木) 19:06:07 ID:FaEwJ68d0
>>778
ほほえましいなぁw

780 :本当にあった怖い名無し:2008/05/15(木) 20:19:52 ID:tleB2p3u0
>>601
忍法じゃなくて忍伝な

781 :本当にあった怖い名無し:2008/05/18(日) 04:36:26 ID:QizNKjD8O


782 :本当にあった怖い名無し:2008/05/18(日) 04:46:10 ID:6Nr+quhWO
骨女まとめ
毎晩骨女はある男の元へ通っていた 男もまんざらでもなさそう しかし他人が骨女を見てしまう 骨が動いてるじゃねぇか! しかしその男は骨女が普通の女に見えるため他人の

783 :本当にあった怖い名無し:2008/05/18(日) 15:39:10 ID:PIeAXI2h0
>TALK
 ネコマタ「仲魔になるにはLVが足りないようね……じゃ、じゃあねっ!」

>TALK
 ネコマタ「あ、アンタ宝玉99個持ってない?くれたらついていってあげるわ」

>TALK
 ネコマタ「今夜は満月!マリンカリン!マリンカリン!マリンカリいぃぃいいんっ!!」


ケルベロス「……コンゴトモヨロシク、ト言ウダケデイイノダゾ?」
 ネコマタ「ば、バッカじゃないの!?あ、あんなやつにっ!」


ケルベロス「少年、奴ノマリンカリンダガ、効イタフリシロ」
 少年 「? なんで??」

784 :本当にあった怖い名無し:2008/05/18(日) 15:43:36 ID:1WoQ7wrV0
>>783
すいません、俺モーショボー派なんです…

785 :跡取り:2008/05/19(月) 21:40:19 ID:vaGWUKnE0
日中戦争の勝利を新聞は声高に書きたて、やがては米国との戦争をも
視野にいれた流れが出来つつあった。
軍需需要はわが財閥にも多くの利益をもたらしていた。だが・・・

「姉さん。このままでいいのでしょうか」
「・・・どう思う?」
「正直、わかりません。でも、大国に肩を並べるまでには熟成していないと思います」

椅子に腰掛ける僕と、そばに座る姉さん。当主を継いだ僕に、姉さんは約束どおり
一番に服従を誓った。
今までも、これからも姉さんは僕のそばにいる。

「少し・・・固くなっているわ。少し抜いたらどう?」
「はい。そうですね。少し、根を詰めたかも知れません」

優しく、なぞるように這う姉さんの指に身を任せる。僕がこうして当主になれたのは
姉さんのおかげだった。

「こんなになってる。少楽にして・・・」
「ありがとう・・・ふぅー・・・いい気持ちです」
「ん・・・うん・・・すっかり立派になって・・・」

姉さんの慈しむような指が、張り詰めた肩を揉み解す。

父さん。先代が急死したのは、まったく突然だった。病気もしなかったのに、本当に急逝だった。
姉さんはその知らせを聞いても、静かに微笑むばかりだった。

「次の当主は、貴方よ」
跪き、僕を見上げた姉さんの顔は、成し遂げた者の恍惚に紅潮していた。

786 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 21:47:53 ID:sQ65/N76O
久し振りに続編来た!
待っていたかいが有った

787 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 22:19:41 ID:vaGWUKnE0
>>786
久しぶりに見てみたら、>>774があって・・・懐かしくなって書いただけ。
貴方が私を覚えていたのは褒めてあげてもいいけれど、貴方のために書いた
訳じゃないから。
でも、また読みたいというなら、書いてあげてもいい。

788 :本当にあった怖い名無し:2008/05/20(火) 07:51:09 ID:OQrLd6A/0
キタキタキタキタキタ━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━ !!!!!!!!!!!

なんか懐かしい方々が続々とw
moriagattemairimashita!

789 :本当にあった怖い名無し:2008/05/20(火) 15:16:39 ID:g1P48YOq0
皆何気にここ覗いてたんだな

790 :本当にあった怖い名無し:2008/05/20(火) 18:02:05 ID:sXyepYfTO
このスレの為にも是非続きを!

791 :跡取り7? 2−1:2008/05/21(水) 21:13:02 ID:UJ7NiaoL0
代々当家に仕えていた執事の横領が、発覚した。
僕が幼少の頃、姉さんが生前の頃もよくあやしてくれていた。
横領といっても、先代の墓前に添える花代として使用した代金を
台帳に記載しなかっただけだったのだが・・・

「すぐ暇をだすべきだわ」
「待ってください、姉さん。ほんの手違いだった訳だから」
「悪しき前例として残る事になるわ」

貫くような視線で僕を見つめる姉さん。こういう事に厳しかった。

「当主として、貴方が為すべき事は何?」
「・・・そ、それは」
「答えて。目をそらさないで」

頬を寄せ、耳元で囁く姉さん。僕に覚悟を示せといっているのだう。
当主たる覚悟を。

「はっきりとしなさい。私を見て、答えなさい」
「・・・姉さん」
「・・・」

はっと目をそらす姉さん。息がかかりそうな間合いから離れようとする。

「姉さん」
「・・・はい」

792 :跡取り7? 2−2:2008/05/21(水) 21:21:34 ID:UJ7NiaoL0
「僕は当主だ。そういったね」
「・・・はい」
「目を見て。離れないで」

頬を染めていく姉さん。だが目をそらす事は許さない。

「・・・そうです」
かすれた声で答える。潤んだ瞳が美しい。だが、この場で僕は示すべきだった。
姉が望む答えを。

「僕の決定に意見は許しません。わかりますか姉さん」
「・・・はい。わかりました」

感に堪えたように頷く姉さん。僕は答えられた。こんな事が、自信につながる。

「聞こえません。もう一度」
「・・・わかりました。お許しください当主さま」

膝元に座り込む姉さん。見上げる頬を手でさする。その手に手をあててくる。

「ご奉仕・・・させてください」
「わかってくれればいいんです」

まだ何かいいたげな姉さんを残し、僕は部屋を出た。執事に許しを与えるために。
自分が法。悪しき前例とはしない。僕は法を誤らない。

793 :ポン介 酉忘れたww:2008/05/21(水) 21:29:58 ID:UJ7NiaoL0
今日は記念すべき日になる。
ハムちゃ・・・ハムポンにお嫁さんを迎え入れたのだ。
吟味に吟味を重ねた。後ろにいるだろうレイポンは小姑のように
うるさかった。でも、満場一致でお嫁さんをゲットしたのだ。

「可愛いお嫁さんだね」
「ハムポンには物足りないけどねっ」
「仲良くしてくれるといいなぁ」
「ハムポンをたぶらかそうってもそうはいかないわっ」

やいやい言いながら家に帰り、新しいゲージでお見合いをセッティング。
いきなり同居はさせない。常識だ。

「ヨメポンッいい?いい気にならない事ねっ」


ヨメポン・・・?天地が激動したかのような眩暈に僕は倒れた。膝から崩れ折れた。

「ちょっどうしたの?大丈夫っ?!」
「い・・・いや。ひとつだけ確認したいんだ」
「な、何よ」
「いつ何時ハム子ちゃんはヨメポンになったんだレイポンッッ」
「レイポンッていうなぁっっ」
「ヨメポンと名づける奴が文句をいうなぁぁぁぁっっっ」

以来、レイポンとは口を聞いていない。だが、ヨメポンはヨメポンと呼ばないと出てこなくなった。


794 :あれから10年後:2008/05/21(水) 21:48:41 ID:i9yt8Xiw0
苦しかった。生きる事、責任を取り続ける贖罪の日々は辛かった。

だが、人間は諦めなければ。生き続けていればいい事もある。
一人。だが心は折れなかった。約束を果たすため。罪を償うため。
私は10年、がむしゃらに頑張ってきた。
今日この日、この場所に立つために。

「京子。美里・・・」

墓前に私はいた。10年。あの日、あの夜・・・あの出会いがなければ
私は失意の中、命を絶っていた。
ありがとう。ありがとう・・・

「いらしたんですね」
「・・・美里。会えるとは思っていなかった」
「そうですね」

相変わらず取りつくしまもない、つっけんどんな態度だ。だが、心なしか柔和な表情に
私の10年が思い出される。

「ありがとう」
「・・・こちらこそ。いろいろ、ありましたか?」
「ああ、大変だった。でも・・・悪くはなかった」

晴天の下、先に逝った故人と出会うとは。齢六十。人生に驚きは尽きない。

「ありがとう・・・父さん」
「ん?」

よく聞こえなかった。だが、聞き直す野暮はすまい。私は笑った。美里も・・・笑った。

795 :本当にあった怖い名無し:2008/05/21(水) 21:49:37 ID:i9yt8Xiw0
ageちゃった。すいません。初めて書いた話が一つ、終わりました。

796 :本当にあった怖い名無し:2008/05/22(木) 00:03:33 ID:UbbKsbi3O
お姉さんだけでなくハムポンまで帰って来てくれた〜
二人とも更に新人さんもgj!

797 :本当にあった怖い名無し:2008/05/22(木) 06:44:10 ID:kQfSgGFQ0
跡取りの人とポン介さんって同一人物だったのか!?
スレ1からいるけど初めて知った衝撃の事実!!

798 :本当にあった怖い名無し:2008/05/22(木) 08:15:32 ID:4xIzFDAG0
この華やかなラインナップは一体どういうことだ!?
ツンデ霊復興、俺の祈りが天に通じたのか...

799 :本当にあった怖い名無し:2008/05/22(木) 08:55:24 ID:Iysyx0z1O
ツンデ霊ルネッサ〜ンス!

800 :本当にあった怖い名無し:2008/05/22(木) 09:32:11 ID:kvBreJ0eO
黒歴史といわれたあの子がww

801 :本当にあった怖い名無し:2008/05/22(木) 10:46:18 ID:sESfF4/OO
支援age

802 :本当にあった怖い名無し:2008/05/22(木) 10:49:24 ID:sESfF4/OO
ageちゃった… orzorz wktk

803 :本当にあった怖い名無し:2008/05/25(日) 14:04:04 ID:IpMXV1Rr0
支援sage

804 :ポン介 酉忘れたww:2008/05/25(日) 14:27:53 ID:QuXEeDbA0
ゲージ越しのお見合いも順調だった。
猛然とアタックするハムポンに、なんとなくツンケンなヨメポン。
まぁこれは必然で、子供を作るにはメスをオスのゲージ。
テリトリーに入れてやればいい。
今はメスが自分のテリトリーに入ろうとしているオスに警戒しているだけ。
ツンデレという奴だ。

そして今日。いよいよ同居に踏み切った。
レイポンはいないようだったが、決行した。まだ口をきいていないからだ。
メスポンを追いかけるハムポン。だが決していじめている訳じゃない。
これが求愛活動で、やがて子を授かるのだ。子ハムちゃん・・・
コハムポン1号、2号、3号・・・

首を振ってイヤな考えを消し去った。・・・1号ーって呼ぶと1号が出てきて、2号ーと
呼ぶと2匹目が・・・レイポンの手名付けテクならありえた。悔しい。

「あーっ何時の間に同居したのっ私っまだヨメポンを認めてないわよっ」

朝早くから響くレイポンの声。どうやら帰ってきたらしい。

「一昨日・・・かな。お帰りレイポン」
「レイポンって呼ぶなぁっ・・・もうそんなに?」
「うん。子供も生まれると思う。あんなに○○して○○。更にハムポンが○○」
「な・・・ちょっと何よ」
「で、ハムポンがぱたっと倒れちゃったけど、すぐ起きて○○○○して」
「なっ・・・ちょ・・・やーめーろーよー」

温度差が少しあったらしい。



805 :3−1:2008/05/25(日) 14:58:38 ID:QuXEeDbA0
ヤクザの渡世も今は世知辛い。しのぎもジリ貧となれば尚更だ。
インテリ系になれないうちの組は、極道といってもいい親父が病床について
からはすっかり落ち目だった。
このままじゃ、大口の組織にもみ消されちまう。渡世の義理も何もない。
ヤクで堅気を貶める。そんなしのぎがヤクザじゃない。

若頭は、組の解散を考えているようだった。このまま抗争になっても
勝ち目はない。アリが象に挑むようなもんだと。
親父が存命なうちは、まだ組は存続させるべきだ。俺はそう思ってる。

タンスの奥に仕舞った親父からの預り物。新聞紙に包まれたそれを取り出す。
俺がエンコ詰めて、組を出て・・・あいつをはじく。
それでどうなるもんじゃない。組を出たとはいえ、はじいた以上ただではすまない
かも知れない。でも、俺バカだから。親父に受けた恩を返すのに、こんな事しか
思いつかない。アリがハチになって一刺し。そうでもしなきゃ気がすまない。
親父を病床に送りやがった、あの野郎にけじめつけなきゃ気がすまない。

4畳半のボロいアパート。照らす裸電球が、揺らめいた。

「・・・相変わらず、汚い部屋に住んでるねぇ八」
「あ、姐さん・・・?」
「なんだってんだい?キツネにつままれたような顔して」
「そ・・・そりゃあ・・・い、いや。これは失礼しました。汚い場所ですが、どうぞ」
「邪魔するよ」

806 :3−2:2008/05/25(日) 14:59:18 ID:QuXEeDbA0
裸電球が照らす汚い部屋の中で、なんとか掘り出した座布団を
すすめ、姐さんに座っていただく。
こりゃあ、キツネに騙されたといわれても、俺は信じる。

「なんだいそりゃあ」
「あ、これは親父の預り物でさ」

新聞紙に包まれたコルトを、俺は咄嗟にテーブルから下ろした。
どうもバツが悪い。バカの拙い考えなんかお見通しって顔してる。

「八。それはあたしが親父に返す。寄越しな」
「で、でもそりゃあ」
「いいからお寄越しっ」

しぶしぶ、姐さんに渡す。すっと取るとそのまま脇に置いた。
姐さんはじっとこちらを見据える。どうも、肝が縮み上がる。

「八。アンタが何を考えてるかわかってるよ。でもね、若頭のいう通りにしな」
「で、でも姐さん・・・」
「わかってるっていったろう。四の五のいうんじゃないよっ」
「へ、へい・・・」
「アンタは若いくせに、妙に義理に厚くて。でもバカで。親父も気に入ってたんだよ」
「はぁ」
「・・・気の抜けた返事だね。バカは直ってないね。でね、親父が言ったのさ。あいつは
生かしてやれってさ」
「お、親父が・・・」
「そうさね。だからバカはわかってるけど、バカな真似はすんじゃないよ。堅気になんな」


807 :3−3:2008/05/25(日) 15:00:03 ID:QuXEeDbA0
「で・・でも親父は寝たきりで意識も・・・」
「アタシがここに来たって事で察し・・・れる訳はないやねぇ」
「ど、どうもすいません」

呆れたように首を振る姐さん。いろいろ世話になった人だが、ちっと凹む。

「親父はもう眠ったのさ。で、アタシにあんたがバカなりにバカしようとしてるから、
なんとかしてくれってさ」

ポカーンと見返していたんだろう。姐さんの綺麗な顔に青筋が

「あんたは堅気になれという親父の命令だっわかったか八っ」
「はっへっへいっ」

きれると怖い人だった。だったはずだが、こうして会ってもやっぱり怖い人だ。

「バカな子ほど可愛いっていってたよ親父。・・・アタシも気に入ってた」
「はい?」
「なんでもないよっバカッわかった!返事っ」
「はっはい。堅気になりますっ」

じっと睨む姐さんに、尻尾を巻いた犬みたいに正座して見上げる俺。

「よしよし。じゃあ、元気でやんな」
「あ、姐さんもお元気で」
「・・・アタシはもう死んでんだよ。知ってるだろうに」

颯爽と部屋を出て行く姐さん。親父が亡くなったという電話は直後に入った。

808 :跡取り 過去の物語:2008/05/25(日) 15:21:37 ID:QuXEeDbA0
姉さんが亡くなってからというもの、僕は泣いてばかりいた。
そんな姿に両親は失望も顕にしていた。
次期当主が潰えた、と思っていたとしても不思議ではない。

僕が、姉さんに寄せた思い。信頼・・・親が僕に向けた失望。
それだけが今は僕の周りに空気のように敷き詰められ、圧迫していた。

「姉さん・・・どうして」
「貴方が、当主になるためよ」
「・・・ねっ姉さんっ」

ベッドに突っ伏していた僕の背後に、見下ろすように立つ姉さん。
その目は蔑みに近い光を湛えている。

「いつまでそうして泣いているつもり?あの人たちは貴方を手放す気はなくなったよう
だけれど」
「い、生きていたの姉さん・・・」
「現実を常に見極めなさい。葬儀は行われたわよね。あれが茶番だったとでも?」
「い、いいえ」

ベッドに座り、姉さんを見上げる形で向かい合う。生前のままの姿だが・・・姉さんは
もういないのだ。

「貴方が当主たる存在になるために、私はいるの」

宣言する姉さん。両の手を僕の肩に置き、顔を寄せて囁く。

「どんなに辛くて泣こうとも、決して許さない。拒否もさせないわ。いいわね?」

僕は、頷いた。

809 :本当にあった怖い名無し:2008/05/25(日) 15:27:16 ID:QuXEeDbA0
待っている人がいるなら、保守してでも繋ごうとするお前らが
いるなら、答えよう。

それが望んだものではないかも知れない。
こんなはずじゃなかったかも知れない。
お前じゃないっかも知れない。

だがこうしていればきっとみんなまた帰ってきてくれる。

お前もういいや。

そういわれるまでこのリレーを繋いでいくよっ
黒歴史だって構わない。ツンデレのなんたるか、一緒に突き詰めて欲しい。
何も望まない。ただ、苦しかったろう頃も支え続けたお前らをリスペクトしているだけっ
勘違いしないでよねっ

810 :本当にあった怖い名無し:2008/05/25(日) 17:45:08 ID:z3tuWejoO
一気に三話も!
新キャラも登場で感動(ToT)

811 :本当にあった怖い名無し:2008/05/26(月) 08:00:54 ID:dY4UDBco0
まとめwiki更新乙

812 :本当にあった怖い名無し:2008/05/26(月) 23:46:24 ID:RF3dSVj90
ああ、祟り神さま
どうか、どうか〜
この下僕めに御光臨を・・・

813 :本当にあった怖い名無し:2008/05/27(火) 00:08:48 ID:h9ecZterO
まとめ管理人様乙です。

814 :本当にあった怖い名無し:2008/05/27(火) 21:15:37 ID:SS/CVUcz0
私は夏が好きだ。
別に海だとかプールだとかそんなものが好きなわけじゃない。
でも、私は夏が好きだ。
だって……

「…あぁ〜…あ゛ぁ〜……あぢいぃぃ……」
「うるっさいわねぇさっきから!そんなに暑いならクーラーつけて寝ればいいじゃない」
「いや…電気代もったいない…」
「じゃぁせめて人に迷惑かけないように暑がりなさいよ」
「幽霊だけどな」
「黙れ」
「うわぁん幽霊ちゃんが冷たいよ〜…
……ん?冷たい?」
ガシッ
「うひゃ!あ、あんた何ナチュラルに幽霊の腕つかんでんのよ!」
グイッ
「きゃっ!」
ガバッ
「いぃぃぃやぁぁぁぁ!何抱きついてんのよ変態っ!/////」
「うひょ〜幽霊ちゃん涼しい〜♪これでゆっくり寝られる…zZZ」
「あっ!何寝て……もう…風邪ひいても知らないんだから!/////」

私は夏が好きだ。



…な、保守

815 :本当にあった怖い名無し:2008/05/28(水) 20:43:00 ID:MimRHgWS0
wiki更新乙。
>>814GJ。
ポン介お疲れ。もうイラネ

816 :本当にあった怖い名無し:2008/05/28(水) 21:17:09 ID:FwRrPpIp0
「…あぁ〜…あ゛ぁ〜……あぢいぃぃ……」
「うるさいぞさっきから。そんなに暑いなら死ねばいい」
「突然凄いこと言うね!びっくりだよ!」
「死なないならせめて人に迷惑をかけないよう暑がれ」
「ゾンビだけどな」
「黙れ」
「うわぁんゾンビちゃんが冷たいよ〜…
……ん?冷たい?」
ガシッ
「……!!下衆が私に触れるなと言っただろう!」
「あぁ〜…やっぱ涼しい〜♪」
「だ、抱きつくな汚らわしい」
「これでゆっくり寝られる…zZZ」
「感染しても知らんぞ。まったく……」
「zzzZZZ」
「……まあ、それも良いか」

817 :本当にあった怖い名無し:2008/05/28(水) 21:48:11 ID:zGs8J9O+0
このスレさ、ラノベみたいに誰か挿絵つけてみない?

818 :本当にあった怖い名無し:2008/05/29(木) 08:35:11 ID:u1BjLEpy0
文章の作者氏が一緒に描くなら一向に構わんが、
他の人が描くとイメージが壊れそうで正直不安

819 :本当にあった怖い名無し:2008/05/29(木) 09:15:06 ID:G+Dc4+7sO
よっす

820 :本当にあった怖い名無し:2008/05/29(木) 16:22:53 ID:Ze0zcFL80
>>818さらに、読者が勝手に解釈して全然別のイメージを
作り上げるのでおk!

821 :本当にあった怖い名無し:2008/05/29(木) 19:50:01 ID:tda+T6JV0
814です。
ものっすごい雑な落書きですが描いてみますた。
http://upload.jpn.ph/img/u19165.jpg

822 :本当にあった怖い名無し:2008/05/29(木) 23:41:58 ID:xLgsRrK80
ちょっと萌えた

823 :本当にあった怖い名無し:2008/05/30(金) 00:27:22 ID:H/+QhgRmO
ほしゅ

824 :本当にあった怖い名無し:2008/05/30(金) 16:30:25 ID:cUyt/pNEO
誰か祟り神様を描いてくれww

825 :本当にあった怖い名無し:2008/05/30(金) 20:59:58 ID:3TBnLT2/O
そりゃただのグロ画像だろw

826 :本当にあった怖い名無し:2008/05/30(金) 22:38:10 ID:Ka62QzGM0
>>821いいじゃん☆ こんな感じでいこーよ!

827 :本当にあった怖い名無し:2008/05/31(土) 00:08:35 ID:zFnRl4eNO
ツンツクツクツン

828 :本当にあった怖い名無し:2008/06/01(日) 12:21:07 ID:nGiLPrt4O
保守揚げ

829 :本当にあった怖い名無し:2008/06/01(日) 21:40:55 ID:siDNAFe10
>>827
ちょ、ちょっと!なにつっついて…はぁ!?ほ、ほっぺた柔らかいって…
太ってるって言いたいわけ!?
イヤに決まってんじゃない!はやくやめなさいってば…
…何?なに見つめてんの?
なっ!!////か、可愛いって、馬鹿じゃないのアンタ!からかってんの!?
ほ、本気って…////
あっ…だからつっつくな…んもうっ!ちょっとだけだからねっ!////
変なとこ触るんじゃないわよ?まったく…ブツブツ…////



…な、保守

830 :本当にあった怖い名無し:2008/06/03(火) 22:46:01 ID:8lnDNk+b0
色々あって、親友が妖刀に魅入られた。

今朝は、最近始めたという早朝ランニングに、何故か俺まで呼び出された。
「何故俺が朝練につき合わされているのか」
「僕一人だと、怪しい人扱いされるから」
妖刀は、なんての?魂が幽霊状態で現れているらしいが、俺みたいな0能力者には何も見えない。
「前に霞さん(妖刀の事)と話してたら不審者見るような目で見られてさ」
「笑顔で言うな。つか、一人だけで走れ」
「僕もそう言ったんだけど、それじゃ意味無いって霞さんが…え?何?…僕何か余計な事言った?」
妖刀に何やら言われたらしい。日本刀(一応太刀袋に入れてある)相手に会話している姿は確かに不審者そのものだ。
いつかこいつが刀片手に事件でも起こしそうな気までしてくる。
「呼び出しといて何だけど、会話は極力控えるから帰ってもらっていいって」
何故かさっきから不機嫌なんだよね〜、などとのほほんとのたまう親友に、思わず拳を握りこむ。
「…今日は付き合う。何が何でも付き合う」

因みに翌朝からは、ハンズフリー携帯での会話相手に任命されました。

831 ::2008/06/03(火) 22:53:29 ID:8lnDNk+b0
現在の状況は、『迷子』の一言に尽きる。

親戚の小学生に、カブトムシを採ってくると約束してしまい、仕方なく親友を呼び出し共に出撃。
そして気が付くと、同じ道をぐるぐる回り続けるという異常事態に。
お盆直前の丑三つ時の山の中。
本来ならブルってるのが正しい姿なんだろうが、最近は怪奇事象に慣れたこともあり、この程度で怖がるのが馬鹿らしい。
「昔は庭みたいに駆け回ったもんだがな〜」
「それはいいけど何当たり前みたいな顔してタバコ出してるのかな17歳」
「こういう時は一服するといいって中山の爺さんが」
「ってタバコ屋さんだから」
親友と掛け合いをする余裕もある。


832 ::2008/06/03(火) 22:54:40 ID:8lnDNk+b0
「こういう時こそ霞さん連れて来りゃいいのに」
「虫苦手なんだって」
「…あっそう」
溜息と共に煙を吐き出す。と―――
「きゃぁっ」
小さな悲鳴と共に、真後ろの木の上から女の子が落ちてきた。
尻餅をついたまま咳き込んでいる彼女を、二人で慌てて助け起こす。
「大丈夫か」
「っ大丈夫なわけないでしょ!!」
手を払われた上に、キッと睨みつけられた。
どうやら煙をまともに吸い込み、むせた拍子に樹上から滑り落ちたらしい。
「ああ悪ぃ」
さすがにばつが悪いので、足で踏み消し、
「火事になったらどうするのよ!?」
「携帯灰皿くらい持ちなよ」
サラウンドで注意される。ああうぜぇ。
「ん、もう、とにかくあんた迷惑!とっとと帰って!!」
膨れっ面でわめかれた。仁王立ちはともかく、指差しは止めろ。
「いや、カブトムシまだ採ってないし。つかむしろお前のが帰ったほうがいいと思うぞ」
「いいのよあたしは!とにかくさっさと帰りなさいよね!!」
言いたいだけ言うと、少女はくるりと踵を返し、闇の中へ姿を消した。
「…あの子尻尾があったね」
「何だ、俺達を化かしてたのあいつか」
すっかり気が削がれた俺達は、結局そのまま帰路に着いた。

833 ::2008/06/03(火) 22:56:12 ID:8lnDNk+b0
翌朝早く、少女の声が夢うつつに聞こえた。
「別に、あんたの為に採ってきたわけじゃないんだからね!また山に来られたら迷惑なだけだから!」
何のことかと思っていたら、直後、母親の絶叫で完全に目を覚ます。
玄関先に置かれた小さなつづら。その中には、うじゃうじゃとひしめき合うカブトムシ。
俺が母親に怒られたのは言うまでもない。

834 :本当にあった怖い名無し:2008/06/04(水) 00:06:07 ID:amyDnQEDO
完?

835 :本当にあった怖い名無し:2008/06/04(水) 20:51:04 ID:pAqmeitS0
妖刀まったく存在意義なくないかw

次は霞さんの大活躍が読みたいぜ。
ああでも活躍しちゃうとそれはそれで危険な気も。

836 ::2008/06/05(木) 00:19:44 ID:YxIOGWar0
剣道を始めたのは、彼女の影響が大きい。
正義の味方に憧れた幼少時代、始めたばかりだと言いながら竹刀を振るう、一つ上の従姉の真希。
彼女の姿が、僕には世界を救う勇者に見えた。

837 ::2008/06/05(木) 00:21:05 ID:YxIOGWar0
最近通り魔が出没するらしい。
実家に帰省した僕を出迎えたのは、家族と、事件の噂だった。
「だから、暗くなる前に早く帰ってきなさいよ」
「あのさ、もう子供じゃないんだから」
「高校生はまだ子供でしょうが」
早速友達と遊びに行くために外出する僕を、母親の小言が追いかける。寮に入ってすぐの頃は懐かしくも思っていたが、生で言われると矢張り煩わしい。
「伯父さんとこにも顔出しときなさいよ」
「は〜い」
適当な返事を返しつつ、僕の心にはチクリと痛みが走った。

838 ::2008/06/05(木) 00:22:14 ID:YxIOGWar0
伯父の家は寺だ。
片田舎の片隅にある、如何にもな風情の寺。
「こんにちは〜」
母屋の玄関から声を掛けたが、返事は無い。本堂も伺うが人の居る気配は無い。
伯父さんは檀家巡りだとして、浪人生だという従兄さんはバイトか塾か。
どうするか逡巡していると、薄暗い廊下の奥から白い影が現れた。その凛々しい姿に、思わず視線をとめる。
時代劇に出てくる侍のような、着物に袴姿の、女性だ。
何処かで会った記憶は無い。寺の客か何かかだろうか。
あれこれ考えているうちに、視線に気付いたのだろう、彼女はゆるりとこちらを向いた。
「えと、こんにちは」
おずおずと声を掛けたが、彼女は端正な顔に一辺の表情を浮かべる事も無く、ただ無言でこちらを見据えていた。
が、急に振り返ると、廊下の奥へ戻っていく。一瞬迷ったものの、僕は彼女の後を追う事にした。

839 ::2008/06/05(木) 00:23:19 ID:YxIOGWar0
障子はどこも開け放たれ、夏の熱気をはらんだ風が流れていく。けれど、最奥の部屋の中、そこだけはまるで別空間のように感じた。
中央に据えられた座卓を前に、彼女はこちらを向いて正座していた。
彼女が視線で示す先、座卓の上には、細長い箱が据えられている。
(刀…?)
中身を見たわけではないが、そう直感した。侍姿の彼女からの連想、かも知れない。
彼女は視線だけで、僕にその箱を手にするように言っていた。
僕は黙ってそれに従った。
その箱に収められていたものは、矢張り本物の日本刀だった。
『ご助力願いたい』
漸く薄紅色の唇からつむがれた言葉。
僕の決断は早かった。

840 ::2008/06/05(木) 00:24:14 ID:YxIOGWar0
「霞さんが言うには」
「いやまず誰よそれ?」
「早く手を打たないとますます危険になるらしい」
「聞けよお前…相変わらず冷めてるつか、変わってるよな」
「そうか?」
幸樹の言葉に首を傾げてみせる。
「餓鬼の頃からヒーローの真似事っつかそんなんばっかりだよな」
幼馴染の腐れ縁。だからこそ、僕の酔狂にも付き合ってくれる。
遊ぶ約束はキャンセルした。その代わりに頼んだのは、通り魔についての情報。

841 ::2008/06/05(木) 00:25:09 ID:YxIOGWar0
『良いのか?』
「何が?」
通り魔が初めて目撃されたのは一月前。今日までの被害者は三人。
最初に襲われたのは若い男。暗い夜道を、突然襲われたと言う。肩から袈裟懸けに刀でばっさりとやられたと。
幸い彼は命に別状は無いらしいが、次の一人は重篤、そして今度は即死状態。
『そなたは親交を温める為に友人と落ち合った様に感じたが』
「ああ、うん。そうだね」
言われて顔を上げると、幸樹が半眼でこちらを見ている。
にっこり笑って見せると、盛大に溜息をつき、再び手元に視線を落とした。
『友人には拙者の姿は見えぬ』
「らしいね。僕が独り言言ってるみたいで煩いかな」
昼の図書館。過去の事件を追うために、新聞を調べている真っ最中だ。幸い今は二人きり…いや、三人きりなので、他の利用者に奇異の目で見られることは無い。
『…そなたは、本当に、変わっているのだな』
「そうなのかな?」
『そうなのだ』

842 ::2008/06/05(木) 00:26:24 ID:YxIOGWar0
日本刀に宿った魂。女性姿なのは、最後の使用者の姿を写し取ったからだと言う。
『霞、と名乗っておる』
感情の篭らない声でそう名乗る彼女は、成る程日本刀の鋭さをうかがわせた。
最後の所有者が、そこそこ霊感のある人物だったのか、霞さんの魂が宿る刀を、お払いの為に伯父の寺に預けたんだとか。それが数日前の事。
長いこと眠っていたのだが、この町に入った瞬間に覚醒した。同胞の気配と、それにまとわり付く血臭。
僕には霊感が無いと思っていたのに、何故彼女が見えたのか。
霞さん曰く、「波長が合った」のだろうということだ。

843 ::2008/06/05(木) 00:27:57 ID:YxIOGWar0
横から力いっぱい突き飛ばされた。
地面を転がりながらそちらに視線を向ける。
「うおっっ」
同じく転がる幸樹の鼻先を赤い風が掠めたのが見えた。
既に夜の帳は落ちている。両側を田に挟まれた細い道は、見晴らしはいいが、明かりは殆ど無い。
『早く立て』
鋭く命じらる。僕が膝立ちになる間に、人影は幸樹に間合いを詰め、今にも刀を振り下ろそうとしていた。
『こちらだ』
焦っていたのかも知れない。大きな声で霞さんが気を引こうとした。
本来なら、反応する筈がないのに、影はこちらを振り向いた。
と、同時に僕は弾かれるように飛び出した。
鋭い金属音と、生じた光。
刀を弾かれた影は、軽業師のような身のこなしで僕から数歩間合いを開け、そして僕を睨みつけるそぶりを見せたあと、闇の中へと身を翻した。
「…見たか」
「う…ん」
『…知った顔か』
僕達の雰囲気を察知したのだろう。霞さんは物問いたげにしていたが、僕には答える余裕は無かった。

844 ::2008/06/05(木) 00:28:44 ID:YxIOGWar0
剣道をやめたのは、彼女が原因だった。
あの日、軽い気持ちで応じた手合わせ。
真剣な打ち合いの結果、勝ったのは僕だった。
その瞬間、彼女の瞳の奥に垣間見えた感情。
要するに僕は、怖気づいたのだ。

845 :10:2008/06/05(木) 00:29:56 ID:YxIOGWar0
襲撃の翌日。
『素養があるとは思わなかった』
早朝の寺の境内で竹刀を振る。時々霞さんの指導が入るが、身に着けた技はそこそこ維持できているようだ。
「去年までね、やってたんだけど」
『ふむ。いざとなったら拙者が力を貸そうと思っていたが』
ちらりと彼女を伺うと、微かに笑みを浮かべていたが、直ぐに元の無機質な表情へと戻る。
ちょっと残念に思っていたが、どうやら気配を察したらしい。
待ち合わせたわけではないのだが、幸樹がふらりと現れた。
「やあ、おはよう」
「おう。お袋さんに聞いたらここだって言うからな。まぁまだ会ってないんだろ、どうせ」
「ん」
『こういう時、会話が出来ないのは不便だな』
霞さんは不満げにしていたが、僕からはどうしても説明できない。
まだ、ひきずっているから。

846 :11:2008/06/05(木) 00:31:06 ID:YxIOGWar0
残光が交差する。その都度甲高い音と共に火花が散る。
霞さんの霊体ドーピングのおかげで、異常なスピードにも拮抗できている。
とは言え、矢張り基礎が違う。
僕には一年のブランクがある。
一方の相手は全国大会で上位入賞する実力の持ち主である上に、現在は肉体と言う束縛から開放されているのだ。
徐々に、徐々に僕達は追い詰められていた。

白刃が、頬を掠めた。
ちりちりと、熱が走っている。
『隆弘』
僕自身は軽傷だと思っていたが、霞さんの声には動揺が混じっている。
けれどそれを気にする暇は無かった。
「真希姉」
きゅううと釣りあがる口角。滴る血に歓喜しているその表情の中、ただ一点だけ。
肩口を避け切れなかった軌跡がなぞる。視界の隅に、赤い飛沫が見えた。
「僕が」
僕の体から血が流れるたびに、真希姉の動きが鋭くなる。血塗れた刀が帯びる光はますます凶悪さを増していく。
けれど対峙する彼女の瞳に浮かんだ感情を僕は見逃さなかった。
『く』
霞さんが苦しそうにうめく。
(もう少しだけ、あとほんの少しだけ持ちこたえてください)
捌ききれない刃が、僕の体を赤く染めていく。
それでも僕は待った。彼女の癖は、変わっていない。そう何も。
大きく仕掛ける前に、軸足に僅かな動き。ほんの一瞬の体重移動。
その瞬間に、僕は渾身の一撃を放った。
刹那交差した二振りの刀。
「助けるから」
次の瞬間、鮮烈な白い輝きが、紅い刃身を叩き折った。

847 :12:2008/06/05(木) 00:32:22 ID:YxIOGWar0
『何時も何時も、隆弘の勝ち』
悔しそうに、地面を睨み付ける真希姉。
あれ程激しく放たれていた殺気は、すっかり静まっていた。
『でも、今回は仕方ないか。だって』
こちらをくるりと振り返る。
そこには今にも泣き出しそうな笑顔。
『隆弘は正義の味方だもんね』
次第に透けていくその姿が、ゆっくりと昇る陽光に溶け混じる。
僕はただ、黙って見つめる事しかできなかった。

848 :13:2008/06/05(木) 00:33:50 ID:YxIOGWar0
真希姉の墓前に手を合わせる。
「うんまぁ初恋の相手かな」
黙ったままの霞さん相手に、これじゃ独り言だと苦笑しつつ。
「僕が剣道をやめる時、勝ち逃げだとか散々ののしられた。でも、続けられないよ」
ただ隣に立ちたくてがむしゃらに頑張った結果、向けられた感情は嫉妬。
それを受け流せるほど大人じゃない。
微妙な溝を埋められぬまま、真希姉は、春休みに交通事故で他界した。
「姉さんの事が好きでした。姉さんの背中を護りたくて、正義の味方になりました。勇者様には一緒に戦う仲間は必須だからね」
『今度からは、あんたが勇者様ね』
それは幻聴かもしれない。
彼女の声が、聞こえた気がした。

849 :14:2008/06/05(木) 00:35:14 ID:YxIOGWar0
事件は公的には未解決のまま終わるだろう。
凶刃はぼろぼろに朽ち果てていた。これで誰かを傷つけた事など信じられない程に。
霞さん曰く、怨念をまとった刀を核に悪霊が集い、そして更なる怨念を求めていたが、刀身が折れたことで、一気に朽ちてしまったのだろうと言う事だ。
何か未練があってこの世に留まっていたのだろう、真希姉も、凶悪化した霊団に飲み込まれ、暴走していただけだと。
霊感持ちだと言う伯父には全て説明して、供養を頼んだ。
伯父がどこまで知っていたのか判らないが、ただ深く頭を下げられた。

夏休みはあっという間に過ぎた。
「で、銃刀法違反って知ってるか」
「カッターくらいでも、捕まえられたら罪になるんだっけ」
僕を見送りに来た幸樹は、しかめ面で、僕の肩に掛けられているバットケースを見ていた。
中には一振りの日本刀、そして僕の隣には霞さん。
『正義を護る者に振るわれるならば、拙者としても本望だからな』
「だそうだよ」
「いや端折るな、ちゃんと説明しろ」
「相性が良いから、僕に使われたいって伯父さんに」
『余計な事を言うでない!!』
「あれ、何で怒ってるの?」
「いやだから…もういい」
幸樹の深い溜息を背に受けながら、やってきたバスに乗り込む。
「また剣道始めようかな」
『ならば拙者が指南しようぞ』
冷静を装いつつも、笑顔を隠しきれない霞さん。
来年帰ってきた時は、もっと強くなってるよ。
だから、また会おうね。
心の中で、そっと、僕は呟いた。

850 :15:2008/06/05(木) 00:40:54 ID:YxIOGWar0
うむ、これが霞さん本編だが、何か違うorz
でも投下。
顔洗って出直します。

851 :本当にあった怖い名無し:2008/06/05(木) 05:09:16 ID:74GeBcsQ0
出直し応援age

852 :本当にあった怖い名無し:2008/06/05(木) 17:07:14 ID:StTcgIcr0
なんかなぁ・・・・・・
前より厨臭いっていうか・・・
グっとこみ上げるものが来る作品がなくなったなぁ…

ラノベっぽいのより、ちゃんと小説になってる方が後々からも評価受けるんだけどねぇ…
目先の評価より真に面白いのを期待。

っつーわけで今度俺も投下しようかな。

853 :本当にあった怖い名無し:2008/06/06(金) 08:47:49 ID:IW23MEhv0
これは期待だな

854 :本当にあった怖い名無し:2008/06/06(金) 18:37:36 ID:rnnlZCei0
2ちゃんで自らハードルを上げるとは無謀なことを
か・・・漢だ・・・

855 :本当にあった怖い名無し:2008/06/06(金) 20:02:57 ID:cBSPU05q0
ただ、「ツンデレ」に忠実であろうとすると小説的なのは難しいよな…

作品に期待w



856 :本当にあった怖い名無し:2008/06/08(日) 10:52:19 ID:QDt6mTBzO
時折、場面転換してるんだと思うんだが、ついてけなくて混乱したorz

857 :よくある遭難ものの怪談:2008/06/08(日) 19:02:35 ID:rWKBC4lk0
激しい吹雪に見舞われ道を見失った我々が、運良く今は使われなくなっていた山小屋を
発見したのは既に深夜を回った時間帯だった
ガランとした小屋の中で雪と風は防げるものの明かりも暖を取れるようなものもない
全員体力は尽きかけていたがこのままジッとしていては眠りに落ちて凍死は免れないだろう
そこで我々は起きつづけているため以下のような策を講じた
メンバー4名がそれぞれ部屋の4隅に位置し、一人ずつ隣の隅に移動してはそこに待機する者の肩を
(中ry
もう何十週しただろうか 
意識も朦朧と作業を繰り返すうちいつの間にか吹雪が止んでいることに私は気付いた
仲間と外にでてみると頭上には白み始めた青空が広がっている
これなら正規のルートに戻るのも容易なはずだ

A「どうやら我々は助かったようだな」
B「ええ、今回ばかりは流石にもうダメかとも思いましたがね」
D「ま、俺たち登山家にこれくらいの危険はつきものっスよw」
C「何言ってんだwお前昨日は『死にたくねぇよ〜』なんて半泣きだったじゃねえかw」
D「そ、それは言わないでくださいよ〜」
A「ハハハ…だが、今回は本当に皆を命の危機に晒してしまった・・・なあ、みんな、もうこれで」
B「ストップ!Aさん、その先は言いっこなしですよ」
C「ああ、Dが言ってるようにこんな危険、山に登る以上覚悟の上だぜ」
E「まあそうね あんたらだけじゃ危なっかしくて心配でしょうがないし、これからも付き合ってあげるわよ」
D「プププ…姉御が本当に心配なのは俺たちじゃなくてAさん個人のことじゃないんですかw」
E「あ、あんたなにいってんの(赤面)!?ちょっと、待ちなさいよ、待ちなさいったら!!」
D「うひゃー勘弁してくださいよー」(一同笑い)

…どうやら俺はみんなに失礼な発言をしようとしてしまっていたようだ
そうだ 俺達5人アルピニスト そこに山がある限りこれからも登り続けるだろう
細かいことは気にしない だって俺たちアルピニスト

858 :本当にあった怖い名無し:2008/06/08(日) 22:29:32 ID:i4dtlV+L0
いや、気にしろってw

859 :本当にあった怖い名無し:2008/06/09(月) 08:38:59 ID:Vkh9/GY30
あまりに自然w

860 :本当にあった怖い名無し:2008/06/09(月) 16:34:47 ID:/n0bv+ud0
>>857すげーな、あんた!

861 ::2008/06/11(水) 21:51:20 ID:GfsBypOA0
しとしとと雨が降っている。
既に辺りは暗闇に包まれている。傘を差し、矢上綾は一人、家路を急いでいた。
明かりを借りてくるべきだったかと多少後悔はするものの、両手を塞がれる事に逆に不安を覚えるのは、彼女の生業が多少なりとも関わっている。
女が夜道を一人で歩くなど無用心だと眉をひそめる者もあろうが、腕には自信があるからこその行為である。
綾は剣道場の師範代を努める程の実力を持っていた。
堀沿いの道を急いでいると、ふと先程話題に上った他愛の無い噂話を思い出した。
曰く、雨の夜に、堀の側を歩いていると、化け物に心の臓を喰われる。
自宅までは、もう少し堀に沿って進まねばならない。この時刻にこの天気では、出歩く者も無いだろう。
綾を知る者なら、彼女が怪談など恐れるような性格ではないと知っている。
そんな彼女でも、いや、たとえ男であっても、怪談を聞いた後で一人夜道を行けば心細くなるものだ。
(昨今は譲位だ開国だと騒がしいが、人心乱れれば物の怪も跳梁しやすいのやも知れぬな)
そう考え、ふ、と苦笑に似た笑みを浮かべる。
小藩だが、お国の行く先を案ずる血気盛んな者は多数いる。門下生達にも最近は剣の指南よりも説得や議論、時には喧嘩の方に時間をとられる事が多い。

862 ::2008/06/11(水) 21:53:30 ID:GfsBypOA0
色々と考えながら角を曲がる。このまま直進し、突き当たりでもう一度曲がれば自宅はすぐだ。
と、そこで、足が鈍る。
柳が並ぶ堀沿いの道。ここから突き当りまで距離にすれば一町程だが、その丁度中間あたりに、人影が見えた。
傘を握り直す。いつでも刀に手を伸ばせるように。
暗闇に加えて雨に煙る中、その男の姿は、距離があるにも関わらずはっきりと見えている。それが異常な事だというのは明らかだ。
道を引き返そうかとも思ったが、それは自尊心が許さなかった。
幼い頃から、女だてらに剣を振るうと嘲弄を受けてきた。
奇異の目に晒されても、常に真っ直ぐに顔を上げ背筋を伸ばして生きることで自身を確立してきた彼女には、誰が見ていなくても怪談ごときで恐れ退く事は許されない。
顔を上げ、平常心を装い、歩みを進める。
男は年は二十を半ばに差し掛かった頃か。着流しをやや着崩し、一見すれば遊び人にも見える風体だ。
長身で程よい筋肉質の体、顔立ちも整っている。これで全身が透けていなければ、女達が放ってはおかないだろう。
綾が近づいても動く様子は無い。腕を組み、柳に背を預けるようにして、堀の水面を眺めていた。
すれ違う。背を向ける事に抵抗はあったが、それでも綾は速度を緩めることなく、通り過ぎた。
振り返らずに突き当りまで進み、曲がるついでに後ろを伺う。幽霊が動いた様子は無い。
堀から離れ、自宅の塀を横に確認してそこで漸くふう、と息を漏らした。

863 ::2008/06/11(水) 21:57:04 ID:GfsBypOA0
霧のような雨が降る。
十日程経っていた。
前回と同様夜道を急ぐ羽目になり、内心うんざりとしているのだが、世話になっている人相手に不躾な事は言えない。
ただ、顔を合わせる度に縁談話を持ち出されるのだけは勘弁してもらいたいものだと腹の底で嘆息する。
気が付くと、あの道に丁度差し掛かろうというところだった。幽霊の出る道。
あれから何度か噂話を耳にしたのだが、現れるのは化け物というだけで、それがどういうもの、ましてや幽霊に関しては全くといっていい程情報はない。
ただ、噂通り心の臓を失った死人が堀に浮いたことがあるのは確からしい。
尤もそれも綾が生まれる前の話だったが。
果たして幽霊は、同じ場所に佇んでいた。綾の方も予想していただけあって前回よりは余裕がある。
気を許すまではいかないが、前より詳細に観察することが出来た。
格好は前回と変わらない。堀に顔を向けているのも同じだ。ただ今回気が付いた事もある。
幽霊の脇を一旦行き過ぎたのだが、思い直して引き返す。
「幽霊でも、雨に濡れるのだな」
まるで生きている人間にするように声を掛けてみた。
得体の知れぬものにわざわざ自分から近づく愚行に綾自身苦笑を覚えていたのだが、幽霊もそうだったのだろうか。
意外な事に、少々煩そうにこちらを一瞥した。
「ここには近づくな」
にべもない態度で一言だけ告げると、再び水面へと視線を戻す。まるで何かを見張っている様だ、と思う。
「邪魔をしたな」そう謝罪を口にしたが、今度は反応は無い。軽く会釈をして綾はその場を後にした。

864 ::2008/06/11(水) 22:00:17 ID:GfsBypOA0
どうやら本降りになってきたようだ。すっかり闇に包まれた空を伺いながら、綾は嘆息した。
そろそろ入梅を迎える頃である。ここの所天気がすっきりしないのも仕方ないのだが、どうにも気が滅入って仕方が無い。
庭に植わる青い紫陽花が雨に濡れる姿を眺めているうちに、同じく雨に濡れる男の姿を思い出した。
あれから何度か夜道を行く機会があったが、幽霊とすれ違う事はなかった。恐らく雨と言う条件がそろっていなかったせいだろう。
今夜は雨が降っている。
悪戯を思いついた子供のようににんまりと笑みを浮かべると、彼女は急いで外出の準備をした。
男は相変わらず雨に濡れながら堀を睨み付けていた。水面は暗く、ただ雨を受けて波紋を浮かべるのみだ。
雨が落ちる度に男は確かに濡れていく。柳の下では、雨を防ぐ事も難しい。
筈なのだが、急に雨が遮られ、驚いて顔を上げる。
「使うがいい」
生真面目な顔で傘を差し出す女性を確認し、眉根に微かな皺を寄せる。
「柳の下に幽霊とは、風流なことだ」
「近づくな、と言った筈だが」
相変わらず無愛想な男の様子に、綾は苦笑するしかない。
「傘を貸しに来ただけだ。流石に風邪を引く事は有るまいが、雨に濡れる者を放っておくのも気分が悪いのでな」
「必要無い」
「まあそう言うな」
宥める様に穏やかに制しながらも傘を差し出してみたのだが、男は再び堀の方へ顔を向けてしまった。
暫く待っても受け取る気配が無いのを察すると、開いたままの傘をそっと足元へ置き、静かに立ち去った。
翌日も雨は続いている。
綾が道場へ向かう為に朝通った時には既に幽霊の姿は無く、ただ傘だけが彼女が置いたままの状態でそこに残されていた。
嘆息し、傘をたたみ、それでもと思い直して、柳の陰にそっと立てかけておいた。

865 ::2008/06/11(水) 22:02:39 ID:GfsBypOA0
あれから二日が過ぎている。その間雨は殆ど降り止む事はなかったが、何や彼やと忙しく、夜に様子見に行く事が出来なかった。
今日は道場での稽古が終わった後で、師範に呼び出された。
何事かと急ぎ師範宅へ向かうと、そこには師範の他に、藩の重役を務めているある門下生の父親も同席していた。
師範によると、門下生の父親の紹介という形で綾と名家の子息との縁談を取り纏めようという話があるらしい。
以前道場の代表として御前試合に出た事があったのだが、その際に相手先が見初めたのだとか。重役は綾の腕だけではなく、器量にも惚れたのだろうと暗に伝えてくれた。
確かに良縁だとは思うのだが、今一気が進まない。脳裏によぎった姿を打ち消し、身分違いを理由に丁寧に辞意を伝えた。
屋敷を出る頃には既に日は落ちすっかり暗くなっていた。雨が降りしきる中、家路を急ぐ。
今日は例の道を通る必要は無い。無いのだが、どうにも心落ち着かない。
あの男の事を意識している自覚はある。
自分も若い娘なのだと自嘲に似た思いを抱くものの、幽霊に思いを寄せるなど常人ではまずありえない感覚が可笑しくもあった。
自宅の門が見えてきた。さてどうするかと思案する。
男が「近づくな」と言うならば、それなりの理由も有るのだろう。理性はそう思い至っていたが、感情はままならない。
塀の影から様子を伺うだけにしよう。言い訳じみてはいると思いつつもそう結論を出し、門の前を通り過ぎた。
角からそっと顔を覗かせてみて。頬が緩むのが分かる。
男は何時もの様に柳の下に立っている。相変わらず遠目でもはっきりと分かるその姿だが、今夜は傘を差していた。

866 :いち:2008/06/11(水) 22:10:04 ID:GfsBypOA0
初日
36歳、毒男。職業、ネット監視員。
不動産屋で格安物件アパートを見つけ、その場で即決。パソコンやベッドなど重い荷物は先に搬入し、さあいざ我が王国へ。
玄関を開けた瞬間。
「チェンジ」見えない誰かに冷たい声で言われ、鼻先でドアを閉められた。
…ネカフェで一夜を明かす。

二日目
近所のコンビニで、食塩、味塩、ついでに塩コショウを買う。コンビニ袋に中身を全て移し替え装備。
ノックし、ドアを開け、「食らえぃ!!」吼えつつ相撲取りばりにミックス塩を撒く。
「おお、効いてる!?」ドアが閉まらないのを見て、喜んだのもつかの間。
後ろからコンビニ袋を奪われ、頭の上から中身をぶちまけられた。
「めが、めがああああはくしょんへくしょうわああぁぁあん!!」
その足で不動産屋へ抗議に行く。強面の社長さんが直接対応してくれた。
「幽霊なんか出ませんて」不動産屋さんのお話では、前の住人が汚部屋に→虫大量発生という流れで、破格家賃へせざるを得なくなったとか。
丁寧な対応で大変ありがとうございました。
…公園とコンビニで夜を過ごす。

867 :にい:2008/06/11(水) 22:11:31 ID:GfsBypOA0
三日目
対幽霊戦に備え実家へ帰る。ついでにママンに軍資金を募る。
幽霊相手に戦うのだ、形からきっちりとしないと。
「そう、俺は間違っていたのさふふん」
巫女さんの衣装、もちろんかつらと御幣も忘れずに装備し、いざ!「食らえぃ!!」ダウンロードしたお経、祝詞、賛美歌その他諸々を、部屋の前で大音量で流す。
…警察に泊めて頂きました。

四日目
予約しておいたゲームソフト、ゲットだぜ!ルンルンでアパートに戻るも「…ここまでするか…」そこは炎と黒煙に包まれていた。
「俺の、俺の命にも等しいデータがぁぁぁ!!」
人垣を押し分け、アパートに突入しようとした瞬間、幽霊に頭をどつかれ足を掬われ転がされた。
ついでに引きずられて駐車場の端まで連て行かれる。
「お前にはわからないのさ…俺がどれ程のものを失ったかが…」転がったまま泣いていると、背中をつつかれた。顔を上げる。
「…ぉお、おおおおおおお」
そこには、俺の荷物が全て置いてあった。
「ふっ、勘違いしていたみたいだな。ありがとうと言うべきだったか」
HDDやCD−Rの無事を確認していると、『馬鹿よね、炎の中に飛び込もうなんて。余程大事なデータなのね』少し優しい声で言われたので、つい油断して答えてしまった。
「今では法律に抵触する可愛い弟妹達の画像とか、入手困難なものばかりさ」
炎の中に、荷物全てと財布を放り込まれました。
…現場検証をずっと眺めてました。原因は漏電だそうです。

868 :さん:2008/06/11(水) 22:12:49 ID:GfsBypOA0
五日目
ママンに車で迎えに来てもらう。大きな財産を失った殺風景な自室。「今回は社会勉強だと思えば」そう自分を慰める。
取り敢えず、古いパソコンを引っ張り出し、数日絶えていたネット監視を始めんと起動。
暫く巡回していたのだが『キモい。働け』忘れようにも忘れられない声が。「悪霊退散ーーー!!」ファブリーズと蝿叩きを装備して夕方まで戦う。
夕飯の時間になったので台所に向かうと、俺が暫く居なかったのが余程寂しかったのだろう、「何時までも家にいていいのよ」とママンに泣きながら言われた。
…『ハローワーク行きなさい』幽霊の説教を子守唄代わりに就寝。

二ヵ月目
幽霊はすっかり部屋に住み着いている。
最近は、説教は減ったが代わりに菓子を食ったり財布から金を抜いて読みもしない資格本を買ったり秘蔵本を破ったりデータ破壊をしてくれる。
負けるもんか。あ、今日WJの発売日。
…ネットゲームにはまっている幽霊のキーボード操作音を子守唄代わりに就寝。

869 :しい:2008/06/11(水) 22:16:05 ID:GfsBypOA0
レスくれた人、あるがとう。
今回は時列をそこそこ書き込んでみました。
でももう力尽きた。俺長文駄目だわ。

870 :本当にあった怖い名無し:2008/06/13(金) 17:57:34 ID:yQ9P9Mdn0
>>869 きみ乙!アーンド急浮上

871 :本当にあった怖い名無し:2008/06/14(土) 11:59:24 ID:FxQDgLDfO
>>868
これはいいツンデ霊ですな

872 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/06/15(日) 02:01:47 ID:zAaNk8ZU0
久しぶりに行きます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その1
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ハァ・・・ハァ・・・もう、いやだよう」
私が、悪かったのだ。あれほど入ってはいけないと言われていた森に、興味本位で踏み入れてしまったがために追われることとなってしまった。
一体、どれだけ走ったのだろう。気が付けば、今まで走っていた道すらも無くなっていた。それでも、私を追う馬の足音は今も続いている。
ちらりと後ろを振り返ると、そこにはゆっくりと私の後を追う影が見えた。大きな黒い馬の上にまたがる鎧騎士。しかし、その首はあろうことか脇に抱えられていた。

――デュラハンの森には、近寄ってはいけない・・・近寄ったら最後・・・。――

あれほど、おじいちゃんやお父さん、お母さん、果ては村長にまで注意されていたのにそれを破ってしまった。私は、なんと愚かな事をしてしまったのだろう。

「ハァ、ハァ・・・も、もう・・・追ってこないよね?」

ふと気が付くと、さっきまで聞こえていた馬の足音が聞こえなくなっていた。ようやく休めると思い、樹に寄りかかろうとした瞬間だった。

――ゴス!――

私の真上に、剣が突き刺さった。

――いや・・・いやぁ・・・いやぁぁぁぁぁぁあ!――

あまりの出来事に、腰を抜かしてしまい。私は、動けなくなってしまった。
そんな私に、ゆっくりとデュラハンは近づいてきて軽々と片手で私を持ち上げるともう片方の手で、先ほど突き刺した剣を樹から抜き取る。

――も、もうだめだ。私は、殺されるんだ。お父さん、ごめんなさい。大切な杯を割ったのは私です。お母さん、ごめんなさい。寝てる間に髪を切ったのは、イタチじゃありません。やっぱり私です。
村長さん・・・むしろ代わってください。いつも、飴をあげるからといって人の体にベタベタと触ってこのロリコンめ!って、私殺される!!やっぱ、一発フルスイングで殴っておけばよかった!――

悔やんでも悔やみきれない思いに硬く目を瞑った私は・・・・・・・・。


873 :またぎさん ◆ci0AGstyuc :2008/06/15(日) 02:04:49 ID:zAaNk8ZU0
その2
〜〜〜〜〜〜〜〜


「えっと・・・。あ、ありがとうございます」
なぜか馬に乗せられていた。
「まったく。あれほど、軽装でこの森に入るなといっていたのに、何の道具もなしにこの森を走り回るとは。しかも、領主である我を恐れて蛇沼まで一直線に駆けていくとは、失礼極まりないわ。
愚かにもほどがあるというものだぞ。我が、もう少し遅かったらお前は今頃蛇に丸呑みにされておったわ」
「め、面目ございません」
どうやら、私の真上に刺さった剣は私に襲いかかろうとしていた蛇を仕留めるためだったようだ。殺されなくてよかった。
「お主、何を落ち着いておる?まさか、巷に流れた変な噂を信じていたわけではなかろうな?まったく、つくづく失礼極まりないな。領主である我が、領民であるお主等を森に入った程度で殺すわけがなかろう。
その噂に関しては、我が名と爵位『デュラハン公爵』に賭けてないと誓おう。むしろ、こうして見回っているのだ。感謝してもらいたいものだ。まぁ、領主としては当然のことであるから、その言葉も無用といえばそれまでか。
お主、これに懲りたらむやみに森に入る出ないぞ?くれぐれも勘違いしないことじゃ。お主等が窮地のときには、必ず我が駆けつけてくれるなどといったことを考える出ないぞ?」

「えっと・・・それでも、見回りを怠らないんですよね?そしてら、助けてくれるのではないのですか?デュラハン様?」

「人の話を聞いておるのか?まったく、お主はじゃじゃ馬じゃのう。お、この木の実はなかなかに美味いのでもっていくがよい。甘いぞ。それに、病人にもよく効く。む、もうすぐ村の入り口じゃ。我は、まだ見回りがある。
すまないが、ここで降りてもらうぞ?村人に、何の通達もなく赴いたのではおどろかせてしまうしのう。娘よ、もう無茶をする出ないぞ。ではな」

―――どうやら、デュラハン様はいい人(?)のようです。――




874 :本当にあった怖い名無し:2008/06/17(火) 11:09:35 ID:ucglEdc00
何処で聞いたのかは忘れたが、仏前に供えた食べ物は、霊が食べるから?味が落ちるらしい。
そういえば思い当たる事もある。彼女の大好物の桃とかは、確かになんだか味気なくなる。
「なのに何でオレの手作り料理の時は味が変わらないんだよ。そりゃまぁ料理人としては修行中の身だけどさ」
今日も妻の好物を供えながら、独りごちる。

妻の夢を見た。
オレが作った料理に、箸をつけようとしない彼女。
「…俺の料理、そんなに嫌か?」
しょぼんとして尋ねたが、彼女は拗ねたような、怒ったような顔をして黙っていた。

「これならお客にも出せるな」
「!!…有難う御座います!」
ようやく板長に認められる料理が作れるようになった。
帰宅し即妻に報告した。丁度彼女の命日だ。彼女にも食べてもらおうと、精一杯気持ちをこめて料理を作り、供えた。

昔の夢を見た。
料理人を目指し始めた頃の夢だ。
料亭の娘として生まれた彼女は、味付けには人一倍五月蝿かった。
『私に食べさせるのなら、まず人に出しても恥ずかしくない料理を作ってからにして下さい』
そう言って、俺が作ったものには、一切箸をつけなかった。

泣きながら目覚めた。
どうやらうたた寝していたらしい。
仏壇に供えた料理をおろし、口に運んで。
「ん?」
首を捻った。味付けがおかしい?
その時ふっ…と、耳元で懐かしい声がした。
『まだまだね』

875 :本当にあった怖い名無し:2008/06/17(火) 20:08:19 ID:/8aFilea0
全俺が泣いた

876 :本当にあった怖い名無し:2008/06/18(水) 20:20:26 ID:u47qhHTg0
6畳一間に収まる数の観客しか入ってないって!
     \\\
   (⌒\   ∧桜∧
    \ ヽヽミ´(▼)`ミ 
     (mJ     ⌒\  
      ノ ∩__/ /
     (  | .|∽鞠∽/
  /\丿 .| (     )
 (___へ_ノ ゝ__ノ

877 :本当にあった怖い名無し:2008/06/18(水) 20:25:50 ID:u47qhHTg0
すみません、誤爆しました

878 :本当にあった怖い名無し:2008/06/19(木) 00:57:47 ID:TtzEi/wO0
むしろ世界中の俺が泣いた。

879 :本当にあった怖い名無し:2008/06/19(木) 02:08:45 ID:EJnBlF2dO
>872->873 テレサ思い浮かんだ

880 :本当にあった怖い名無し:2008/06/21(土) 11:55:03 ID:kIQvok8K0
最近僕はここに居る。

踏み切りの向こうに君が居る。
僕は君の所へ行けないけれど、君の姿を見るだけで、幸せ。

踏み切りの中に彼女が居る。
時折黄昏時に現れて、走る電車に、何度も何度も撥ねられる。
彼女の姿は普通の人には見えない。

最近気になる事がある。
踏み切りの向こうからでもわかる程、君の表情が暗い。
何か心配事でもあるのだろうか。
会話出来ればいいのに。

今日、ふらりと現れた君の背には、無数の鬼の影。
そうか、君もこちら側に来るつもりなんだね。
誰も君を止められないよ、背中の鬼が、君の姿を隠すから。
こちらへおいでと、僕は君に向けて手を伸ばす。

警報が響き、赤い警告灯が明滅し、遮断機が下がる。
鬼が哄笑して、君の背中を押した。
君は、虚ろな表情のまま遮断機をくぐった。
踏み切りで待つ他の人は誰も、君を見ていない。

もう少しで、君に触れられる。
なのに君はふと下を向き、絶叫してその場から逃げ出した。
またか、また彼女が邪魔をしたか。

無数の肉塊と、天を仰ぐ悲しげな生首が、何時の間にかそこに散らばっていた。
何度目かの電車が走り去った後、何時ものように彼女は霧散した。

ここは魔の踏切と呼ばれている。

881 :本当にあった怖い名無し:2008/06/21(土) 14:22:24 ID:6KbUiDTlO
誰か、どこがツンデレなのかまったくわからない俺にわかりやすく教えてくれませんか?

882 :本当にあった怖い名無し:2008/06/21(土) 20:06:54 ID:erFBroRA0
日本人の心意気。

侘び。

寂び。

萌えw



883 :880書き直してみた:2008/06/21(土) 22:08:49 ID:8oBFcJjC0
私が死んで以来、ここは魔の踏切と呼ばれています。
と言っても、私以外に死んだ人は今の所いません。
死のうとして来る人はいますが、私の姿を見て勝手に逃げていくのです。
悲しむ人がいるとか後ですごく後悔するとか、余計な気を遣って私が脅して追い返しているわけではありません。

最近踏切の向こうに男の人が立っています。
悪霊と呼ばれる類らしいです。
死んだ後か、今から死ぬのかの違いだけだと思うんですけど、どうして生きている人ばかり追いかけるのかしら…。
…別に、意識してたり何時も見てるわけじゃありませんから。

884 :ID変わってるが880:2008/06/21(土) 22:40:32 ID:8oBFcJjC0
とある小さな教会で、僕はピアノを演奏して暮らしている。
そのピアノは女の子の遺品で、寄付されたものらしい。
僕が一人でいる時に限り、何時も邪魔される。余計な鍵盤を勝手に叩いたり、楽譜を投げ散らかされたり。
女の子は死んだ事が未だ心残りなんだなと考えた僕は、気の済むままにさせている。
ある日見えない誰かに提案してみた。
「一緒に弾いた方が楽しいよ」
簡単な連弾用の楽譜を用意して、弾いて聞かせてみたのだが、興味も無いのか何時ものように騒いでいた。

ちょっとした事故で手を怪我して、暫くピアノが弾けなくなった。
神父さんにその旨説明して、それから一人でピアノを撫でる。
「ちょっとだけ寂しいかもだけど、すぐ帰ってくるからね」
ピアノは珍しく、静かなままだった。

漸く怪我が治ったので、久しぶりにピアノの前に座る。
暫く動かしていなかった手は、ややおぼつかない。
苦笑していると、隣に誰かの気配がした。
最初は恐る恐る、次第に滑らかに、鍵盤を弾いている見えない手。
「お手柔らかに、お願いします」
僕はにっこり笑って、彼女の邪魔にならないようにと指を懸命に動かした。
それが、前に渡した連弾用の曲だと思い出したから。

885 :本当にあった怖い名無し:2008/06/22(日) 01:46:57 ID:KVVOH8uN0
>>852>>880

886 :本当にあった怖い名無し:2008/06/22(日) 08:16:38 ID:eV6gnjmA0
( ´,_ゝ`)プ

887 :880:2008/06/22(日) 16:51:22 ID:m/GE+rM30
>>885
違うよ。俺もwktkして待ってるんだが。
俺顔出し杉で書き込みにくいかな。ちと投下頻度下げます。

888 :本当にあった怖い名無し:2008/06/22(日) 23:45:52 ID:qOyR+OTC0
>>880は正直分かりにくかったけど>>883で明かされた裏設定(?)にハゲしく萌えた
>>884はツンデ霊作品の模範例といってもいいくらいの良作だね

お前は何様だといわれそうな感想だけど要は面白かったんでまた投下してくださいねということで…

889 :本当にあった怖い名無し:2008/06/23(月) 02:17:43 ID:vXK7gHAP0
投下歓迎に決まってるじゃないか

890 :本当にあった怖い名無し:2008/06/23(月) 03:41:13 ID:YaZTQO/sO
だが投下されれば何でも良い訳じゃない

891 :本当にあった怖い名無し:2008/06/23(月) 03:49:58 ID:PtOgUHARO
天立土地神病院
それは何らかの理由により健康が失われた神が収容される医療施設である。

広島「見舞いにきたよー」
兵庫「お二人とも御加減はいかがかしらぁ?」
長野「地震だなんて災難だったわね」
宮城「あ、ありがと…」
岩手「まだちょっと調子が…」
兵庫「分かりますわぁ、私も前の地震じゃ酷い目にあいましたもの!」
広島「無理しちゃイカンよ?安静が一番じゃけんのぅ」
宮城「…うん」
岩手「みんな、ありがとう」

バーン!
千葉「ヘヘヘ、邪魔するぜぇ」
神奈川「うほ、田舎クセェなこの病室www」
長野「あ、あんた達!」
兵庫「出ておいき!ここはあなた方の来る場所じゃなくってよ!」

神奈川「ヒュゥ!言ってくれんじゃないの」
千葉「へ、嫌われたモンだぜ」
広島「オドリャ、シゴうたるわ!」
ベキ!ゴキャ!
長野「なん…だと?」
兵庫「あの広島ちゃんが一瞬で…!?」


892 :本当にあった怖い名無し:2008/06/23(月) 03:52:47 ID:PtOgUHARO
千葉「関西の屑ごときが俺達に敵うと思ったのか?」

神奈川「ヘヘヘ、お楽しみの時間だぜぇ」
岩手「イヤぁ!放してぇ!」
千葉「チッ、大人しくしやがれ」
宮城「止めて!嫌!」
神奈川「オラ!さっさとブチこんでやりな茨城!」
茨城「は、はい」
長野「あ、あんた達何を…」

茨城「よし、迂回路完成。これで荒戸沢ダムの土砕硫は心配無いでしょう」
千葉「さすがつくば土木研究所だぜ」
神奈川「まったく世話を焼かせやがる」
岩手「…ふぇ?」
宮城「あ、あ…りがと…」
千葉「べ、別にお前らの為じゃないんだからな!」
神奈川「ストレス発散の相手がいないと俺らが困るってだけなんだ
か、勘違いすんなよ!」


長野(普通に施工すりゃいいのに…)


893 :本当にあった怖い名無し:2008/06/23(月) 12:56:53 ID:a1WTWMB30
>>891-892
ちょw、広島が無駄にかませ犬www

広島県人として正式に抗議を申し入れます

894 :本当にあった怖い名無し:2008/06/24(火) 02:28:57 ID:BI37i4w6O
この部屋に越してきて、やっと一週間が経った。

ある日、帰ると何やら空気がいつもと違う。
部屋を見渡してみると、隅の方に誰かがいる。項垂れ、上目遣いで恨めしそうに睨んできている。
僕は恐る恐る話し掛ける。
『あ、あの…誰ですか…?その…そんな恰好で…』

『…出て…け…って……え?恰好?はにゃっ!?』

そう、その女の子は下着姿だった。

『み、見ないでよっ!ばかぁーっ!!』

叫ぶやいなや女の子は消えてしまった。そして僕は、何かが頭に当たった所で気を失った。

翌朝、目が覚めると布団が掛けられていたが、頭の痛みが昨夜の事が現実だったと思い知らされた。
ふと見ると、台所に白のワンピースを着た女の子が立っている。

『…えっち…責任取って貰うからねっ…ずっと取り憑いててやるんだからっ!』

母さん、どうやら僕にも彼女が出来たみたいです。

895 :本当にあった怖い名無し:2008/06/24(火) 09:36:29 ID:b0JRZWQW0
霊だけに夏だと繁殖するんだね、ツンデ霊

896 :本当にあった怖い名無し:2008/06/24(火) 18:54:11 ID:Lg3MhIKx0
午前2時、今日も俺の部屋の前で足音が止まる。
毎日毎日頭にきた。今日こそはドアを開けてやる。
「ガチャッッ!!!」 勢いよく部屋のドアを開けると、
髪の毛が濡れた女が立っていた…
しかし俺は驚かない。もう三ヶ月もコイツに苦しめられてきたんだ。
「テメー毎日毎日何やってんだ!」
「えっ?… い、いや…」
「俺がビビルとでも思ってたのか!!」語気を強める。
「あ、あの…」
俺は部屋においてあったタオルを投げつけ、
「廊下が濡れんだろーが!拭いて帰れよ、そしてもう来んな!」
「あ、い、いや… あ、ありがとう…」
女はタオルをもって驚いたような顔でスーッと消えた。
次の朝、なぜか米が炊いてあり、暖かい味噌汁が鍋に入っていた。
「テメー勝手なことすんじゃねーよ! だいたい俺は朝はパン派だぞ!!!」
そう叫んで仕方なく揚げと豆腐の味噌汁と
炊きたてご飯をかきこんで、仕事へ向かった。
通勤電車の窓に映った俺の顔がなぜかにやけていた。

897 :本当にあった怖い名無し:2008/06/24(火) 22:11:17 ID:VTcN4bxV0
>>896
ツンデ霊じゃなく
ツンデびとですなw

898 :本当にあった怖い名無し:2008/06/25(水) 18:47:11 ID:gFBV3zcy0
>>894 きめえええええええええええええええええええええええええ

899 :本当にあった怖い名無し:2008/06/25(水) 22:18:54 ID:ct9MfXEL0
>>884

なんか、なんとなく泣いた・・・。

900 :900:2008/06/26(木) 01:42:51 ID:ZhjrQfiFO



901 :本当にあった怖い名無し:2008/06/26(木) 05:56:55 ID:xIdtie3xO
なんか凄い長文投下するのは同じ人なのかな?

902 :本当にあった怖い名無し:2008/06/26(木) 08:37:07 ID:e7QX601E0
凄い長、文?
凄い、長文?

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